以前、反響が大きかった、そしてリクエストの多かった「ドライテック」について長岡生コンクリートさんから資料提供もいただいたので特集ブログを作成しました!
2022年10月追記
ドライテックに改良を加え&さらに安くなった「オコシコン」が販売されました。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
»まだドライテック使ってるの?改良&安くなった「オコシコン」にモデルチェンジ!
1.そもそも「ドライテック」コンクリートとは
ドライテックの話をする前にその一つ前の話です。
この透水性のあるコンクリートは、一般的に「ポーラスコンクリート」という風に呼ばれています。
開発されたのは昭和39年、東京オリンピックが開催された1960年代からある技術で、実は歴史があります。
「ポーラスコンクリート」と呼ばれ、実は1960年代から歴史がある技術
プラコン工業会の概要から引用させていただいだきました。
今では60年ぐらい歴史のある技術で、もともとポーラスコンクリートというのは護岸工事であったり、植栽の育成などの観点から地中に水を、空気を入れようという観点から開発されたものです。なので、公共工事や大規模土木事業などでよく使用されておりました。
ポラコン工業会概要より
http://www.poracon.gr.jp/info/index.html
「ポーラスコンクリート」を舗装用に転用が始まったのは1980年代から
ポーラスコンクリートの舗装用に転用が始まったのは1980年代からだそうです。
この株式会社佐藤渡辺が、舗装用として商品として透水性の舗装材を開発されました。
なんとかのスタジアムの周辺であったり高速道路のパーキングエリアなどのいわゆる広域・公共事業などに採用されることが多く一般の戸建て向けにはながらか採用がされていませんでした。
株式会社佐藤渡辺商品情報よりhttp://www.watanabesato.co.jp/products/permeacon/
コンクリートありながら、透水性能を持った舗装材
ポーラスコンクリート舗装ですが、日本道路建設業協会からいろんな高速道路などの導入事例ございまして、アスファルトに比べて耐久性であったり交通の荷重や耐久性、タイヤの旋回による小石の飛散などが少なく耐久性に優れているというお墨付きもいただいています。
また、コンクリート系の舗装材なので経年変化というのは非常にしにくいものになります。
アスファルトに比べて、空隙のつぶれなどすくなく、目詰まりもしにくく耐久性に優れている舗装材という風な紹介をいただいています。
ポーラスコンクリート舗装(日本道路建設業協会より)
http://www.dohkenkyo.net/pavement/meisyo/porasuk.html
長岡生コンクリートさんの商品名が「ドライテック」
まだまだ民間へ普及し始めた新しいテクノロジーです。
今回、この「ドライテック」を開発されたのが長岡生コンクリートさんです。
一般戸建て向けに販売できる方式を開発して、民間へは普及し始めたばかりの新しいテクノロジーという風な形になります。
新しいと言っても、実際15年ほど販売されているそうですね。
全国の生コン業者さんと提携を組んで卸売ができるような形の体制をとれたというのが長岡生コンクリートさんのおかげです。
その長岡生コンクリートさんが販売している商品名が「ドライテック」という商品名でして、今日は、詳しくお話ししたいと思います。
透水性能があるとがあるとどう良いの?
透水機能があると何が良いのか、詳しく見ていきたいと思います。
ドライテックで排水ができるので、水勾配/排水設備が不要になる
通常土間コンクリートの場合は雨水を通さないので、水平に施工してしまうと水溜りができます。
ビチャビチャになってしまうので、水たまりが出来ないように小さな坂道をつくって、まあ道路側に排水するような仕組みになっています。(これを水勾配といいます)
ドライテックになると、この水勾配が不要になります。
そして、その先にある「排水設備」と言われるいわゆる「側溝」ですね。
側溝もいらなくなるのでコスト面でも削減・工期も短くできます。
ドライテックで排水ができるので、ゲリラ豪雨/災害対策になる
舗装面全部で水を受け止めることができるようになり、ドライティック自身で排水ができるようになります。
メリットとしてはゲリラ豪雨などの災害の対策になるポイントです。
舗装の状態で水を吸収することができるので、水浸しであったり浸水っていうのを得た防ぐことができます。
公共工事では、透水性の舗装が当たり前(標準仕様)
これは、公共工事の話になりますが実は透水性で舗装するのが「あたりまえ」。標準仕様になっています。
これはとあるサービスエリアの写真なんですけれども、この床材インターロッキングと呼ばれる、ブロックを敷き詰めた施工法ですが、このブロック自身が透水性能があります。
水を通す素材でできておりこういった施設など公共施設・駅のターミナルなどはこういった仕上げになっていることが多いです。
大型の台風やゲリラ豪雨など、有事の際に水がちゃんとを地面に吸い込まれるように、透水するようにこういった仕様で設計です。
エリアによっては、条例で決まっていたりするぐらい、透水性というのは実は一般的な施工法なんです。
「ドライテック」のメリットとは
続いてドライテックのメリットについて、お話させていただきます!
水勾配が要らない/排水設備を設けなくて良い
前述でも何度も出てきている「水勾配が要らない」と「排水設備を設けなくていい」ということになります。
この排水設備というものは、道路と自分の敷地の境界部分に大体、「溝(みぞ)」があると思います。それです。
たまーーに、古くからある家であったり、歴史のある街並みであったり、または山岳地帯の場合には、こういった排水設備が設けられていない場合があります。
そういったところに土間コンクリートを打ってしまうと水がどこに流したらいいか困ることがあります。
全部道路に流してしまうわけにもいかないので、排水できる設備・溝などをどこかに設けないといけないんですけど、排水設備を作る費用が結構高い!
また、道路よりも家側の方が低い場合(逆勾配と言います)、ポンプで出すというわけにも行かず、そういった場合どこに雨水を持っていけばいいのかて困ることがあります。
そういった場合に、このドライテックというのが非常に役に立つんですよね!
メッシュ筋が要らないので、その分コストカットにつながる
2つ目とメリットとして、「メッシュ筋」が不要です。
↑の写真は通常の土間コンクリート打設中の画像なんですけれども、こういったメッシュ筋といわれる網目状の針・鉄芯というものを土間コンクリートを設定する場合は埋設しています。
ですが、ドライテックの場合このメッシュ金が不要になるのでその分コストカットにもなります。
工事をしている人からすると足場が悪くなって結構邪魔なんですけどもこれがないっていうのは非常に職人さんにとっては嬉しいことになります。
「ドライテック」は、DIYでも施工が可能
ドライテックには、面白い側面がありまして「DIYでも施工が可能」ことです。
簡単・・・ではないのですが、DIYで施工ができるということは材料代だけで施工ができるので非常に安価に仕上げることができます。
生コン車を呼んできてやるっていうなるとハードルが高い。。。
って実際どんな感じですればいいのか?っていうのは分からないと思うんですけども、ドライテックには「施工マニュアル動画」があります。
以下にリンクを載せていますのでぜひ参照してみてください。
このドライテックの施工方法であったり、注意しないといけないポイントなどがドラマ
仕立てに紹介されているものになります。
まず見てみて自分で、施工が可能かどうか判断して、そこから業者に頼むか、自分でやるか決めてもらうといいかなと思います。
参考動画:「【DIY】透水性コンクリートドライテック施工マニュアル」より
4.「ドライテック」のデメリットは何がある?
見た目が白いアスファルトのように見える
見た目は正直白いアスファルトとのように見えます。
私は最初、ドライテックを見たときにそういう印象でした。
コンクリートのように白い肌ではなく、ゴツゴツしたようなアスファルトのような感じ。
この見た目が良いかどうかについては、個人の主観に基づきますが、見た目はこんな感じになりますでそして
2020年4月現在、ドライテックに対応している業者が少ない
次、対応可能な施工業者さんの話です。
2020年の4月現在の話になりますが、ドライテックに対応されている業者さんっていうのはまだまだ少ないかなというふうに、私は感じました。
私のお取引させて頂いている施工業者さんでも「ドライティックをしたことがある」という
ことがあるという方はまだ少なかったですね。
施工見学見学会・研修を積極的に実施されているとのこのなのでこれからも期待です。
経年変化については未知数、15年の販売実績では特にトラブルはない
コンクリートは、アスファルトと違い「無機物」になるので経年の変化は起こりえない。ということらしいのですが、実際のところはまだまだ分からない部分が多いかな。
販売されて15年経って、その昔に施工したものももポロポロ剥がれてきたりとかと言う
ようなものはないと聞いてはいます。
実際私の目でも見たことがないので、実働・実際どのようなものなのか、これから非常に楽しみです。
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「ドライテック」によくある質問
Q:染み込んだ水はどこへ行くの?
A→地下に透水して、地中に吸収される
家が建つ前は、舗装されずに地中に透水されていた
砂利の駐車場だった/家が建てれる地質であれば問題ない
Q:数tある乗用車が乗り続けても大丈夫な強度はあるのか?
A→通常土間コンクリート18N~21Nの強度。ドライテックは27Nの強度を有し、駐車場には必要十分
Q:泥やゴミなどで目詰まりを起こして排水性は失われないか?
A→高圧洗浄機で洗浄すれば押し出されて透水性が戻る。
Q:経年変化で、ポロポロと剥がれて来ないのか?
A→剥がれは、ゼロではない。「100平米あたりの(大きさ5mm以上)が300粒を超えない」
※モノタロウの注釈より無機質素材、ガラスの仲間なため経年の変化は起きない剥がれ続けるということは少ない。
経年で変化はしない素材なので、ポロポロと剥がれ続けることはなさそうです。
Q:ゴツゴツして歩きにくそう、タイヤが削れそう
A→意外と表面は円滑、プールサイドにあるスノコみたいなイメージ
6.「ドライテックvs土間コン」気になる価格差
ドライティックとドライテックの皆さん気になる価格差ですね。
コンクリートの価格については、過去に土間コンシミュレーターの方を作成してまして、こちらの方をベースにお話させていただきます。
ちょっとは安くなる期待はできる
土間コンクリートを打設する時に必要な作業はほとんどドライテックでも必要になる。
なので安くなる部分はちょっとだけ。。。期待した人ごめんなさい。
安くなるのは、排水設備代・メッシュ筋代・金鏝仕上げ手間代ぐらい
削減できるメッシュ筋は、下がる金額でいうと1平米当たり400円~500円くらいなります。
あとは金ゴテ仕上げをする時の左官職人さんの費用です、これが少し安くなるぐらいになりますね。
結論的に言うと、通常の土間コンに比べて1割ぐらい安くなることもあります。
ですが、エリアやその工事業者さんの得意・不得意により変わってくるので通常の土間コンクリートと透水性コンクリート(ドライテック)で比較見積もりを取ってもらうのが良いかと思います。
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「ドライテック」はどこで購入できるのか?
ドライテックはどこで購入できるのか?
今から3つ紹介させていただいてそれぞれ、リンクを載せていますのでぜひ参照ください。
「庭コン」でドライテックを購入する
http://www.nr-mix.co.jp/niwakon/subcontractor_list.html
長岡生コンさんが直接運営している、「庭コン」というサイトです。
直接施工業者さんへ直接見積もり依頼ができるサービスになっています。
「施工業者リスト」というところですねクリックすると施工対応が可能な業者さんのリストが出てきます。
自分の住んでいるエリアの一番近い業者さんにあの相談ができるような形になっています。
トップのロゴの部分にも「お庭作りはゼロへマッチング」と書いてあるんですけども、こちらのサイトで依頼する場合、マッチング手数料などは一切掛からず、0円でできます。
なので、探す場合は、まずこちらから見ていただくと良いですね。
「モノタロウ」でドライテックを購入する
https://www.monotaro.com/g/04477965/
言わずと知れた、B2Bのプラットフォームです。
モノタロウでもドライテックが購入が可能です。
「透水性コンクリートドライテック施工サービス」という名前で販売されています。
必要な平米数の商品をカゴに入れて、注文をすれば、指定の日に届けてもらうという風な形になります。
一般の方でなかなかモノタロウさんを利用する方は少ないかとおもいますので、一般の方も利用しやすいのが↓↓↓こちらですね。
「エクスショップ」でドライテックを購入する
https://www.ex-shop.net/index.php?action=public_item_order_drytech_input
エクステリアを工事付きでネット販売をされているエクスショップさんです。
エクスショップさんでもドライテックが購入可能です。
こちらは工事込みで相談が可能なので、DIY動画を見て「あーーー無理!」と思った方は、工事もまとめてプロにお願いしてみると良いかと思います。
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