太鼓の練習

【実話】チャンチキ・当たり鉦のうるさくない練習方法【経験談】

チャンチキ・当たり鉦の練習を始めた人

「初めて鉦の担当を任せてもらったけど、うるさくて家で練習できない」「しかも、練習しすぎると金属音で耳が痛い、何かいい方法ないの?」

→練習方法でいい方法あります。

 

  

1.【実践済み】練習用の当たり鉦を用意するのが一番賢い

当たり鉦・チャンチキの練習は本物を使うのが本当は一番良い方法です。

 

そんなのわかってるわー、家で鉦の練習がうるさくてできんのじゃー

 

はい、そうですね。鉦は特性上、甲高い金属音がしますので部屋内はおろか、お隣様からマンションであれば下の階までも。屋外となると結構遠くまで響きます。

 

自宅で練習しようものなら、”金属音”は近所へ騒音迷惑も甚だしいものです。

 

そこで「練習用の当たり鉦を用意する」のが一番良い解決法だと思います。

 

鉦の練習のため撞木にゴムなどを噛ませて消音することもできます。ですが、鉦と撞木が触れるときの摩擦熱が発生し、その摩擦熱でゴムが溶け、高価な鉦にこびりついてしまい、汚れてしまったりしますので経験則的にお勧めはできません。(体験談)

 

 

2.【コスト重視】練習用チャンチキ・当たり鉦の作り方

近い形状のもの近いサイズで練習用のチャンチキ・当たり鉦を用意するのが一番いいです。

 

音が出なくて、鉦のサイズに近くて、安価で手に入りやすいもの。

 

そんな都合の良い組み合わせがありました。

 

【用意するもの】

・鉢受け皿(植木鉢用の水受け)

・消しゴム(もしくはレゴ)

・菜箸(もしくは長い棒)

 

鉦に見立てるのは、プラスチック製の鉢受け皿です。

おおよそ植木鉢4号サイズ用の鉢受け皿が12cm、5号サイズ用の鉢受け皿が15cmです。だいだい100円〜120円ぐらいで販売されています。ご自身がお持ちの鉦サイズに合わせて買うと良い感じです。

 

鉢受皿4号 ≒ 12cm ≒ 当たり鉦の4寸サイズ

鉢受皿5号 ≒ 15cm ≒ 当たり鉦の5寸サイズ

※鉢受皿の形状によっては当たり鉦の4寸5分サイズにちかいものもあります。

 

サイズは当たり鉦のメーカーさんや鉢受皿のメーカーにより若干異なるものがありますので、当たり鉦をもってホームセンター・100円均一ショップへいくと最適なサイズがよくわかります。

 

 

鉦を打ち鳴らす撞木は、菜箸の先に消しゴムを刺したものがおすすめです。

練習用の撞木は消しゴムと菜箸の組み合わせがおすすめです。消しゴムの重さと撞木の重さが似かよった感じで練習に良い感じです。消しゴムはカッター・ハサミなどでカットして、大きさに合わせてセッティング。菜箸を刺してバンドなどで抜けないように固めれば完成です。刺さらない場合はあらかじめキリ・ドリルなどで穴をあけておくと良いです。

 

もし自宅にレゴブロックがある場合は、ちょうどサイズ感までピッタリなので試してみる価値ありです。

 

 

プラスチック製の鉦と消しゴム製の撞木ですので、ご想像いただけると思いますが音はあまりでません。コツコツと音はなりますが、隣の部屋に聞こえるかどうかぐらいの音量だと思うので、夜間の練習もこれでできます。

 

ありふれた安価な材料でできるお勧めの練習グッツです。100円ショップに行けばだいたい揃う材料なので、仕事帰りや学校帰りに練習用鉦グッツを買い行ってはいかがでしょうか?

 

 

 

3.練習は嘘をつかない、あとは実践あるのみ

 

鉦を上手くなるには、練習しかありません。

 

当たり鉦で同じテンポで、同じリズムをキープし続けるのは至難の業です。鉦を持っている左手が疲れてきたり、打っている右手がつりそうになったり、誰しもが通る道だと思います。

 

例えばですが、

 

いきなりフルマラソンを走れ!

 

っと言われても難しいと思います。

 

なのでまずは最初2km走だけ練習で走る。つぎの日は少し距離を長くした3kmを走ってみる、、、など徐々に走れる可能距離を伸ばし身体を慣らしていく必要があります。

 

 

当たり鉦の練習は基本同じです。

 

最初は1分同じリズムをキープし続ける。

慣れてきたら2分に。

そしてテンポアップして2分。  などなど

一曲の長さは5〜6分ほどだと思うので、まずは自分の身体をうまく使えるようになることです。力を抜くところ、スナップを効かせるところなど身体の使い方を身に着けていくことが重要です。

 

過去の私の経験からは、まずは鉦に慣れることから始めるのが先決かと思います。家で鳴らすわけにはいかないので練習用の鉦をポスポスとならしてみるのが良いです。(こんな感じのほとがほんとにします)

 

過去、私もこの練習の鉦で練習してきました。

 

本物の鉦と練習用プラスチック製の鉦の違いがわかるようになるころ、練習用の鉦では物足りなくなったころにはコツを掴んだタイミングだと思います。

 

結局、うまくなろうと練習するほか道はありませんので、コツコツと地味な練習を家でやることが上達するポイントです。

 

このページのまとめ

・【実践済み】練習用の当たり鉦を用意するのが一番賢い

・【コスト重視】練習用チャンチキ・当たり鉦の作り方

・練習は嘘をつかない、あとは実践あるのみ