今回は、フルリノベーション後の外構工事に納得がいかず、新たにカーポートと抜根工事をご依頼くださったK様邸(熊本県熊本市)の事例をご紹介します。
限られたご予算の中で、本当に必要なものを見極めるお手伝いをさせていただきました。
優先順位を明確にする提案力
K様は、一度目の外構工事で満足できなかった経験から、低予算を絶対条件として、カーポート、ウッドデッキ、フェンス、抜根・植栽など複数のご要望をお持ちでした。
しかし、当初の希望をすべて実現するには、やはり予算オーバーに。
リノベーションや新築時の外構工事は、予算の終盤に組み込まれることが多く、費用を抑えざるを得ないという状況になりがちです。
その結果、とりあえずで済ませてしまい、後になって後悔したり、不満が残ったりするケースは少なくありません。
そこで、工事店の担当者は、K様との丁寧な対話を通じて、「今本当に必要なものは何か?」「完成品ではなくて家族で作っていく部分も残すことの価値」を提案しました。
これは、プロとしてお客様の理想と現実のバランスを見極める、非常に重要な提案力だと言えます。
K様からいただいた、打ち合わせに関する口コミをご紹介します。
今回、フルリノベーション時の外構工事に納得がいかず、追加での工事でしたので低予算が絶対条件でした。
当初、カーポートとウッドデッキ、フェンス、抜根と植栽などの希望がありましたが当然予算オーバー。
担当の方との打ち合わせで、今本当に必要なものは何か?完成品ではなくて家族で作っていく部分も残すことの価値にも気付かされました。
結果的にカーポートと抜根をお願いし、大満足です。
抜根していただいた庭に、溶岩石を配置して、ヤマコウバシを植えました。
植える植物を家族で選びながらゆっくり庭づくりをしていこうと思います。
この口コミは、外構工事における会社選びの本質を示していますね。
本当に信頼できる会社は、お客様の口コミや要望を鵜呑みにするのではなく、予算やライフスタイルに合わせて、優先順位を一緒に考えてくれます。
外構工事におけるクレームは、予算オーバーの状態で無理に工事を進めた結果、完成後のイメージと異なったりすることでも発生します。
今回のように、プロとして最適な引き算の提案を行い、低予算でも大満足という結果を得られたのは、担当者の誠実な姿勢と提案力の賜物。
最終的にK様は、カーポート設置と庭木の抜根に絞り込むことで、駐車場の利便性と「家族で育てる庭の余白」という、最も重要な価値を残すことに成功しました。
特に、抜根後の庭に溶岩石を配置し、家族で植栽を楽しむというプロセスは、「外構を自分たちの手で完成させる」という唯一無二の喜びを生み出しています。
大満足!雨の日の乗り降りが快適になったカーポート
数ある希望の中で、最終的に採用されたカーポートにも、担当者との綿密な打ち合わせによる工夫が光ります。
当初のプランから変更した点が、結果的に大きな快適性をもたらしました。
カーポートを玄関まで延長しようと思ってましたが話し合いの結果やめて、幅を広くしました。
結果的に車の両サイドで乗り降りの時に雨が降り込まず満足しています。
これから自分たちで作る余白が残してあるので、植栽や照明を選びながら楽しみたいです
カーポートを玄関まで延長するというご要望は、雨の日に濡れないための理想的な対策です。
しかし、コストが大幅に上がることや、場合によっては住宅の景観や日当たりに影響を及ぼすというデメリットもあります。
ここでK様が選択されたカーポートの幅を広くするという変更は、機能性を最大限に高めつつ、コストを抑える賢い判断でした。
幅広カーポートの最大のメリットは、車の両側に十分なスペースを確保できることです。
これにより、運転席側・助手席側のどちらからでも、ドアを開けた時に屋根の範囲外に出てしまい、雨に濡れてしまうというストレスを解消できます。
特に小さなお子様がいるご家庭や、荷物の積み下ろしが多いご家庭にとって、乗り降りの快適性は、日々の生活の質を大きく向上させる要素です。
また、「これから自分たちで作る余白」を残されたことで、植栽や照明選びなど、今後のご家族での庭づくりも楽しめる、ワクワクする空間が誕生しました。
既製品で全てを埋め尽くすのではなく、手を加える余地を残すことで、庭への愛着は何倍にも増していきますよね。
今後の展望:ウッドデッキでさらなる快適空間へ
今回の工事に大変ご満足いただいたK様は、今後も庭や外構をより快適にするための追加工事をご検討されています。
ライフスタイルの変化に合わせて、段階的に外構を育てていくことは、後悔のない外構づくりの王道と言えます。
LIXILの組み合わせできるウッドデッキをみて、低いフロアデッキに興味を持ちました。
掃き出し窓から一段下って、フロアデッキとして楽しめる商品と費用感を教えてください。
掃き出し窓の外には高さ10センチ、幅300cm、奥行き150cmのコンクリートスペースとその上に屋根があります。
K様がご興味をお持ちのフロアデッキは、リビングと庭を繋ぐ中間領域として、非常に人気が高い商品です。
掃き出し窓から一段下がるように設置することで、リビングからの視線が自然に庭へと向かい、空間に広がりを持たせることができます。
また、既存のコンクリートスペースを活かせる点が大きなポイント。
紹介業者との打ち合わせでは、この既存の土台を最大限に活用し、費用対効果の高いプランをご提案させていただきます。
ウッドデッキは、家族のバーベキューや子どもの遊び場、セカンドリビングとして多目的に使えるため、今後のK様ご一家の暮らしをさらに豊かにしてくれるはずです。
施工概要 熊本県熊本市・K様邸
| 地域 | 熊本県熊本市 |
| 施工内容 | カーポート設置、抜根工事 |
| 完了年月 | 2025年11月 |
| 顧客番号 | N11046 |
| 満足度 | ★★★★★(5/5) |
| 担当業者 | 庭ファン提携の地域工事店 |
今回のK様の事例は、予算という制約があるからこそ、プロの提案とお客様の決断が光る大変学びの多い口コミとなりました。
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K様のように、お客様に寄り添い、技術力の高い優良な工事店をご紹介し、安心・納得の外構づくりをサポートします!


