既存ブロックに1段積み増しして目隠しフェンスを設置、強度的に問題ない?
家のフェンス設置を計画しています。
既存のブロック塀にもう一段ブロックを積んで、その上にフェンスを立てようと思っています。
(一次外構の打ち合わせ時に、もう一段積んでおけば良かったと後悔しています…)
設置したいフェンスは、高さ1200mmの目隠しタイプで、内側に柱を立てる内張り、柱のピッチは1mで考えています。
通常はしないであろうブロックの追加工事をした上に、背の高い目隠しフェンスを設置するので、強度的に本当に問題ないか心配です。
外構業者さんは「大丈夫でしょう」と言っていますが、プロの視点から見てこの施工方法についてどう思われますか?
庭ファンからの回答
ご相談いただきありがとうございます。
フェンスの計画、悩ましいですよね。「あの時こうしておけば…」というお気持ち、とてもよくわかります。
ご計画中の「既存ブロックへの積み増し」ですが、結論から申し上げますと、構造上の安全性を考えるとおすすめできません。
ブロックの「後から積み増し」が危険な理由
既存のブロックに新しいブロックを積み増す場合、新旧のブロックを一体化させるための「鉄筋」を適切に繋ぐことができません。
そのため、地震の揺れや強い風圧がかかった際に、ブロックの継ぎ目部分で破断し、倒壊する恐れが非常に高いです。
特に、ご希望されている高さ1,200mmの目隠しフェンスは、風を受ける面積が大きくなるため、土台となるブロック塀には非常に大きな負荷がかかります。
安全性が確保できない施工は、万が一の際に大変危険です。
最も安全な施工方法は「独立基礎」です
現状のブロックを活かしつつ、安全に背の高いフェンスを設置するには、ブロック塀とは別に「独立した基礎」を作ってフェンスの柱を立てる方法(通称:独立基礎方式、看板方式)が最も安全で確実です。
この方法であれば、ブロック塀に負荷をかけることなく、フェンス自体の強度でしっかりと自立させることができます。
具体的な施工手順については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
デザイン性と強度を両立するおすすめフェンス
また、デザイン性と耐風圧性能のバランスを考慮すると、LIXIL社のフェンスABシリーズよりも、三協アルミ社の製品がおすすめです。
強度に余裕があり、デザインのバリエーションも豊富です。
よろしければ、おすすめの製品についてまとめた記事もございますので、参考にしていただければ幸いです。
製品の詳細やお見積もりもご案内できますので、ご興味がございましたらお気軽にお声がけくださいね。
外構工事・エクステリアは、家を建てていている途中、お引越し後の超忙しいときに、検討することの多いです。
あなたの一番の悩みは、
- 納得の行くプランと最適な設置方法の提案
- 高い工事品質と施工後の安全性
- 予算内に費用を抑える、工夫と商品選び
では、ないでしょうか?
外構やエクステリアの予算配分で悩んでいる方へ「相見積もり」を活用することで大きく見積金額ダウンも期待できます。プラン比較も相見積もりは非常に有利ですよ。

さらに、に相談すれば1社だけでなく、なんと相見積もり先の優良企業さんまで紹介してもらえます。(しかも外構業者さんには内緒で)
また、注文をするにはリスクは伴いますが、見積もりまではノーリスクですよ。
しっかりと下調べする人が失敗しないので今から業者探しをしている方は、一石二鳥の無料サービスですので利用しないというのはもったいないですね!