- シンボルライティング
- ウォールライティング
- シルエットライティング
- シャドウライティング
- リズムライティング
この記事では5つのテクニックと、ライティングの安心・安全性について解説。
- 明るさの基準
- 配光計画
- 心理効果
外構にライティングを施すと、印象がガラッと変わります。
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おしゃれな外構テクニック1:シンボルライティング
シンボルライティングとは、スポットライトのように、なにか1つの物をシンボリックに照らし合わせる手法です。
- シンボルツリー
- 車
- 花壇
このようなシンボルになる物を照らします。
夜になると庭は真っ暗で何も見えません。
シンボルライティングは器具さえあれば誰でも簡単に設置できます。
車がいなくても美しく
車がいないときには、土間コンクリートを照らすことになります。
そうなると寂しく見えてしまうので、デザイン目地などを施しましょう。
花は1年中咲いていない
植栽を照らす場合の注意点。
冬場、何もないところを照らしてもおしゃれにはなりません。
- 花を常に植える
- 緑を常にきれいに
樹形は常に美しく
シンボルツリーはどんどん成長していきます。
定期的な剪定をして、美しさを保つ必要があります。
おしゃれな外構テクニック2:ウォールライティング
ウォールライティングは、壁をキャンパスに見立ててライティングをするテクニック。
- 昼と夜の差がドラマティック
- 面積が大きいと目立つ
- 高級感が出る
- 費用対効果も良い
壁面に何もないことがおしゃれなウォールライティングの特徴です!
- 窓
- 通気口
- 雨どい
これらが1つもないことが前提。
また、壁の色も注意!
- 汚れが目立つ
- 照明の跳ね返りが弱い
- 映えない
おしゃれな外構テクニック3:シルエットライティング
シルエットライティングはシルエットを見せる技法です。
壁に光を当て、照明の前にある木などをシルエットで黒く映します。
- 小さな樹木
- 樹形が美しいもの
こういった樹種をきれいなシルエットで映し出します。
裏にスペースが要ります
注意点は、裏に50cmほどの広さが必要なことです。
シルエットライティングは、シンボルライティングと併用することも多くあります。
落葉樹の場合、冬場に葉がなく寂しい印象になってしまいますが、ライトの位置を変えて印象を変えられます。
- 秋冬は、シルエットライティング
- 春夏は、シンボルライティング
おしゃれな外構テクニック4:シャドウライティング
シャドウライティングは、葉に照明を当て、壁を壁面などに影を映し出す手法です。
- 壁面
- デッキやコンクリートの床面
- バルコニーなどの天井
こういった場所に影を映します。
個人的には一番好きな表現技法です。
植栽が風で揺れれば、影も揺れる。
とても幻想的な風景を作り出せます。
シャドウライティングとシルエットライティングの違い
同じ場所、同じ照明でも置く場所によって印象が変わります。
例えば、後ろの壁が白い場合はシルエットライティング。
足元も照らしたい場合はシャドウライティング。
おしゃれな外構テクニック5:リズムライティング
リズムライティングは、リズミカルに照明を配当する手段です。
- 施設
- ホテル
- 旅館
こういった場所によく使われています。
アプローチや通路に最適です。
- 安心感
- 歩きやすさ
- 配線距離が長い
- 工事費が高くなる
おしゃれな外構の安心・安全性
照明を設置する本来の目的は、安心・安全性です。
- 明るさの基準
- 配光計画
- 心理効果
明るさの基準
照明の明るさの基準はlx(ルクス)という単位を使います。
太陽光が当たっているような、晴天の日中の屋外は10万lx(ルクス)。
満月の夜は0.2lx(ルクス)。
この数値はJIS規格「照明基準総則」として決まっており、推奨値も参考にしてください。
距離が倍になると、lx(ルクス)は距離の2乗に反比例して下がります。
例えば、距離が倍離れると、2×2=4倍、lx(ルクス)が下がる。
3m離れると、3×3=9倍、lx(ルクス)が下がるのです。
配光計画
門柱などの照明の明るさは10lx(ルクス)。
明かりを演出する場合は少なくとも30lx(ルクス)は必要です。
通路の明るさは最小限1lx(ルクス)。
先ほども言ったように、満月の明るさは0.2lx(ルクス)。
満月の日に夜道を歩いてみてください。
1lx(ルクス)は満月よりも気持ち明るいぐらいです。
配光計画の注意点
近くに電灯がある場合は、電灯の明るさも考慮しましょう。
電灯の照明があると、1lx(ルクス)以上は確保できます。
昼間や図面上でlx(ルクス)計算をすると、電灯を見落としがち。
実際に夜、照明を設置する予定の場所に立ち、携帯アプリのルクス計などで計測もできます。
プランニング注意点
照明を付ける場合の注意点。
- 通行者を照らさない
- 門扉などがぶつからない位置に設置
- 植栽などで照明を遮らない
ちょっとしたことですが、失敗を防ぎやすくなります。
心理効果
この画像は同じ場所で撮影していますが、右の方が明るいのはわかりますか?
左右で、照明の数が違います。
右側は奥を明るく演出することでメリットがあります。
- 広さを感じる
- 安心感が出る
暗く狭い場所から明るく広い場所に出ると、本能的に安心感を覚えます。
- できるだけ奥を明るく
- 壁は白
通路の手前よりも奥を明るくすることで広さを演出できますよ!
まとめ
- シンボルライティング
- ウォールライティング
- シルエットライティング
- シャドウライティング
- リズムライティング
照明は全てを取り入れるのではなく、1つ取り入れることで魅力が増します。
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