駐車場にコンクリートを敷く値段を知りたい
駐車場にコンクリートを敷こうか検討しています。うちの予算なら、どれくらいの広さをコンクリートにできるのか知りたいです。失敗したくないから施工のポイントも教えてください。
最近は物価高の影響でセメントが値上がりし、土間コンの費用も2~3年前と比べて2~3割ほどアップしています。
値段が上がっても、耐久性が高くメンテナンスも楽な土間コンは、駐車場に一番おすすめなのは変わりません!
この記事では
- コンクリート駐車場、1~4台分の値段
- コンクリート工事が高いワケ
- 駐車場で失敗しがちな施工方法
について解説します。
外構のプロが解説する!駐車場コンクリート敷きの値段
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コンクリート駐車場1~4台分の値段は20~55万円
駐車場コンクリートの費用相場を、乗用車の1〜4台分で紹介します。
駐車場の土間コン費用って、外構工事全体の3分の1くらいを占めることもあるほど高価。
「え、なんでこんなに高いの…? 」と思う人、けっこういるんですよ。
駐車場の工事には、大量の資材を使いますし、残土処分も必要なので、費用がかかるのは、仕方ないんです。
車1台あたりに必要な駐車場の広さは約15平米
使いやすい駐車場の広さについて解説します。
車種ごとの目安はこちら
- 軽自動車:幅2.5m✕奥行き4.2m
- 普通車:幅2.7m✕奥行き5.5m
- ミニバン:幅2.7✕奥行き6m
上の画像は、ストレスなく停めやすい2.7m幅。これだけあれば、どんな車でも停めやすくて快適です。
商業施設などで「狭いな…」と感じる駐車場、あれは大体2.5m幅だったりします。
奥行きは、車の長さやトランクをどれくらい開けて使うかで調節するといいですね。
「ここの駐車場、停めやすいな」と感じるお店があれば、ちょっと恥ずかしいですがメジャーで測ってみると、自宅の駐車場にぴったりのサイズが見つかりますよ。
コンクリート駐車場の値段はズバリ15~75万円
お家の敷地のサイズや形はそれぞれ違うので、駐車場のプランも一つひとつ異なります。
あくまで目安ですが、1~4台分の費用はコレ。
駐車場1台分の面積は、普通車サイズの15平米で計算。地域や工事内容によって単価は変わります。
駐車台数 |
面積の目安 |
費用相場(税・諸経費別) |
1台分 |
約15平米 |
約15万円~20万円 |
2台分 |
約30平米 |
約30万円~35万円 |
3台分 |
約45平米 |
約45万円~55万円 |
4台分 |
約60平米 |
約60万円~75万円 |
2025年時点では、セメントや添加剤など原材料費が上がっていて、全国的に工事単価が上昇傾向にあります。
地方だと安い地域もありますが、都会はかなり値上がりしているのが現状です。
【土間コンシミュレーター】なら値段がサクッとわかる
「うちの駐車場の広さだと、いくらになるの?」「5台以上とか、もっと広い場合の値段は?」という方には「土間コンシミュレーター」が便利です。
面積を入力すれば相場が一発表示されます。
ただし、注意点がひとつ。
このシミュレーターの値段はかなり安めの設定です。土間コンが得意な業者さんかつ、安いエリアでの費用です。
都会だと表示価格の1.2倍くらい、寒冷地だと1.5倍くらいは覚悟してください。
土間コンシミュレーターについて詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
≫パッと自動計算¥土間コン価格シミュレーターできた!【土間コンの平米単価計算が一瞬】
駐車場コンクリートの値段が高いワケ
工事費の内訳をチラッと見てみると…
- 土間コンクリート:6,500円~/平米
- 転圧・砕石敷き込み:1,000円~/平米
- 残土運搬処分:1,000円~/平米
- 型枠:600円~/m
- 水盛・やり方:15,000円~(一律)
- 重機回送費:20,000円~(一律)
こんな感じで、いろんな費用がかかっています。
土間コン工事が高いのは作業工程が多くて、専門的な技術も必要だから。
さらに、重機を運ぶ費用など見えにくいコストもかかっているんです。
例えば、コンクリートを運んでくるミキサー車。画像の2トンミキサー車は14年前の古いタイプですが、買うならざっと5,000万円です。
仮に5,000万円のミキサー車で年間170回工事して、15年使うと約2,500回。単純計算でも工事現場に1回出動すれば、車両代だけで2万円かかります。
これに、運転手さんの人件費や高速代・ガソリン代・作業後の清掃費などを含めると、目安の2万円でもかなり安いといえます。
突然のゲリラ豪雨でやり直すこともあるので、結構リスクの高い工事なんですよ。
土間コンの詳しい工程を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
≫土間コンクリートってどのような手順・工程で設置されるの?【動画解説】
駐車場で失敗しがちな施工方法
土間コンが高いからといって、安いほかの方法を選択すると後々後悔することも。
コンクリートが開発されて100年近く経ちますが、コンクリートに匹敵するほど安くて丈夫で施工しやすい素材って、まだ登場していないんです。
だから結局「駐車場には土間コンが最強」という結論になります。
砂利敷き:跳ねるし歩きづらい
「子どもが自転車に乗るから安全な舗装がいい」「砂利だとベビーカーが押しづらい」 というご家庭では、結局コンクリート一択になることが多いです。
画像のように、スリット(隙間)を砂利を入れるデザインは一見オシャレですが、自転車やバイクは動かしづらいし、子どもが砂利で遊んでしまいます。
「砂利が跳ねる、砂ぼこりが舞う、結局雑草は防げない」というデメリットもあるため、わが家では全面コンクリートを採用しました。
砕石敷きのデメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。
≫駐車場は砂利?砕石敷き?費用を抑えて作る方法を解説します!
タイヤの下だけコンクリート:メリットが台無しに…
時々見かける「タイヤが乗る部分だけコンクリートにして、それ以外は砂利」というスタイル。
これだと、土間コンクリートのよさが台無しになってしまうんです。結局、砂利が飛ぶし、砂ぼこりも出るし、雑草も生えてきます。
ここは費用がかかっても、全面コンクリートにするのが断然おすすめです。
アスファルト:初期費用は安いがヒビやへこみが出る
駐車場にアスファルトを敷くことも可能です。
ただ、コンクリートに比べると耐久性が低く、車の重みでヒビが入ったり、タイヤ部分がへこんだりしやすいんです。そうなると補修が必要になって、結局後から出費がかさむことも。
車3台以上など広い面積を工事するなら、アスファルトのほうが安く済む可能性が高いですが、駐車場は何十年も使う場所ですよね?
だからこそ、メンテナンスの手間が少なく、長持ちするコンクリートがおすすめです。
アスファルトについてもっと知りたい方は、以下の記事もお読みください。
≫アスファルトの方が安いのに!なぜ自宅の駐車場はコンクリートばかり?
土間コンDIY:想像以上に大変!覚悟が必要
「自分でやれば安く済むかも?」と思うかもしれませんが、土間コンDIYは正直おすすめできません。
地面を掘る、型枠を作る、コンクリートを流し込む、平らにならす…など、工程が多くて専門技術が必要です。
なにより残土処分が大変です。
コンクリート打ちは一発勝負。
仕上がりが汚くても気にしない、水たまりができてもOK! くらいの覚悟がある方だけ、挑戦を検討してください。
DIYするなら、いきなり本番ではなく小さなスペースで練習してからのほうがベター。
作業中は駐車場が使えなくなるので、その間の駐車場も確保してください。
土間コンDIYに興味がある方は、次の記事を参考にしてください。
≫土間コンクリートDIYの大失敗事例7選!費用を抑えるなら「オワコン」や!
駐車場コンクリートの値段を安くするコツ
駐車場のコンクリートは高いけれど、使い勝手がよく長持ち。
だからこそ「やっぱりコンクリートがいい!」という方のために、費用を抑える方法を解説します。
駐車場工事の値段を抑えるアイデア
コンクリート費用を抑えるアイデアはこちら
- コンクリートの面積を極力減らす
- コンクリート平板を併用する
- 目地に人工芝を使う
- 使う頻度によって施工方法をわける
タイヤが乗る部分だけコンクリートにすることはおすすめしませんが、普段あまり歩かない車の後ろ側や敷地の両端20~30cmの部分をカットするのはアリです。
ちょっとデコボコしますがコンクリート平板を敷いたり、人工芝を目地に使って見た目よく雑草対策する方法も。
使用頻度によって土間コンと砂利を使いわけるなど、工夫しだいで値段を抑える方法はあります。
コンクリート費用を抑えたい方は、こちらの記事も参考になりますよ。
≫駐車場コンクリート4台の費用はいくら?相場と節約術を大公開!
コスパよく施工するには業者さん選びが重要
駐車場のコンクリート費用は、正直安くありません。
でも、これは快適なカーライフのための必要コストと考えるのが現実的です。
なので、アプローチやフェンスのグレードを少し見直してでも、駐車場のコンクリートはしっかり確保するのがおすすめです。
フェンスなどは後からでも追加しやすいので、一旦プランをわけて考えるのもよいですね。
そして、費用を抑えつつ満足いく仕上がりにするには、業者さん選びがとても大切。
業者さんにも得意・不得意な分野があります。お客様の外構プランに合った信頼できる業者さんを見つけることが重要なんです。
まとめ:コンクリートの値段を知って納得の駐車場づくりを
今回は、コンクリート駐車場の値段について解説しました。
目安をおさらいすると…
- 1台分約15平米約15万円~20万円
- 2台分約30平米約30万円~35万円
- 3台分約45平米約45万円~55万円
- 4台分約60平米約60万円~75万円
※税・諸経費別
最近の物価高で、土間コンの値段も上がっています。
ただし、コストを抑えようとして砂利やアスファルトを選んだり、中途半端にコンクリートを部分使いすると、使い勝手が悪くて後悔しやすいのでおすすめしません。
駐車場は毎日使う大切なスペース。
メンテナンスが楽で、耐久性の高い土間コンがやっぱり最適なんです。
「駐車場をコスパよくつくりたい」という方は、土間コン工事が得意な業者さんに相談するのがおすすめです。
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