駐車場が4台分ほしい!そのコンクリート費用とは?
お庭に4台分の駐車場を作りたいけど、コンクリートの費用が高くなりそうで心配です。アスファルトのほうが安いですか? あれ、そもそも4台分に必要な広さってどのくらい? その場合の施工方法、コストを抑える方法を知りたいです!
駐車場4台分ともなると、使うコンクリートの量だけでなかなか高くなりそう。
それでも、コンクリートを選ぶお家が多いのは、使い勝手もコスパもいいからです。
今回は
- 駐車場4台分のコンクリート費用
- アスファルトにすれば安くはなるが…
- コスト削減のためにやってはいけないこと
について解説します。
コンクリートが高いと悩まれている方は、ぜひご覧ください。
外構一筋16年!駐車場4台のコンクリート費用を解説
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
総SNSフォロワーは約24万人※1からフォローいただける内容を配信していると自負しています。
※1
YouTube:チャンネル登録者数は12.5万人、総再生数は4,190万回 Instagram:フォロワー数も8.4万人、その他:2024年10月現在
このサイトでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、すべて無料で配信しています。
外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
本気で外構について考えたい人は、≫無料メルマガがおすすめです。
また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。
駐車場4台分をコンクリートにする費用の実例
車があるお家なら、駐車場は必須です。ただし、駐車場4台分となるとコンクリートの量もなかなかかさみます。外構工事のなかで最もコストのかかる工事の1つですね。
お客様の見積もりを私が精査するときには、真っ先にチェックします。
4台分の駐車場に必要な広さ
駐車場4台分の広さは、50~60平米が必要です。
各車種1台分に必要な面積の目安はこちら
- 軽自動車:幅2.5m✕奥行き4.2m
- 普通車:幅2.7m✕奥行き5.5m
- ミニバン:幅2.7✕奥行き6m
基本的に、普通車サイズ2.7m✕5.5m≒15平米で検討すると使い勝手のいい広さになります。
なので、15平米✕4台分≒60平米という計算ですね。
ハッチバック式のミニバンの場合、奥行きを6mにすれば車を動かさずに荷物の出し入れができるのでめちゃくちゃ使いやすいです。
足元がコンクリートなら土と違って荷物が汚れません。
4台分の駐車場をコンクリートにする費用相場
現実的に駐車場4台分のコンクリートが必要なエリアが、大都会というのは考えにくいですよね。おそらく敷設地域は地方。それなら、コンクリートの費用も割安ですね。
東京の一等地や大阪の市内だと、コンクリート費用はめっちゃ高くなりますが、今回の見積もりは標準的な相場で算出しています。
- 60平米の相場:合計58.1万円
- 1平米当たり9,683円(税抜き・諸経費別)
コンクリート工事の費用の相場を知るなら、以下の記事がおすすめですよ。
ちなみにコンクリートの上にカーポートや駐輪場を作るなら、さらにお値段が上乗せされます。
もっというと、駐車場のまわりは広めにコンクリートを敷いたほうが使いやすいです。
駐車場4台分をアスファルトにすると安くはなる
コンクリートの代わりとして、アスファルトを敷く手段もあります。
道路にアスファルトが使われているのは、コンクリートより安いからです。
なので、駐車場4台分にアスファルトを採用すればコンクリートより安くなります。
とはいえ、補修が必要なのでランニングコストは高くなります。
費用相場とメリット・デメリットを解説するので、コンクリートと比較してください。
4台分の駐車場をアスファルトにする費用相場
駐車場4台分をアスファルトで敷いた場合の費用を算出しました。
60平米の相場:合計37.9万円→1平米当たり6,316円
【内訳】
- アスファルト:3,500円/平米✕60平米=21万円
- 転圧、砕石敷き込み:1,000円/平米✕60平米=6万円
- 土の鋤取り、残土処分:800円/平米✕60平米=4.8万円
- 型枠:600円/平米✕60平米=3.6万円
- 水盛遣り方(一律):1.5万円
- 重機回送費(一律):2万円
コンクリートが60万円だったので、20万円以上安くなります。
ただし、耐久性はコンクリートより低いです。
駐車場4台分をアスファルトにするメリット
アスファルトは安いですが、コンクリートと比べて耐久性が低い、見た目が「道路」っぽいなどの弱点もあります。
- 初期費用が安い
- 表面がザラザラしていて滑りにくい
- 透水性があるので水はけが良い
- 養生期間が短いので1日たてば駐車できる
コンクリートよりも初期費用が20万円安く済むからお財布に優しいですね。
ザラザラした表面で滑りにくかったり水はけがいいのもポイントです。
駐車場4台分をアスファルトにするデメリット
ただし、コンクリートよりも弱点は多いです。
アスファルトのデメリットはこちら
- ひび割れやへこみが起きやすい
- 補修回数が増えるのでランニングコストが高くなる
- 道路と間違えられて侵入されることも
アスファルトは耐久性が低いぶん、車重がかかる部分にひび割れやへこみが生じやすくなります。
結果的に、補修や改修が増えるので後々の費用がかさみます。
また、アスファルトだと道路と見分けが付かないので、すれ違いのときに使われる可能性もあります…。
アスファルトについては、こちらの記事で解説しています。
≫アスファルトの方が安いのに!なぜ自宅の駐車場はコンクリートばかり?
広い駐車場のコスト削減でやってはいけないこと
「駐車場4台分のコンクリート費用が高すぎる!なんとか安くしたい!」と思って、安易に他の手段を採用すると後悔することに…。
失敗事例を知って後悔しない駐車場を作ってください。
砂利敷きの駐車場はひどいことになる
駐車場を砂利敷きにすれば、確かに安いです。
ただ、砂利がとにかく跳ねます…。
特にタイヤが通るところばかり、どんどん砂利は薄くなります。
ベビーカーは砂利が引っかかって動かしづらく、ヒールだと歩きにくいので地味にストレスです。
砂利の下に防草シートを敷いていないと、雑草が生えたり土ぼこりが舞うこともあります。
使い勝手が悪いので私はおすすめしません。
砕石敷きについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
≫コスパは最強!でも、砕石敷きはやめとけ!費用を抑える駐車場の作り方
コンクリートや下地の砕石の厚さを薄くする
コンクリートや砕石の層を薄くすると、耐久性が落ちてひび割れが起こりやすくなります。
通常のコンクリートでは、コンクリートと砕石の厚みを10cmずつ取ります。
それを、薄くして8cmずつに減らしたとしても、ほんのちょっと材料費が安くなるだけです。
ちょっと安くなっても、ひび割れリスクが高まるので得策とはいえません。
さらに、下地の砕石が薄く転圧が不十分だと地盤沈下の原因にもなります。
コンクリートにひびや割れが出ても駐車はできますが、リスクを覚悟の上で選んでください。
DIYで駐車場4台分を工事して費用を安くできるか
DIYで駐車場4台分のコンクリート敷きは、難易度が高いのでおすすめしません。
雨水を流すために2%の勾配をつけたり、土の鋤取りも残土の処理も、生コン車を呼んでコンクリートを流すのも、ひとりでは難しく大変な作業です。
広い面積にコンクリートを敷くのって、お祭りさわぎで個人的には好きなんですけど、時間もかなりかかります。
休日に週1日稼働するとして、3ヶ月くらいかかるので推奨はしません。
駐車場のコンクリート費用を削減する方法
「コンクリートは高い!…でもやっぱり欲しい!なんとかならない?」という方に向けてコストを抑える方法を紹介します。
ただやはり、ケチらず全面土間コンクリートにするのが一番使い勝手がよく満足度も高いです。
庭ファンは、他の外構費用を削減してでもコンクリートにお金をかけることをおすすめします。
極力コンクリートの面積を減らす
コンクリートの面積を減らす方法を紹介します。
まずは、駐車場の両端を25cmずつ減らす方法です。
普段歩かない場所である駐車場の両端は土のままにしても、それほど生活に影響は出ません。
雨水を流す対策としても有効です。
カーポートの設置を検討されている場合、事前にカーポートの柱部分を空けておけば、コンクリートに穴を開ける「はつり工事」が発生しにくくなります。
また、画像のように車の後ろ1m分のコンクリートを省いて土か芝にします。
車の後ろ側はあまり歩かない場所なので、土間コンを減らしても影響が少ないです。
縦列駐車であれば、後ろ側の1台分のコンクリートを減らします。
ただ、コスト削減効果としては、面積が減ったぶんの10%安くなるくらいです。
コンクリートを減らすと、雑草や土ぼこり、泥汚れのリスクが増えます。
価格とデメリットを天秤にかけても…私はすべて土間コンがおすすめなんですよね。
タイヤが乗らない部分に砂利を敷くのはNG
「コンクリートの面積を減らすために、タイヤが乗らない部分を砂利にする」という方法がありますが、庭ファン的にはNGです。
車が乗らない部分に砂利を敷けば広い面積を削減できますが、かなり砂利が飛び散るんです…。
土間コンの上に砂利が乗って、車で踏んだり歩くたびにジャリジャリして気持ち悪くなります。
砂利でコンクリートが痛むし、砂利を敷いたところから雑草も生えてきます…。
全面コンクリートにしたほうが使い勝手がいいので「部分的に砂利を敷く」のはコスパが悪いです。
実際に後悔の声も多く、結局全面コンクリートにリフォームしなおすケースも多いです。
コンクリート平板と使いわける
コスト削減のために、コンクリート平板を使う方法です。
コンクリート平板は、ホームセンターで1平米当たり5千~6千円で販売されています。
ただし、使っていくうちにデコボコしてくるので、タイヤの乗る轍(わだち)部分だけ土間コンクリートにしてそれ以外をコンクリート平板にするのはアリかと思います。
人工芝をピンポイントで使う
駐車場では、人工芝を目地に使うくらいがいいです。
天然芝は、駐車場には不向きです。
車やカーポートの下では日陰になるので枯れてしまい、タイヤが乗る部分では芝生の芽がつぶれてしまいます。
一方、日当たりがいいと雑草が生えたり芝生が伸びるので手入れが必要です。
コンクリートのすぐ近くで草刈り機は使えないので、手作業するしかなく超面倒くさいんですよ…。
人工芝を敷く場合、手入れは不要ですがタイヤが乗る場所は芝生の毛が寝てしまうので、見た目が美しくありません。
なので、アクセントとして土間コンの目地に人工芝を使うぐらいがおすすめです。
駐車の使用頻度によって施工方法をわける
駐車の頻度によって舗装方法を変えるのも良い手です。
使用頻度が高いところは全面土間コンクリート、使用頻度が低いところは砂利にすればコストを抑えられます。
よくあるパターンが、普段は土間コンに自分の車を停めておくけれど、来客時には自分の車を砂利部分に移動して、お客さんに土間コンに停めてもらうケースです。
また、来客用だけ轍部分をコンクリートにするものアリ。
画像のように、タイルっぽく装飾して隙間を人工芝で埋めれば、お庭のアクセントにもなり来客時には駐車場になるので、ハイブリッドでコスパの良い使い方ができます。
まとめ:駐車場4台分のコンクリートを設置する費用
以上、このブログでお話してきたまとめです。
駐車場4台分60平米の費用は、
- コンクリート:約60万円
- アスファルト:約40万円
です!
アスファルトにすれば安くはなりますが、ひび割れ・へこみが起きやすかったり、見た目が道路のため間違えられて侵入されるという話も聞きます…。
耐久性や耐用年数の長さ、見た目などを考慮して私は土間コンクリート推しです。
コスト削減なら土間コンより、他の外構工事を工夫して費用を抑えたほうが効果的です。
砂利敷きにする、轍だけ土間コンにするくらいなら「全部土間コン」がベターですね。
「駐車場を設置したい」「おしゃれなお庭と来客用の駐車場を兼用したい」方は、ぜひプロの業者さんに相談してください。
下のボタンから、お住まいの地域の優良業者さんを探せます。
庭ファン認定の業者さんにも無料で相談可能です。
ぜひ、頑張って満足度の高い駐車場を作ってください。
\まずは、無料で優良外構業社を探す/
≫(無料)庭ファン推奨店に相談する
※見積は何度でも無料です。
本当に…良い外構を手に入れる方法
外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
だからこそ、安心して外構工事をご依頼いただいてもらえるように庭ファンでは、信頼できる業者のみを厳選してご紹介するようにしました。
審査は、庭ファンがすべて自分で行い合格した優良業者とのみ提携しています。
人気の外構業者さんは、見積もり前の打ち合わせですら数ヶ月先まで埋まっていることもよくあります。
引渡日が決まっている方は、»お早めにフォームよりご依頼ください。
一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
庭ファンが業者さんを紹介するのページの最後に、お得なフォローアップキャンペーンについて紹介しています。
カンタンな条件を満たしていただければ、私が、「価格のチェック」&「プランの精査」をいたします。
外構を適正価格にする自信はありますし、値段を下げなかったケースはほとんどありません。
本来は5万円で提供している有料サービスですが、ご利用いただいた方に無料でご提供しています。
最後までご覧いただいた、あなたへお礼のプレゼントです。
詳細は、コチラの庭ファンの優良業者さん紹介サービスの下部を参照してみてください。
最後までご覧いただきまして有難うございました!
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!