新築なのに…駐車場のタイヤ痕が目立つ!
新築と同時に土間コンで駐車場を作ったのに、タイヤの痕がすぐについた…。ずっときれいなままがいいのに…どうにかならないの?
新築の土間コン駐車場で一番よく聞くお悩みが「タイヤ痕」です。
この記事では、以下の内容を解説します。
- 土間コンにタイヤ痕がつく原因
- タイヤ痕がつきにくい、目立たせない対策6選
- タイヤ痕がついてしまった場合の掃除・予防・対処方法
- タイヤ痕は何をやってもつく
2年もすれば気にならなくなるので、上を向いて行きましょう!
※2025年7月時点で、価格や情報を見直しています。
外構一筋17年、タイヤ痕の対策もお任せ!
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タイヤ痕はついても見た目以外の問題はない
タイヤ痕がついたとしても、土間コン自体の耐久性や強度には問題はないのです。
タイヤがごっそり削れているわけではないので、自動車自体の安全性にも問題ありません。
とはいえ、見た目がイマイチなのも事実。せっかくの新築なのでタイヤ痕が気になる人も多いんです。
【原因】なぜ土間コンにタイヤ痕がつくの?
コンクリート駐車場にタイヤ痕がつく原因はこちら!
- タイヤとコンクリートの摩擦
- 日光でタイヤと土間コンが高熱化
- 駐車時のハンドルの切り返し
コンクリート表面は一見滑らかですが、細かなデコボコがあるためタイヤが擦れて痕になるんです。
また、夏場の太陽熱でタイヤが柔らかくなると痕がつきやすくなったり、駐車時にハンドルを切り返すことで摩耗によってタイヤ痕がつきます。
タイヤ痕がつきにくい、目立たせない対策6選
結論として、タイヤ痕を気にするのは新築のうちだけです!
※価格は2025年時点の概算です。
1:タイヤ痕は、インターロッキングで目立たない
インターロッキングとはレンガブロックを敷き詰める施工方法で、タイヤ痕対策として採用する人は多いです。
レンガは茶系など温かい色で独特の濃淡があるので、タイヤ痕がついてもわかりにくいのです。
透水性に優れ、デザインの自由度が高く、割れや欠けが起きても部分的な補修が容易です。
ただし、施工費用が高かったり、車の重量でブロックが沈むことがあったり、雑草対策が必要です。
通常の土間コンに比べて+1.1~1.3万円/平米は上乗せになります。
駐車場に換算すると
- 1台用:+16.5~22万円
- 2台用:+22~33万円
タイヤ痕のためだけにこのプラスの費用は私からすればもったいない…!
インターロッキングについてもっと知りたい方は、以下の記事をあわせてお読みください!
≫インターロッキングってなに?外構の専門家が教える7つの基礎知識
2:タイヤ痕は、スタンプコンクリートで目立たない
スタンプコンクリートは、コンクリートの表面に塗料を入れて着色する施工方法。
上からスタンプをペタペタ押して「コンクリートだけどタイルっぽくみせる」技法です。
ベースが土間コンなので耐久性が高く、汚れが目立ちにくくおしゃれです。
しかし、費用が高く定期的に再塗装が必要だったり、高度な技術のため業者さんの選定が重要になります。
塗装費用は通常の土間コンの費用に+9千円~1.1万円/平米かかります。
- 駐車場1台で+13~16.5万円
- 2台分で+22~27.5万円
ただ、タイヤ痕のためだけにやるのは、おすすめしませんね。
3:タイルにすると、タイヤ痕はつきにくくなる
つぎは、高級感のあるタイルで仕上げる方法!
タイルは表面がツルツルなので、タイヤ痕がつきにくい性質があります。
そのため、タイヤの場所だけタイル仕上げにする人もいます。
車が載っても割れないように、分厚い専用のタイルを使うのがポイントです。
お家のアクセントになり、汚れがつきにくくお手入れ簡単。劣化しにくいので長期的に見るとコスパがいいです。
ただ、施工費用が高かったり、雨や雪で濡れていると滑りやすいため生活動線に使うのは危険。
価格は、通常の土間コンに比べて+1.6万円~2.2万円/平米。
- 駐車場1台あたり+22~33万円
- 2台用は+33~44万円
タイヤ痕予防のためだけにタイル工法にすると、数十万円もの費用が上乗せに…。
そこでタイルの費用を安くしたい方は、以下の記事もあわせてお読みください!
≫外構のタイルの費用を安くできる!タイルのメリット・デメリット、おしゃれに魅せる秘訣も紹介
4:黒い天然石を使えば、タイヤ痕は目立たない
タイルと同じく、天然石を敷くこともできます!
玄武岩などの濃い色の天然石であれば、タイヤ痕が目立たなくなるのです。
雨に濡れると黒くツヤめいて高級感がアップしたり、劣化しにくいのもいいですね。
一方、値段が高く雨天時には滑りやすいのがデメリット。
通常の土間コンに比べて+1.1~1.3万円/平米かかります。
- 駐車場1台あたり+16.5~22万円
- 2台用は+22~33万円
天然石はスタイリッシュな建物にはもちろん、洋風なお家にもぴったりです。
価格は少々高くなりますが、駐車場の切り返し部分だけなどピンポイントで使うとコストを抑えられます。
5:タイヤ痕は、オコシコンでも目立たない
「オコシコン」とは、透水性コンクリートの一種です!
スキマから水を通す性質があるので排水されやすく、雨汚れもつきにくいのが特徴です。
タイヤ痕がつかないわけではありませんが、オコシコン独特の質感や色味によって目立ちにくいためカモフラージュできます。
デメリットは施工業者さんが少ないことと、デコボコや剥がれがゼロではないことが挙げられます。
オコシコンの相場費用
- 1台用:15~33.7万円
- 2台用:30~67.5万円
価格にかなり幅があるのは、エリアによって生コン工場さんからの蔵出し価格や諸経費に違いがあるからです。
業者さんによっては通常の土間コンと費用が変わらないことも。
オコシコンについてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
≫まだ土間コンしか知らないの?減額&改良された【オコシコン】をプロが解説
6:刷毛引き仕上げでタイヤ痕をカモフラージュ
最後は、コンクリートの表面をほうきで掃いてザラザラにする「刷毛引き仕上げ」。滑り止めとしてスロープなどでよく採用されている施工技法です。
よくある土間コンはツルツルでまっ平らなコンクリート表面なので、タイヤ痕が目立ちます。
ですが、刷毛引き仕上げにすれば最初からザラザラな見た目だからタイヤ痕が気にならないし、雨でも滑りません。
ただ、ザラザラしているぶん汚れが溜まりやすく掃除しにくいのがデメリットです。
通常のツルツルに仕上げる金ゴテ土間コンに比べて、刷毛引き仕上げのほうが手間が少ないので、業者さんによっては仕上げ費用が安くなるケースもあります。
刷毛引き仕上げに興味のある方は、見積もり時に確認してくださいね。
おしゃれな駐車場をつくりたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫おしゃれな駐車場【実例13デザイン】再現方法も相場価格も教えます!これは、見惚れる!
タイヤ痕がついたコンクリートの掃除方法・防止策
ここからは、コンクリートの駐車場にタイヤ痕がついてしまったときの掃除方法や防止策を紹介します。
土間コンについてしまったタイヤ痕の除去方法
コンクリートについたタイヤ痕を消す場合、水とデッキブラシでこするのが基本。
タイヤ痕はコンクリートに着色しているわけではありません。表面に付着したゴム汚れなので、こすれば取れます!
高圧洗浄機を使ってタイヤ痕を取るのもアリです。
ただし、洗剤はコンクリートが変色する可能性があるので使わないでください。
タイヤ痕がついたら車を動かして、掃除して車を元に戻しても…すぐ汚れます。
とはいえ定期的にデッキブラシで掃除を繰り返していれば、キレイを保てます。
タイヤ痕がついたコンクリートは「ヌルコン」で対処
タイヤ痕がついたままのコンクリートを何年も放置すると、最後には染み込んで取れなくなります。
そんなときには、「ヌルコン」というコンクリートに塗る専用塗料で対処してください。
色味は、タイヤ痕が目立ちにくくなる濃いグレー系などを選んで塗装するのがおすすめで、一度塗れば数年以上持ちます。
NURUCON一般用C 2L:4,980円です。
【予防策】コンクリートをクリアコートでコーティング
予防策としてクリアコートをコーティングすれば、タイヤ痕の汚れがつきにくくなります。
使用状況にもよりますが、約1~3年効果が期待できます。
ただし塗った後の1~3日間は、乾くまで駐車できないので、その間の駐車場の確保が必要です。
クリアコート5lの費用は、9,610円~です。
タイヤ痕は何やってもつく、きれいを保つならカーポート
タイヤ痕って、本当に何をしてもついてしまいますよね。
業界経験を振り返っても「タイヤ痕は、何やってもつく。」というのが、私の正直な感想です。
お気持ちはよくわかります。
でも、新築の土間コンはどうせ汚れますし、車が乗ればタイヤ痕は見えなくなります。
目線が下を向いているから、床の汚れが気になるんですよね。
それより視線を上にそらす工夫が大事です!カーポートや門柱を設置して、自然と目線が上にいくようにするほうがずっと効果的!
残酷な事実。冬を越せば、コンクリ表面はガサガサに
ここで、普段みなさんが歩いている周辺を見回してください。
外に長年さらされているコンクリートは、ガッサガサになっています。
実は、タイヤ痕以上に気にしてほしいのは、雨汚れや霜汚れなんです。
コンクリートの表面は雨や冬場の霜で少しずつ荒れていきます。
残酷な事実ですが、冬を越したあとの土間コンはタイヤ痕よりもずっと汚れてしまっているんです!
タイヤ痕対策より、カーポートが圧倒的におすすめ!
タイヤ痕を気にして舗装にこだわるよりも、断然カーポートがおすすめです!
雨汚れや日光による劣化を防ぐには、カーポートをつけるのが一番。
ぜひ、外に出てカーポートがある家とない家の土間コンを見比べてください。
カーポートの下の土間コンは、時間が経っても白くてきれいなままのことが多いんです。
なぜなら、カーポートが雨や霜、日光による経年劣化を和らげてくれるから。
しかも、カーポートの平米単価はおよそ1.1万円~。
スタンプコンクリートやタイルと比べてほぼ同じ、またはそれより安くできることもあります。
土間コンの装飾は見た目が中心ですが、カーポートは実用性も兼ね備えています。雨や雪、日光を防いで大活躍間違いなし。
柱がちょっと邪魔になるかもしれませんが、それを差し引いてもタイヤ痕対策より、見た目もコスパも圧倒的におすすめです!
おすすめのカーポートを知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。
≫2025年版【買ってはいけない】v.s.【ガチでおすすめ】カーポート5選をプロが解説
タイヤ痕でよくあるQ&A
「土間コンにタイヤ痕をつけたくない!」という場合によくある質問に回答します。
Q1:タイヤ痕って放っておくとどうなりますか?
新築直後ほどタイヤ痕は目立つものです。
しかし、2年もすれば雨や霜、日光によってコンクリート表面が傷んで灰色になるので気にならなくなります。
Q2:駐車の仕方でタイヤ痕は防げますか?
切り返しを減らして駐車してください。
駐車ラインやミラーを活用し必要最低限のハンドル操作で駐車すると、タイヤ痕が少なくなります。
Q3:どんな舗装方法ならタイヤ痕が目立ちにくいですか?
インターロッキングやタイル、天然石、スタンプコンクリートでタイヤ痕を目立ちにくくできます。
ただ、土間コンよりも費用がかかったり、タイル・天然石は濡れると滑りやすいなどデメリットもあります。
Q4:滑りにくく安全で、タイヤ痕が目立たない仕上げはありますか?
土間コン表面を平らな金ゴテ仕上げにせずに、ほうきで掃いてザラザラにする「刷毛引き仕上げ」があります。
最初から見た目がザラザラなので、タイヤ痕が気にならず雨でも滑りません。
まとめ:タイヤ痕対策よりカーポートがおすすめ
新築の土間コンで多くの方が悩まれる「タイヤ痕」について、以下のことを解説しました。
- タイヤ痕がつく原因
- タイヤ痕がつきにくい、目立たせない対策6選
- タイヤ痕がついたときの掃除・予防方法
- タイヤ痕は、何をやってもついてしまう
「タイヤ痕なんて気にせず、カーポートを推すなんて珍しいな」と思われるかもしれません。
でも、それくらいカーポートには価値があるんです。
もちろん「コレが正解」という答えはありません。現場の状況や予算、希望によって最適なプランはお家ごとに異なります。
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