「いいね!」と言われる、おしゃれな駐車場にしたい!
駐車場を作らなきゃいけないんだけど、地味にまとめるのはイヤ!ぱっと見で「おっ!」と思われるような、家のシンボルになるぐらいおしゃれなデザインにしたいです。とはいえコスパも気になるし、いろいろ事例を見てみたい!
家族やお客さん、通行人などたくさんの人が目にする駐車場は、目を引くデザインにしたいところ。
機能性も安全性も高くて、車の出し入れもしやすかったら最高ですよね!
さらに値段も安くできたら、もう言うこと無しじゃないでしょうか?
今回は、
- おしゃれな駐車場の実例13例
- おしゃれだと思うポイントと再現するためのオーダー術
- 通常の駐車場から追加でかかるおしゃれ費用
を紹介します。
きっと「これだ!」と思うデザインが見つかるはずなので、ぜひ最後まで見てください。
元・エクステリア営業マン。駐車場設計の経験も豊富!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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おしゃれな駐車場デザインをこのポイントで紹介します
ではさっそく、おしゃれな駐車場の事例を13個見ていきましょう。
今回は、
- 絶対真似したい!おしゃれポイントを徹底解説
- コスパ重視!費用削減しつつ、おしゃれな駐車場
- 安さ命!予算最小で駐車場をおしゃれに見せる工夫
の3つのグループに分けて、順番に紹介します!
それぞれの実例では、
- 見てほしいポイント(施工例の概要)
- 庭ファンが「良い!」と思った理由
- どうやってオーダーすればいいか
- 使っている商品+想定費用
も解説します。
マネしたい!おしゃれハイデザイン駐車場5選
まずは、見た目にこだわった超おしゃれ駐車場を、厳選に厳選を重ねて5つ紹介します。
ただし、わりと予算が高めなので再現しようと思うと、お金がそこそこかかります。
なので全部真似するのではなく、おしゃれになる要素を学んで取り入れる気持ちで見てください。
1.見よ、自然の美しさ!緑化ブロックを駐車場に採用
まず1つ目は、こちら!
二世帯住宅の広~い敷地に作った、来客用として使う駐車場の事例です。
二つの世代を繋ぐ、やわらかな曲線と美しい緑溢れる庭|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
車が乗る部分だけ緑化ブロックを使っているところが良いですね!
こちらのお家の方からは、
- 来客時だけ使う駐車場なので、費用はかけたくない
- でも、緑は欲しい
というオーダーがあったそうです。
そこで、駐車場の一部に緑化ブロックを採用しました。
庭ファンのお気に入りポイント
とにかくコスパが良く、合理的なデザインです!
緑化ブロックって、普通のブロックやコンクリートより費用が高め。
こうやって駐車場の全面を緑化ブロックにしようと思うと、コンクリートの駐車場の1.5~2倍ぐらいの費用がかかります。
ですから、緑化ブロックを車が乗る部分だけにするのはコストを抑えつつ、緑も確保できる素晴らしい案なんです。
しかも緑化ブロックって、ずっと車が乗っていると、その陰で枯れてしまうことがあるんですよ。
だから、頻繁に車が出入りしないサブの駐車場に採用するのは大正解なんです!
ちなみに普段から使うメインの駐車場は、こちら。
こちらはコンクリート&カーポートでまとめていて、緑化ブロックは使っていません。
どうやってオーダーすればいいか
ずばり「緑化ブロックで駐車スペースを作ってほしい」とお願いしてください。
地区によっては「緑化規定」といって、「土地に対して緑化率何%以上に」と決まっていることもあります。
そういう地域でも取り入れやすいですし、真夏の暑さ対策にもなりますね。
緑化ブロックにもいろいろ種類があって、こんな感じで小さいブロックが並ぶものや、
こんな風に、ブロックの中に植物が植わっているタイプもあります。
お好みのブロックを見つけて「コレで!」とお願いすると、よりイメージに近い駐車場ができますよ。
緑化ブロックの種類や設置費用などについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
≫助成金あり!緑化ブロックで駐車場を最安値でグリーンにする方法!【おすすめブロック9選徹底解説】
使っている商品+想定費用
この駐車場は、
- 緑化ブロック
- コンクリートの下地
- 散水栓
が使われています。
費用は、土間コンクリートの工事費用とほぼ同額でできそうです。
土間コンクリートの工事費用はざっくり10,000円/平米が目安。
2台分の駐車場は最低でも30平米は欲しいです。
ですから、だいたい30万円ほどで今回のような駐車場が作れると思います。
ただし場合によっては、1平米あたり2,000円~5,000円ほど追加で必要かもしれません。
ちなみにこの方法で3~4台分の駐車場を作ろうと思うと、さらに50万円ぐらいの費用がかかります。
2.主役は家!駐車場は引き算してテイストを統一
続いての事例は、南仏風の建物と調和させたスタイルの駐車場です!
白壁とアンティークレンガが美しい南仏スタイルのエクステリア|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
瓦や窓の飾りまで統一された、ステキなお家にぴったりな駐車場ですよね。
でもこの写真の外構だけに注目すると、実は超シンプル。
レンガ敷きのアプローチと、駐車場ぐらいしかないんです。
建物も外構の1つだと考えて設計すれば、凝った作りでなくても十分おしゃれになると分かりますね。
庭ファンのお気に入りポイント
駐車場の目地にレンガを使っているのが良いですね。
私は普段、「伸縮目地」というシンプルな目地を提案することが多いです。
「もっと目立つ部分にお金をかけてほしいから」という理由からなのですが…
こんな感じでかなりベーシックな仕上がりになるので、「地味だ」と言う方もいます。
でもこちらの事例では、レンガを目地に入れています。
建物やアプローチの色と合わせるためのセレクトですが、統一感が出ていて素敵ですよね。
目地自体が直線ではなく、ゆるくカーブを描いているところも良いですね。
アプローチや駐車場にカーブのデザインを取り入れるのって、実はけっこう難しいです。
でも実現できれば柔らかい雰囲気になるので、温かみのある外構にしたい方はぜひ挑戦してみてください。
どうやってオーダーすればいいか
こうしたデザインにしたい場合、一番良いのはこの施工例の写真を見せることです。
加えて、お家のコンセプトやこだわりのポイントも伝えてください!
「どういう雰囲気にしたのか」「何を意識したのか」を伝えることで、それに合う素材や色も決めやすくなります。
使っている商品+想定費用
今回の事例で使っている商品は…目隠しフェンスぐらいですね。
最初にお伝えしたとおり、外構だけ見ればすごくシンプル。
費用も、それほど多くはかかっていないはずです。
強いて言えば、写真の左端に少しだけ写っている「カンナ物置」がポイントかもしれませんね。
道路に対して背中を向けても、美しさが伝わってきます。
ただこれは物置の中でもかなり高級な部類で、1つで50万円ぐらいします…!
どんな物置なのかは、こちらの記事で紹介しています。
≫おしゃれな庭に、カンナ物置あり!物置のすごさ徹底レポートします。【原点にして頂点】その理由とは?
3.旗竿地でも諦めない!通路にこだわっておしゃれに
続いては、道路に面している部分が少ない「旗竿地(はたざおち)」をおしゃれにできた事例を紹介します。
ゲートが迎える明るく住み分けされたアプローチの賃貸併用住宅|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
写真右手に見えるグレーの建物が、今回の方のお家です。
道路から見えづらい位置にあることを踏まえて、通路部分のデザインにこだわりました。
ただし通路のスペースの都合上、存在感は出しつつ装飾は少なめ&薄めにする必要があります。
そこで注目したのが、「色」です!
建物のグレーが引き立つよう、ブルーのブロックを重ねて塀を作っています。
同系色どうしでまとまっているところにホワイトのブロックが効いていて、遠くから見ても目を引きますよね。
使っているのは、エスビックさんの「ブリエ・ブロック」です。
このおしゃれなブロックについては以下の記事で熱く語りましたので、良かったら見てみてくださいね。
≫ダサい庭と思われたくない!外構を成功させる7法則とおしゃれなエクステリア新商品【エスビック】
庭ファンのお気に入りポイント
この事例の良いところは、外構全体の「選択と集中」ができているところですね。
駐車場がどうなっているかというと…こんな感じです。
道路から見えない駐車場にはお金をかけず、すっきりまとめているんですね。
地味に目立つ電柱の処理もお見事です!
もう一度、この写真を見てみてください。写真中央に電柱が立っていますよね。
ここから電線を引き込む関係で、どうしても電柱が悪目立ちしちゃいそうなんですが…
- ブルーの塀の手前に複数の角柱を置く
- 通路の入り口から電柱の横まで、角柱を梁のように配置する
という工夫をすることで、電柱も装飾の一部であるかのように見せています!
おまけに、お隣の賃貸住宅からの目線もさりげなく遮れているんです。
これはもう、「さすが!」の一言ですね。
4.敷地をフル活用!カーポートを段違いにする
4つ目は、敷地を余すことなく使った事例です!
見てほしいポイント(施工例の概要)
こちらのお家は角地に建っているんですが、土地が台形。
駐車場のスペースも、変わった形にせざるを得ませんでした。
そうなると、普通のカーポートの設置も難しい…!
そこで既製品のカーポートを組み合わせて、敷地の形状に合わせたオリジナルのものを作っています。
加えて、向かって右側の壁はカーブを描く「アール壁」にしています。
車の出入りもしやすく、カーポートの柱が駐車スペースに出ないように処理しているんです。
美しさと利便性を兼ね備えた、非常に合理的なデザインだといえます!
庭ファンのお気に入りポイント
この事例の良いところは、ズバリ駐車場の「裏側」にあります。
アール壁の裏側は、こんな感じです。
ガーデンシンクを設置して、カーポートの柱に沿わせた雨樋からの排水をスムーズに!
雨樋で集められた雨が地面に広がると濡れてめちゃくちゃ汚くなりますし、下手したらコケが生えてきます。
壁の裏側というデッドスペースを活用しつつ、汚れもうまーく防いでいるんですね。
雨樋の延長には、それほどお金もかかりません。
ガーデンシンクは、もちろん普通の水場としても使えます。
このお家では、飼っているワンちゃんの足洗い場として活用されているそうです。
どうやってオーダーすればいいか
今回のような敷地の形状に合わせた駐車場を作りたい場合は
- 敷地そのものの形
- 敷地の斜めの角度
によって、対応できるカーポート・柱の位置などが変わってきます。
これがなかなか難しいんですよね。
商品知識は絶対必要ですし、強度チェックや排水の配慮も必須。
なので方法としては、以下のどれかになるかなと思います。
- コスパ優先で、既製品のカーポートをそのまま取り付けてもらうパターン
- 予算度外視で、カーポートで完全に敷地を覆うパターン
- 両者の折衷案パターン
今回の事例は、3番ですね。
ただし、うまく折衷案をつくれないと中途半端な駐車場になるリスクもあります。
使っている商品+想定費用
カーポートは、三協アルミさんの「スカイリード」。
これを、「出幅違い(ではばちがい)」に取り付けています。
右側を引っ込めて左側を長くしているので、通常のカーポートよりも梁を延長しています。
おそらく、普通に2台用のカーポートを設置する費用に+15~20万円ほどは必要ですね。
でも逆にそれだけ足せば、こんなに素敵で柱が邪魔にならない駐車スペースができるんですよね。
スカイリードが気になった方は、こちらの記事もチェックしてみてください!
≫三協アルミのカーポート19商品ぜんぶレビュー【保存版】価格詳細アリ&忖度なし
5.駐車場=直角と誰が決めた?斜めデザインが効果的
5つ目は「駐車場=直角」のイメージを覆すデザインでおしゃれさを出したこちらの事例!
見てほしいポイント(施工例の概要)
もう、この圧倒的な斜め感がスゴイ!
道路面に対しても、建物に対しても、あえての斜め!
しかもこのデザイン、横幅が狭い敷地にもぴったり。
面を斜めにする分、横幅を広くできるんですよね。
なので間口が狭い敷地でも駐車しやすく、使い勝手も良い合理的なデザインにできるんです。
庭ファンのお気に入りポイント
ポイントは駐車場のデザインだけじゃありません。
その奥にあるスライド門扉と飛び階段とも雰囲気が合っていて、とっても良い感じ!
駐車場の幅が広く取れたので、門扉には引き戸を採用しました。
よくある門扉は、こんな感じの開き戸ですよね。
それから、この「浮き階段」もいいですね。
(「フロート階段」「蹴込(けこみ)階段」と呼ぶこともあります。)
階段の下部分の締め色や砂利などをしっかり見せることで、これまたおしゃれな見た目に仕上げられるんです。
直角に階段を配置する、正面の1面だけしか見えないんですよね。
それを斜めにすることで2面の浮きが見えて、さらに高級感アップ!
合理的かつ優れたデザイン性の駐車場、「すげえ…」としか言えません…。
どうやってオーダーすればいいか
ただこの斜めの駐車場、オーダーが非常に難しいです。
とりあえずなんでも斜めにすればOK…でもないんですよね。
あと、浮き階段の浮き感は間口(横幅)が広い場所でこそ演出できるものなので…
そうでない土地に無理やり浮き階段を作ると、思ったより浮き感が出ないこともあります。
こちらのお家のように、1~2段目だけでも広くすると良いですね。
もしくは、壁を作らないなどの工夫が必要になりそうです。
使っている商品+想定費用
駐車場は土間コンクリートのみのシンプルな作りなので、装飾の費用などはありません。
ただ奥行きが必要になるので、コンクリートの施工面積は増えます。
普通に直角の駐車場での土間コンクリート工事よりは、少し予算がかかりますね。
また、浮き階段を作る費用は通常の階段費用に1段あたり+1~2万円ほど追加で必要です。
浮き階段って施工方法が特殊なのと、基礎を大きく作る必要があるのでこの値段になります。
もし4段の浮き階段を作りたい場合は、5~10万円ほど追加になると考えてくださいね。
庭ファンが浮き階段を作るときによく使うのは、東洋工業さんの「ドゥー・ステップ」。
あとは、こちらの「エクレル」を使うこともありますね。
コスパ重視!費用削減して、おしゃれな駐車場4選
とはいえ、予算をかければおしゃれにできるのは当たり前。
できれば「安くておしゃれ」にしたいですよね!
そこでここからは費用を削減しながらおしゃれに仕上げた事例を4つ紹介します。
1.あの手法も来客用ならアリ!芝との対比も◎
使用頻度が高くないけど欲しい!そんな来客用の駐車場を、最安でおしゃれに作った事例です。
目隠し・飛び出し防止・美観の三拍子揃ったデザインウォール|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
今回の事例の全体像は、こんな感じです。
手前が自分たちが使うメインの駐車場、奥の芝が敷かれた部分が来客用の駐車場ですね。
メインの駐車場は全面コンクリートで統一して、シンプルに使い勝手の良い駐車場に仕上げています。
外壁の色と駐車場のふちの色をそろえて、無機質にしすぎていないのもポイントです。
一方、来客用のほうは車のタイヤが乗る部分だけ土間コンを使用。
それ以外の部分には、芝を敷いています。
庭ファンのお気に入りポイント
アクセントを効かせつつ、お安く美しい駐車場に仕上げている点が素晴らしいです。
私はいつもは「車が乗るところだけコンクリートはおすすめしない」と主張していますが、今回は「アリだ!」と感じました。
なぜなら来客用の駐車場で、メインの駐車場より使用頻度が低いからです。
メインの駐車場で車が乗るところだけコンクリートにしてしまうと、
- 土間コンがない部分に敷いた砂利が飛散する
- 雑草が生えてきてストレス
- 見た目がイマイチ…
といった不満が溜まって、結局全面を土間コンにリフォームし直す例が本当に多いんです。
でも今回のように普段は使わないし、砂利も敷いていないのであればこういったストレスは軽減できるもの。
ちなみに「車が乗るところだけ土間コン」をおすすめしない理由は、以下で詳しく解説しています。
≫安くてデザインが良い駐車場がほしい!満足できる外構アイデア7選【結論→無理】
どうやってオーダーすればいいか
こんな来客用の駐車場にしたい!という方の注文方法は、とっても簡単。
「来客用の駐車場だけ、轍の部分をコンクリートにしてコストカットしてほしい」とオーダーしてください。
全面コンクリートも良いんですが、非常に無機質なデザインになりますし、予算も増えます。
だからこそコンクリートの量を減らすのは、来客用の駐車場が欲しい!という場合に有用なテクニックです。
使っている商品+想定費用
今回の事例で使っている商品は、土間コンクリートだけです。
しかも全面ではないので、普通に全面をコンクリートにする場合に比べて1台あたり5~10万円ほどの削減になります。
工事の工夫だけでこんなに減らせるので、ぜひ取り入れていただきたいです。
2.駐車場の目地は、十字「以外」にする!
駐車場によくある「目地」も、ほんのちょっと工夫するだけでコストダウンになります!
目地を、あえて十字以外にした例を紹介します。
フォーカルポイント満載のシンプルモダンエクステリア|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
一見シンプルな土間コンの駐車場なんですが、目地を横一文字にした珍しいパターンです。
コンクリートって、夏の暑さと冬の寒さで多少膨張するんです。
その膨張で割れないように入れるのが、目地。
よくあるのは、このように十字に切るデザインの駐車場ですね。
十字に切るのが一番割れが少なくでき、切る面積も少なくて済むのでよく採用されています。
しかし今回の事例は、まさかの横一文字!
たったそれだけでめちゃくちゃスタイリッシュに仕上がっています。
庭ファンのお気に入りポイント
この事例は、カーポートの骨組みのラインと目地の横のラインとの組み合わせが最高ですね。
カーポートはフラットなタイプで、柱や梁の真っすぐなラインが印象的。
そこに目地も真っすぐに伸びているので、すごくスタイリッシュに仕上がっていますよね。
装飾なしなのに、シンプルかつモダンな雰囲気が醸し出されています。
どうやってオーダーすればいいか
以下の写真を業者さんに見せて、「伸縮目地で、横ラインでお願いします」と伝えてください。
それだけで業者さんには十分、要望が伝わると思います!
ただ、万人におすすめできるかと言うと…そんなことはないですね。
目地って、道路に向かって真っすぐ(縦方向)が標準です。
そうすることで、雨水を道路に流してくれるんですね。
今回はカーポートが駐車場を覆ってくれていて、あまり水が入りこまないので良いんですよ。
そうでない場合だと、避けた方が無難かもしれませんね。
水の流れが悪くてもそんなに支障は無いんですが、水が溜まってホコリや汚れは残りやすくなります。
使っている商品+想定費用
今回、使っているのは「エキスパンタイ」などの商品名で売られている伸縮目地。
黒とグレーがありますが、今回は黒を使っています。
3.カーポートの足元は「砂利」がコスパ良し
土間コン関連の事例をもう1つ紹介します。
一見普通の駐車場ですが、一部分だけ土間コンなしにしてコスパを良くしています!
見てほしいポイント(施工例の概要)
なんの工夫もない駐車場に見えますが、ポイントはカーポートの柱元!
向かって左側、30~40cmぐらいの部分だけ、土間コンクリートがないんです。
ここは車が乗らない部分なので、土間はなくても支障が少ないんですね。
庭ファンのお気に入りポイント
安く仕上げるためだけじゃなくて、カーポートの雨水を排水する意図もある点が良いです!
このカーポートは横幅3mなので、雨が降ったら20平米分ぐらいの水が集中します。
以下のように駐車場を全面土間コンにしてしまうと、水が駐車場全体にバーッと広がってしまいます。
水が道路側に出ようとして、土間コンの上を流れていくんです。
しかしカーポートの足元だけ地面が残してあれば、その部分が吸水してくれます。
「汚さないうえに、おしゃれさをアップ」している事例と言えますね。
気になるところと言えば、敷いた砂利が飛散するリスクでしょうか。
ただ、車が通らない部分ですし、削った部分も狭いので深刻な問題にはならないはずです。
どうやってオーダーすればいいか
「カーポートの柱元だけ、砂利(芝)などの透水素材にしてほしい」と伝えれば実現可能です!
この写真を見せながら伝えれば、よりスムーズにお願いできますよ。
使っている商品+想定費用
こちらも使っているのはシンプルな土間コンなので、追加費用は特になし。
削減できる費用は、カーポートのサイズにもよりますが数万円ですね。
今回設置しているのが1.5台分のカーポートで、約7m×30cm幅でした。
約2平米分で、2万円ぐらいの削減ができています。
「たった2万円かあ~」と思うかもしれませんが、2万円あれば他の外構のグレードを上げられます。
たとえば、お家に欠かせないフェンス。
2万円あれば、「ゴージャス」タイプにすることだってできちゃいます!
さらにもう1万円追加して、表札やポストをおしゃれにすることだってできますよ。
おまけに雨水による汚れも防げるので、一石二鳥です。
「駐車場の幅が3m以上あるけど、2台しか入れない…」など、自宅の駐車場が中途半端だと感じる人に向いています。
排水設備をきちんと作って車を守るという選択肢もあることは、ぜひ知っておいてください。
4.見える部分「だけ」におしゃれを集中させる駐車場
外から見える部分だけ重視することで、グッと予算を抑えた事例です。
駐車場をおしゃれにしたいけど、費用がかかりすぎる…というときの参考になります!
視線を誘導するゲートによってクールなエクステリアに|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
この駐車場は、道路から見える前方のところだけをタイルで装飾。
駐車中に見えなくなる部分は、実用的な土間コンで統一しています。
駐車場に限らず、見える場所だけにタイルや洗い出しなどの装飾をするのは、予算を抑えたいときの王道テクニックです。
庭ファンのお気に入りポイント
細かいポイントですが、タイルの「色」の選び方が良いと感じました。
タイヤ痕が目立たない、グレー系のタイルで統一されています。
どれだけゆっくりアクセルを踏んだとしても、タイヤ痕はできるものです。
でもグレー系のタイルになっているだけで、たとえ痕が付いても目立たなくなります。
ちなみにブルーのふたは、水道メーターやバルブなどを入れるためのもの。
市の条例などで指定されていて着色や変更ができないこともあるので、ここだけは目をつぶってください…><
どうやってオーダーすればいいか
この駐車場に近づけたい場合は、「駐車場の入り口だけをタイルなどで仕上げてほしい」とオーダーすればOK!
それほど難しいテクニックでもないので、すんなり対応してもらえるはずです。
使っている商品+想定費用
使える商品は、お家の雰囲気やエリアによって変わりますが、必ず車が乗っても割れない、舗装用のタイルや天然石を選んでくださいね。
たとえば、ユニソンさんの「アムルストーン」はおすすめです。
なかには、「玄関ポーチと同じタイルを使いたい!」という人もいると思います。
その場合は建物を建てるタイミングで、玄関ポーチのタイルを車が乗っても問題ないものにしてください。
ただ舗装用のタイルって、普通のタイルよりちょっと高いです。
なので絶対に玄関ポーチと同じタイルしなくても、同系色のものであれば良いかなと思います。
安さ命!予算最小で駐車場をおしゃれに見せる工夫4選
最後に、予算はセーブしつつきちんと便利で、かつおしゃれに見えるテクニックを取り入れた事例を4つ紹介します。
「必要最小限の予算しか確保できない!」という人、必見です!
1.ちょこっとカーブで、おしゃれ&停めやすく!
1つ目の事例はこちら。
パッと見た感じ、普通の駐車場ですが…小さな工夫が凝らされているんです!
柔らかい印象を持たせたスタイリッシュなエクステリア|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
駐車場の左角、植栽がある部分に注目してください!
Rの字のようにカットされていますよね。
これだけで見通しが良くて車の出入りがしやすく、植栽の抜け感も演出できます。
庭ファンのお気に入りポイント
このデザイン、駐車場から玄関までの動線はきちんと作りつつ、デザインを取り入れられています。
アールの部分を裏側から見たときの様子は、以下の通りです。
しかも駐車もしやすくて、いいことづくめの事例なんですよ。
どうやってオーダーすればいいか
敷地の角を落としてカーブを作ることを、「隅(すみ)切り」と言います。
なので、「駐車場の角を隅切りしてほしい」と伝えれば大丈夫です!
隅切りの仕方もいろいろあって、斜めにカットすることもできます。
今回はお家が直線的なので、アールにカットしています。
柔らかい雰囲気が出ますし、奥行きも感じられるようになっているんじゃないでしょうか。
どうやってカットするかは、お家の雰囲気・テイストに合わせて決めてくださいね。
使っている商品+想定費用
ぶっちゃけ、隅切りに大きな費用はかかりません。
もし隅切りする場所にブロック塀があるなど何かの撤去工事が必要な場合に、その費用がかかるぐらいです。
あと、カットした部分に沿って土間コンを敷くので、その分の費用も上乗せされるかもしれませんね。
2.憧れエクステリアをカーポートで安価に再現!
高低差がある現場で、「カーポート、良い仕事しすぎ!」な事例です。
見てほしいポイント(施工例の概要)
こちらの現場、見ての通り道路と建物のところとで、かなり高低差があります。
それを、梁を延長したフラットなカーポートでうまくまとめています。
庭ファンのお気に入りポイント
良いと思ったところ…いっぱいあります!
まず、リビング前のフェンスです。
それほど高さはないですが、低い位置にある道路からの目隠しができています。
カーポートも目隠しになっているので、リビングは全く見えませんね。
また「延長梁」も良い仕事してるんですよ!
カーポートの梁が敷地の端っこ(写真の手前)まで、ビヨーンと延長されています。
これがゲートや「くぐり門」のような役割をしていて、お出迎え感を演出しているんです。
もちろんカーポートとしての屋根の役割もしっかり果たしています。
梁を延長しているので、車から玄関まで柱がない点も便利ですね。
入出庫が楽ですし、車から玄関までの動線も超スムーズです!
どうやってオーダーすればいいか
オーダーの際は、「梁を延長して」と伝えれば大丈夫です。
ただし、フラット系のカーポート限定です。
写真のようなカーブを描いているタイプのカーポートだと難しいと思います。
使っている商品+想定費用
今回の事例では、LIXILさんの「フーゴ」を使っています。
梁の本数や伸ばす長さで変動しますが、予算も通常の費用+8~10万円と比較的安め。
以下のどれかで、梁延長を検討するのがおすすめです。
3.デザインと実益を両立!洗い出しでタイヤ痕を隠す
「車が乗る部分だけ土間コン」と「見える部分だけ装飾」のテクニックを組み合わせた事例です!
「月」をイメージした眺めに浸る…憩いの和モダンガーデン|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
このお家の特徴は、手前の小さい屋根&壁と、奥の大きい屋根&壁を意識したデザイン。
そこに馴染むよう、駐車場も統一感を重視しています。
庭ファンのお気に入りポイント
駐車場もグレー系のデザインで合わせていて、建物の雰囲気にマッチしています。
後ろの塀ともデザインが合っているので、一体感が出ていますよね。
しかも、駐車場の足元のうち、車を止めても見える部分は「洗い出し仕上げ」をしています。
洗い出し仕上げとは、コンクリートの表面に砂利を埋め込んで仕上げる方法のこと。
施工費用が安いのに、ちょっと取り入れるだけで高級感が出るんです!
滑り止め効果にも期待できるので、安全性もアップ。
今回は建物に合わせてグレーにしています。
グレーだと汚れやタイヤ痕も目立たないので、駐車場の装飾にぴったりです。
洗い出し仕上げについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!
≫コンクリートの洗い出し仕上げとは?超おすすめの工法4選&商品紹介10選
どうやってオーダーすればいいか
「一発洗い出し施工で、駐車場を洗い出しにしてください」で、OKです!
別のやり方で「一度土間コンを打って、その上から洗い出しを上塗りする」という方法がありますが、砂利の割れ・剥がれのリスクが高まるんですよね。
なので、一度に洗い出し仕上げまで行う「一発洗い出し」ができる業者さんに頼むのがおすすめです。
とはいえ、一発洗い出しでも砂利が剥がれるリスクは多少あります。それに費用も普通の洗い出し仕上げより高めです。
使っている商品+想定費用
洗い出し仕上げの費用は、通常の土間コン仕上げに比べて、1平米に+1万円前後はかかります。
もっと値がはるケースも多いので、全面積ではなく道路側・アプローチだけなど、施工箇所を絞りましょう。
4.大きいことが全てを解決!雨の日も快適な駐車場
大トリは、私が一番気に入っている事例です!
家の出入りを超スムーズにする、ナイスなアイデアを見てみてください。
敷地の広さを十分に活かした開放的なアーバンファサード|癒樹工房
見てほしいポイント(施工例の概要)
もう、この特大のカーポートが最高ですね。
敷地の広さを活かして、大開口の3台用カーポートをドドン!と設置。
アプローチもまるごと覆ってしまっています。
庭ファンのお気に入りポイント
駐車場全体を覆っているので、玄関まで雨に濡れず入れるんですよ。
車を降りても雨に濡れないので、
- 一瞬たりとも傘をささなくて済む
- 子どもを抱っこしたまま家に入れる
- 大きな荷物があってもスムーズに運べる
といったメリットがあって、めちゃくちゃ便利なんですよね。
インターホンもカーポートの中にあるので、お客さんにとっても快適。
配達員さんも雨に濡れずインターフォンを押せて待機できる、皆に優しい設計です。
どうやってオーダーすればいいか
結論「アプローチまで覆う大きな屋根をカーポートで作ってください!」と言うだけです!
ただし敷地の形状や広さ、玄関までの高低差によって、設置するカーポートのサイズや種類も変わります。
どのカーポートにするかは置いておいて、とりあえずオーダーをしてプランを作ってもらうことをおすすめします。
使っている商品+想定費用
今回使用したのは、LIXILさんの「フーゴF 3台用」です。
費用は、基礎工事込みで約95万円です。
他にも、
- YKKAP「エフルージュ トリプル」
- 三協アルミ「スカイリード 3台用」
であれば、似たような見た目にできます。
正直、どれもわりと高価です。
が、その分の存在感・使い勝手の良さ・快適性は格別!
このデザインにしたい場合、カーポートが家の外観を大きく決めることになります。
まとめ:おしゃれな駐車場デザイン実例13選でした
おしゃれな駐車場デザイン13個を紹介しました。
「良いな」と思った施工事例、ありましたよね?
実は今回紹介した事例は、すべて「癒樹工房」さんの施工事例です。
この記事も、癒樹工房さんにご協力をいただいて作成しています。
各事例の紹介部分に、各事例の詳細へのリンクも付けました。
実際に自社で施工した事例なので、
- 使った資材
- 実際にかかった工事費
- 実際に施工した職人さん
もバッチリ分かります。
「我が家にも取り入れたい」と思った方は癒樹工房さんをご用命ください!
関東エリア限定ですが、無料で施工事例集も配布されています。
まずはこの事例集の問合せだけでも、ぜひ行ってくださいね!
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≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
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≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
そんないくつも業者さんを探して、つどつど問い合わせるのも面倒だという方は、無料で優良業者さんを簡単に検索できるサービスがありますので、ぜひご利用ください。
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一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
先ほど紹介した外構相談比較ランキングのサイトは、業者さんの登録審査が厳しく、悪徳業者は完全に排除されます。
定期的に見直しが図られているので、登録業者数が少ない地域がありますが…精鋭部隊なので安心してください。
サイトを見ていただけるとわかると思いますが、大手ハウスメーカーから地元の工務店まで網羅し、今まさに家づくりをしている方の「新築外構」にも対応しています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
「注文できるかどうか、まだわからなくて・・・」と言ってもらえれば大丈夫です。懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
また事前に要望を出すことで、その工事を得意な業者さんを紹介してもらえます。
そして、何と言っても相見積もりを取ることの最大のメリットは前述の通り「プランの精度が高くなる」「価格が安くなる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの相見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、価格や割引率の事前確認は、できるだけ多くの業者さんに相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
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もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
外構相談比較ランキングのページの最後に、お得なフォローアップキャンペーンについて紹介しています。
カンタンな条件を満たしていただければ、私が、「価格のチェック」&「プランの精査」をいたします。
外構の値段を下げる自信はありますし、値段を下げなかったケースはほとんどありませんので、有料級のサービスかと思います。
最後までご覧いただいた、あなたへお礼のプレゼントです。
詳細は、コチラの≫外構相談比較ランキングの下部を参照してみてください。
最後までご覧いただきまして有難うございました!
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!