駐車場の汚れをどうにかしなきゃと思って数年経過…
新築の時から比べると、駐車場に雨汚れ・タイヤ痕・黒ずみが増えてきました…掃除してもそんなに落ちないし、いつかどうにかしなきゃと思ってはいるんですけど、行動できないままズルズルと時間だけが過ぎています。キレイにするなら、もう1回駐車場の工事が必要ですか?
駐車場って広いし、掃除してもなかなか綺麗になりませんよね・・・。
できれば、美しい状態に戻したい&キープしたい!と思いますよね?
そう思っている皆さんにおすすめしたいのが…「ローラーストーン」!
今ある駐車場をそのまま残しながら、予算を抑えつつ、おしゃれにできる…
そんな夢のような商品なんです!
この記事では、
- ローラーストーンの概要
- ローラーストーンのメリット・デメリット
- ローラーストーンの施工費用
を解説します。
元・エクステリア営業マン。駐車場の悩みはお任せ!
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そもそも、ローラーストーンとは?
おそらく、「ローラーストーン」という名前は初めて聞いた!という方が多いと思います。
なのでまずは、ローラーストーンってどんなものか?をご紹介しますね。
「ストーン」だけど、石材ではなく特殊塗料
ローラーストーンは石材ではなく、セメントを主原料とした特殊塗料です。
しかもただ単に駐車場の表面に塗るものではありません。
職人さんがめちゃくちゃ丁寧に、再現度高く仕上げてくれる施工方法なんです!
実際に施工する場合、以下の手順で進めていきます。
- 3~5mmの天然石っぽいタイルを手作業で作る
- 駐車場に作ったタイルを貼る
- 貼ったタイルを着色する
作るタイルには見本や決まった形が無いので、職人さんの完全手作り。
目地とか、着色も全部手作業です。
そんな手間暇かけて出来上がった駐車場は、パッと見ても、天然石かローラーストーンか分からないレベル!
実際の施工例は、こんな感じです。
一応、天然石っぽいタイルを作れる道具とか、色見本はあります。
それでも本当に、人工物っぽさがないんです。
これはもう、職人さんというアーティストのなせる技です!
剥がれづらくなる研究&対策がされている
そう思う方もいると思いますが…安心してください!
ローラーストーンは、剥がれるリスクが年々減ってきています。
ローラーストーン自体も、年々アップデートされてきているからです。
メーカーさんは積極的にローラーストーンの改善に取り組んでいます。
地面との固着性や、車など重いものが乗ったときの耐圧性などもどんどん改良されているんです!
コンクリートやアスファルトなど、下地となる素材に合わせた処理の方法も確立されていっています。
なので、むしろ使い続けるほど便利に、丈夫になる…と言っても過言ではないんです!
寒冷地&豪雪地も!全国どこでも優秀な業者さんが施工
さらに、ローラーストーンは全国どこでも施工できます!
ローラーストーンを取り扱える施工業者さんは、全国にいます。
北海道を始めとした、寒冷地や豪雪地での施工実績もたくさん。
どこに住んでいても、「ローラーストーンで!」とお願いすればOKです。
実は、ローラーストーンの施工業者になれるのはメーカーが認めたところだけです。
ローラーストーンは、下地処理の方法からタイル・天然石に見せる表現技法まで、比較的アーティスト的な技術が必要。
だから、「道具があればできる」「誰でも取り扱える」ものではないんですね。
なのでメーカーさん直々に施工業者さんのチェックをして、問題ないところだけが認定されています。
ローラーストーンのメリット5つ
そんなローラーストーンのメリットは、大きく5つ!
- タイルを貼るより安く施工できる
- 最短2日で工事が完了する
- 滑り止め効果が高い
- タイヤ痕が付きづらい
- デザインの自由度が高い
ローラーストーンがおすすめできる人の特徴とともに、紹介します!
1.タイルや天然石より安く施工できる
まず1つ目、施工費用が抑えられます!
天然石風のタイルを作って貼る方法なので、タイルや本物の天然石ほどの費用がかかりません。
今ある駐車場ををそのまま使えるのも魅力的。
ローラーストーンは、アスファルトやコンクリートの上に塗装します。
なので、今ある駐車場を撤去したり、土間コンクリートを解体したりする必要なし!
舗装したいときにいつでも工事できるので、駐車場のリフォームをしたい方にもぴったり。
特にガーデンリフォームを検討中の方に、おすすめです。
2.最短2日で工事が完了する
2つ目は、施工完了までのスピード!
駐車場の面積によりますが、ローラーストーンの工事は最短2日で終わります。
ローラーストーンは、セメントを主原料とした特殊塗料です。
だから天気の良い日なら「午前中に工事をして、夕方には乾いて車を止められる」なんてことも!
工事をした翌日、上からまた色を塗ることもありますが、天気が良ければ早く乾くので、夕方には車を止められます。
なので、工事のために駐車場をわざわざ手配する必要がないんです!
「周辺に借りる駐車場が見つからない」方には嬉しい手法ですね。
3.滑り止め効果が高い
そして3つ目、滑り止め効果が高い!
理由は、ローラーストーンの表面がゴツゴツしているからです。
ローラーストーンはタイルや天然石を模したデザインですが、質感をバッチリ再現しています。
凹凸もあるので、タイルのように「雨の日にツルツルして困る」ことが少ないんです!
こうした安全性の高さから、駐車場以外に老人ホームや病院のスロープに使うことも。
なので、階段やアプローチがタイルで、雨の日に滑って困っている方に最適です。
古くなったアプローチをリフォームしたい方にも、ぜひ検討していただきたいですね。
4.タイヤ痕が付きづらい
とにかく丈夫でタイヤ痕が付きにくいです!
ローラーストーンは、駐車場の舗装用に専門開発された塗料です。
車の車重に耐えられるように、強度計算がされています。
施工後はコーティング剤も施すので、さらにタイヤ痕が付きにくくなるんです。
天然石を模したグラデーションのある色味も、タイヤ痕を目立ちにくくしてくれます。
一度舗装したあとに、部分的な補修も可能です!
たとえば、
- カーポートのないところだけ日焼けした
- 別の舗装剤を使ったときの色ムラが残ってる
- 2台止めているけど、1台のタイヤ痕だけがやたら目立つ
という事態が起こるかもしれません。
他の手法だと、こういう部分的な補修は対応できないとか、難しいことがあるんです。
でも塗料であるローラーストーンであれば、そういった部分だけ塗り直しができます。
部分的な日焼けや、特に目立つタイヤ痕に困っている方におすすめです。
しかも、補修する場所に合わせた色に調整できます!
「外壁を塗り直したら、駐車場だけ汚れが目立つ…」という方にも、ぜひ試していただきたいです。
5.デザインの自由度が高い
そして5つ目、デザインの自由度が高い!
ローラーストーンはタイルや天然石のように、形が決まっているものを貼るわけではありません。
なので、自分の好きなデザインのオーダーが可能です。
ロゴデザインを床に入れたり、駐車場の白線のラインにローラーストーンを使うなんてこともできちゃいます。
スタンプコンクリートとの違い
もしかすると、「スタンプコンクリートと一緒じゃない?」と思った方もいるかもしれません。
スタンプコンクリートは、コンクリートの表面をタイルっぽく塗る方法です。
こんな感じで、駐車場やアプローチによく使われます。
たしかに一見、ローラーストーンと似ているように感じるかもしれませんね。
ただスタンプコンクリートには一定のパターンがあるので、同じ形・模様が何度も出てきます。
なので、施工面積が広いとちょっと単調な印象とか、ニセモノ感が出る場合もあります。
一方、ローラーストーンは完全に職人さんが手作り&手作業で施工してくれる方法。
同じ形が何度も出てくることは、ほぼないんです。
凝った印象の駐車場にしたい場合は、ローラーストーンのほうが適しています。
ローラーストーンのデメリット5つ
いいことづくめのローラーストーンですが…以下の5つのデメリットもあります。
- 床がないと施工できない
- 塗り直しが10年~15年ごとに必要
- 年2回程度の洗浄は必要
- 新築には不向き
- 車で隠れてしまう…
1.床がないと施工できない
まず1つ目は、床がないと施工できないこと。
ローラーストーンは、仕上がった床に対して造形塗装を行う商品です。
土間コンやアスファルトの駐車場には、バッチリですが…
- インターロッキング
- 固まる砂
- 砂利・砕石
- 芝生
など、動く可能性がある床を採用している駐車場には、施工できません。
ゼロからコンクリート床を作る方には、おすすめしづらい商品です。
「土間コンだけど、目地だけ砂利」「駐車場はオール土間コン、だけど周囲に砕石がある」といった駐車場にも微妙かも…。
タイヤとローラーストーンの間に砂利や砕石があると、ローラーストーンが傷つく原因になります。
そんなに簡単に傷つかないとは言われてますが…できればリスクは減らしたいです。
砂利が飛散しないように固定する、ローラーストーンと離れた場所に敷くといった対策が望ましいですね。
2.塗り直しが10年~15年ごとに必要
2つ目、10~15年に1回程度は塗り直しが必要です。
ローラーストーンは丈夫なんですがやっぱり屋外のものなので、劣化はします。
耐用年数が長くなったとはいえ、美観維持のために定期的な塗り直しが推奨されています。
とはいえ、環境によって劣化の度合いが違うのは否めません…。カーポートの屋根がある場合、直射日光も雨も当たらないので長持ちしやすいです。
駐車場が北側か南側かでも、日当たりが変わります。
車の大きさや出入りの頻度によっても、劣化の度合いはかなり差が出ますしね。
なので、必ずしもこのスパンでの塗り直しがいらないこともあります。
3.年2回程度の洗浄は必要
デメリット3つ目は、年2回程度の洗浄が必要なこと。
ローラーストーンには凹凸があり、ザラザラした質感を再現しています。
その分、汚れやホコリなども溜まりやすい傾向にあるんです。
ただ、掃除の手間はそれほどかかりません!
高圧洗浄機やデッキブラシで年2回ぐらい清掃していただければ、まったく問題ありません。
こちらも、カーポートがあって駐車場に雨がかからないとか、周辺に土がなければ回数も減ってきます。
4.新築には不向き
そして4つ目、新築工事には不向きです…。
前提として、ローラーストーンは
- タイル
- コンクリート
- アスファルト
といった動かない舗装材であれば、何でも舗装が可能です。
素材に合わせた下地処理を行うように研究開発されていますので、問題はありません。
ですが、土間コンクリートを打った直後もしくはアスファルトを舗装した直後の使用は、推奨されていないんです。
土間コンクリートやアスファルトって、工事してしばらくは材料が動いたり、油が出てきたりすることがあります。
コンクリートを打った1年目と10年目であれば、10年目の方が安定しています。
1年目の方がまだ材料が若いですし、水分を含んでいるので動きやすい、ひびが入りやすいということもあります。
できれば1シーズン置いて、そういった伸縮が落ち着いた後に施工していただくのが良いです。
5.車で隠れてしまう…
そして5つ目、せっかくローラーストーンで舗装しても、車で隠れてしまうことが多いです。
なので、全面ローラーストーンにすると、ちょっともったいないかもしれません。
ただ、これは工夫次第でどうとでもできるデメリットでもあります。
- 駐車場の通路側や道路に面してる部分などだけに絞って舗装する
- 目立つところだけローラーストーンを使って、それ以外は舗装しない
といった選択肢もあるんですよね。
ローラーストーンの施工費用は1平米1万円~
そんなローラーストーンの施工費用は、施工する面積によって変動します。
一例を挙げると
- 駐車場1台分(18平米):19万8,000円(1万1,000円/平米)
- 駐車場2台分(36平米):36万円(1万円/平米)
といった感じ。
このほか、
- 下地処理費用(コンクリートの剥がれ・浮き防止)
- 下地の掃除費用
などが別途かかるケースがあります。
実際の費用は現場ごとに変わってきます。
気になる方は、一度お見積もりを取っていただくことをおすすめします。
タイルがあるだけで、駐車場は高級に見える
駐車場がタイル調や石張りになっていると、ものすごい高級感出ます。
でも、周りのお家でそんな舗装をしているところって、ありますか?
なぜなら、めっちゃ高いからです。
でもローラーストーンで舗装すれば、コストを抑えつつタイル調・乱石貼り調にできます。
あっという間に、高級感あふれる駐車場になりますよ!
コンパクトにインパクトが欲しい方は、ぜひローラーストーンを試してみてください。
まとめ:今すぐローラーストーンの見積もりを取ろう!
「ローラーストーン」について紹介しました。
エクステリア業界歴の長い私でも「えっこれ本物じゃないの?」と思うぐらい、素晴らしい再現度です。
やっぱり、業者さん自身も相当訓練されていると思いますよ。
そして再現度が甘かったらクレームになってしまうので、バックアップ体制もしっかり整えています。
ローラーストーンの施工業者さんは、メーカーさんが認めたところだけ。
なので「ローラーストーンで舗装したい!」と思ったら、まずはお近くの認定業者さんを探してください。
業者さんは、ローラーストーンのWebサイトから検索できますよ。
見積もりだけなら無料なので、ぜひこちらからお気軽に問い合わせてみてくださいね!