自宅の3階バルコニーにサンルーム・テラス囲いを設置したい人
「さっき、サンルームを3階に設置して欲しいから業者さんに来てもらったら、無理って断られた。どうしても付けて欲しいんだけど、方法ないの?なんで、ダメなの?教えて;;」
←3階へのサンルーム設置を断られたとしても、できる対策があります
ざっくり3行でまとめると
- サンルーム・テラス囲いは2階まで設置可能な商品
- 3階への設置は規格外、自己責任になる
- どうしてもと言うなら積雪100cmタイプで取り付けを推奨
3階へのサンルーム・テラス囲いの設置はNGです
テラス囲い商品は、地上階と二階までに設置できる商品です。
3階への設置はメーカーの規格上ダメな決まりになってます。
上記の通りカタログにも明記があり、規格外の工事になるので商品の保証を受けられなくなるケースがほとんどです。
3階の方が風が強く、サンルーム・テラス囲い破損が心配
理由は、3階に設置すると強風の影響を受けて、サンルーム・テラス囲いの破損が心配だからです。
2階に必要とされる耐風圧強度と3階に必要とされる強度は違い、3階のほうが高い水準を求められます。
ちなみに日本では3階設置に対応したサンルーム・テラス囲いは市販されてませんで、設計販売となり非常に高価になりますよ。
住宅に必要な性能はJIS等級では目安として
- 1階ではS-1 ※80kgf/㎡「風速36m/s程度」
- 2階ではS-2 ※120kgf/㎡「風速44m/s程度」
- 3階ではS-3 ※160kgf/㎡「風速50m/s程度」
程度の性能が必要とされています。
どうしても設置する場合は、積雪100cm仕様を選ぶ
規格外のことはわかった!でも、それでも設置して欲しい。
という、ご要望を一定数いただきます。
そういうなら本来は設計事務所に依頼して、強度計算を基に3階でも耐えられる強度のサンルーム・テラス囲いをオーダーメイドしてもらうのが正解です。
が、お値段はお察しの通り、、、たぶん桁が多分変わりますね。
そんな潤沢な予算は取れないよ!
そんなときは、市販されている商品で設置する場合は、お住いの積雪エリアに関わらず積雪100cmタイプを選んで下さい。
積雪100cmタイプは、積雪の荷重に耐えられるよう骨組みが追加されて強固な設計になってます。
カタログ記載の20cmタイプに比べ耐風圧強度も高く、市販品で最強強度を誇ります。
カタログのスペックを見ても数値は明らかで、細かすぎるポイントかもしれませんが知っていると知らないでは大違いです。
積雪20cmは耐風圧36m/sですが、積雪50cmタイプ以上は42m/sとグンと強度が高くなります。
無駄なあがきかも知れませんが、これぐらいやっても、メーカー規定には届きませんのでご留意下さい。
3階へのサンルーム・テラス囲いの設置するなら、要注意
エクステリア業者さんの中でも規格外の工事を請け負わないスタンスの業者さんがいます。
3階に設置するためには複数業者さんに相談することは必至となりますので、覚悟しておく必要があります。
電車に乗って車窓から見渡してみたり、街並みを見ているとビルの屋上・戸建ての3階などにサンルームが設置されていることがありますよね。
そうなんですよね、市販されていないので皆さん1階・2階設置用のサンルーム・テラス囲いを転用して設置するほかないんです。