外構の階段に求めるものは安全第一!
にもかかわらず、打合せ時にじっくり話す機会はあまりありません。
というのも、外構では階段の他に決めないといけないことがたくさんあるからです。
例えば、これらの方が打ち合わせにかける時間が長いでしょう。
- 駐車場
- フェンス
- ウッドデッキ
外階段は意外とスペースを取り、生活の導線を大きく決めるもの。
元・エクステリア商社営業マン、外構の専門家です
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外構階段の基礎知識1:高低差を解消するスロープと階段
段差を解消する方法は2つ。
- 階段
- スロープ
個人的に、スロープは推奨していません。
その理由は、スペースとコスト。
生活のしやすい場所というのは、水平な場所です。
自分の土地は出来るだけ水平にしておくと、駐輪場や作業スペースとして活用できます。
そのため、スペースがかなり必要なスロープではなく、階段を推奨。
階段なら3~4段で済む場所が、スロープにすると4~5mの場所が必要になります。
スロープにすることで門柱や舗装材も必要でコストが大きくかかることに。
外構階段の基礎知識2:階段の高さ・階段の幅・横幅
スロープよりも階段を推奨する理由がわかったところで、階段の高さを決める計算式を見てみましょう。
まず、建築基準法で階段の面積は決まっています。
- 踏面15cm以上
- 蹴上23cm以下
この指定を守らなければ、使いづらい階段になります。
最適な階段の大きさを決める計算式
一般戸建ての住宅及び外階段は、高さの2倍+階段の幅=60cmになるように設計するのが良いとされています。
実際、どんな階段になるか見てみましょう。
蹴上15cmの場合、踏面を30cmにすると=60cm。
比較的、緩やかな階段になります。
これはよく設計される寸法です。
蹴上12cmの場合は、踏面を36cmに。
先ほどよりも踏面が広くなります。
このように、高さの2倍+階段の幅=60cmになるように設計すると使いやすい階段になるのです。
方程式があることを念頭に入れ、見積書や図面を確認すると良いでしょう。
これらの設計を考慮するのはプランナーさんなので、お客さんが計算をすることはほぼありませんが、自身が無茶なオーダーをしていないかの判断にもなります。
階段は「高さの2倍+階段の幅=60cm」で作る
階段の横幅は120cm以上を推奨
階段は高さと広さの他に、幅もあります。
個人的に、階段の横幅は120cm以上を推奨。
理由は、アプローチと同じく、2人一緒に上り下りすることができるから。
また、両手に荷物を持って歩ける幅も120cmほどです。
建築基準法や道路設計の資料を見ても、やはり基準は120cm。
ちなみに、最小の幅は80~90cm。
この幅を下回ると、非常に使いにくく危険です。
外構階段の基礎知識3:屋外階段に適している素材
外階段に求めるものは安全第一!
階段にも、滑りにくい素材が最適です。
よくあるのはタイル貼り。
化粧砂利を出した洗い出しや、コンクリートを刷毛で仕上げた刷毛引きもあります。
外構階段の基礎知識4:気をつけるべき色づかい
玄関ポーチで使うタイルもそうなのですが、比較的明るい色をオススメします。
反射光で、見た目も明るく綺麗に映えるからです。
ですが、泥汚れが付きやすくなるので、白すぎないベージュやオフホワイトを推奨!
白すぎる階段では、こういったデメリットが。
- 真っ白だと照り返しでまぶしい
- 真っ黒だと辛くて段差が見えにくい
ベージュ系やオフホワイトのタイルでは起こりにくい現象です。
どうしてもホワイトタイルが使いたい場合
どうしてもホワイトのタイルを使いたい場合は、端部にアクセント色を入れましょう。
デザインや安全性に関わるので、タイルの色は考慮してくださいね!
外構階段の基礎知識5:階段を作るときの禁止事項
外構階段を作るときの禁止事項は3つ!
- 階段の途中で蹴上の高さを変えない
- 蹴上の高さを15cm以下にはしない
- 螺旋階段はNG
階段の途中で蹴上の高さを変えない
階段の途中で、蹴上の高さを変えないようにしましょう。
階段を登っていると、目線は上に向きます。
目線が上に向いていることで、蹴上の高さが変わったことには気づけず、つまずく原因に。
蹴上の高さを15cm以下にはしない
蹴上の高さは23cm以下が良いと言われていますが、低すぎても危険。
低ければ登りやすいというものでもありません。
蹴上の高さは15cm以下にしないようにしましょう。
階段の段が低いほど、つまずきの原因に。
- 階段の段数を減らして1段の高さを高くする
- 他の場所の勾配を出して高さを調整
中途半端な階段が家にあるのは結構なストレスになります。
螺旋階段はNG
螺旋階段を作った場合、中央を歩く設定で設計することが多いのですが、近道をしようと内回りで通ることも。
一番内回りの部分は、踏面が短くなりやすく、かなり危険になっています。
公共設備でも、螺旋階段を使用することはあまりありません。
もし螺旋階段を作る場合は、手すりなどの安全対策がされています。
螺旋階段は小さなお子さんや、お年寄りには危険。
屋外の階段となると、雨、雪、コケなどでさらに危険なので、螺旋階段はやめましょう。
セオリーに反した要望を業者さんに出さないように
ここまでの解説に異論がある方もいるかもしれません。
ですが、セオリーに反した要望を業者さんに出さないようにしてください。
例えば、
- 蹴上の高さを途中で変えたい!
- 絶対に螺旋階段がいい!
こうして、要望通りに施工してもらったとします。
しかし、出来上がった外構階段をみると結構危険。
お客様の要望通りに施工したのに、クレームを付けられると、業者としても解決が難しいものです。
どちらが悪いのか、責任の所在を求めて両者が譲らない場合も意外とあります。
外構の階段をおしゃれに魅せるテクニック
外構の階段の安全性とは違って、オシャレに魅せるテクニックを3つ紹介します。
- 浮き造り・蹴込を入れたデザイン
- 照明・ライティングを取り入れる
- 個性的なデザインのてすり
浮き造り・蹴込を入れたデザイン
こちらは階段の踏面をせり出す手法です。
フローティングステップとも呼ばれています。
少し宙に浮いたように見え、高級感がでます。
後からの修正が難しく、表面に使えるデザインに限りがありますが、デザインとしてはおしゃれ。
価格は通常の階段よりも高くなります。
照明・ライティングを取り入れる
照明を取り入れると、デザインも良くなり、安全性・安心感も取り入れられます。
使用するのは夜間だけですが、ライトアップするだけで高級感が出ておしゃれに。
配線の問題で、後から追加が難しい場合もあります。
外構プランを立てる段階で計画しておくと、事前に配線を加味した設計ができ、費用の削減になることも。
個性的なデザインのてすり
個性的なデザインを入れるのもおしゃれに魅せるテクニックです。
階段と聞くと、タイルの色やデザインに目がいきますが、シンプルなデザインの階段でも個性的な手すりを入れることで印象は変わります。
上記の画像で紹介しているのは「オンリーワンエクステリア」さんの商品です。
お値段は高めになりますが、タイルのグレードを落として、アクセントとして手すりに予算を出すことも1つのテクニック。
外構階段の禁止事項!知っておくべき基礎知識5選!【まとめ】
高低差を解消するにはスロープという選択肢もありますが、個人的には階段の方がオススメです。
階段づくりのセオリーは、安全性に基づいて決められています。
市松模様の階段も錯覚を起こして危険なので、選ぶのはやめましょう。
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