このページのもくじ
外構に使っている素材の耐用年数よりも、長く実用的なお庭の方が良い
お庭の耐用年数とはどういうことなのか?
「外構工事にかかるトータルのコストパフォーマンスを気にしている」
「毎年かかる費用やメンテナンスの手間を省きたい」
という言葉を「耐用年数」という言葉で言い換えているのだと、私は思ってます。
私は、エクステリア商社で卸し売りしている商社マンです

はじめまして、庭ファン(@niwafan1128)と申します。
元・外構エクステリア商社の営業マン。日本全国のありとあらゆる外構・エクステリア商品を集め、プロの業者向けに販売している年商100億を超える会社の商社マンでした。
その後、2020年2月よりYouTubeでも情報配信しており、137万回以上再生されている動画もあり、トータルの再生数は800万回を超え、チャンネル登録者数は4.0万人超になりました。
このページでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、無料で配信しています。
また、外構プランや商品選定のノウハウを惜しみなく詰め込んだ、書籍も出版しました。
外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
より私の詳しい経歴・自己紹介については≫わたしのプロフィールをご参照ください。
さて、軽い自己紹介を終えたところで、今日はお庭の「耐用年数」をテーマにお話ししたいと思います。
減価償却費や資産保持のために外構工事をする人はあまりいないと思うので、一般家庭向けに、マイホームを建築中の方に向けて発信したいと思います。
外構工事の耐用年数とは?どういう状態?

外構工事の対応年数はそのエリアや場所によって異なります。
現在、販売されているエクステリア商品や屋外で使う石材やコンクリートなどの素材については、基本劣化は経年による変化というものを起こしづらく素材の摩耗が原因で、耐用年数が来てしまうと言う事はとんどありません。
それよりも外構の耐用年数を考えるには、商品の劣化などよりも考慮しないといけないことがたくさんあります。
なので、私は耐用年数はどうやれば壊れないのか、実用利用をどれだけ長く使えるかどうか、考えています。
カーポートの耐用年数よりも台風対策を

カーポートの耐用年数はおおよそ15年から20年と言われています。
ですが私の実家のカーポートも含めて、20年以上使っているカーポートも世の中には存在しているのでもっと長期間使っているカーポートもあると思います。
私はカーポートの耐用年数を気にするのであればですね、カーポートが壊れる要素を省いていく方が得策だと私は考えています。
カーポートが潰れる原因で最も多いのが、やはり台風による強風もしくは冬の大雪による破損するということです。
この二つを防ぐためには、サポート柱やその地域にあった耐積雪仕様のカーポートを選択することになります。
耐用年数を気にしていながら、安いカーポートホームセンターさんのオリジナルカーポートを選ぶという人はちょっと論点が違うような気がします。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています


フェンスの耐用年数よりも台風対策をすべし!

次に、フェンスの耐用年数についてです。
フェンスの耐用年数についても、やはり一番の原因は台風の強風による破損が主な原因です。
現在、販売されているフェンスはアルミ素材や鉄製もしくは樹脂製のものになるので、太陽光に対する耐性にも優れ、経年での劣化というのは起こりにくいです。
先ほどもカーポート で言いましたが、耐用年数を気にするのであれば台風対策をしっかりすべきです。
具体的には「風通しの良いフェンスルーバー型のフェンスを選択すること」もしくは「柱の本数を通常の柱の必要な本数よりも増やして設置する」ということになります。


ウッドデッキの耐用年数よりもメンテナンス性を重視

さて、次はウッドデッキです。
‥・さて、もう言いたいことはわかりますよね?
はい、ウッドデッキも耐用年数を気にするようならメンテナンス性を重視すべきです。
ウッドデッキは、積雪の荷重にも耐えられる構造をしていますし(人が乗るので当たり前ですが・・・)
さらに、台風での破損というのもほとんどありません。
逆に、このウッドデッキに関してはやはり地面から近いということもあり、湿気やカビなどの対策が必要になります。
耐用年数を気にするのであれば耐久性を重視したもの、特にメンテナンスフリーの人工木やハードでハードウッドを選択すべきです。
天然木は耐用年数には期待が出来ませんので、定期的にすれば良いのですが、フリーや耐用年数を気にする場合は、素材について考慮した方が良いです。

法的な減価償却の年数や外構の耐用年数は実質意味がない
よく法的に外構工事は減価償却の期間が25年、カーポートなどの簡易車庫については15年というふうな法的な耐用年数減価償却の期間が決まっていますが、これはもうほとんど意味をなさないものです。
それ以上の耐用年数を誇るものがほとんどなので、参考程度に事業を起こしている方などは見ていただけると幸いです。
それよりも家族構成・ライフスタイルの変化の方が早い

今回、最も主張したいポイントとして、エクステリア・ウッドデッキ・カーポート・フェンスなどの商品よりも家族構成のライフスタイルの変化の方が早いということです。
一度つけてしまうと、10年〜20年とそのまま使う事が多いエクステリア商品ですが、家族構成やライフスタイルの変化により、使い勝手が悪くなるということがります。
私は、「実用性に欠ける状態になったとき」「壊れて使えなくなったとき」になると外構が耐用年数を迎えたという感覚です。
耐用年数をから見ると外構にとって、10年は長いようで短い期間
今、保育園に通っている子供も10年後は中学校で部活で今日やっているサッカーをやっている、剣道をやっているという事実。。。恐ろしいです。
そうすれば、サッカーの道具や野球の道具、剣道の道具など収納しないといけないものが増えたりしますね。
子供の頃に乗っていた小さな自転車ではなく、大人と同じサイズの自転車を乗るようになります。
そうするとマイホームを購入したタイミング例えば2歳で4歳のお子さんがいる場合駐輪場のサイズなどはあまり気にしなかったかもしれません。
しかし、10年もすれば二人とも大人顔負けのサイズの自転車に乗るようになり駐輪場のスペースが全く足りないということもよくあると思います。
まだ自転車であればエイヤー!っとどこかに置くこともできるのですが、それまた10年もすれば5年もすれば、子供が車を買いバイクを海となると置く場所に困りますよね。
結論:外構の耐用年数よりも長くつかえるお庭の方が良い
だから、結論として
「外構の耐用年数を気にするよりも、長く使い勝手の良いフレキシブに対応できるお庭の方が良い」
ということです。
ある程度ライフスタイルの変化したとしてもお庭の使い方が自由な使い方をできるスペースやプランをしておくこと。
そして、リフォームをする場合でも小規模な工事でそういったライフスタイルの変化に対応できるそういった、「フレキシブルなお庭が耐用年数が長いもの」がコストパフォーマンスが良いというものになります。
どうしても新築外構工事をする場合、外構工事も完璧に仕上げたいと思うあまり、色々な物を装飾したり、使い勝手などを検討せず、家の顔だからといって装飾過剰にしてしまうケース。
植栽も過剰にしてしまうケースもあると思います。
だってせっかくの新築ですからね。
良いお家、良いお庭にもしたいですよね、わかります。
ただ、ここでちょっと我慢して、10年後・20年後の生活スタイルを考えてみてください。
「本当に必要なもの」「これから絶対に必要なるもの」
ぜひ、この二つは外構のプランに入れていただきたいなと思います。
こういった一歩立ち止まって考えること、プランの相談はなかなかマイホームの建築中の忙しい中ではなかなか難しいと思います。
ぜひマイホームはマイホームで一度完結させておき、最低限の外構の引き渡しが終わってから。
新生活をしながら外構工事を検討するってのが私の最近思っている良策であると思ってます。
こういった情報を私はツイッターやブログを通じて発信していてます。
中にはこういう情報を得ることで外構工事の予算を大きく削ることができたり、プランを見直しになってミニマムで引渡しを受けたというお話も伺っています。
もし、今、外構工事でお困りのことがあれば私に Twitter 経由でもいいですし、メール経由でも結構ですので、ご気軽にご連絡いただければアドバイスやプランの提案など情報を提供できるかもしれません。
特に相談費用などはいただいていませんのが、お悩み事をブログのネタにしたりします。(もちろんご了承いただいたうえで、ですが)
ご参考になれば幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!



お引越し後や家を建てていている途中に検討することの多い外構工事・エクステリアについて一番の悩みは、
- 納得の行くプランと最適な設置方法の提案
- 高い工事品質と施工後の安全性
- 予算内に費用を抑える、工夫と商品選び
ではないでしょうか?
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