失敗しない!フェンス選びのコツを紹介します
目隠しのためにフェンスを取り付けたのですが、思ったより隙間が空いていたため、結果的にお隣さんから丸見えになってしまいました…。フェンス選びでどういった点に気を付けるべきだったのでしょうか?
お庭の目隠しや防犯対策など、色々な目的で設置されるフェンスですが、実は商品選びの失敗事例は後を絶ちません。
ほとんどの人はフェンスを買ったことがないので、知識不足で失敗しやすいのは当然です。
今回は、外構フェンス選びに潜む特大の落とし穴を5つご紹介します。
- 目隠しフェンスなのに丸見え
- フェンスが強風で破損
- 縦格子・横格子の選択で失敗
- 木目調の裏表を逆に設置
- 防犯面がいまいち
いずれも15年以上の業界経験の中で、私自身が実感したポイントです。
ぜひご自身の商品選びの参考にしてください!
安くフェンスを設置したい!と思っている方は、≫おすすめフェンス超まとめ! 記事が参考になります。合わせてご覧ください!
また、プロが選ぶ安くておしゃれな外構フェンスを選びたい!と思っている方は、以下の記事を参考にしてください。
≫外構フェンスのプロが選ぶ!安くておしゃれな厳選TOP6はコレ!
元・エクステリア商社マン。目隠しフェンスのプロです
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フェンスの落とし穴1:目隠しフェンスなのに丸見え
フェンス商品は以下の目的から、ブロックとの間が6〜8cm空いているのが一般的です。
- 設置作業をしやすくするため
- ブロックの凹凸を回避するため
- 風を通すため
ただし問題なのは、その隙間から家の中が見えてしまう点です。
お隣さんがリビングに座ったときの視線や通行人の目線と隙間の高さが一致してしまうと、丸見えに…! これでは目隠しをした意味がありません。
(私も過去に提案したお宅の裏手にバス停があり、バス待ちの人と目が合ってしまう事案がありました…。)
ここでの注意点は、隙間が目線の高さに来ないよう事前に調整することです。
打ち合わせでは高さやデザイン、色に夢中になりがちですが、隙間についても忘れてはダメですよ。
解決策1.隙間をふさぐオプション商品を取り付ける
後から隙間に気づいてしまったときのために、隙間をふさぐオプション商品が用意されています。
プラス費用はかかりますが、一番簡単です。
先付けが推奨されますが、後付も可能なので事後対策にも。
解決策2.隙間が少ないフェンスを選ぶ
もともと隙間が少ないフェンスも、種類は少ないですが販売されています。
例えば、三協アルミさんから出ているレジリアフェンスの目隠しフェンスには、隙間15mmの隙間がかなり少ない設定があります。
費用が最も少なくすむ方法です。
解決策3.高さ調整で隙間と目線の高さをずらす
もともと希望していたフェンスで隙間の問題がおこらないのが一番ですよね。
そこで事前の高さ調節です。
例えば、ブロックを本来4段積みから2段積みに減らせば、隙間の位置は下がります。フェンスの高さを上げてトータルの高さは同じにすればOKというわけですね。
フェンスの落とし穴2:フェンスが強風で破損
フェンスが壊れる原因は、主に以下の二つです。
- 車の物損事故
- 台風などの強風
車の事故には気を付けるしかありませんが、強風対策は破損を防ぐため非常に重要です。
風に負けないフェンスは、目の粗さが大事!
強風でフェンスが破損しやすいのは、風の影響を受けやすい構造によるものです。
目隠しフェンスのような目の詰まったタイプは、特に影響を受けやすく破損しやすいです。
風に負けないフェンスを選ぶなら、目の粗いメッシュフェンスが適切です。
目隠し効果を求めるなら、ルーバータイプがおすすめ
目隠し効果を求める場合は、風を通すルーバー目隠しフェンスを選んでください。
三協アルミさんのレジリアフェンスのように、通常の目隠しタイプの他にルーバー目隠しタイプがあります。
- レジリア TM 1型・・・たて目隠しタイプ
- レジリア YM 1型・・・よこ目隠しタイプ
- レジリア YL 1型・・・横ルーバー目隠しタイプ
ここで大事なのは、どのタイプも目隠し性能・値段ともに同じな点です。
よって風に強いフェンスであれば、通風性能があるルーバータイプの方がおすすめです。
ちなみに、縦ルーバー目隠しの商品もありますが、値段が高くなる傾向にあります。
横ルーバーはどのメーカーさんにもあるので、選ぶ際はチェックしてくださいね。
フェンスの落とし穴3:縦格子・横格子の選択で失敗
縦格子と横格子とでは、デザインが違うだけで耐風圧性能には差はありません。
デザイン的なこだわりがなければ、私は縦格子を推奨しています。
2つを比較したときに、縦格子のフェンスならではの利点がいくつかあります。
縦格子フェンスの利点1.目隠し効果がある
横格子のフェンスの場合は、どうしても横の隙間から中が見えてしまいがちです。
一方で縦格子は斜めからの目線をカットでき、通行人やお隣さんから目隠しができます。
縦格子フェンスの利点2.ペットや子供が足をかけにくい
横格子に比べ、小さなお子様やペットがフェンスを乗り越えるリスクを回避できます。
外部から侵入しづらいため、防犯効果も期待できます。
ちなみに、私が初めて縦格子を提案したお宅にはゴールデンレトリバーがいましたが、足をかけにくくなり、さらに目隠し効果のためか吠えにくくなったそうです。
縦格子フェンスの利点3.汚れにくい
縦格子の方が、横格子よりも雨水がたまる部分が少ないので、汚れにくいです。
縦格子の利点はいくつもありますが、デザイン的な好みがある場合は、横格子のフェンスを選んでも全く問題ありません。
あくまでどちらか迷った場合は、縦格子がおすすめくらいに考えてくださいね。
なお、板格子の場合は、両方とも足をかけにくく目隠し効果も高いので、どちらを選んでも大丈夫です!
フェンスの落とし穴4:木目調の裏表を逆に設置
木目調のフェンスは、同じ商品でも値段が安いものと高いものがあります。
安い方は、表側だけ木目調になっていて裏側は装飾されていません。
両面に比べて安いので、片面木目調フェンスは昨今人気です。
片面木目調タイプがあるフェンスとしては、以下の商品などがあります。
- ルシアスフェンスF型(YKK AP)
- シャトレナフェンス(三協アルミ)
一方、両面木目調フェンスは、値段が高い分ビス穴が見えないのがメリットです。
確認不足により、裏表が逆に設置されてしまうケースも…
通常、フェンスは表面を外/道路側に、裏面を家/敷地側に設置します。
例えば、お隣さんとの境界部分に片面フェンスを設置した場合、自分の家側には無機質なアルミ面が向きますが、お隣さんの勝手口側には綺麗な木目調が向きます。
配慮のある外構業者さんであれば、片面か両面か必ず事前に確認がありますが、
フェンスの取り扱いに慣れていないハウスメーカーや工務店の担当者が、表裏の存在を知らずに指示し、逆に設置されてしまうケースが意外とよくあります。
表裏を逆に設置すると、美観的に損なわれる点に加え、防犯上不利になります。
実は、片面フェンスは裏側からはドライバー1本で簡単に外せてしまうのです。
そのため、不特定多数が通る道路には特に、裏側を向けるべきではありません。
設置時に指示して!防犯重視なら両面木目調も検討
フェンスが片面か両面木目かは事前にチェックをし、設置前に必ず指示してください。
見積書が手元にある方はカタログをチェックするか、業者さんに聞けば大丈夫です。
ちなみに、設置場所によって外側から双方の面がみえてしまう場合もあります。
防犯面が気になる場合は、両面木目調フェンスも検討してください。特にLIXILさんには、少々値は張りますが両面フェンスの取り扱いがあります。
コストとデザインのバランスを考えて選んでくださいね。
フェンスの落とし穴5:防犯面がいまいち
前提として、防犯に強いフェンスといえばメッシュフェンスが定番です。
メッシュフェンスには以下の利点があります。
- 視認性が高い=侵入者が見つかりやすい
- 強度が高い
- 値段が安い
- 通風性がいい
防犯を重視するなら剣先/三角頭がおすすめ
通常のメッシュフェンスでは、頭が半円や円状でやや防犯効果が下がります。
防犯機能に特化したいなら、剣先タイプや三角頭のタイプがおすすめです。
ただし、剣先フェンスはやや攻撃的な印象を与え、お隣さんから誤解を招く可能性もあるため、私はよく三角頭タイプのフェンスを推奨しています。
特に積水樹脂さんのメッシュフェンスG10がコスト面・防犯面ともに優秀です!
以前、私も事前に要望を聞いていなかったお客様に普通のフェンスを提案して、契約してから「防犯面が気になるのだけど…」と指摘されてしまったケースがありました。
後だしとはいえ、お客様も知識がなく選択肢を知らないのだから仕方がないことです。
それ以後は打合せ時に、防犯面の優先順位を必ず聞くようにしています。
ちなみに、後付けで忍び返しを付けることもできますが、費用がかかります。
防犯面を重視する場合は、最初から剣先または三角頭のフェンスを選ぶのがオススメ。
まとめ:ポイントを押さえて最適なフェンスを選ぼう
同じフェンスでも商品によって長所・短所は大きく異なります。
選ぶ前に「ご自身の意思決定の基準はどこなのか?」を考えてください。
- コスト
- デザイン
- 防犯
- 強度 …etc
私自身も、様々な失敗経験を経て、お客様が重視するポイントに最適なフェンスを提案することを心掛けています。
ぜひフェンスごとのポイントを押さえたうえで検討してくださいね。
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