外構歴15年のプロ!おすすめフェンス・知識の集大成
フェンスは、お庭づくりになくてはならないエクステリアです。
安全やプライバシーを守るため、またオシャレのために、いろいろな役割をもっています。
- 「フェンス選びに妥協したくない」
- 「安い買い物じゃないから、失敗したくない」
- 「少しでもコストを抑えたい」
など、さまざまな思いがあるでしょう。
今回は、私が外構業界に15年携わる中で得た、フェンスの知見・ノウハウをすべて出し切ります!
「ここから選べば間違いない」というおすすめ商品はもちろん、知っておくべき知識をよくある失敗とともにご紹介します。
かなり長編ですが、この記事だけでフェンス商品や工事についての疑問がほとんど解決できるはずです。
そして、高額になりがちなフェンス工事を最安値で実施する裏ワザもご紹介します。
元・エクステリア商社マンがフェンスのすべてを語る
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
日本全国のありとあらゆる外構資材・エクステリア商品を集め、プロの業者様向けにも卸売販売の経験があります。その年商100億を超える会社で、資材調達の責任者をやっていました。
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【おすすめフェンス】この9商品から選べば間違いない
先に結論から言います。業界歴15年、外構の超プロがおすすめするフェンスは、以下の9種類です。
この9商品の中から選んでいただければ、まず失敗はありません。
3つのメーカーをご提案している理由は、工事を依頼する外構業者さんによって、安く仕入れられるメーカーが異なるからです。
LIXLさんの商品を安く仕入れられる業者さんもいれば、YKK APさんや三協アルミさんとお付き合いが深い業者さんもいます。
この大手3社から出ている、
- コスパモデル
- 目隠しモデル
- 木調モデル
3パターンの商品を知っていれば、もう勝ち確定です!
そもそも、フェンスを設置する目的は主に3つあり、それに応じて最適なフェンスの種類が変わってきます。
- 敷地の境界を囲いたい…メッシュフェンス(コスパモデル)
- 他人の視線が気になるので目隠しをしたい…目隠しフェンス
- 外構をおしゃれにしたい…おしゃれな木目調フェンス
低コスト!境界を囲いたいだけなら「メッシュフェンス」
メッシュフェンスとは、その名の通り網目状のパネルを用いたフェンスのことをいいます。
ほかのフェンスに比べ安価なので、建売住宅や設置メーター数が長いお家でよく使われます。
目隠し性能はないものの「境界を明確にする」という目的は十分果たします。
私がおすすめしているメッシュフェンスは、以下の3つです。
各シリーズ、ほかにもいろいろな型がありますが、最安値を狙うなら上記の型を選んでください。
メーカーさんが違うと、微妙にメッシュフェンスの形状が異なります。
例えば、一番上の手をかけられる部分。
円形、半円型、三角形など、いろいろな形状の商品があります。
でも、ほとんどの人は違いがわからないはず。値段を見て選んでいただいて結構です。
外からの視線を遮るおすすめは、「目隠しフェンス」
お部屋の中やお庭を、外から見えなくするのが目的なら、目隠しフェンスがおすすめです。
目隠しフェンスにもいろいろな形状がありますが、私はいつも「ルーバーフェンス」をおすすめしています。
ルーバーフェンスとは、細長い羽板を平行に並べて作られたフェンスです。
羽板1枚ごとに小さな隙間が開いているため、目隠し効果がしっかりあるのに、程よい通気性もあるのが特徴です。
風を通すので、台風などで破損しにくいといったメリットがあります。
ルーバーフェンスには、「縦ルーバータイプ」と「横ルーバータイプ」の2種類があります。
縦横の違いで、強度は変わりませんが、構造上、横ルーバーのほうが価格が安いです。
メーカーさんによる見た目の違いはほとんどわかりません。
依頼する業者さんが、もっとも安く仕入れられるメーカーを指定するのがおすすめですね。
お庭を素敵に木目調にする!おすすめ「おしゃれフェンス」
「お庭をおしゃれに演出したい!」という目的でフェンスを設置する方には、デザイン性の高い木目調フェンスをご提案します。
木目調フェンスはお庭や建物によくなじみ、温かみある雰囲気に仕上げてくれます。
道路やリビング前など、人目に付く場所に設置する場合にとくにおすすめです。
YKK APさんと三協アルミさんのフェンスは、表面だけが木目調で、裏面はアルミの色になっています。だから、LIXILさんより少し安いんです。
表面も裏面も木目調を楽しみたいなら、少々高くなりますが、LIXILさんを選ぶといいですね。
3メーカー×3タイプ=9商品をご紹介しました。
いわば「殿堂入りレベル」の別格商品ですね。
目的にマッチするコスパのよいフェンスがほしいなら、この殿堂入りの9商品から選べば確実です!
殿堂入りフェンス以外も知って、選択肢を広げよう!
上記でご紹介した9つの商品を「ちょっと微妙だな」と思った方、いらっしゃいませんか?
安心してください。こだわりたいあなたのために、ほかの庭ファンイチ押しのおすすめフェンスをご紹介します!
選択肢を広げて、ご自宅に最適なフェンスを見つけてください。
1.ちょびっと重厚感アップ!三協アルミ「ハイブリッドTT」
三協アルミさんから販売されている「ハイブリッドTT」は、メッシュフェンスに近い商品です。
先ほどご紹介したメッシュフェンスより、2,000円くらい高くなります。
普通のメッシュフェンスとの違いは、上部のフレームがちょっと太くなっていることです。
バルコニーの手すりよりも太くて、安心感・存在感・重厚感を底上げしてくれます。
また、おしゃれな木目調タイプを選ぶことも可能。
玄関の軒天や玄関ドアの色などに合わせてコーディネートしていただくと、ぐっと境界が引き締まって見えますよ。
2. ゆるやかに仕切る!YKK AP「ルシアスLite A03型」
YKK APさんの「ルシアスLite A03型」は、フェンスというより「手すり」といった印象です。
植栽との相性が非常によく、景観を重視する方に人気です。
「メッシュフェンスのように明確な仕切りは欲しくない」「でも安全のためにフェンスはほしい」という方にぴったり!
中途半端に見えるかもしれませんが、抜け感があって、いい意味でフェンスらしさがない商品ですね。
私は、敷地内で駐車場と後方のお庭の境界として、設置を提案することが多いです。
部材が少ないぶん、価格も非常にリーズナブルでおすすめです。
3. 奇抜な存在感!朝日スチール工業社「PCフェンス」
続いて、朝日スチール工業さんの「PCフェンス」をご紹介します。
公園などでよく見かける、シンプルな金属質感があるフェンスです。
メッシュフェンスに近い構造をしており、丈夫で値段も非常に安いです。
まるで米軍が使っていそうな、ギラギラ感のある奇抜フェンスですね!
少々周りの家から浮いてしまう可能性はありますが、ロックガーデンやドライガーデン、アメリカンな雰囲気のお庭には、こういったフェンスがぴったりです。
4. 天然木風でおすすめしたい!グローベン「プラドone」
グローベンさんの「プラドone」というフェンスは、合成樹脂木でできている珍しいフェンスです。
金属のようにギラギラとした光沢がない、自然の温かみを感じるフェンスです。
ちょっとマットな質感で、パッと見は天然木にしか見えません。
合成樹脂木は、天然木より耐久性が高いというメリットも。
さらに、柱の仕様が変わったため、値上げラッシュのこのご時世で値下がりした素晴らしい商品です!
5. 光を通して明るさ確保!ポリカーボネートのフェンス
ここまで目隠しフェンスは、光を通さない商品をご紹介してきました。
「目隠しもしたいけど、明るさも確保したい」というわがままを叶えてくれるのが、ポリカーボネートという素材を使ったフェンスです。
ポリカーボネートは、カーポートやテラスなどの屋根材と全く同じ素材です。
通常の目隠しフェンスより値段は上がってしまいますが、お庭が暗くならないという大きなメリットがあります。
各メーカーの同じシリーズのフェンスであれば、先ほどご紹介した目隠しフェンスとポリカフェンスは連結ができます。
例えば、リビング前の1枚~2枚だけはポリカフェンスにして光を取り入れ、それ以外は目隠しのアルミフェンスにするといった、ハイブリッドな使い方ができます。
このような工夫をすることで、予算を削減しながら、リビング前だけは明るい状態を確保できますよ。
6. 高級感を演出できる!おすすめ縦格子のフェンス
ぜひ選択肢のひとつに加えていただきたい、縦格子の高級フェンスのご紹介です!
スッキリとした見た目でスタイリッシュなので、モダンなお家やクールな建物によく似合います。
上記の価格は、160cm・180cm・200cmの高さで記載していますので、ご注意ください。
1mあたり6~10万円するので、他のフェンスよりも価格は一気に跳ね上がりますが高級感は魅力的。
「リビング前だけ」「玄関前だけ」と、一部だけ縦格子フェンスを取り入れるだけでも高級感を底上げしてくれますよ。
アルミタイプだけでなく、木目調タイプの縦格子フェンスもあります。
木目調はさらに値段が上がりますが、やっぱり雰囲気もぐっとよくなりますよね。
長い距離を使うのはなかなか難しいかと思いますが、アクセント的に使っていただくとより素敵なお庭になると思います。
追加でご紹介したフェンスは、こちらの記事でより詳しく解説しています。
≫安くておしゃれ!最強の外構フェンス厳選TOP6はコレ【費用と理由をプロが徹底解説】
知ってた?日本には1,000種類以上のフェンスがある
現在、日本で販売されているフェンスは、少なくとも1,000種類以上あります。
膨大な数の商品をすべて知るのは、なかなか難しいです。
こういった記事をご覧になっていただき「どんなフェンスがあるか知る」ことが、満足いくお庭を作るための重要な要素になります。
「おしゃれなフェンスをもっと知りたい!」という方は、こちらの記事をご参照ください。
≫知らなきゃ絶対損!「エルファードフェンス」は、プロも愛するハイセンス&高性能な逸品
超重要!おすすめのフェンスの高さの決め方
おすすめの商品について知っていただけたところで、フェンスの高さについて解説します。
フェンスは、高さをどうするかが非常に重要です。
ここをしくじると、どんなにいい商品を選んでも意味がなくなってしまいますので、しっかり確認していただきたいと思います。
フェンスは、高すぎても低すぎてもダメ!絶妙なライン!
フェンスの設置では、高さを間違えるのが一番の痛恨です。
必要以上の高さにするとその分コストが上がり、風の影響も受けやすくなるので、費用・強度面で不利になります。
暗くなってしまったり、圧迫感を受けたりすることもあるでしょう。
一方で、低すぎるのも問題です。「目隠しを作るつもりが、高さが足りなくて意味がなかった」となれば本末転倒。
追加工事をするにも、余計なお金がかかります。
フェンスの高さは、高すぎても低すぎてもダメ!ベストな高さを見つけなければならないんです。
おすすめの高さを決める!解決方法は「実測」しかない
なぜフェンスの高さで失敗するかというと、実測をしていないからです。
何か魔法のように解決できる術があると思った方、申し訳ございません。
面倒くさいですが、必ずやってください。
具体的にどうやってフェンスの高さを決めていくのか、詳しく解説していきます。
まずは、フェンスを設置する目的を確認する
高さの基準は、フェンスを設置する「目的」によって変わります。
まずは、なぜフェンスを設置したいのか、今一度確認してください。
目隠しが目的なら、外部の視線を遮れる最低限の高さで取り付けてください。
最小限の高さに抑えることで、無駄な部材を使わず、安く設置できます。
境界を作るのが目的なら、先ほど紹介したメッシュフェンスなどを採用して、できるだけ価格を安く抑えるのがいいです。
また、転落防止のためにフェンスを取り付ける場合、120cmを目安にしてください。
これは「人が転落しない安心な高さですよ」と、建築基準法で定められている基準です。
おすすめの目隠しフェンスの最低限の高さの実測方法
フェンスで「目隠し」したいなら、外からの視線を遮れる最低限の高さで設置してください。
そうすれば、目的を達成しつつ、コストを最小限に抑えられます。
私が実際に現場でやっている実測方法をご紹介します。
STEP1. 目隠ししたいものを明確にする
どの部分を目隠ししたいのかを考えます。同時に不要な場所も考えてください。
例えば、
- 玄関を入ってすぐの窓は目隠しがほしい
- でもその奥の廊下部分の窓には目隠しはいらない
- さらに奥のトイレの窓には目隠しがほしい
といった具合です。
生活動線上、目隠しが必要な場所、そうでない場所が出てくるはずです。
目隠しが不要な真ん中の窓にまでフェンスを付けてしまうと、そのぶんコストが上がりますよね。
ここでぜひ、フェンス以外の選択肢も考えていただきたい!
カーテンで対応したり、窓に面格子を取り付けたりする方法も有効です。
フェンスよりも安く済みますし、防犯性も高くなります。
フェンス以外の選択肢も検討したうえで「やっぱりフェンスが必要!」となってから、次のステップに移ります。
STEP2. どこからの視線を遮りたいのか明確にする
次に、どこからの視線を遮りたいのか明確にしましょう。
多くの場合、
- 道路からの目線
- お隣さんからの目線
- 向かいのマンションからの目線
の3つに集約されます。
ひとつだけではなく、複数あることも多いです。
面倒くさいですが、漏れなく全部確認してください。
フェンスを設置してから漏れに気づくと、後悔につながります。
STEP3. 外から中が見えなくなる高さ・幅を実測する
最後に、中の様子が見えなくなる高さ・幅を実測します。
道路からの視線を遮りたい場合、実際にお客さんに立ってもらい、確認をお願いします。
私がフェンスに見立てた棒を持って立ち、どこまでの高さが適切なのか、どこまでの幅が必要なのかを考えてもらいます。
奥さんと旦那さんで見え方は変わってきますから、ひとりだけの判断で決めず、必ず入れ替わって確認してもらうのが大切です。
このように、実際に視線が入ってくる場所から実測することで「思っていたのと違った」を防げるんです。
フェンスの高さ・商品による印象の違いを写真で実感
実測のやり方がわかったところで、フェンスの高さによる印象の違いを、写真でイメージしていただきたいと思います。
「私ならこんな提案をする」という4つの事例を集めました。
提案1. 高さ200cm×幅6m/高級タイプの木目調フェンス
玄関ドアの色に合わせて、木目調フェンスをチョイスしました。
表面・裏面、さらに柱まで木目調になっている高級タイプです。
こちらで値段は約53万円です。
提案2. 高さ180cm×幅6m/高級タイプの木目調フェンス
先ほどより、高さを20cm低くしました。それだけで、値段は49万円に下がります。
この高さが最適だと思うのか、低すぎると思うのかは、皆さんの主観に基づくものなので正解はありません。
提案3. 高さ200cm×幅6m/コスパ重視の木目調フェンス
最初の提案と高さは同じにして、商品を変えてみました。
コスパタイプのフェンスを選ぶことで、価格は約29万円まで下がります。
この見た目の違いをどう感じるのかは、あくまでみなさんの感覚しだいです。
「予算を出してでもおしゃれなフェンスを付けるのか」「目隠しという目的を達成することを最重要視するのか」の違いです。
提案4. 高さ200cm×幅6m/アルミのルーバーフェンス
最後に、私が個人的に好きなアルミのルーバーフェンスをご紹介させてください。
この見た目をイケてると感じるか、事務的すぎて嫌だと感じるかは、人それぞれ。
値段は、高級タイプの木目調フェンスの半額くらいまで下がります。
「最低限の目的を達成できれば見た目は気にしない」「お金をかけてでも、雰囲気を壊さないおしゃれフェンスがほしい」など、人それぞれ考え方は違います。
自身が優先していることは何か意識しながら、プランを作ってもらうのがいいと思います。
高さ指定が必要ない場合は、どの高さがおすすめ?
フェンス設置を検討するなかで、特に高さの指定が必要がないケースも出てくるかと思います。
その場合、バランスのいい高さで設置したいですよね。
私は「ブロック3段+80cm」でご提案させていただくことが多いです。
実際、ブロック1段目は地面に埋まったり勾配によって高さが変わったりすることがあります。
なので、「高さ40~50cmのブロック+80cmのフェンス」と考えていただけるとわかりやすいと思います。
地面からフェンスの一番上の高さまでが、120cmになるように設置するのがベストです。
フェンスとブロックの間の「隙間」に要注意!
ブロックの上にフェンスを設置するときに気をつけていただきたいポイントが、接地面にできる「隙間」です。
高さ60cmとうたっているフェンスも、実は本体の目隠し部分は52cmで、その下に8cmの隙間があります。
隙間の広さは、商品によって多少変わります。
わずかな隙間ですが、通行人の目線の高さと、隙間の高さが合ってしまうと困ります。
「せっかく目隠しフェンスを付けたのに、肝心なところが丸見え!」となってしまったら、元も子もありませんよね。
ブロックとフェンスの隙間が、人の胸の高さより下になるよう高さを調整してください。それには、やみくもにブロック塀を高く積まないことがポイントです。
現場の状況によって、どうしても目線の高さに隙間がきてしまう場合は「隙間ふさぎ剤」というオプションで解決可能です。
後悔を防ぐには、高さを正しく設定することが本当に重要なんです。
こちらの記事で、より丁寧にフェンスの高さについて解説しています。
≫フェンスの高さは、こう決める。正解の基準と理由をプロが徹底解説!
≫目隠しって言ったのに、フェンスには隙間がある【フェンスの罠】
フェンスのおすすめしたい設置方法
続いて、フェンスの設置方法について見ていきます!
適切に設置することで、価格を下げれます。
さらに、耐久性が上がり、お庭のスペースも広く確保できるメリットがあります。
設置方法は主に2つ!ブロック塀 or 独立基礎
フェンスを設置する方法は、主に2つです。
ひとつめは、ブロック塀の上にフェンスを取り付けるやり方です。
フェンスの設置というと、ほとんどの方がこの取り付け方をイメージすると思います。
みなさんのお家の周りを見渡してみても、このパターンが多いはずです。
もうひとつの設置方法は、地面に直接柱を埋め込んで設置する「独立基礎」というやり方です。
どちらの方法で設置しても、強度は同じです。
違うのは柱の太さ。
ブロックに差せるような細いものか、しっかり自立するように長くて太いものを使っているかの違いになります。
適切な設置方法は、現場の状況や業者さんによって変わる
ブロック積みと独立基礎、どちらが安く作れるのかは、現場状況によって変わります。
また業者さんの得意・不得意分野も影響します。
アルミを得意としない業者さんにアルミフェンスを頼むと、フェンスの商品代金を高く取られてしまうかもしれません。
ブロックが得意でない業者さんにブロック積みをお願いすると、運搬料を高く請求されるかもしれません。
基礎作りのコストは、現場の状況と業者さんの得意分野によって変わるので、複数の業者さんに見積もりを出してもらうことをおすすめします。
複数社見比べてみて、納得いく工事をしてくれる業者さんを選んでください。
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既存のフェンスを高くするなら「看板方式」がおすすめ
すでにブロック積みのフェンスがあって、その高さを延長したいという方もいらっしゃいます。
その場合、既存フェンスの後ろに独立基礎を用いてフェンスを設置する方法をおすすめします。
この方法がもっとも安全かつ安価です。
上の例は、高さ1.8m、幅4mのフェンスを独立基礎で設置したものになります。工事費はおよそ11万円です。
これだけで、勝手口周辺をお隣さんから目隠しすることができますよね。
もう少しフェンスのランクを上げて、横幅も広くしたい場合、以下のようになります。
お値段は工事費込みで28万4,000円です。
これくらいしっかりフェンスを設置すると、安心感があって非常にいいと思います。
≫最安です。今あるフェンスに目隠しフェンスを後付けする最適な方法教えます!
独立基礎の場合、適切な大きさの基礎石を選んで
独立基礎でフェンスを設置する場合、基礎石の大きさ選びも非常に重要です。
実は、メーカーさんの基準で指定されている通りに基礎石を選ぶと、かなり大型の石になります。
大きな基礎石を使うと邪魔で仕方ないですし、コストもかなり上がります。
基礎石は、ホームセンターで手軽に購入可能。安くて使いやすい素材が手に入ります。
庭ファン式:おすすめフェンスの基礎石サイズ選び
適切な基礎石のサイズは、
- 現場状況
- 地面の高さ
- 設置する距離
- 建物の位置
- 風の影響
など、さまざまな要素によって変わってきます。
複雑な要素をふまえたうえで、総合的な判断が必要になるんです。
今回は、私が考える基準をもとにお話しします。
通風性があるフェンス(高さ2mまで)の基礎石のサイズ
メッシュフェンスなど通風性があるフェンスで、高さが2mまでの場合、だいたい20cm角ぐらいの基礎石を使うことが多いです。
風の影響を受けにくいため、基礎石はこれぐらいの大きさでも十分耐えられます。
通風性が低い目隠しフェンスの基礎石のサイズ
メッシュフェンスより通風性が下がる目隠しフェンスの場合、25cm角の基礎石を使うことが多いです。
風の影響を受けやすくなるため、より大きくて丈夫な基礎石が必要なんです。
25cm角の基礎石の重量は34キロと、かなり重たくなります。
高さ2mを超えるフェンス/地面が柔らかい場合の基礎石のサイズ
フェンスの高さが2mを超える場合や、設置する地面が柔らかい場合は、さらに大きな30cm角以上の基礎石を使います。
重量は54キロと、1人では運べないレベルになります。
運搬に人手が必要なぶん、費用もちょっと高くなってしまいます。
このレベルの基礎石になると、運搬費やその他経費合わせて1万円くらいをみておくといいです。
≫フェンスの”独立基礎石”ってどれくらいの大きさが必要?高さや価格も合わせて解説!
業者を正しく選ばないと、高値掴みさせられる
みなさん、自分で外構業者さんを選んでいますか?
住宅を依頼した、ハウスメーカーや工務店に任せっきりにしていませんか?
それだと、工事も含めたフェンスを高値掴みさせられるかもしれません。
この章では、業者選びをマスターして、フェンス工事費用を安く抑える秘訣をお伝えします。
自分で業者を選ばないと、仲介手数料が加算される
まずは、外構工事の一般的な流れを知ってください。
お客さんから依頼を受けたハウスメーカーさんは、自社ですべての工事をやっているわけではありません。
地元の工務店さん、ビルダーさんと呼ばれる大工さんに、外注をしています。
このとき、タダで仕事を渡すわけにはいかないので、下請け業者に15~20%の仲介手数料を加算しているんです。
依頼を受けた工務店やビルダーさんは、建物に関してはプロでも、外構工事は専門外であることがほとんど。
なので、彼らも外構の専門業者さんに再度、外注する形になります。
元請から下請け、下請けから孫請けという構造ができあがり、みなさんの手元には仲介手数料がガッツリ上乗せされた見積書が届くというわけです。
仲介手数料を0円にしたければ、ハウスメーカーさん、工務店さんを通さず、自分で探した外構業者さんに直接依頼する必要があるんです!
見積書には、表立って仲介手数料の記載はありません。
しかし、内包された形で必ず入っているものです。
業界の構造や手数料の仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
フェンス・ブロック工事は総額に占めるウェイトが大きい
仲介手数料が上乗せされることがわかっても「自分で業者を探すなんて面倒だから、多少お金がかかってもお任せでいいや~」と思う方もいるかもしれませんね。
しかし、フェンス・ブロック工事は、外構工事の総額に占めるウエイトがとても大きいんです。
こちらは、読者さんから実際にご相談いただいた見積もりです。
ブロック積み工事とフェンス工事で、100万円くらいかかっています。
総額300万円のうち、フェンス工事とブロック積み工事が3分の1を占めるんですね。
このように、大きなウエイトを占めるところに注目してコストカットに励んでいただくと、絶大な効果を発揮します。
逆にいえば、着手しなければ大損する可能性があるということです!
35%のコストカットに成功した例をご紹介
実際に、自分で相見積もりをとって業者を探し、大幅なコストカットに成功した実例をご紹介します。
相見積もりの前は16万7,846円ですが、まったく同じ内容で11万円まで値下げできました。
なんと35%ものコストカットに成功しています!
これは商品選定もさることながら、やっぱり仲介手数料等が入っていないことが大きな成功要因です。
外構工事一式を頼まずとも、大きなウエイトを占めるフェンス工事だけでも外構業者さんに直接依頼することをおすすめします。
知らないと損する!フェンス設置の基本的な知識
フェンス工事で損しないために、ぜひ頭に入れておいていただきたい4つの知識があります。
これらは、業者さんはなかなか説明してくれません。説明したところでお金にならないからです。
しかし、この記事を見てくださっている皆さんには、私が15年間で培ってきたフェンスのノウハウを全てお届けいたします!
基本知識1. フェンスの格子は縦のほうがおすすめ
フェンスの格子には、縦と横のデザインがあります。
どちらも値段や強度は変わりませんが、迷ったら縦格子をおすすめします。
横格子には
- 格子の間にホコリが溜まりやすい
- 足をかけられて、いたずらされやすい
- 縦格子より目隠し効果が低い
というデメリットがあります。
縦格子ならホコリが下に落ちていくので、見た目の綺麗を保ちやすいです。
足をかけて登るのが難しくなるので、子供がいたずらすることも少ないです。
そして目隠し効果は、縦格子の方が高い!とくに斜めから見たときは大きく差が出ます。
迷うのであれば、値段は同じなので、ぜひ縦格子を選んでいただきたいと思います。
基本知識2. 目隠しフェンスは横ルーバーのほうがおすすめ
目隠しフェンスは、
- 縦目隠し
- 横目隠し
- 横ルーバー目隠し
の3種類があります。値段はどれもほぼ同じです。
この中で私がおすすめしているのは、横ルーバー目隠しです。
縦目隠し・横目隠しフェンスだと、完全に目が詰まっているので、風の影響をもろに受けます。
一方横ルーバー目隠しの場合、羽板の間に隙間があるので、風を少し通すんです。
耐風圧強度が若干上がるので、横ルーバー目隠しをおすすめしています。
しかし、近くにあるお隣さんの室外機の風を防ぎたい、道路の音を遮りたいという場合には、ルーバーは不利になります。
そういった場合は完全に目が詰まった横目隠し・縦目隠しフェンスを選んでいただくといいと思います。
基本知識3. 耐用年数は、素材よりもデザインに依存する
意外かと思いますが、フェンスの耐用年数は、素材よりもデザインに依存します。(天然木を除く)
アルミ、スチール、樹脂といった素材選びで、経年劣化や耐用年数は正直変わりありません。
フェンスが壊れる原因は、ほぼ台風か物損事故のどちらかです。
だから、通風性の高いフェンス、風の影響を小さくできる背の低いフェンスのほうが、強度を高めることができます。
実は、2021年にリニューアルされた四国化成さんのフェンスは、LIXILさん、YKK APさん、三協アルミさんの商品より強度が高くなりました。
お隣さんの家で風除けできる場合や、お隣さんとの境界部分に設置する場合は、風の影響を受けにくいので大手3メーカーの商品でまったく問題ありません。
ただ角地や高台など、風の影響を受けやすい場所であれば、頑丈な四国化成さんのフェンスを提案しています。
基本知識4. 柱の間隔を狭めると強度が上がる
どうしても風の影響が心配という方には、フェンスの柱の間隔を狭めて強度を上げる方法があります。
通常のフェンス工事では、2mごとに1本の柱を設置します。
数を増やして、1mごとに柱を設置すると耐風圧強度が高まります。四国化成さんのフェンスなら、50m/秒まで強化が可能です。
その分、柱の本数が増えるので商品代金がかかりますし、柱を埋め込む工事費も高くなります。
ですが、やはり心配な方には「安心を買っていただく」ということで、こういった提案をすることがあります。
フェンスのDIYはできる?コストカットにつながるのか
フェンスの商品や設置のコツ、業者選びについていろいろ解説してきました。
皆さんの中には「フェンスをDIYしてコストカットしたい」と考えている方もいるでしょう。
この章では、フェンスのDIYについてまとめました。
こんな人はフェンスをDIYしちゃダメ!おすすめしない
「私でもDIYできますか?」というご質問をいただくことがあります。
申し訳ないんですけども…
この質問をされる時点で、フェンスのDIYはおすすめしません。
今の時点では、まだDIYの知識の量が足りていない可能性があります。
プロに頼んだ方が、手間なく安全に設置してもらえますよ。
フェンスのDIYに関しては、YouTubeでたくさんの方が作業動画を上げているので、それを見てみてください。
自分にもできるのかどうか、工具が足りているのかどうかがわかってくるはずです。
フェンスの組み立て自体は簡単!基礎と切り詰めが難しい
実は、市販のフェンスは簡単に組み立てられます。
届いたフェンスの梱包を解いて、柱を固定して、フェンスをパチンとはめるだけ。
フェンスの組み立て自体はとても簡単なのですが、問題はブロック積みです。
重たいブロックを運搬したり、鉄筋を入れ込んだりするのがけっこう大変です。
また、切り詰め加工も素人には難しい作業です。
こちらの現場のように「長さを80cmに切り詰めないといけない」という場合、工具や技術を要する作業になります。
カットが不安なら「イージーオーダー」という注文ができます。
業者の人でも意外と知らない人が多い。
というか自分で現場カットしたほうが早いので、使わない。
という制度なのですが「イージーオーダー」は、注文のタイミングで長さを指定して、フェンスをカットしてもらえるという注文システムです。
工場で綺麗にカットされて自宅に届くので、DIYでのカットの失敗を防げます。
DIYでのフェンス設置をおすすめしない2パターン
DIYでのフェンス設置をおすすめできないパターンが2つあります。
パターン1. 隣地境界に設置するときはおすすめしない
隣地境界のフェンス設置は、かなり難易度が高いです。
ちょっとでもお隣さんにはみ出してしまうといけないですし、万が一向こう側に倒れてしまったら、損害賠償問題に発展する恐れがあります。
パターン2. 高さ200cm以上のフェンスを設置する
高さ200cmを超えるフェンスは、商品自体が巨大化して扱いづらく、重量があるので危険です。
風の影響も受けやすいので、強度を高める工夫&知識も必要になってきます。
無理してDIYでコストを抑えなくても、設置までお願いできる激安ショップでフェンスを購入する方法があります。
「エクスショップ」さんは、目隠しフェンスを工事費込みで1m当たり1万円という、恐ろしい価格で販売しています。
どうやってこの値段を実現しているのか、不思議なくらいです。
悔しいのが、この製品も一流のメーカーの商品を取り扱っているので、品質に関してはとくに問題ナシ。
施工もそんなに難しくないフェンスなので、安かろう悪かろうが通用しない世界です。
一度こういったところで見積もりを取って、それでもDIYをするのかどうか判断していただいてもいいかと思います。
DIYでフェンス設置するなら、独立基礎で設置がおすすめ
DIYをする場合、難易度の高いブロック積みはおすすめしません。
独立基礎で設置していただくのがおすすめです。
掘削する土の量も少なくなりますし、使うセメントの量、運搬する資材の量も少なくなります。
実はブロック積みは、建築基準法の規制を受けます。
お隣さんに倒れてしまってとんでものないことになるので、失敗が許されなかったりと大変なので、プロに任せてください。
フェンス設置でよくあるトラブル事例をご紹介
最後に、フェンス設置でよくあるクレーム事例をご紹介します。
ほかの人の失敗例から、事前対策を学んでください。
…性格…悪ぅ。
でも、あながち間違いでもなくて、他人の失敗・歴史から学ぶものがあります。
ぜひ、建設的な意見としてご覧ください。
トラブル1. フェンスの高さが足りず、目隠しになってない!
「目隠ししたくてフェンスを付けたのに、高さが足りなくて外から丸見え!」という事例です。
せっかくお金を払ったのに、本当にもったいないことです。
原因は「実測をしなかったこと」です。しつこく言いますが、フェンス設置で失敗しないためには実測が本当に大事なんです。
もうすでにフェンス工事を終えてしまった、イチからやり直す余裕はない!という場合、「フェンスの適切な設置方法」の章でご紹介した「看板方式」で対策ができます。
既存のフェンスの後ろに、長い柱を立ててフェンス設置するというやり方です。
これが安全かつ安く済みます。
トラブル2. 隣人から「日陰で暗くなった」と言われた!
「フェンスのせいで影ができて暗くなった」と、お隣さんからクレームを言われた事例です。
自分たちの敷地が北側にある場合、あまり日当たりを気にせずがっつりフェンスで囲うこともあるかと思います。
しかし、お隣さんやお向かいさん側に日陰ができて暗くなってしまう…ということは結構起こるんです。
こうならないためには、フェンスの一部だけ採光タイプを採用するといった工夫が必要になります。
ポリカーボネートなどの光を通すフェンスを設置することで、クレーム防止に有効です。
トラブル3. 隣人から「圧迫感がある」と言われた!
続いて、隣人から「圧迫感が出てきた」とクレームを言われたという事例です。
ぶっちゃけ、これが一番困るクレーム。
何をもって圧迫感があると言えるのか、どうすれば納得してもらえるかわからない、という点で、解決策がなかなか導き出しにくいんです。
こういったクレームは、とくに黒や茶系の濃い色のフェンスで発生しやすいです。
できれば、
- フェンス感が少ない塗り壁調のフェンス
- 軽やかな印象の木目調フェンス
- 光を通すポリカーボネートのフェンス
- フェンス×塀のハイブリッド式フェンス
などを採用して、圧迫感を最小限に抑えるといいと思います。
いろいろなフェンス商品があるので、こちらも参考にしてみてください。
≫外構でおしゃれな目隠しが欲しいあなたへ。絶対に見るべき商品21選【フェンス以外もあり】
隣人からのクレームに関しては、あまり仲良くない場合に言われるケースが目立ちます。
普段からコミュニケーションを取って関係性を深めておくと、こういったクレームは発生しにくいです。
「今度、このようなフェンスを設置したいと思っているんですが、いいですか?」と、断っておけば、トラブルに発展することは少なくなるかと思います。
トラブル4. フェンスを共同購入して問題になった
お隣さんとの境界の間にフェンスを設置して、費用を折半する「共同購入」という仕組みがあります。新興住宅街でよくある事例です。
法的には「敷地が高い方が費用を負担をする」と決まっていますが「平坦だから折半しましょうか」となることも多いんです。
一見費用が半額になってお得に思えますが、私はやめておいたほうがいいと思います。
共同購入は、トラブルや裁判事例の温床なんです。
今はよかったとしても、時間の経過とともに状況は変化していくものです。
- お隣さんが引っ越しをする
- お隣さんが認知症となり、話が通じなくなる
- 子・孫の代まで負債を残しトラブルの種になる
といった問題が起きる可能性があります。こうなると後戻りできなくなってしまうので、要注意です。
できれば自分たちだけで完結する購入方法をおすすめします。
トラブル5. フェンスの表裏を指定し忘れた!
実はフェンスには、表面と裏面があります。
柱や金具があって見栄えがよくないのが裏面、綺麗な面が表です。
通常は、見栄えがいい表面を道路側に、柱がある裏面を建物側に向けます。
裏面は通行人に対して見栄えが悪いのはもちろん、柱をドライバー1本で外せてしまうので、防犯面の心配が出るからです。
しかし「自分たちが部屋の中から見る景観をよくしたい」という人もいるでしょう。
他人に綺麗な面を見せるのではなく、自分たちが綺麗な面を見たいというケースです。
その場合、フェンスの表と裏を逆に設置してもらうよう、事前に指定する必要があります。
こちらは表だけが木目調、裏はアルミ色になっているフェンスです。
自分たち側に綺麗な面を向けたい人が、これを通常モードで取り付けてしまうと、見栄えが悪い裏面を家の中から目にすることになります。
なので、あえて逆に設置しているという事例ですね。
もうひとつ事例を紹介します。
以下は、YKK APさんの「ルシアスフェンス04型」という商品です。
こちらも、裏表逆に設置されています。
よく見てください。
柱がある裏面をお隣さんに、綺麗な木目調が出ている表面を自分たち側に向けていますね。
こういった隣地境界にフェンスを設置する場合は、外観の面ではとくに問題はないかと思います。
おすすめする設置方法ですね。
見栄えのいい面を、通行人と自分たちのどちらに向けたいのか、考えは人それぞれです。
ただ裏面をお隣さん・道路側に向ける場合、ドライバー1本で柱を外せてしまうので、そのリスクだけは頭に入れておいてください。
補足として、安価なフェンスは表面だけが木目調、裏面はアルミといった商品が多いです。
YKK APさんのルシアスフェンスのF04型シリーズ
三協アルミさんのシャトレナフェンスII 1型の一部モデル
は、裏面がアルミ色なので必ず指定をしてください。
まとめ:フェンスの知識をつけて後悔・失敗をなくそう
15年以上外構業界に携わってきたフェンスのプロがおすすめする商品は、以下の9つです。
【境界フェンス】
- LIXIL「ハイグリッドフェンス UF8型」
- YKK AP「イーネットフェンス 3F型」
- 三協アルミ「ユメッシュ E型」
【目隠しフェンス】
- LIXIL「フェンスAB YL3型」
- YKK AP「シンプレオフェンス 13F型」
- 三協アルミ「レジリアフェンス YL1型」
【おしゃれフェンス】
- LIXIL「フェンスAB YS3型」
- YKK AP「ルシアスフェンス F04型」
- 三協アルミ「シャトレナフェンスII 1型」
とくに大きなこだわりがなければ、この中から選んでいただければまず間違いありません。
見た目・機能・費用、すべて満足していただけます。
この9商品以外にも、日本にはおしゃれで機能性が高いフェンスはたくさんあります。
もし「ほしいフェンスがあるんだけど、商品名がわからない」という場合、庭ファンまでご連絡ください。
メーカー・商品名はもちろん、型番やカラーまでわかります。それくらいマニアックな私です(笑)
フェンスは、ただおしゃれな商品を取り付ければいいわけではありません。
少々面倒でも、設置方法や実測、業者選びなどをしっかり考えていただくことで、心から満足いくフェンス工事ができます。
フェンスのことで迷ったらこの記事を見返していただき、それでもわからないことがあったらぜひ庭ファンまでご相談ください。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
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