おしゃれなフェンス=お隣さんに嫌われない目隠し方法
「お隣さんの印象もあるし、嫌われてると思われたくない。だから、いかにも目隠しというのはちょっと…でも、お金はなるべくかけたくありません。適度におしゃれでいやらしくない目隠しを教えていただけないでしょうか?」
「視線はしっかり遮りつつ、さりげなく設置できる目隠しが欲しい!」
そう考えている方におすすめなのが、目隠しフェンスです。
目隠しフェンスとは、ご近所さんや道路からの視線を遮るために設置するフェンスのこと。
「メッシュフェンス」という、隙間の多いものを想像する方も多いと思いますが、これでは目線は遮れません。
今回は、アルミフェンスや木目調の視線を遮るフェンスを紹介します。
フェンス自体は敷地の端っこに設置するから、スペースも取らないし、台風のときも丈夫な構造です。
また一度設置してしまえば、一生使えるほど耐久性の高い商品!
「つけっぱなし」が基本です。
元・エクステリア商社営業マン。外構の専門家!
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外構の目隠しにおすすめの商品21選!
ではさっそく、目隠しフェンスのおすすめを紹介していきます。
一言で目隠しフェンスと言っても、
- アルミフェンス
- 木調フェンス
- 樹脂製フェンス
- メッシュフェンス
など、たくさんの種類があります。
今回は、「モダン」「コスパが良い」など、いくつかのカテゴリに分けて紹介します!
モダンな目隠しフェンス5選!視線カット効果も高い
最近のモダンな住宅にマッチするように開発されたのが横板フェンスです。
水平ライン一直線に伸びるラインが、敷地を広く見せる効果もあります。
隙間が1~2cmほどなので、目隠し効果も高く、モダン住宅によく選ばれています。
1.LIXIL「フェンスAB YS2型 横スリット」
LIXILさんの「フェンスABYS2型」は、スタイリッシュでかっこいいフェンスです。
フェンス裏面も木目調になっているので、お家の中からでも景観を楽しめます。
フェンスABシリーズだけでも、8デザイン19タイプあるので、お家に合ったものを選べます。
一般的によく見かける「The・フェンス」というデザインです。
「フェンスABYS2型」は、風や台風などの自然災害に強く、安全面も考慮されています。
また、プライバシーを守るためにブロック塀とフェンスの隙間は6cm幅です。
2.YKK AP「シンプレオフェンスSY1型 横スリット」
YKK APさんの「シンプレオフェンス SY1型]は、モダンな現代のお家に合わせやすいフェンスです。
異なるデザインのフェンスとも接続が可能で、5色の豊富なバリエーション。
オプションで「フェンス下のすき間隠し」をつければ、ゴミや小動物の出入りを防げます。
3.三協アルミ「レジリアフェンス YK2型 横格子」
三協アルミさんの「レジリアフェンス YK2型」は、お手頃価格のフェンスです。
シンプルなデザインだから、お庭との調和も取りやすい特徴があります。
同一の格子幅に設計しており、設置したときの美しさは感動的!
また、デザインだけではなく、耐風圧強度もアップ。
従来品より、約1.2倍強くなっています。
4.グローベン「プラドフェンス」
グローベン社から販売されている「プラド」は、樹脂製のフェンスです。
天然木のフェンスは、おしゃれだけどメンテナンス費用がお高い。
昔の樹脂系フェンスは、反りや割れなどクレームも多かったのですが、技術が進歩しました。
「プラド」は、世間の樹脂フェンス市場では最後発。
ですが、素材が改良されているうえに価格は他社よりも1割ほど安いです。
「プラド」について詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。
≫私が「プラドフェンス」を選ぶ理由5選!やっぱり失敗しないフェンスが良い【コスパ×質感×耐久性】
5.三協アルミ「ハイブリッドT・T」
境界線フェンスには、三協アルミさんの「ハイブリッドT・T」が最適です。
最低限のコストにもかかわらず、安っぽさを排除したおしゃれなメッシュフェンスです。
先ほど紹介した、おしゃれフェンスを敷地内すべてに設置すると、お金がかかります。
「ハイブリッドT・T」は継ぎ目が少ないのも特徴です。
通常の継ぎ目は2mごとですが、4mまで伸ばせます。
機能的な目隠しフェンス!おしゃれで安い3商品
目隠しフェンスを採用するなら、私は横のルーバータイプをおすすめします。
完全目隠しでも、目が詰まっているタイプではなく、風を通す性質のルーバーが良いです。
理由は、フェンスが破損する要因が2つしかないからです。
フェンス破損の要因は、
- 強風
- 車をぶつけた物損
の、2つだけです。
なので目が詰まったタイプよりも、風の影響を少しでも受け流す構造のものの方が安心して使い続けられるんです!
私がいつもおすすめしている商品は以下の3つです。
- LIXIL フェンスAB YL3型 ルーバータイプ
- YKK AP シンプレオ フェンス13型 ルーバータイプ
- 三協アルミ レジリアフェンスYL1型 ルーバータイプ
正直、この商品以外はおすすめしていません。
6.LIXIL「フェンスAB YL3型 ルーバータイプ」
目隠しフェンスでおすすめは、LIXILさんの「フェンスAB YL3型」です。
LIXILさんのフェンスABは、1~3型まであります。
また「フェンスAB YL3型」は、どこからどう見ても完全に目隠し仕様。
目隠しを設置したい人には、いつもおすすめしている商品です。
またルーバー構造で風を通すから、強風にも強い。
「フェンスAB YL3型」について詳しくは、こちらの記事でも解説しています。
≫安くておしゃれ!最強の外構フェンス厳選TOP6はコレ【費用と理由をプロが徹底解説】
7.YKK AP「シンプレオ フェンス13型 ルーバータイプ」
YKK APさんの「シンプレオ フェンス13型」は外構の目隠しフェンスによく使われる商品です。
多少の違いはありますが、見た目はほとんど他の商品と変わりません。
目隠し効果も十分だし、通風性能のおかげで、壊れにくい構造です。
8.三協アルミ「レジリアフェンスYL1型 ルーバータイプ」
三協アルミさんの「レジリアフェンス」は、「1型」と「2型」の2タイプありますが、1型は安くておトクです。
ただし!
- お隣さんの室外機から出てくる風を防ぎたい
- 道路のクルマの音を遮断したい
というケースは、目が詰まっている完全目隠しタイプが良いですね!
木調フェンスなら外構の邪魔をせず目隠しできる
木調フェンスは、先ほど紹介したアルミフェンスに木目調のシールをコーティングしたタイプです。
シール素材は、バスや車のボディ広告に貼られるものと同じ素材を使っていて、かなり耐久性は高いです。
中身はアルミ素材なので腐食しづらく、表面の見た目は言われないと気づかないほど天然木に見えます。
耐久性と見た目を両立した、すばらしい方式なんです。
その分、お値段は高いのですが…比較的、安く購入できる商品を紹介します。
9.LIXIL「フェンスAB YS3型 木目調」
LIXILさんの「フェンスAB YS3型」は横格子タイプのフェンス。
表も裏も両面木目調になっているフェンスです。
木目調でコスパ優先しているフェンスは、実は片面だけ木目調という商品が多いです。
が、LIXILさんの「フェンスAB YS3型」は両面木目調になっています。
え、知らなかった!
という、クレームになりやすいポイントなので気をつけてくださいね。
10. YKK AP「ルシアスフェンス F04型」
こちらもシンプルなデザインながら、重厚感と品がある木目調のフェンスです。
YKK APさんの「ルシアスフェンス F04型」は、片面のみが木調。
そのため、他のフェンスよりも価格が安くなっています。
また、板と板とのすき間が少ないため、目隠し効果もバッチリです!
11. 三協アルミ「シャトレナフェンスII 1型」
三協アルミさんのシャトレナシリーズも、表面のみが木目調です。
価格はお安めですが、道路側を木目にした場合、お家側はアルミ色になります。
「シャトレナフェンスII」自体は、フレームレスなデザインで施工性に優れています。
木目フェンスについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
フェンスでも外の景色が程よく見えるものがある
と思った方向けに、視線は遮りつつ、程よく抜けのあるフェンスを紹介しますね。
前提として、マジックミラーのように「中から見えて、外から見えないフェンス」は…ありません。
しかし、中から見えやすく、外から見えづらいのがパンチングデザインのフェンスです。
中が暗く、外が明るいと目隠し効果が高いのです。
ただし、パンチングデザインのデメリットは、
- 選択肢があまり多くない
- めちゃくちゃ値段が高い
それなら、明るくて、目隠しができるポリカフェンスを選択肢に入れても良いでしょう。
ただしポリカフェンスも、アルミフェンスと比べるとちょっと高級。
「リビング前だけポリカフェンス、それ以外の場所はアルミフェンス」という使い分けがオススメです!
12. ユニソン「ブライド パンチング」
ユニソンさんのブライドシリーズは、凸凹の個性的なデザインが特徴。
空間に調和するよう、非常に洗練されたデザインで個性的です。
安心感と開放感をもたらす高級感のあるフェンスです。
13. 四国化成「クレディフェンス HG8型」
四国化成さんの「クレディフェンス」は、一戸建て向けで風に強いフェンスです。
2021年にフェンスをフルリニューアル。
理由は、昨今の台風被害を考慮したからです。
また、スッキリとしたデザインで、お家に自然となじみます。
14. LIXIL「フェンスAB YT1型 ポリカ採光タイプ」
目隠しフェンスを設置すると暗くなってしまうのですが、「フェンスAB YT1型」ならば、そのような悩みを解決します。
採光性のある目隠しフェンスで、リビングや玄関前にも最適です。
15. YKK AP「シンプレオフェンスP2型」
先ほど紹介したYKK APさんの「シンプレオフェンス」にも、採光性に優れたものがあります!
それが、この「シンプレオフェンスP2型 採光ルーバータイプ」。
シンプルなデザインながら、お家のプライベート空間をしっかり守れます。
16. 三協アルミ「レジリアフェンス SP1型」
こちらも、先ほど紹介した三協アルミさんの「レジリアフェンス」シリーズの1種。
「レジリアフェンス SP1型」というタイプで、採光性に優れたパネルを使用しています。
半透明のポリカーボネートは、目隠し効果も十分に得られます。
目隠しは、おしゃれなフェンス以外でも実現できる
ここまでフェンスの紹介をしてきました。
しかし!外構で目隠ししたいとき、必ずしもフェンスが必要なわけではありません。
目隠しをしたい場所や高さに応じて、他の選択肢が良い場合もあります。
- 今ある塀を活かしたい
- お庭を目隠ししたい
- 窓を目隠ししたい
それぞれ、選択肢があるのでフェンスばかりにこだわっていはいけません。
具体的な例をいくつかあげますね。
17. おしゃれな塀「グランドアートウォール」を使う
グランドアートウォールは、軽量で強度の高い発泡スチロールでできた最新の塀です。
高さは最大3mまで設置が可能で、控壁は必要なし。
ブロック塀に比べて1/10以下の重さになっています。
発泡スチロールでも、耐震性・耐風性は専門機関で確認されているため、強度は十分です。
- 耐震強度試験…最大震度7(マグニチュード9クラス)
- 耐風圧強度…瞬間風速60m/s、平均風速34m/s
グランドアートウォールは、リフォームにも最適です。
従来のブロック塀では、おしゃれに目隠しするのは難しいです。
ブロック塀は1.2m以上になると、控え壁が40cmほど出っ張ります。
控え壁は、地震時の転倒防止で設置します。
他社製品では、ブロック塀の上にこういった「塀」は、施工できません。
しかしグランドアートウォールなら、基礎を壊さずにブロック塀の上に施工できます。
出入り口用の窓や扉を作ったり、シャッターをつけたり、自由度の高い塀です。
≫やっと出会えた、理想の塀。それは、グランドアートウォール【自由発想×デザイン×安心】
18. おしゃれな物置を目隠し代わりに設置する
おしゃれな物置を目隠し代わりに設置する方法があります。
フェンスを建てると、フェンスとしか利用できません。
物置を目隠しにする場合は、駐輪場タイプの一体型ではなく、通常のタイプを選んでください。
最近は物置にも、とってもおしゃれなものがたくさん出ているんですよ。
以下の記事で紹介しているので、カタログ感覚で見てみてください!
≫見るだけでも楽しい!超おしゃれな物置8選、見たら欲しくなる逸品一覧【プロも太鼓判】
19. カーテンを付けた方が圧倒的に安い
コストを徹底的に抑えるなら、フェンスではなくカーテンにしましょう。
最近のレースカーテンは、中は明るく、外からは見えない遮へいカーテンが販売されています。
カーテンは外構ではないので、圧倒的に価格が安く、工事費用も不要です。
20. シェードやオーニングで明るさも確保
屋外から目隠しするなら、シェードやオーニングという手段もあります。
テラス屋根であれば、オプションとしても取り付けが可能。
必要ないときは収納できますし、夏場は遮熱効果もあります。
私がいつもおすすめしているのは、LIXILさんの「スタイルシェード」です。
- カラーバリエーションが豊富
- コンパクトに収納できる
- 日除けにもなる
取り付けもカンタンなので、予算を抑えたい方に最適です。
スタイルシェードについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
≫リクシルのスタイルシェードでお家を冷やそう!簡単DIYでおしゃれに日除け!
21. 窓の目隠しには、防犯格子を使う
窓の目隠しであれば、面格子も選択肢の一つです。
面格子とは、窓にすっぽり覆いかぶさる形で、主に防犯対策として浴室に使われます。
ルーバータイプであれば、必要なときに目隠しをしたり、採光したりできます。
外構に目隠しを設置するときの注意点
ここまで、おしゃれに目隠しをするための商品を紹介しました。
ただし、目隠しを設置するだけではダサくなったり、費用が高くなったりする場合もあります。
おしゃれに目隠しするためには、必要最小限の高さで
高すぎる目隠しは、おしゃれさが失われて、ただの壁になってしまいます。
また、目隠しを高くしすぎると、
- 圧迫感が出る
- 価格も高くなる
- 風の影響を受けやすい
…といったことになってしまい、メリットがありません。
とはいっても、低すぎると目隠しの効果が得られません。
フェンスの高さの決め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
住んでいるエリアによっては、「町の協定で高いフェンスが置けない」という方もいますよね。
そういう場合でも、ルールを守りつつ置ける目隠しフェンスもあるので、諦めなくて大丈夫です!
具体的な方法は、こちらの記事で紹介しています。
≫街の協定で目隠しフェンスが付けれなくて困っている人へ【透過率】
安く設置するならDIYやフェンスの後付けが◎
フェンスの設置工事は、思ったよりもお金がかかります。
費用を安くしたい場合は、DIYするのも選択肢の一つです。
ただし、かっこいいフェンスは値段も高い。
そのため、採寸ミスや加工ミスするとショックは大きいです。
採寸ミスや加工ミスの怖い人は、プロに相談してください。
また、既にフェンスがあるなら、そのフェンスを使っちゃうのも手です。
既存のフェンスを交換するには、撤去費用と処分費用が余分にかかります。
でも、今あるフェンスの後ろに柱を立てれば、低コストで新しいフェンスが設置できます!
フェンスの後付けをするなら、こちらの記事を参考にしてください。
≫最安です。今あるフェンスに目隠しフェンスを後付けする最適な方法教えます!
ただし、こういう「置くだけフェンス」を使うのは、おすすめしません。
めちゃくちゃお手軽なんですが、その分、いろいろなリスクがあるんですよね…。
詳しいことは、以下の記事で紹介しています!
どのフェンスにも、メリット・デメリットがある
ここまで読んでくれたマニアックなあなただけに教えます。
あまりネガティブな情報を伝えたくないのですが、「このフェンスは弱点ゼロ!」という夢のような商品は…残念ながら、ありません。
たとえば、冒頭で紹介したアルミフェンスにはこんなデメリットがあります。
- 金属の光沢は見た目が、ギラギラ・無機質で冷たく感じる
- どこにでもあるフェンスで個性がないため、他の家と同じように見える
もしフェンスに個性を出したいのなら、木調フェンスのような個性的なものを選んでみてください。
ただし、木調フェンスは金額が高くなりやすい点がネックです。
中には、「片面だけ木調」というものもありますが、見た目がイマイチ…なことも。
このように、どういった種類のフェンスにも良し悪しがあります。
自分が外せないポイント・妥協できるポイントを考えてみてくださいね。
まとめ:目隠しは我が家にぴったりのものを!
さりげない目隠しに使えるフェンスや、フェンス以外の目隠し方法を紹介しました。
目隠しの方法はいくつかありますが、何だかんだフェンスがおすすめです。
明るさが確保できて、動線や居住スペースも確保できるし、台風にも強い。
お家の印象もグッとおしゃれにできるので、良いことづくめです!
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