ハウスメーカーさんと外構の打ち合わせを始めた人
「ハウスメーカーの営業の方から紹介された外構業者さんと初回の打ち合わせが終わった。よくわからないまま商品を決めた。というか、時間がなかったから決めさせられた?状態でちょっと不安。どれぐらいの金額が提示されるかわからないけど、高い見積もりは嫌だ。外構のコストを削減するにはどうしたらいいですか?」
→まずは、費用の大きなところから着手するのが正解です。
外構工事は、全体の価格から10%~15%ぐらいが目安です。というのはウソ。
「外構工事は、全体の価格から10%~15%ぐらいが目安です」
というのはウソ。
業者が15%ぐらい予算を引っ張れたら嬉しい!という心の声が漏れただけです
外構工事は必要な作業の積み上げで価格が決まります
なので建物の価格と連動するロジックがそもそもおかしいです#マイホーム#注文住宅
— 庭ファン【外構の大学】@YouTuberエクステリア情報発信犬 (@niwafan1128) December 31, 2019
「外構工事は、全体の価格から10%~15%ぐらいが目安です。」
というのはウソ。業者が15%ぐらい予算を引っ張れたら嬉しい!という心の声が漏れただけです。
外構工事は、必要な作業の積み上げで価格が決まります。
なので建物の価格と連動するロジックがそもそもおかしいです。
外構工事においては高い!と思っている方が多いですが、それは大きな誤解です。実際は項目ごとに精査・チェックすれば適性価格かどうか、値引きのポイントがわかります。
今日は、新築外構工事の中でも価格の占める割合が多い駐車場とフェンスのうち、フェンスの方を紹介します。
※過去に駐車場のことは書いてあるので、過去のブログを参考にしてもらえると幸いです。
新築外構にかかる費用の30%~40%はフェンス
新築外構にかかる費用の30%~40%はフェンスが占めることが経験上多いです。
なので、そこを削減できれば全体の費用も抑えられ、効果が高いです。
とはいえ、家の周りを囲むフェンスは家の顔とも言える外構のイメージを決める重要な要素です。
外構工事の費用を削減するにはまず費用の大きいところから着手するのが定石です。
そのなかでもフェンスの費用を削減する最初の一手は、
「道路に面した正面部分はおしゃれな木調のフェンスや意匠性の高いものを利用して、隣地境界の側面や勝手口側などは通風性が高く、コストが安いメッシュフェンスを併用するハイブリット式」
が、コスト削減する定番の方法です。
外構用のフェンスは高耐久・メンテ不要なアルミフェンスが主流
かつて、家の周りを囲うものは板塀や生け垣などが多く、もしくはブロック塀で目隠しをすることが多かったです。
最近の主流になっているものは、耐久性が高いアルミ素材のものがほとんどです。
最近ではブロック塀に対しての見え方も変わってきており、「高いブロック塀=危険」というふうな認識が世間からの見え方です。
いまさら、6段・7段以上のブロックを積み上げるのは経済的な面や隣家トラブルや周辺トラブルを避けるためにも特段の理由がない限りは避けるべき施工方法です。
外構フェンスは、おしゃれなフェンス=高い/メッシュフェンス=安い という法則
シンプルなデザインのアルミフェンスはすっきりとしたデザインでどんな住宅の形に合わせやすいものです。
縦格子のもの横格子のもの、またはラティス格子の方やルーバー状のものまで様々豊富にあり、またシンプルなデザインということもありどの住宅にも合わせやすいです。
シンプルモダンのご自宅にはシルバー系の色のフェンスを。また和風モダンな家にはブラウンやブラック系のを採用するなど対応が出来るすぐれもの。
さらに、ここ5年~6年でラッピング技術も向上し、中身はアルミのフェンスと同じですが表面上に木目調のシートを貼り付けた木目調に見えるフェンスも用意されています。
もちろん、中身はアルミなので耐久性にはお墨付き。
見た目は木調の暖かい印象を表現して、耐久性はアルミの良いところを掛け合わせたおしゃれな、ハイブリッドなタイプです。
安くフェンスを設置したい!と思っている方は、≫おすすめフェンス超まとめ! 記事が参考になります。合わせてご覧ください!
人が乗るウッドデッキにも使われる人工木素材を使用した外構フェンス
次に採用率が高いフェンスして木の風合いのある木粉と樹脂を混ぜて作った人工木をフェンスです。
樹脂と木粉を組み合わせたフェンスですが、見た目はほとんど木製のフェンスです。
樹脂を混ぜ込んでいることにより耐久力が高くなっている商品です。
ちなみにですが、最近(2017年以降)の90%以上のウッドデッキがこの人工木を採用していることもあり、普及が進んでいる商品です。
特に、植栽などの自然の色と合わせやすいことから、ガーデニングに最適。またリビングの前などの部分にこのフェンスを採用するケースが目立ちます。
勝手口・隣地境界に最適なコスト最優先の外構メッシュフェンス
最もコストを抑えることができるフェンスは、「メッシュフェンス」です。
見た目の通り境界を仕切ることに特化したフェンスで商品のコストが安く収まります。
施工費はどのフェンスを付けても作業量が変わらないのでそこまで変動はありませんが、商品代金を安くするにはこのメッシュフェンスが最強です。
勝手口・隣地境界にはコスト最優先のメッシュフェンスを付けることでコストダウンが望めます。
https://springbd.net/enet-fence
外構で境界線をフェンスでぐるりと囲んでしまうことのリスク
特に外構の外周に背の高いフェンスをつける場合、隣地から見ると急に城壁のようなものができる形になります。
そこで注意したいのが隣地とのトラブルです。
予め隣人の方にはフェンスの工事をする旨を伝えておき、上双方合意の上で実施するのが望ましいです。
特に外構業者さんと打ち合わせする場合は、隣人の方と仲が悪いことはできれば伝えておいた方が良いです。
なぜならば工事の時に多少騒音であったり、作業のスペースの確保の関係で隣地への入らないといけない場合があります。
工事当日にいきなり声をかけるととそんなの聞いてないなど、突っぱねられた時には色々ややこしいので事前に話しておくことがベターです。
※経験アリ( ^ω^)・・・
外構フェンスは全部同じ商品でそろえなくてもOK
外構工事でも全体の費用のうち、30%から40%が駐車場カースペースで閉め同じ比率で30%から40%をこの境界ブロックフェンス関係で占めることが経験上多いです。
フェンスは意外とメーター数がかさんでしまいコストが高くなることが多いですよね。
50平方メートルの敷地をぐるりと加工とだいたい30mぐらい。
メーター単価で2万円だったとして、約60万円になります。
なので、フェンスの費用を抑えることが全体の外構の費用を抑えるポイントになります。
冒頭にも申し上げた通りに、正面やリビングの前はデザインの良い木調・目隠しのフェンスを採用して、それ以外の勝手口側や隣地境界側はこの安いメッシュフェンスを採用する。
「表はええフェンス、裏はやっすいフェンス」
で大丈夫です。
現在の外構業界では当たり前の手段になっています。
まず費用を抑えようとする場合、ここに着手するのが定石ですよ。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!