カーポートがいったい何キロまで耐えられるか調べている人
「お家にカーポートがあるけど、雪が積もったりして壊れてしまわないか心配。積雪が20cmまでとラベルが貼ってあるけど、実際何キロまで耐えられるのかがわからない。」
←積雪強度から設計上の「何キロまで耐えられるか」がわかりますよ
ざっくり3行でまとめると
- カーポートが設計上耐えられるキログラムの計算式
- 実際は、わかりにくいから新雪の厚みで表現されている
- しかし、雪の水分量によって重さが違うので鵜のみは注意
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業者さんからはあまりこういった質問は来ないのですが、営業同行や設計同行をする際にお客様から「カーポートの屋根はいったい何キロまで耐えられるの?」という質問を頂きます。
メーカーの設計の方に直接聞いたりできるので、設計上の何キロまで耐えらえるのかをキログラム換算の方法をご紹介します。
キログラム換算してから、雪の性質・種類に応じた考え方、さらに「キログラム換算」を考えられている方はソーラーパネルを設置検討されているかたもいらっしゃるかと思いますので、その見解についても私見とはなりますが紹介させていただきます。
カーポートが設計上耐えられる荷重を求めるの計算式
✅カーポートの積雪強度
積雪20cmの場合、1平米あたり600N(ニュートン)です
kgに換算すると、約61kg
5m×2.4mのカーポートは、計算上732kgまで耐えられる設計になっています
多いように思う?少ないように思う?
— 庭ファン【外構の大学】@YouTuberエクステリア情報発信犬 (@niwafan1128) October 28, 2019
✅カーポートの積雪強度
積雪20cmの場合、1平米あたり600N(ニュートン)です
kgに換算すると、約61kg
5m×2.4mのカーポートは、計算上732kgまで耐えられる設計になっています
多いように思う
規定があり、積雪20cmの場合は600N(ニュートン)という耐力がないといけません。
ちなみに、積雪50cmのカーポートは1500Nになります。
聞き慣れない単位ですが、高校の物理でたぶん出てきたと思います。
1N=0.10197 kgf→だいたい10Nで1kgになります。
(これでテストを乗り切った人多いんじゃないですか?)
10N≒1平米あたり1kgと換算
で実用上は問題ないです。ニュートンの換算や平米換算などをいろいろ組み合わせて
公式としては
積雪強度(cm)×3×カーポートの幅×奥行き
なので、一般的な片流れのカーポートは積雪20cmの600N強度で、2.4m×5mのサイズなので
20cm×3×2.4×5→約720kg
という計算結果になります。(メートルとセンチが混在してすみませんが。。。)
でも、屋根の上に積もった雪のキログラムってわかります?
うちのカーポートは720kgまで耐えられるんだ!と納得する人は少ないですよね。
屋根の上に積もった雪の重さなんてわからないですよね。
だからわかりやすいように積もった高さでカタログや強度の表現をしています。
雪の水分量によって重さが違うので鵜のみは注意
ふわふわの新雪なら1平米に積もった1cmあたりの重さは約3kg
5m×2.4mのカーポートなら約36kgの想定
20cmぐらいまでは耐えれる計算です
しかし、みぞれのような水を含んだ雪は1平米1cmで約7kg
10cmもみぞれ雪のようなベチャッとしたら雪があると危険かもしれない☃️
雪質によって重さがカナリ違う pic.twitter.com/WsuiVvoLos
— 庭ファン【外構の大学】@YouTuberエクステリア情報発信犬 (@niwafan1128) October 28, 2019
ふわふわの新雪なら1平米に積もった1cmあたりの重さは約3kg
5m×2.4mのカーポートなら約36kgの想定
20cmぐらいまでは耐えれる計算です
しかし、みぞれのような水を含んだ雪は1平米1cmで約7kg
10cmもみぞれ雪のようなベチャッとしたら雪があると危険かもしれない☃️
雪質によって重さがカナリ違う
しかし、積雪の高さを鵜呑みにするのは危険です。
メーカーさんからもこんな資料が公表されてます。
雪の性質によって水分量が異なり、同じ積雪高さでも、重さが倍以上に違います。
水混じりのみぞれは、水を吸ったスポンジのように恐ろしい重さがあります。
なので、新雪で20cmの強度があったとしても、締まり雪・水を含んだみぞれの場合はその半分の以下の8cm適度でも許容荷重を超えてしまうケースもあります。
特に新雪が積もった後に雨が降り出したら要注意です。
ソーラーパネルを乗せたときの耐荷重
ソーラーパネルを乗せて良いか?
屋根の上に載せるソーラーパネルはだいたい積雪量の10cm程度に相当すると言われてます。
使用するパネルや架台によりますが、面積上のる量も限界があるので、おおよその言い換え、積雪換算で考えることがあります。
設計上の強度耐えられたとしても、さらにその上に雪が積もったり、台風の強風を考慮する必要があるので、そのエリアに適したカーポートのさらにワンランク上の強度ほ商品を選定するのが定石です。
ですが、エクステリアメーカーさんの製品保証が外れたりする場合があるので(というか外れるので)ご注意下さい。
何キロまで耐えられるのか、まとめ
さて、計算式も紹介しながら設計上の荷重許容量について紹介しました。
詳細の強度基準はそれぞれ商品ごとに設定されているのですが、メーカーさんに問い合わせても積雪〇〇cmとしか答えてもらえないと思います。
ぜひ、設計上の荷重許容量の参考に計算式を利用してみてください。
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