最安値のフェンスの選び方、コレ以外は禁止です
フェンス選びで困っている人
「フェンスを選ぼうとカタログ見たら、ビックリしました。素材も値段も機能も、いろいろありすぎ! 何を選んだらいいのか見当もつきません。
見積もりに業者さんが入れてくれたフェンス、けっこう高いんですが…コレが正解なんでしょうか。適切なフェンス選びのコツ、教えてもらえませんか?」
「フェンスが選べない」という悩み、よく聞きます。
そもそも製品ラインナップが多すぎですよね。LIXILさんのカタログを見ると、フェンスだけで、300ページあります。特徴も、適正価格も知らないものに「選んで」って言われても無理です。
しかもフェンスは工事費全体のなかでも結構な割合を占めるんです。なので絶対に失敗しないフェンス選びの方法、お教えしましょう。
元エクステリア商社マン、フェンス選びのプロです
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
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フェンスの関連工事は、エクステリア工事全体の3分の1を占めるほど結構高額なんです。メーター数が多いので、その分価格も上がってしまうんですね。
「忙しい、ゆっくり考える時間がない!」という方、フェンスで工夫するだけでもコスト削減の効果がありますよ。
- お宅にあった適切なフェンスを選ぶ
- 工事業者さんが得意なメーカーさんのフェンスに帰る
たったこれだけで、数万円は簡単に削減できるかもしれません。写真は実際に私に相談してくれたお客さんの見積書です。
今回、私がお伝えするのはエクステリア業界一筋12年の中で見てきた、いろんな成功例、クレームなどから導き出した自信の最適解です。
- 超大型台風
- 数年に一度のドカ雪
- 経年劣化
にずーーーーっと付き合ってきたうえでの「答え」、生々しいリアル情報のかたまりです。
いきなり結論:次の商品の中から選んでください
いきなり結論! 紹介する9製品の中から選んでください。それだけで失敗しなくて済みます。
主要なエクステリアメーカーは大手5社がありますがシェアの上位3社が
- LIXIL
- YKKAP
- 三協アルミ
です。ここからフェンス設置の「目的」にマッチするフェンスを選べばいいんです。
大丈夫です。
もちろん時間がある方は、いろんな製品を見れば勉強になるので他のカタログも見てください。今回紹介するのは急いでいる方、絶対に失敗したくない方向けの「最短ルート」です。
境界を囲うだけの【メッシュフェンス】の選び方
まず「メッシュフェンス」です。
メッシュフェンスが必要なのは「境界を囲えれば良い」「目隠しもする必要がない場所」です。次の3製品以外から選ぶのは禁止ですよ!
LIXIL「ハイグリットフェンスUF8型」が、オススメ!
10円単位でも安くするならコレがオススメ!他にもハイグリットフェンスN8型、11型、N1型など、一般の方には見分けがつかないものもあります。
YKKAP「イーネットフェンスF3型」が、オススメ!
YKKAPさんからは「F3型」。1メーターあたりの単価が数十円安いので、こちらを!
三協アルミ社「ユメッシュE型」が、オススメ!
三協アルミさんのユメッシュならE型がいいですね。
パッと見、違いは分からないですよね。金網の間隔や内部の針金の本数など厳密には違いますが、強度はほとんど変わらないと思ってください。
風に強く、丈夫な【目隠しフェンス】の選び方
次は、道路面や隣家の窓近くなど、目隠ししたい場所に使う「目隠しフェンス」です。
私は、風通しのよい通風横ルーバー型のフェンスをおすすめします。値段は変わらないのですが、風をモロに受けないので強度は有利です。破損リスクを減らせるからですね。
LIXILなら「フェンスAB YL 3型」がイチオシ!
1型~3型までありますが3型が最安なんです。
目隠しフェンスの中では一番のオススメです。
YKKAP「シンプレオフェンス 13F型」がイチオシ!
こちらの製品も長年見てきましたが、通風性能のおかげで壊れにくいんです。
三協アルミ社「レジリアフェンス YL 1型」がイチオシ!
「1型」と「2型」がありますが1型が安いです。
基本的にはルーバータイプがオススメですが、ただし
- 室外機の風を塞ぎたい
- 道路の防音・遮音したい
なら完全な目隠しタイプのほうがいいですね。
コスパ最強のおしゃれ【木目調フェンス】の選び方
木目調フェンスはリビング前・道路に面している部分など、人目につく場所にオススメ。人気もあります。
同じ木目調フェンスの中にも、値段が高いフェンス、安いフェンスの2種類があると覚えておいてください。
強度、品質、目隠しの性能は変わりないのですがデザインが違います。写真で言うと左側が安く、右側が高い製品です。
デザイン面では高いほうはフレームがない、金具が見えていないなどよりオシャレですが、今回はよりコスパのいい安いタイプを紹介します。
LIXIL「フェンスAB YS3型」がおすすめ!
3社の同じコスパモデルの中で唯一、オモテもウラも木目調になっています。
YKKAP「ルシアスフェンス F04型」がおすすめ!
YKKAPさんの「ルシアスフェンス F04型」もコスパのよい製品です。表面は木目調、裏面はアルミ調になっていますね。
三協アルミ社「シャトレナフェンスII 1型」がおすすめ!
こちらも裏面はアルミ調なので設置の際は、ウラオモテに注意。
オシャレな木目調フェンスはほしいけど、コストかけたくないという方に、絶妙なフェンスと言えますね。
そして3社の中で、施工業者さんが「最も安く扱える製品」を選ぶのがベスト。業者さんによって値段が変わるのでどこが安いか相談してみてください。
1000以上あるフェンスからたった9商品に絞り込める理由
さて3タイプ×3メーカーの9製品を紹介しましたが、こんなに簡単に絞り込んだ理由を説明します。
まず、フェンスを設置したいとお客様から要望を聞くと
- 境界を明示したい
- 目隠しして外から見えないようにしたい
- お庭をオシャレにしたい
この3つに、ほぼすべて集約されてきました。
だから皆さんも、なぜ設置したいのかを先に明確にしてください。意図なく選ぶのは禁止です。
みなさん、フェンスの選び方を間違えています。
また皆さん、よく間違えているポイント
大手メーカーの品質・価格が最強です。
インスタやネットで安いと聞いたからという方、結構多いのですが品質と価格面なら大手メーカー商品が最強です。安いからと言って、耐久性の低いフェンスを選んだら失敗する可能性あります。
- 施工業者さんが安く仕入れられるメーカーを指定してもらう
- メーカーを指定したければ、そのメーカーと懇意な業者さんを探す
価格を下げるには、安く仕入れてるフェンスで見積もりしてもらう必要があるので、どちらかの方法が正解です。
フェンスが決まったら設置方法も工夫してコストカット
お得なフェンスを選べたら、工事の方法でもコストカットをしましょう。値段を大きく左右するのはフェンスの高さです。
ご夫婦で役割分担して「家の中からどう見えるか」「道路側から見えなくするには」で高さのシミュレーションをするのがオススメです。
フェンスの設置にはブロック設置か独立基礎の工事
次に工事の方法ですが、ブロック塀があるならその上にフェンスを施工しましょう。ブロックがない場合は、わざわざブロックを積むのはお金がかかるので「独立基礎」を設置します。
すでにフェンスがある場合も独立基礎をつくって、二段方式にする設置がもっとコスト安になります。
独立基礎については以下の記事でくわしく説明しています。
フェンスの”独立基礎石”ってどれくらいの大きさが必要?高さや価格も合わせて解説!
フェンスのちょうどよい高さは現場によって違う
ブロックを積む場合の高さはどのくらいか?と質問をよく受けるのですが、
- ブロックを3段分
- さらに80cmのフェンス
が一般的です。あわせると120~140cm程度のフェンスが出来上がります。
ブロックの比率とフェンスはどのくらいが最適か?という質問も多いですね。
これは現場によって、施工業者さんによっても異なるんです。ブロック施工が得意な業者さんなら【F】方式が最適ですし、フェンス工事が得意なら【A】が最も安いということになります。
原則、フェンスはこの9商品から選んでください【まとめ】
今回は庭ファンおすすめのフェンス9選を紹介しました。よほどの理由がない限りは、ここから選んでください。失敗しない黄金の法則です。
- フェンス設置の目的をはっきりさせる。囲うだけ?目隠し?オシャレ?
- 業者さんが得意なメーカーの製品を選ぶ
- フェンスの必要な高さは現場によって異なるので、現地で検証する
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本当に…良い外構を手に入れる方法
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一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
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業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
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