カーポートのハツリ費用を発生させない2つの方法
カーポートの見積書を手に入れて、内容を確認中の人
「やっと見積書が来た!どれどれ。。。ん?ハツリ工事とな?それも1万2千円!?え?なにそれ?そんなに高いの?なにがそんなにかかるの?カーポートの組み立て代は別にあるから工事費じゃなさそうなんだけど、これってなに?」
←それは、地面に柱を埋め込むためにコンクリートを破る作業費用です。
外構工事でよく出てくるハツリ工事の正体
百聞は一見にしかず、わかりやすい動画があったので紹介します。
よく工事現場で聞く、あのドガガガガガガっていう音の正体です。
ハツリ工事は、漢字で「斫り」と書きます。
常用ではないのでカタカナで表すのが一般的です。
地面がコンクリートならカーポートの柱を埋めるためにハツリ工事を実施します
柱一本につき2,500円〜3000円が相場価格になりますね。
1万2千円ということは、4本柱の2台用のカーポートなどの費用に当たる金額ですね。
高いと思われるかもしれませんが、実際にそれぐらいないと機材の用意も必要なのとかなり重労働の作業になります。
その作業内容を私のスマホに入ってた作業現場写真で説明します。
さらに、そのハツリ工事を発生させないための方法も最後に伝授したいと思います。
まずは穴を開けるサイズにカッターを入れます
必要以上に割れてしまわないように予め専用のカッター(サンダー)で斬り込みを入れておきます。
この時にかなりの粉じんが上がりますので、近くに車や隣家がある場合は養生や吸引が必要です。
掃除機のようなバキュームも用意が必要なので、手間がかかります。
次にハツリ機でコンクリートを砕いていきます
このときに、耳をつんざくようなドガガガガガガという大きな音がでます。
なので、日曜日の朝など工事を嫌がる職人さんも居ます。
このときも小さな破片が離散するので養生が必須です。
車のボディや窓ガラスなどに破片が飛ぶのは大変、細心の注意をしながら作業します。
コンクリートの中の鉄筋も切る!
土間コンクリートには鉄筋が入ってます。
カーポートの柱を建てるためには邪魔になってしまうので切ってしまいます。
こうやって、ハツリ工事一つでもいろいろな工具が必要で、それの運搬も必要になります。
プラスして商品を運搬して、作業用の脚立も必要になるので、大変なんです。
ハツリ費用を発生させない方法は、「箱抜き」「同時施工」どちらか
カーポートのハツリ工事を発生させない方法として2パターンあります。
カーポートと土間コンクリートを同時施工する方法と、もうひとつあらかじめカーポートの柱位置に土間コンクリートをしないほうにする方法です。
後者の「カーポートの柱の穴の部分にコンクリートをしない方法」業界用語で箱抜きと言います。
同時施工の場合は、特に問題はないのです。業者さんが良しなに作業してくださいます。
箱抜きの場合は、ちょっと注意が必要です。
事前に設置するカーポートの機種とサイズを決めて置く必要があります。
一般的なカーポートは柱間の間隔は3,000mmですが、商品によっては異なったり柱が3本あったりすることもあるので、注意が必要です。
事前準備をしておくだけで柱2本分の6,000円から、4本分の12,000円の工事費を浮かすことができる知っておくと嬉しい手法です。
また箱を抜いておくサイズは、一般的なカーポートの場合A3用紙サイズぐらいの大きさでOKです。土間を打つので土間が基礎補強になるので。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!