洗い出しコンクリートで外構を演出
「家を建てるのにお金をつぎ込んだので、外構にかける予算がほとんどありません…。でも外構工事も頼まないといけませんよね。なるべく費用をかけずコスパよく、おしゃれに見せる方法があれば教えてもらえないでしょうか?」
たしかに建物に予算をつぎ込んでしまう人が多く、外構はおろそかになりがちです。
そのため、1円でも外構費をケチりたいと必死になります。
そこで今回はコスパよく、外構をおしゃれに演出する方法を教えます!
元エクステリア商社マン、外構のプロ
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
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コンクリートの洗い出し仕上げとは?
コンクリートは非常に面白い素材で、表面の仕上げ方を変えるだけで見た目が一変し、高級感を出せます。
コンクリートの仕上げ方法は主に3種類あります。
- 金ゴテ仕上げ
- 刷毛(はけ)引き仕上げ
- 洗い出し仕上げ
指定をしなければ、金ゴテ仕上げか、刷毛引き仕上げのどちらかになっていると思います。
関西エリアでは金ゴテ仕上げ、関東エリアでは刷毛引き仕上げが多い印象です。
1. 金ゴテ仕上げ
駐車場などでよく見かける仕上げ方法で、コンクリートを金ゴテでならします。
金ゴテ仕上げのメリットは、銀面と呼ばれるほど、表面がツルツルで美しいこと。
コンクリートといえばイメージする質感で、よくある仕上げ方法です。
逆に金ゴテ仕上げのデメリットは、ツルツルでキレイな反面滑りやすい性質があることです。
また見た目は、無機質に見える場合もあります。
2. 刷毛(はけ)引き仕上げ
コンクリートが仕上がる直前に、表面に刷毛やほうきなどで引き目を入れる方法です。
一見、わかりにくいのですが、よーーくみると表面がザラザラしています。
刷毛引き仕上げのメリットは、表面がザラついているため雨の日でも滑りにくいことです。
一方、毛羽立ちがあるため汚れ溜まりやすく落ちにくく、掃除しにくいというデメリットがあります。
3. 洗い出し仕上げ
洗い出し仕上げは、コンクリートを敷いた後、固まるまでに表面だけを水で洗い流します。
そして、埋まっている化粧砂利を浮きだたせて、美しいデザインを楽しむ工法です。
洗い出し仕上げは和風なテイストの特徴があります。
途中まで、通常の土間コンと工程は一緒ですが、最後の仕上げは異なります。
価格は、金ゴテ仕上げを基準にすると、刷毛引きの方が安く、洗い出しは少し高いです。
とはいえ、洗い出し仕上げは、タイルやインターロッキング(ブロックを地面に敷き詰めた舗装)よりも費用を抑えることができます。
コンクリート洗い出し仕上げのデメリット
洗い出し舗装は一見、単純そうな作業ですが、非常に職人さんの腕前に左右される工法です。
左官の技術力が必要なため、職人さんの腕によって出来上がりに差が生まれます。
また、施工当日の天候に左右されたり、モルタルの厚みにムラが出たりすると仕上がりイマイチになる可能性があります。
また洗い出しは、化粧砂利が剥がれるリスクがゼロではありません。
化粧砂利を浮きだたせるため、埋まって固着している部分は少なくなります。
そのため横から力がかかると弱く、砂利が剥がれる可能性があります。
失敗しない「洗い出し」については、こちらの記事にまとめているのでご覧ください。
≫【保存版】洗い出し舗装についてプロが解説!失敗しない為に知っておきたいこと
コンクリート洗い出し仕上げのメリット4つ
洗い出し仕上げには4つのメリットがあります。
- 値段が安い
- 高級感がある
- 滑りにくい
- カラーバリエーションが豊富
洗い出し最大のメリットは、何といっても値段の安さ
1つ目、コンクリート洗い出し最大のメリットは、何といっても値段の安さです。
エリアによりますが、土間コンクリート費用に、1平米あたり+2000~5000円の追加費用で対応できるケースもあります。
タイル貼りやインターロッキングに変更する費用と比べると、1/2~1/4くらいの価格です。
もちろん、タイルやブロックとは質感がまったく違います。
そのため単純比較はできませんが、コスパの良い工法には違いありません。
洗い出しのメリット2:高級感が出せる
洗い出しメリット2つ目、高級感が出せる点です。
和風旅館などにも採用されていることも多く、通常のコンクリートとほぼ同じ施工なのに、おしゃれに仕上がるのでコスパは最強。
洗い出しのメリット3:自然と滑り止め効果がある
3つ目は、表面に凹凸があるので、滑りにくく安全性にも優れています。
通常の土間コンを玄関アプローチに敷くと、雨が降ったときに滑りやすいのがデメリット。
洗い出し仕上げなら滑りにくいので、ご家族に小さなお子さんや、ご高齢の方がいても安心です。
洗い出しメリット4:カラーバリエーションが豊富
4つ目は、カラーバリエーションが豊富な点です。
コンクリート自身はホワイトグレーですが、中に入れる砂利の指定はありません。
たとえば、
- 赤系の砂利を入れるとレッドカーペット
- 黒系の砂利を入れればシックなイメージ
- 白系の砂利を入れればモダンなイメージ
に変化します。
洗い出しコンクリートのおすすめ工法4選
コンクリート洗い出しにも、いくつか種類があります。
ここでは代表的な4つの工法についてご紹介します。
- セメント洗い出し
- 樹脂洗い出し
- フロアタイル
- ネットタイル
代表的な洗い出し工法1:セメント洗い出し
セメント洗い出しは、昔から行われていて、モルタルやコンクリートに化粧砂利を混ぜて施工後に水で洗い流す工法です。
固まる直前に表面のコンクリートを水で洗い流して、中の砂利を露出させます。
洗い出しで使われる砂利は、『那智黒砂利』『南部砂利』『白山砂利』などがあります。
一般的には地元の砂利屋さんから、化粧砂利を仕入れます。
天然石を使ってナチュラルな色合いに仕上げたい方には、以下の化粧砂利がオススメです。
- ニューファンシア(マチダコーポレーション)
- 淡路シリーズ(蛇の目ブロック)
代表的な洗い出し工法2:樹脂洗い出し
樹脂洗い出しは、セメントを使用せずにできる工法です。
表面を樹脂で塗り固めるため、透明感が出て砂利の美しさが際立ちます。
先ほどの洗い出しに比べると、コンクリートのスキマがないため非常に美しいです。
ただし、費用は通常の洗い出しよりも割高というデメリットもあります。
<樹脂洗い出しで有名な商品>
- リンクストーン(四国化成)
- フロアビーズ(メイク)
- アストン(ヤブ原産業)
リンクストーンについては、こちらの記事でも解説しています。
≫外構の洗い出しアプローチのメリット&デメリット【私なら〇〇を採用する】
代表的な洗い出し工法3:タイルブロック
洗い出しのような見た目をしているブロックを敷き詰めることで、洗い出しっぽく仕上げる工法です。
施工方法としては、ブロックを地面に敷き詰めるインターロッキングの施工に近いです。
タイルそのもの表面が洗い出しのような見た目なので、敷くだけで洗い出し工事を行った後のように仕上がります。
上記2つに比べると、剥がれる心配は少ないけれど、値段がやや高めです。
通常の洗い出しは地面がコンクリートのため、水を通す性質がなく、水たまりができる可能性があります。
しかし、この工法はブロック同士の間に隙間があるので、透水性が高いのが特徴です。
屋根がない駐車場や、玄関アプローチにおすすめですよ。
床専用のブロックなので、壁など床以外には使用できないデメリットがあります。
<フロアタイルで有名な商品>
- ソルベ(エスビック)
- アクリナペイブ(東洋工業)
- オーシャンペブル(太平洋プレコン)
代表的な洗い出し工法4:ネットタイル
ネット上のシートに玉砂利を貼り付けて、タイルのように貼るタイプの工法です。
コンクリートの上からカバーするように貼るため、あとから施工できてリフォームに最適。
DIYでも簡単に洗い出しの風合いを再現できますよ。
床以外にも外壁や階段、玄関ポーチなどに施工することも可能です。
<ネットタイルで有名な商品>
- 洗い出しネット 輝(日本玉石)
- ネットストーン(タカショー)
こんな洗い出し施工は、やめておけ!
洗い出しの施工を行う際、絶対にやめてほしいことが2つあります。
- 洗い出しの実績がない
- 近くに、土・砂がある
洗い出しの仕上がりは、職人さんの腕前に依存するため、施工実績がないと非常に不安です。
外構業者さんを探すときは直接、実績や施工事例について聞くことをおすすめします!
また、洗い出しで仕上げたところに、砂や砂利が置いてあるのはよくないです。
歩くことで砂や砂利が擦れて、洗い出しが剥がれやすくなるリスクがあります。
経験上…、やめておいたほうが良いです。
だから、全部コンクリートで埋めてください。
できれば、隣接しているお隣さんの駐車場などが砂利・砂の場合も、洗い出し施工は控えておくのが賢明です。(2回目
洗い出しの上に溜まった砂も定期的にお掃除していただくのが大切です。
まとめ:洗い出し施工は非常に有能
コンクリート洗い出し施工は、業者さんの実績がとても重要です。
しかし、過去の実績だと職人さんがすでに引退している可能性があります。
できれば、直近3カ月くらいの施工事例も聞いてください。
洗い出し工法が、得意な業者さんかどうかは聞いてみないと分かりません。
そして、プロの業者さんに相談して、最適な提案をしてもらいましょう!
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