外構の見積もりが遅い!1週間も待っている!
外構業者さんと打ち合わせをして一週間が経ったけども音沙汰がなくて心配な人
「「先週の日曜日、外構業者さんに家に来てもらう自宅に来てもらって見積もりをしてもらった。いろんな採寸とかプランとか施工例とか見してもらって。”とりあえず、こんな感じ”という話は決まっ。見積出来上がったらまた持ってきますね~とは言ってくれたんだけど、もう一週間の日曜日。。。あれ?見積っていつもらえるの遅くないですか?」」
外構工事の見積もりは遅いと感じるかもしれませんが、目安は一週間から10日です。
外構見積もりを作成しているのでよく分かる…
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とてもローカルな古臭い商慣習が残る業界ですが、割りと気に入ってます。
さて、外構の見積もりが遅い!とイラついている人へ、どーどーどーとなだめるために今日記事を書きました。
「外構業者さんと打ち合わせをして一週間が経ったけども、音沙汰がなくて心配な人」と、だいぶコアな人向けの記事ですが、安心してください。外構は見積もりには時間がかかるので1週間ぐらい余裕でかかります。(言い訳
なぜそれだけ時間がかかるのか「その構図」と「注意してほしいポイント」を私の視点からご紹介します。
外構工事の見積もりが遅い?目安は1週間から10日
結構待ってる気がするかもしれませんが、外構工事の見積もりは一週間から10日ほどかかることがあります。
どこに頼んでも、新築外構工事の場合それぐらいかかります。
またリフォームは規模によって一週間をかけずに提出されることはありますが、1日~2日で出ないこともザラにあります。
なぜ、こんなに時間がかかるのか?
見積もりが出来上がるまでの工程を軽く、ご紹介させていただきます。
打ち合わせ・優先度の決定(打ち合わせ当日)
まず、打ち合わせ当日ですね。
実際の自宅まで訪問し、採寸や大枠のプランと方向性、さらに工事の内容の優先順位を決めます。
この時にまだ外構建物がまだできていない状態や配管がまだ決まっていない場合は、その配管や建物によってプランが白紙に戻る可能性もあるので、まだふわ~っとしたプランになると思います。
プラン・デザインの作成(打ち合わせから1〜2日目)
そして翌日からプランやデザインの作成に入ります。
特に新築外構工事の場合、敷地の地面がまだ土の状態で高低差がある場合があります。
その高低差をなくす工事から入る必要があったり、浄化槽を入れることがあるのであれば、そのことを考慮したプラン・工事工程にしないといけなかったりします。
この商品がいいかな~、こういう配置がいいかな~レイアウトはどうかな~などなどプラントデザインを作成していきます。
このプランを考えるための専門業者(設計事務所)があるほど、専門性と技術が問われるフェースです。
使用する商材の決定・数量の積算(打ち合わせから2〜4日目)
次に、プランが決まれば使用する商品素材などを計算して求めていきます。
そして、商品と仕様が決まれば、訪問した時に採寸した現地情報もとに積算して、さらにその商品の工事にかかる費用、いわゆる原価を計算していきます。
この作業はプランが決まらなければと算出ができないこともあり、まだ基礎工事が建物の基礎工事が終わってないタイミングだと結構ブレが大きいのが正直なところです。
だいたい、このタイミングで私宛に業者さんから商品の積算や見積もり依頼があります。
工事費用と工期の積算(打ち合わせから4〜6日目)
そして次に工事にかかる費用と工期の計算です。
地面の状態がまだ土の状態であったり、敷地に高低差がある場合は土を敷地外に持ち出す費用、もしくは土が足りない場合はどこからか持ってくる(客土)の計算が必要になります。
どれくらいの必要なのか、または廃棄しないといけないのかというのは計算から使う重機とその日数、作業に係る職人さんの日数などを計算をしていきます。
強度・安全・法令確認精査、原価計算(打ち合わせから6〜9日目)
工事の費用と使用する商品が決まれば、最後に使い勝手や安全性強度など確認をします。
さらに、法的に問題がないかの安全確認を行います。
この際に原価計算を行い、その見積書ごとそれぞれに業者さんの利益をプラスして見積書として完成となります。
提出はメールもしくはプレゼンで(打ち合わせから7〜10日目)
外構工事は、見積書だけではなかなか内容が分かりにくい。
書面だけでは内容が分かりにくいので、どこに新築外構工事の場合は対面での見積もり説明会気になることが多いと思います。
なのでそのアポイントを取るタイミングによっては、なかなか一週間以内、10日以内に見積書が手に入れることができなくて、遅い!と思うタイミングがあるかもしれません。
上記のようにそれぞれの項目でかかる日数を差し込んで行くとやはり一週間から10日ほど要してしまう・・・というのが外構工事の見積もりに時間がかかる理由になります。
最近ではamazonも当日・翌日配達する時代です。そりゃぁ、1週間遅いと感じてしまうわけです。
畳みかけるように話が進むのでお互い余裕がなくなりますが、打ち合わせ終わりに次の打ち合わせ日程をあらかじめ決めておけば、見積もりの遅延が発生することはないですよ。
台風被害・大雪被害があるときはもっと見積もりは遅くなる
台風などの広範囲における被害、大雪における破損が多発した場合、どうしてもその復旧作業に担当の手が割かれてしまい、積算や工事費用の算出に時間がかかることが多いです。
そこまでは多くないかもしれませんが、今年の大阪台風や去年の台風19号などの場合こういったことが起こりやすいです。
また新築の引き渡しが多くなる2月〜3月や依頼が多くなる4月から5月にかけてはいわゆるハイシーズン隣外構業者さんが忙しくなる季節です。
もし急ぐ場合は早めに依頼をしておくことで見積もりが遅くなることを防ぐことができます。
外構工事は、複雑な工事です。
実は外構工事ってすごい複合的な工事が絡んでる仕事になります。
ぱっと見では分からないかもしれませんが、外構工事をする時にはたくさんの工事が複雑に絡みます
- 土を削り取って出す「土木工事」であったり
- 駐車場に土間コンクリートを打つ「左官工事」であったり
- 境界のブロックを積み上げる「ブロック工事」であったり
- 機能門柱などを設置する場合照明などの電気を配線する「電気工事」
- テラス屋根などの成長する場合の「エクステリア工事」
- 場合によってガラスを使う場合は「ガラス工事」
- 水栓中などを設置する場合は「配管工事」
など一つの業種の方で完結しないことがあります。
複数業者さん複数の専門業者さんにの合わせ技で完成することが多いですよね。
外構業者さんの「外構の見積もりが遅い」
ここでようやく本題の「外構工事の見積もりが遅い」ということに対して切り込みます。
外構業者さんが遅いのとハウスメーカーさんが遅いのではまた意味合いが少し違ってきます。
外構業者さんの見積もりが遅いというのは、ある意味業務の多忙により見積もりですが遅れているパターンというのが考えられます。
あまりこの遅いことに関しては気にしなくても良いかもしれませんが、引き渡しの日程が決まっている場合などはあらかじめ伝えておくことで優先的に対応してもらえることが多いです。
ですが、注意しておかないと逆手に営業ツールとして使われる場合もあります。
また外構業者さんとして引き渡しの日程が決まっている場合など、納期が決まっているという情報は貴重です。
なぜなら業者さんにとって「見積もりを遅らせれば遅らせるほど価格交渉をされる時間が短くなる」というメリットがあります。
意図して遅らせることもあるということを消費者側認識しておく必要があります。
特に相見積もりを取っていない場合など、その業者さんに頼む以外ないと選択肢がないことを、業者さんが知っている方場合は要注意です。
ハウスメーカーさんの「外構の見積もりが遅い」
次にハウスメーカーさんの外構見積もり遅いというケース。
これはハウスメーカーさんの戦略部分もありますし、単純に大工工事が自社で完結するのではなく外注をしているからということもあります。
先ほどと同じで、見積もりの提出を送らせれば送らせるほど価格交渉をされる時間が短くなるというメリットがハウスメーカー側にはあります。
なので意図的に提出を遅らせる営業担当もいたりします。
私の大学時代の友人で大手ハウスメーカーに勤める彼は外構工事の見積もりは催促されるまで提示は基本せず、デッドラインまで話題にも出さないと言うてますw
そして、あるタイミングで外構工事の話を持ち出し、外部に相談する時間的な余裕もなくさせて、自分のところ(ハウスメーカー側)で外構工事まで請け負うというパターンです。
自分の売り上げ・客単価を向上させるために外構をうまく取り込む定石手法だそうです。
策士の彼ですが、成績は良く、人当たりも見た目もよくてホント良い営業マンなんですよ。
引き渡しの日であったり施工工程をすべて管理している立場上、ハウスメーカーにとってベストのタイミングで見積もりを提出することができるので、ハウスメーカーさんの外構一本で見積もりを取得するというのは、こういったリスクもあることを事前に感知しておく必要があります。
外構の見積もりが遅れければ催促する
ちなみに見積もりが遅い場合の催促は無料なので気にせずやりましょう。
プランが気に入るかどうかも分かりませんし、見積もりを手に入れてそのまますぐ発注というわけには多分行かないと思います。
金額が金額なので、色んな所を精査をしたり使い勝手などを考慮したりお話し合いが必要であったり時間がどうしてもかかるものです。
見積もりが遅い場合は催促をするのが、一般的です。
この最速で金額が上がったりすることありませんので気にせずやっちゃいましょう!
あまりに遅い場合は、注文後のことが心配になりませんか?
また見積もりがあまりに遅い場合や、いついつまでに提出するという風な納期回答がない場合注文後のことも心配になると思います。
まだ見積もりの段階で不満をかかえたまま進めるは得策でないですよ。
もし不審なことがある場合は、相見積もりなどを取ることをスタートして、外構業者さんを変えるというのも選択肢のひとつです。
また初めからしないといけないということデメリットもありますが、ひとつの外構業者さんに頼りきりになってしまっていると値引きをする必要がないので、そういうことが営業さんに知られてしまった場合はそれによっての業者さんが営業戦略というのもまた変わってきます。
バックアップもしくはリスクヘッジのために、複数業者さんに面倒でも見積もりを取ることを私はお勧めしていますね。
ということで、今日のお伝えしたかったのまとめです。
- 外構見積もりは、1週間から10日ぐらいかかる
- 見積もりを遅くするのは業者の営業戦略のひとつ
- 催促するのは無料、黙っているのは実は損
- 1社だけに見積もり依頼をするのはリスクになる
私は、外構工事をお得に工事するこういった情報を配信しています。
たまには業界の悪口を言ったり、新商品情報などもツイッター経由で配信しています。
よかったな、今まさに外構工事を検討中という方はお役に立てると思いますのでフォローしていただけると幸いです。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!