防火地域について調べている人
「防火地域に住んでいるけど、テラス屋根をつけたい」「準防火地域だけどカーポートが欲しい」「だけど、防火地域ってよくわからない。自分の住んでいる住所もそうなのかどうかも、どうやって調べればいいの?」
←防火地域の対応商品と調べ方紹介します
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普段から、カーポートやテラスなどエクステリア商品を卸しているので、どのエリアにどの商品がよく販売されているのか、詳しいと思います。
先日、こんなツイートをしました。
知らないでは済まされない話
「防火地域に住んでいるけど、テラス屋根をつけたい!」
「準防火地域だけどカーポートが欲しい!」
と言っても、実は制限があります。
防火地域と準防火地域と22条指定区は取り付けできるエクステリア商品が、実は違います。#防火地域#準防火地域#22条指定区域
— 庭ファン【外構の大学】@YouTuberエクステリア情報発信犬 (@niwafan1128) July 16, 2019
知らないでは済まされない話
「防火地域に住んでいるけど、テラス屋根をつけたい!」
「準防火地域だけどカーポートが欲しい!」
と言っても、実は制限があります。
防火地域と準防火地域と22条指定区は取り付けできるエクステリア商品が、実は違います。
今日は、強度や耐風圧とはまた違う「防火」についてご紹介します。
実は、一般の地域と防火地域では取り付けできる商品が違う
ちなみにいわゆる「柱があって屋根がある構造物」は建築物として認定され、建築物になります。
建築物は法律上「防火に対する規制」を受けます。
なので屋根ではないウッドデッキや、屋根のないフェンスなどは防火規定の制限を受けませんので、特に気にしなくてOKです。
そもそも防火地域ってなに?
防火地域(ぼうかちいき)とは?
都市計画法第9条20項において「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」 として、また、建築基準法および同法施行令において具体的な規制が定められた地域
主に、病院・駅・幹線道路沿いなど都市機能に必要な重要地域が防火地域に設定されていることが多いです。
つまり、万が一火災が起こってしまったら困る建物・地域を規制しています。
防火地域はかなり規制が厳しく、一般住宅では設定されているところはほとんどありません。繁華街や駅チカの立地でないかぎり、住宅街で設定されているケースは希です。
延焼を防ぐため、防火性能に優れた・耐火性にすぐれた壁材などしか利用できないようになってます。(建築確認申請が通りません)
建築中や建物図面・敷地図面があれば図面中に、規制区域のことが必ず書かれています。ですので、そこをみてもらえればわかります。
防火地域・準防火地域で採用できるカーポート・サイクルポート
最近ではほとんど防火対応になっているので問題なく取り付けができることが多いのですが下記のポイントは注意が必要なラインになります。
30平米未満の場合:ポリカーボネート素材のものであってもほとんどの商品で取り付けが可能です。(大手メーカーのポリカーボネート屋根材は難燃材認定番号を取得しています)
30平米以上の場合:不燃材を使用する必要があり、スチール折版・アルミ形材・FRP板(DR認定材)を使用する必要があります。
防火地域・準防火地域で採用できるテラス屋根
サイズに関係なく、ポリカーボネート素材の屋根材が使用できません。
不燃材を使用する必要がありカーポートと同じく、スチール折版・アルミ形材・FRP板(DR認定材)を屋根材として利用してください。
※上記は一般的な回答になります。地区により緩和措置などがある場合がありますので、地元の普段から工事をしている業者さんが一番詳しいです。詳しくは地元の業者さんに確認いただくか、役所への確認を推奨します。
じゃぁ、準防火地域は?22条指定区域は?
準防火地域・22条指定区域は防火地域よりも規制はゆるいものの、おなじく耐火性・防火性能にすぐれた商品しか採用ができません。
エクステリアの場合、ほとんどがアルミ製品なので問題ありませんが、天然木のカーポートなどは採用が難しいです。
自分の土地がどの区分が調べる方法
自分の土地がどの区分の防火設定にあるのか調べる方法がいくつかあります。
その方法は
- 建物図面に必ず記載されてるので確認する
- 窓の枠をみて「防火仕様」などのラベルがあるかどうか確認する
- 区役所/市役所に確認しに訪問する
の3つです。
建物図面に「防火区分」が必ず記載されてるので確認する
確実かつ一番簡単に探せる方法です。
中古住宅の購入などの場合、図面が残っていない場合があります。その時は、契約書を確認すると土地用途の記載がある資料に併記があることが多いです。
窓の枠をみて「防火仕様」などのラベルがあるかどうか確認する
簡単に見ることができますが、確実とは言えません。
意図があって一般地域に防火窓が入っていることがあります。
コスト面からメリットはほとんどないので、そういった設計にしていることはないのですが、目安にはなりますね。
※ちなみにカーテンなどではなく、窓サッシ(窓枠)のラベルです。
区役所/市役所に確認しに訪問する
こちらも確実です。
登記などで住所を確認して、役所に確認に行く方法です。基本的には区役所で確認できることが多いのですが業務管轄によって異なりますので、出かける前に1本電話して「自分の家が防火地域かどうか知りたいのですが、どこに聞けばいいですか?」と、管轄を聞いておいた方がいいですよ。
比較的めんどくさい確認なので、確実に1発で終わらせるべく、万全のほうがいいですね。
地元の業者さんが、その地域の規制に詳しいです
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