ブロック・石材 ※記事内に広告が含まれる場合があります

強度の足りないブロック塀を作り直す?【FITパワー】で簡単に耐震補強!

ブロック塀の補強は地味に難しいんです…

ブロック塀の補強は地味に難しいんです…

買った土地にもとから建っているブロック塀の「強度が足りない」と言われた。

補強しようと思ったら、隣地との境界に立っているブロックだからお隣さんの承諾が必要…? 面倒くさいし、余計な費用もかかるな…。

今のブロック塀のままで、なんとかする方法を教えて!

お悩みワンコ
お悩みワンコ
ブロック塀を立て直すのはイヤ! 簡単に補強したい!

庭ファン
庭ファン
ブロック塀の補強方法がありますよ。

昔、作られたブロック塀は耐震補強が必要なケースがけっこうあります。

でも「お隣さんが空き家だし、境界にブロック塀が立っているから、勝手には補強できなくて困ってる」なんて方も多いかも。

そんなときにブロック塀の補強金具「FITパワー」が役に立ちます。

この記事では、

  1. ブロック塀の課題ポイント
  2. ブロック塀の不適合を解決する4つの方法と費用
  3. ブロック塀の改修時によくある問題

を紹介します。

庭ファン
庭ファン
FITパワーを使うとブロック塀の問題を解決できますよ。

FITパワーの実力を知れるYouTube動画が公開されているので参考にどうぞ。

外構一筋16年のプロにブロック塀の補強はお任せ

庭ファンの自己紹介・経歴

はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。

日本全国のありとあらゆる外構資材・エクステリア商品を集め、プロの業者様向けにも卸売販売の経験があります。その年商100億を超える会社で、資材調達の責任者をやっていました。

総SNSフォロワーは22万人超※1からフォローいただける内容を配信していると自負しています。

※1
YouTubeチャンネル登録者数は12.0万人、総再生数は3,847万回 Instagramフォロワー数も8.1万人、その他:2024年5月現在

このサイトでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、すべて無料で配信しています

外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。

絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。

本気で外構について考えたい人は、≫無料メルマガがおすすめです。

また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。



※無料で「庭ファン」に直接、外構・エクステリアの相談できます。

「最安値で外構を作りたい!」「相場価格か調べたい…」「相談したいことがある!」という方は、下記リンクからお見積り相談を申し込みの上、庭ファンまでご連絡ください。

(無料)優良外構業社を探す
≫(無料)資料請求・プロに相談する
※庭ファンがフォローアップします

その家、その家にあった最適解の外構を、わたしも一緒に考えて、素敵なお庭づくりができるように、知恵と経験を提供します!

ブロック塀の補強どうする?お悩み事例

まずはブロック塀の補強に関する、実際のお悩みの声をご紹介します。

ブロック塀のお悩み事例を紹介

先日、土地を購入し家づくりを始めるのですが、周りの家との境界部にまたがってブロック塀が8段(約160cm)あります。新築を建てるには、不適格ブロック塀の撤去が必要とハウスメーカーさんから言われて困惑しています。

境界部に建っているため、お隣さんへの許可取りが必要で、費用も自分たち負担だとか。控壁を作る方法も検討しましたが、うちの敷地内に通路がなくなるため現実的ではありません。しかし1mの高さでカットすると目隠しの意味がなくなるため、お隣さんの了承は得られないと思います。

ブロック塀は合計で30mほどあり、すでに建物と土地で予算オーバーしているので、これ以上の負担は難しくできるだけ予算を抑えたいのですが…良い方法はありませんか?

このお悩みのポイントは、以下の6つです。

  • 境界部にまたがっている共有塀である
  • ブロック塀の高さが8段(約160cm)ある
  • 控え壁はない
  • 控え壁で補強すると通路がなくなる
  • 目隠しは欲しい
  • できるだけ予算を抑えたい

お隣さんと共有の塀であったり、予算の都合があったり、いくつもの問題がありますね。

ブロック塀を補強する前にポイントを整理

課題ポイントの整理解決策と費用を解説する前に、ブロック塀のポイントを3つに整理します。

  • 不適格のブロック塀とは?
  • よくあるNGと言われるケース
  • 正しく施工されたブロック塀はそもそも強い

順番に解説します。

不適格のブロック塀のままでは家を建てられない

不適格のブロック塀とは?補強が入っていないブロック、さらに控え壁(ひかえかべ)もないと、地震で倒壊する危険性が高まります。

控え壁とは

ブロック塀の安全性と強度を高めるにつくる壁・出っ張り

  • 1.2mを超えるブロック塀に必要
  • 最低でも3.4m間隔いけない

お悩みワンコ
お悩みワンコ
昔つくったカベでしょ?いいじゃない…。 

既存不適格(きぞんふてきかく)」と言って、ダメなんです。

今の基準を満たした塀を立てないと、お家の新築もできません

建築基準法が変わったのが1981年(昭和56年)。

それ以前に作られたブロック塀は強度があやしいです。

庭ファン
庭ファン
コンプライアンス? 何それ?の時代です…。

ブロック塀の基礎知識やメリット・デメリットについては、こちらで紹介しています。

ブロック塀10mあたりの価格や基礎知識を解説!オシャレに魅せるヒントも庭に必ずあるブロック塀。家の周りを一周設置すると、外構費の約50%を占めることもあります。ですが、このブロック塀についてどのぐらい知っていますか?施工基準を守らないと倒壊の危険もあるほど、大事な部分です。DIYもできるブロック塀はおしゃれに魅せることも可能。ブロック塀の費用や施工基準、メリットデメリットを徹底解説!...

≫ブロック塀10mあたりの価格や基礎知識を解説!オシャレに魅せるヒントも

「NG」と言われるブロック塀のよくあるケース

「それNG。ちゃんと補強して」と言われるブロック塀の代表例です。

  • 6段(高さ1.2m)以上なのに控え壁がない
  • ブロックの厚みが足りない
  • 必要な鉄筋が入っていない

昔のブロック塀が、あとからできた基準を満たしていないのは、しょうがないんですが…。

国交省がブロック塀のチェックポイントを紹介しているので、これは見ておく必要がありますね。

よくあるNGと言われるブロック塀のケース

≫国交省:ブロック塀等の点検のチェックポイント

庭ファン
庭ファン
ブロック塀が基準に適合しているか確認してみてください。

正しく施工されたブロック塀は強い

ブロック塀は危険か?と言われると誤解なんです。

大阪北部地震でブロック塀が倒れて、女子児童が亡くなった事故をきっかけに「ブロック塀=危険」との認識が広がりました。

でも正しい施工をしたブロックは、木造の建築物より強いんです。

正しく施工されたブロック塀はそもそも強い実際に、熊本地震によって倒壊した住宅をブロック塀が支えていた事例があります。

ブロック塀は正しく施工すれば強度があります。

庭ファン
庭ファン
ブロック塀は決して弱くないんですよ。

ブロック塀の不適合を解決する4つの方法と費用

ブロック塀の不適合を解決する4つの方法と費用ブロック塀を補強するには、いくつかの方法があります。

お悩みワンコ
お悩みワンコ
じゃあ全撤去して作り直せばいいね。

庭ファン
庭ファン
全部撤去して新設するのは高くつきますよ!

ここでは、30mのブロック塀を補強する方法と費用をお伝えします。

そのまえに補強するブロック塀の状態を確認してください。

補強する前にブロック塀の状態を確認する

補強する前にブロック塀の状態を確認するブロック塀を補強するには、ブロック塀自体が健全な状態であることが大前提です!

次のような症状があるなら、全部撤去したほうがベターです

  • 傾いている
  • 亀裂が入っている
  • 鉄筋が入っていない
  • 透かしブロックが入っている

補強はあくまで「補う」ものです、元の状態が悪いと補強しても倒壊する危険を減らせません。

ブロック塀の補強方法は、主に以下の4つです。

  1. ブロック塀を全部撤去して新設する
  2. ブロックをカットしてフェンスを取り付ける
  3. ブロックをカットして、フェンスを「独立」で取り付ける
  4. FITパワーを使ってブロック塀をそのままに補強する

順番に解説します。

1.ブロック塀を全部撤去して新設する

仕上がりの美しさと強度に最も優れているのは、ブロック塀を全部撤去して新設すること。

ブロック塀を全部撤去して新設当たり前ですが、全て新しくなるので強度が強く、新築にふさわしい見た目になります。

工事内容は以下の通りです。

  • 30mブロック塀8段を全部撤去する。
  • 新規ブロックを基礎から3段積み直す。
  • 100cmの目隠しフェンスを立てる

これでトータルの高さは、元のブロック塀と同じ160cmです。

見積もりの相場価格

  • ブロック塀の撤去費=1.2万円/平米
  • フェンス+ブロック=2.0万円/1m

撤去だけでも、距離30m×高さ1.6m×平米単価1.2万円+諸経費+税金=66万円~

新設フェンスと基礎ブロックで30m×2万円、約60万円~

撤去と新設でざっくり130万円かかる計算ですね。

ブロック塀を全部撤去して新設する見積もりなお、作業スペースが狭くて重機を使って作業できない場合は、人力での作業になり平米単価は1.5万円にアップします。

ブロック新設のメリットは、

  • ブロック塀が全部新しくなるので美しい。
  • 現在の基準に適合するので強度面で安心。

一方でデメリットは、

  • 費用が一番高い。
  • 工事期間が少なくとも2週間はかかる。

またブロック塀の新設工事の際は、以下の点に注意してください。

  • ブロック塀の解体時に砂ぼこりや騒音が発生するため、ご近所の理解を得る
  • 砂ぼこりが舞って迷惑がかかる場合は、別途養生する必要がある

ちなみに安くておしゃれなブロック塀については、以下の記事で紹介しています。

安くておしゃれなブロック塀23選!プロがおすすめしたいメーカー・人気商品の早見表おしゃれなブロック塀にできる商品一覧があります!23個も紹介しているので、気になるものが絶対見つかります!え?まだブロックで探してるの?商品名/メーカー名まで記載しているので迷子になりません。メーカー・商品名とイメージを業者さんに伝えれば、あなたのお家もおしゃれなブロック塀まちがいなし!...

≫安くておしゃれなブロック塀23選!プロがおすすめしたいメーカー・人気商品の早見表

2.ブロックをカットしてフェンスを取り付ける

最も安くて工事期間が短い工事方法です。

ブロックをカットしてフェンスを取り付ける工事内容は以下の通りです。

  • 控え壁がなくてもよい5段目までカット
  • 切り口をモルタルで補修する
  • 100cmまでブロック塀の高さが減った分、フェンスで補う
見積もりの相場価格

  • ブロック塀の撤去費=1.2万円/平米
  • 新設フェンス60cm=8,400円/1m

そうなるとブロック塀の解体・運搬・処分費(モルタル仕上げ含む)作業をしてもらうと、距離30m×高さ0.6m×平米単価1.2万円+諸経費+税金=25万円~

高さ60cmの目隠しフェンスを新設する費用は25万円~になるので

合わせて合計で約50万円ですね。

ブロックをカットしてフェンスを取り付ける見積もり一部カット&フェンス追加のメリットは

  • 最も費用を抑えられる
  • 工事期間も早ければ3~4日ほどで終わる

デメリットはこちら

  • 既存のブロック塀の状態が悪いと強度が心配
  • ブロック塀部分は古くて、汚いまま

新築なのに、外構のブロック塀だけ汚いのは気になるかもしれませんが、高圧洗浄でかなり綺麗になりますよ。

この工事方法は、既存のブロック塀に十分な強度がある前提です。

そもそも8段で控え壁がなく、現在の基準を守れていないブロック塀は、強度上の問題がないとは言えません…。

庭ファン
庭ファン
強度の心配が残るので、庭ファンは非推奨です。

3.ブロックをカットしフェンスを「独立」で取り付ける

先ほどの、ブロック塀の上にフェンスを固定するのに対して、こちらはブロック塀に沿って独立した柱を立ててフェンスを固定する方法です。

ブロックをカットして、フェンスを「独立」で取り付ける
庭ファン
庭ファン
看板のようなイメージでフェンスを立てます。

工事内容は以下の通りです。

  • 控え壁がなくてもよい5段目までカット
  • 切り口をモルタルで補修する
  • 100cmまでブロック塀の高さが減った分、フェンスで補う
見積もりの相場価格

  • ブロック塀の撤去費=1.2万円/平米
  • 新設の高尺フェンス=1.7万円/1m

作業単価は上記の通りなので、費用を計算するとブロック塀の解体・運搬・処分費(モルタル仕上げ含む)、距離30m×高さ0.6m×平米単価1.2万円+諸経費+税金=25万円~

さらに、フェンスは独立基礎+長尺柱+目隠しフェンス×30m=約51万となります。

合計約76万円なので、ブロックの上にフェンスを載せる場合よりちょっと高いです。

ブロックをカットして、フェンスを「独立」で取り付ける見積もりメリットは、かかるコストと強度のバランスがちょうどよいこと。

  • 工事費用をまずまず抑えられる
  • 既存ブロック塀への負荷が減るので、強度の心配は少ない
  • 工事期間も早ければ3~4日ほどで終わる

デメリットはこちら。

  • ブロック塀部分は古くて、汚いまま
  • 費用はそこそこかかる
庭ファン
庭ファン
いつも庭ファンが提案している方法です。

4.FITパワーを使ってブロック塀をそのままに補強する

コンクリートブロック塀耐震補強金具「FITパワー」を使用する方法です。

FITパワーを使ってブロック塀をそのままに補強するFITパワーは、既存のブロック塀に取り付けるだけで補強でき、瞬間的なブロック塀の倒壊を防ぐ商品です。

FITパワーの取付構造計算書も発行できて、確認申請を提出できます。

金具の取付だけなのでブロック塀を解体しなくてよいのはラクですよね。

工事期間も短くできます。

工事内容は以下の通りです。

  • 160cm高さ用の16型を使う
  • 耐震補強金具を2mの間隔で取り付け
  • 30mのブロック塀なので16本の取付け工事を行う
見積もりの内訳

  • 2m間隔で、160cm用が16本必要
  • 6.9万円×16本=材料費110万円
  • 施工費1.3万円×16本=工事費21万円

材料費と施工費をあわせて130万円の負担になります。

FITパワーのメリットはこちら。

  • ブロック塀を解体せず補強できる
  • 金具が控壁の役割をするので省スペース
  • 隣地に入らず自分の家側の工事だけで耐震補強
  • 短期間で工事でき、早ければ3日ほどで終わる
  • 確認申請に提出できるレベルで強度が優れており、構造計算書を発行できる

FITパワーのデメリットはこちら。

  • ブロック塀部分は古くて、汚いまま。
  • ブロック塀に金具がつく見た目
  • 費用がブロック塀の新設と変わらない

「ブロック塀の新設と比べてそんなに安くならない」と思われた方もいるかもしれません。

庭ファン
庭ファン
しかし、FITパワーは凄く有用な手段なんです!

FITパワーは、他の方法ではどうしようもないときに真価を発揮します。

隣地にも建物があるから「狭くて工事しづらい」ときに、自宅側だけで工事できるから周辺に迷惑がかかりません。

砂ぼこりや騒音の心配も少ないですよ。

ブロック塀の補強時によくある問題

ブロック塀の改修時によくある問題ブロック塀を補強する際は、以下のような問題が発生するケースが多いです。

  • ブロック塀が共有のため自分だけで取り壊しできない
  • 仲の悪いお隣さんと交渉したくない
  • 隣家が空き家で所有者がわからない、または亡くなっている
  • 一部が土留めになっており、解体できない
  • 障害物があり立ち入りできない
  • 控え壁を作ると通路がなくなる

このようなシーンでも、後付で耐震補強できる「FITパワー」であれば解決できます。

まとめ:ブロック塀は後付け金具「FITパワー」で補強できる

ブロック塀は後付け金具「FITパワー」で補強できる
  1. ブロック塀を補強しなければならないとき
  2. 4つの補強方法と費用やメリットの比較
  3. ブロック塀の改修時によくある問題

を解説しました。

今回、ブロック塀30m全部を工事する前提で解説しましたが、必ずしも全部に同じ補強をする必要はありません

たとえば「西面はお隣さんとの兼ね合いでFITパワーにするけど、目隠しも不要だから南面は5段目カットだけにする」なども可能です。

新築を検討するタイミングで、あわせて外構も決めておくのがおすすめです。

外構のプロに相談して、少しでも外構にかかる費用を抑えて、普段の生活で触れることの多い部分に予算を回してください。

庭ファン
庭ファン
キッチンやフロアのグレードを上げたほうが幸せですよ。

詳しいFITパワーのカタログや商品情報は

見積もり・お取り付けを希望の場合は、外構・エクステリア業者さんで対応が可能です。

https://dairin-fit.jp/products/fit-power/

わからなければ、庭ファンまでご相談ください。

お近くの業者さんを紹介させていただきます。

その外構で、お家は好きになれますか?

「普通の外構では、ちょっと物足りない!満足できない!」

「建物と完全に調和させた、使いやすいお庭の提案がほしい!」

「家族には、ちょっと贅沢な空間をプレゼントしたい!」

最高の外構を目指すなら、308事例も載った外構事例集をゲットしてください。

今なら無料でもらえます。(通常3,780円で販売中)

比較ランキングから見積もり依頼をして、事例集で理想を固めて、庭ファンからのフォローアップがあれば最強です!

≫施工事例集の無料お取り寄せこちら!