物置の設置場所を間違えると建物の寿命が短くなる!?
物置を設置したい!でも置く位置や方角に迷っています。なんとなく建物の近くに置いとけば便利ですか?入れるのはたまに使うBBQセットと、プール。あとは段ボールと園芸用品かな…。大きめの物置にして自転車も入れれば、出し入れは面倒かもしれないけど、雨はしのげますよね。頭がごちゃごちゃしてきたので整理してほしいです!
敷地の空いているスペースに物置を適当にどーーーんと設置するのはおすすめしません。
なぜなら、設置場所によって建物の寿命を縮めてしまうリスクがあるからです。
この記事では
物置を置く場所や自転車の収納について詳しく解説します。
外構のプロ!物置の設置場所を解説!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
総SNSフォロワーは約24万人※1からフォローいただける内容を配信していると自負しています。
※1
YouTube:チャンネル登録者数は12.5万人、総再生数は4,190万回 Instagram:フォロワー数も8.4万人、その他:2024年10月現在
このサイトでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、すべて無料で配信しています。
外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
本気で外構について考えたい人は、≫無料メルマガがおすすめです。
また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。
物置を置くのは、北側が最適です
どこに物置を置くか迷ったら、北が正解です。
え?日当たりが悪いのに?と思う人もいるかも知れません。
でも、北側が良いです。理由は、直射日光が当たりにくいから。
収納するものや季節によって変化しますが、真夏には物置の倉庫内の温度は50〜60度にも達します。
イメージしていただけるとわかると思いますが、炎天下のクルマの中みたいな状態です。
多くの物置には、断熱材が入っていないため、夏は熱く、冬は寒い。
たとえ断熱剤が入った物置を作ったとしても、中の物は室内よりも熱を持ちます。
保管する物が温度に左右されるものでなければ南側に置いていただいても大丈夫です。
ただし、
- アクリルや樹脂でできた収納ケースや
- 湿気の吸いやすい、衣類・絨毯など
- ダンボールなどを含む紙類
などは、湿気・暑さの影響を受けるため物置への保管はおすすめしません。
家の中での保管をおすすめします。
とはいえ、屋外に収納したいケースが出てくると思いますが、屋外に収納するときは収納するものと使う場所を同じ場所にしてください。
園芸用品を入れるなら庭に置く。カー用品なら駐車場に置く。
あたりまえの適材適納なのですが…守られていない場合が多い
物置は、境界近くに設置するのがベスト
物置は建物そばではなく、外壁から遠ざけることができる境界付近がベストです。
なぜなら10〜20年に1度、建物の外壁塗り直しメンテナンスが必要なためです。
建物まわりに足場を組むとき、
- 物置が邪魔になって足場が置けない
- 物置を避けるために、少し大きめな足場を組む
など、余分な費用が発生したり工事に影響が出たりします。
また物置を外壁ぴったりに設置すると、物置の真裏は塗料濡れないですよね…
物置を動かせば、塗料を塗れるのですが動かす費用も追加でかかります。
足場や作業スペースを考慮して、60cm以上外壁から離して設置すれば、最高です。
また、境界側に置くもう一つの理由は、雨水の跳ね返り防止です。
物置の屋根に落ちた雨水がはねて外壁にあたっちゃいます。
物置と外壁の小さな隙間に湿気が溜まりやすく、家の寿命を縮めるというワケ。
だから設置場所は、建物の外壁から離れた境界側が最適解です。
他にも失敗しない物置選びについて、こちらの記事を参考にしてください。
≫失敗しない物置選び、商品・サイズのココを見よ!絶対やるべき8手順
どうしても建物側に物置を設置したいとき
建物そばに物置を設置するなら、雨のはねかえりを最小限できる商品から選びたいですよね。
それならば、小型物置きはヨドコウさんの「エスモ」、大型の物置きはタクボさんの「ストックマン ダンディ」を推奨します。
「エスモ」は前側の扉側に雨水が流れる構造、タクボさんの「ストックマン ダンディ」は、標準で雨どいが付いています。
雨どいは、他社さんではオプション扱いなのですが、タクボさんの雨どいは嬉しい標準装備なんですよね。
- 物置に雨だれや汚れがつきにくい
- DIYしやすい
こんな理由から、どちらもおすすめ商品です。
おしゃれな物置にこだわりたい方はこちらの記事が参考になりますよ。
≫見るだけでも楽しい!超おしゃれな物置8選、見たら欲しくなる逸品一覧
建物の寿命は雨水を落とす場所で変わる
先ほども書きましたが、建物にとって湿気は大敵です。
もし建物近くに物置を設置したいなら、雨水が物置から落ちる方向を確認してください。
物置を上から見たのが上の図ですね。矢印がたまった雨水の流れです。
横幅2m以内の小型物置では、エスモは前側に勾配がついています。
扉側に流れず、左右に分かれる溝があるので水がかかりにくい構造です。
横幅2mを超える大型の物置で比較すると
- イナバさんのフォルタ
- ヨドコウさんのエルモ
- タクボさんのストックマン ダンディ
それぞれありますが、ストックマン ダンディだけ標準で雨どいがついています。
雨どいがあることで設置場所に合わせて雨水を落とす場所を調整できます。
いろいろ商品がありますが、ぶっちゃけ性能や使い勝手はあまり変わりません。
どの商品でも建物に雨水がかからないように物置を設置してくださいね。
物置に自転車を入れるには1坪以上必要です
物置に自転車を入れる場合は、1坪以上の広さが必要です。
1坪の広さは約横1.8m×縦1,8m、自転車ぐらい余裕だと感じるかもしれません。
しかし自転車の大きさは横幅60cm×奥行き2mと、意外と大きいです。
扉が大きな物置にしないと、自転車がジャマで他の物が出し入れしづらくなります。
1坪サイズの物置でも、人の動くスペースを考えたら自転車1台で窮屈に感じますね。
使い勝手が悪いと設置する意味がない
ちょっと考えていただきたいのですが、物置に最適な場所と収納に最適な場所いっしょですか?
そもそも、物置に最適な場所と駐輪場に最適な場所は違います。
お家のよっては、マッチするケースがあるともいますが…経験上、かなりレアケースです。
自転車収納と物置を兼用したいと相談をいただくこともよくありますが、ぶっちゃけ、失敗することも多いです。
なぜなら物を収納しておきたい場所と、自転車を収納する場所が同じではないからです。
- 物は家の裏側に置きたい
- 自転車は道路側に置きたい
これだと両立は難しいですよね。
物置を設置する前に無駄な買い物にならないか、よく考えていただきたいです。
生活動線とマッチしていれば一体型もおすすめ
生活動線上に問題なければ、駐輪場との一体型がおすすめ。
カー用品やキャンプ道具を収納するには使いやすいです。
が、お庭で使うような園芸用品の収納は注意が必要です。
物置の反対側にお庭がある場合は、使用場所と離れて超めんどくさいことになります。
その場合は物置は物置、駐輪場は駐輪場として独立して設置するべきです。
お金を出して、使いにくいものを建てたくはありません。
適材適納、適材適所に必要なものを設置していただきたいです。
一体型の物置はこちらでも詳しく解説しています。
≫ホントに買いなのか?物置と自転車置き場の一体型タイプはどうよ?【プロの本音】
まとめ:設置場所は境界側の北側が最適解
物置の設置場所と、自転車の収納について解説しました。
- 日光の当たらない北側が鉄則
- 収納物を使う場所のそば
- 建物そばでなく境界側に設置
ただ、境界側に設置して使い勝手が悪くなるなら、建物そばでもよいですが、外壁に雨水がかからないように調整して設置します。
自転車を収納するなら、ほかに入れる物も自転車と同じく道路側で使うときだけにしてください。
もし建物の裏や近くで使いたいものを収納するなら自転車との兼用は不便。物置と駐輪場は分けて考えてください。
他にも物置の選び方や商品を解説していますので、参考にしてみてくださいね。
\まずは、無料で優良外構業社を探す/
≫(無料)資料請求・プロに相談する
※見積は何度でも無料です。
本当に…良い外構を手に入れる方法
外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
だからこそ、安心して外構工事をご依頼いただいてもらえるように庭ファンでは、信頼できる業者のみを厳選してご紹介するようにしました。
審査は、庭ファンがすべて自分で行い合格した優良業者とのみ提携しています。
人気の外構業者さんは、見積もり前の打ち合わせですら数ヶ月先まで埋まっていることもよくあります。
引渡日が決まっている方は、»お早めにフォームよりご依頼ください。
一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
庭ファンが業者さんを紹介するのページの最後に、お得なフォローアップキャンペーンについて紹介しています。
カンタンな条件を満たしていただければ、私が、「価格のチェック」&「プランの精査」をいたします。
外構を適正価格にする自信はありますし、値段を下げなかったケースはほとんどありません。
本来は5万円で提供している有料サービスですが、ご利用いただいた方に無料でご提供しています。
最後までご覧いただいた、あなたへお礼のプレゼントです。
詳細は、コチラの庭ファンの優良業者さん紹介サービスの下部を参照してみてください。
最後までご覧いただきまして有難うございました!
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!