プロが教える物置のおすすめな選び方とは?
「いざ引っ越しをしたものの、ガーデニングやカー用品を収納するスペースがないのに気づきました。物置小屋を購入しようと思うのですが、どんな商品を選んだらいいのか分かりません。おすすめを教えてください。」
という、質問をよくいただきます!
そこで、その疑問にズバッとすべて回答します!
物置の選び方は主に2つのポイントがあります。
- 機能優先
- デザイン優先
この記事では、私がいつもおすすめしていてる人気商品を12個厳選して紹介します。
具体的なメーカー、商品名、相場の価格帯についても徹底解説!
この記事を読めば、自分にマッチした物置が選べますよ。
外構の専門家!物置のおすすめや選び方を解説
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物置を設置するメリットとデメリット
お家の収納スペースには限りがあるため、お庭や駐車場が散らかりがちになってしまいます。
とくに年に数回しか使わないような、スキー板やアウトドア用品、スタッドレスタイヤなどの保管に役立ちます。
中型〜大型の物置なら、自転車を保管しておくこともできますよ。
ただし物置があると、何でも中に詰め込んでしまうのはデメリットと言えるかも。
物置のサイズ選びで失敗しないおすすめ基準
物置のサイズで、必要なサイズの判断基準は3つです。
- 横幅
- 奥行き
- 高さ
物置のサイズを検討するときは、横幅→高さ→奥行きの順番で考えるのがおすすめです!
1.幅は設置場所の広さから考える
物置を置く場合、設置場所の横幅は限られています。
例えば、1mのスペースがあったとしても、目一杯使えるわけではありません。
作業スペースに10cm~15cmくらい必要なので、実際に設置できるのは75cm~90cmの物置です。
2.物置は「高い方」が良い
敷地面積には限界があります。
そのため、収納力を上げるには、物置自体の背を高くするのがベスト!
通常の物置は2mほどですが、ハイルーフで2.3mにすれば、収納力は格段に上がるのでおすすめです。
ただし、背の高い物置を購入する際は、テラス屋根や軒、窓などに当たらないように気をつけてください。
≫物置の選び方のコツは、背の高いほうを選ぶべし。【デメリットは圧迫感のみ】
3.奥行きが深すぎるのはダメ!
物置の奥行きが深すぎると、取り出す際に不便を感じます。
例えば、押し入れの場合、奥行きがあると手前に取り出すためのスペースが必要です。
そのため、手前側が収納として使えないので効率が悪くなります。
収納力を上げるためには、奥行きよりも高さを上げるのがおすすめです!
物置選びで注意すべきポイントについては、こちらも参考にしてください。
≫物置を設置するときにやっておくべき方法6選!失敗は未然に防げる!
物置の選び方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事に書いています。
≫失敗しない物置選び、商品・サイズのココを見よ!絶対やるべき8手順
物置のおすすめ3選【コスパ優先】
お客様に物置を提案する際、まずはコスパが良く、安定感のある商品をおすすめしています。
ここでは、ド・定番の商品を3つ紹介します。
物置にこだわりはなく、シンプルさを求めている方は、まず選んでほしい商品です。
1. コスパ最優先でホームセンターオリジナルの物置
結論から言うと各ホームセンターさんが販売している、オリジナルの安い物置で十分です。
ぶっちゃけ、屋外の物置は週に1回も使いません。
最安値の物置でも、強度や使い勝手は十分です。
それよりも、浮いた2~3万円で人工芝やフェンスなどのグレードを上げるほうが幸せになれます。
ホームセンターの物置について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
≫ホームセンターの物置がおすすめです。迷わず私が選ぶ3つの理由を解説
・コスパ優先
・見た目は気にしない
・裏庭に置く
・デザインにもこだわりたい
・目立つ場所に置くしかない
おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:180cm
- 奥行:90cm
- 高さ:190cm
実売価格:約9.9万円(組み立て工事費・消費税込み)
2. 外壁を汚さないヨド物置「エスモ」
小型で木目扉を選びたいなら、ヨド物置さんの「エスモ」が一番おすすめです。
壁際に設置したい場合、取り出しやすさもバツグン!
エスモの特徴は主に3つあります。
- 木目扉はこの機種しかない
- 屋根が前向きに傾いているから外壁を汚さない
- 3枚扉でクローゼットのように大きく開く
ヨド物置さんの物置で、木目扉はこのエスモシリーズしかありません。
また屋根が前向きに傾いており、エスモだけ雨水の流れる方向が他の物置と逆です。
これは後ろに水を流さない設計にしているためです。
後ろに水が流れる設計の場合、壁際のギリギリに設置すると湿気がたまりやすくなります。
雨水で外壁が汚れるだけでなく、カビやコケが発生するとメンテナンスが大変です。
エスモは物置の前面に水が流れるため、外壁が汚れにくくなります。
また3枚扉で、クローゼットのように左右どちらからでも開くため、収納物も出し入れがスムーズにできます。
強いてデメリットを言うなら、扉のロック機構は2枚扉の他社に比べてちょっと甘めな感じがします。
かといって普段使いで問題があるかというと全くないです。
ヨド物置さんのエスモについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
・物置と言われればコレ
・可もなく不可もなし
・風の強いエリアには不向き
・扉が3枚で、締まりが弱い
「エスモ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:180cm
- 奥行:90cm
- 高さ:190cm
実売価格:約13.9万円(組み立て工事費・消費税込み)
3. とりあえず、安定・安心のイナバ物置「シンプリー」
安定・安心と言えば、イナバ物置の「シンプリー」です。
イナバ物置さんのシンプリーシリーズは、どんなお家にも調和しやすく、すべての機能が備わっているのがポイント。
本体サイズのバリエーションが豊富で、棚板のレイアウトも選択可能です。
釣竿やゴルフバックなど、長さがあるものも収納できますよ。
また、DIYする場合もおすすめの物置です。
アジャスター付きの床物置で、車のジャッキアップみたいに水平を調整する機能があります。
基礎のブロックが水平ではなくても、30mmくらいまではジャッキアップで調整が可能。
アジャスター式床物置について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
≫物置のDIY検討しているならアジャスター式床タイプがおすすめ
・物置に安心&耐久性を求める人
・DIYをする方向け
・コスパ最優先
・取り出しやすさも優先したい人
「シンプリー」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- おおよそ幅:180cm
- 奥行:90cm
- 高さ:190cm
実売価格:約12.7万円(組み立て工事費・消費税込み)
物置のおすすめ2選【スタイリッシュさ優先】
平凡なデザインではなく、おしゃれなタイプの物置を置きたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
物置には、スタイリッシュさを演出できるものもあります。
ここでは、代表的な物置を2つご紹介します。
4. 洗練されたタクボ物置「グランプレステージジャンプ」
スタイリッシュさを求めるなら、タクボ物置さんの「グランプレステージジャンプ」です。
非常にシンプルな外観ですが、おしゃれなデザインの屋根が特徴的!
イナバ物置さんのシンプリーと同様にアジャスター付きなので、性能面においても必要十分だと言えます。
また、価格においても他社と違いはありません。
・ホームセンターで現物を見たい人
(キャンペーンをよくやってます)
・メーカーの知名度や安心感を求める方
「グランプレステージジャンプ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:180cm
- 奥行:90cm
- 高さ:190cm
実売価格:約12.6万円(組み立て工事費・消費税込み)
5. 敷地境界線にはタクボ物置「ストックマンダンディ」
お隣さんとの敷地境界線に設置するなら、タクボ物置さんの「ストックマンダンディ」ですね。
ストックマンダンディは、雨樋が標準装備されているためです。
雨樋のない物置を境界線近くに設置すると、お隣さんの敷地に雨水が流れ込んで、トラブルに発展する可能性があるので要注意!
価格も他の大型物置と差はないため、扱いやすく、オプションも豊富です。
オプションには、明かり取りの屋根やソーラー充電のライトなどもあります。
・隣地境界付近に設置予定
・雨樋が標準装備なのでお得につけたい人
・スタイリッシュなデザインが好み
「ストックマンダンディ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:220cm
- 奥行:150cm
- 高さ:210cm
実売価格:約18.2万円(組み立て工事費・消費税込み)
物置のおすすめ2選【機能優先】
積雪地域や風の強い地域にお住まいの方は、物置の強度が心配な場合もあります。
そんなあなたは機能優先で、タフな物置を選んでください。
雪や台風にも負けない堅牢な物置を2つご紹介します。
6. 積雪地域で開閉のスムーズさNo.1!ヨド物置「エルモ」
積雪地域で選ぶなら、ヨド物置さんの「エルモ」が扉開閉のスムーズさではNo.1です。
「握りん棒」と呼ばれる大きな取手がついていて、両手がふさがっていても、ひじなどで開閉できます。
エルモは扉が上吊りレールになっており、ゴミがたまりにくい構造。
また木目調カラーも同額で選べるメリットがあります。
・積雪が想定されるエリアの人
・オシャレな木目調がほしい人
・スタイリッシュなデザインが好み
「エルモ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:220cm
- 奥行:150cm
- 高さ:210cm
実売価格:約19.1万円(組み立て工事費・消費税込み)
7. 最強の堅牢性!ビクともしないイナバ物置「フォルタ」
イナバ物置さんの「フォルタ」は、堅牢性がさらにアップしており、強くて、ビクともしません。
さすが、『100人乗ってもだいじょ~ぶ!』なメーカーさんが作ってるだけありますよね。
建築資材認定とは、木材・鋼材・コンクリートなど、国土交通大臣が定めた建築材料です。
また、ユニバーサルデザインで取手が長いため、開け閉めがしやすくなっています。
・風の強い場所
・強度のしっかりした商品が欲しい人
・積雪が想定されるエリアの人
・強度が必要のない場所
・屋根の下に設置予定の人
「フォルタ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:220cm
- 奥行:150cm
- 高さ:210cm
実売価格:約19.3万円(組み立て工事費・消費税込み)
物置のおすすめ5選【おしゃれなデザイン優先】
ここからは、とにかくオシャレさを追求した物置を5つ紹介します。
中には、今までイメージしていた物置の概念自体が覆る商品もあります。
デザインとスタイリッシュさがズバ抜けているので、ぜひご覧ください。
8. スタイリッシュ物置!ディーズガーデン「リコ」
非常にスタイリッシュなディーズガーデンさんの「リコ」ですが、最初に目に入るのは縦格子の木目ですよね。
また、白い部分は「シボ加工」と呼ばれる梨の表面のような細かな凹凸加工が施されています。
そのため、日光が当たっても金属のようなギラつかず、光らずにマットな反射で、優しげな印象と高級感を出しています。
・高級感を演出したい。
・木目が好みの方に。
・ギラギラとした金属物置が嫌いな人
・設置スペースに余裕がない。
・予算を抑えたい。
「リコ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:170cm
- 奥行:70cm
- 高さ:180cm
実売価格:約44.6万円(組み立て工事費・消費税込み)
9. 主役級の存在感!ディーズガーデン「カンナシェッド」
一般的に「物置はおまけ」「脇役」というイメージがありますよね?
しかし、ディーズガーデンさんの「カンナシェッド」は、そんなイメージを圧倒的に覆す主役級の物置なのです。
また木扉も同じで質感にすぐれており、再現度が非常に高い!
見た目だけではなく、FRP(繊維強化プラスチック)を素材として利用しています。
FRPとはプラスチックにガラス繊維を混ぜている素材で、軽くて非常に耐久性にも優れています。
・とにかくこだわりたい。
・お庭でティータイムを過ごしたい
・ガーデニングの雰囲気を壊してほしくない。
・見た目にこだわらない。
・予算を抑えたい。
「カンナシェッド」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:180cm
- 奥行:70cm
- 高さ:200cm
実売価格:約50.5万円(組み立て工事費・消費税込み)
10. 手ごろな姉妹商品!「リコシスタ」&「カンナシスタ」
先ほどの高級物置「カンナシェッド」には、「とても手が届かない…」という方に「リコシスタ」と「カンナシスタ」をご紹介します。
こちらもディーズガーデンさんの商品で、お求めになりやすい価格帯の姉妹品です。
また引き戸タイプなので、設置スペースを確保しやすく、狭い場所でも置けます。
ただし、設置前に基礎工事が必要なため、注意が必要です。
・おしゃれな物置が欲しい。
・狭い場所に置きたい。
・なるべく工事費用はかけたくない。
「リコシスタ&カンナシスタ」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:190cm
- 奥行:90cm
- 高さ:210cm
実売価格:「リコシスタ」約28.7万円
実売価格:「カンナシスタ」約30.6万円
(基礎費用、運搬費別・消費税込み)
物置の基礎工事については、こちらの記事で解説しています。
≫物置の下は土間コンクリートにするべきか?ブロックで良いのか?【DIY】
11. 三角屋根と美しい木目ライン!マツモト物置「GM」
マツモト物置さんの「GM」は、とにかく頑丈で非常に使いやすいのが特徴です。
印象的な三角形の屋根は傾斜になっているため、雨水がたまりません。
そして、GMが優れているのは、質感の良さと見た目。
木目が非常に美しく、扉を閉めると縦のラインがそろって、スクリーンのようになります。
ただし、販売エリアが限られているため、一部の都道府県でしか入手できません。
また、価格も74万円とお高いのがネックです。
・雨水や耐雪が気になる。
・木目が好み。
・雰囲気を壊してほしくない人。
・販売エリアが限られる。
・価格を抑えたい。
「GM」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:195cm
- 奥行:110cm
- 高さ:200cm
実売価格:約74.4万円(組み立て工事費・消費税込み)
12. コスパが優秀!ガーデナップ「メタルシェッド TM6」
ガーデナップさんの「メタルシェッド TM6」は、スムーズに物の出し入れができます。
観音開きタイプになっており、ガーデニングやバイクを趣味としている人に最適な物置です。
実売価格は34.2万円で別途、基礎費用はかかりますが、バイクのような重量物を保管しなければ、オプションの床で十分!
オプションの床は、土間コンよりもリーズナブルなのでおすすめですよ。
メタルシェッドについては、こちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
≫おしゃれな物置?それは、メタルシェッドで決まりでしょ?【英国製ガレージ】
・バイクピットがほしい!
・ガーデニングが趣味というひと。
・基礎工事費用をかけたくない。
・価格を抑えたい。
「メタルシェッド TM6」おおよその参考サイズと価格がこちらです。
- 幅:180cm
- 奥行:110cm
- 高さ:200cm
実売価格:約34.2万円(基礎費用別・消費税込み)
物置の注文はどこにするべき?DIYでも良い?
ぶっちゃけ、物置は価格差が少ないため、全国どこで頼んでも、ほとんど料金は変わりません。
品質も安定しているため、お近くの外構業者さんに相談してみてください。
また、比較的DIYがしやすい商品で、高所作業や危険な工具を使う必要もありません。
ただし、費用対効果は薄く、商品代金が7割~8割すると、運搬費や工事費は2割~3割ほどです。
そのため、面倒な手間を省きたい人は、プロの業者さんにお任せすることをおすすめします。
物置は自分にマッチしたものがおすすめ!
それでは、各物置メーカーさんの商品名と価格のおさらいです!
- ホームセンター
オリジナル物置:約9.9万円 - ヨド物置
「エスモ」:約13.9万円 - イナバ物置
「シンプリー」:約12.7万円 - タクボ物置
「グランプレステージジャンプ」:約12.6万円 - タクボ物置
「ストックマンダンディ」:約18.2万円 - ヨド物置
「エルモ」:約19.1万円 - イナバ物置
「フォルタ」:約19.3万円 - ディーズガーデン
「リコ」:約44.6万円 - ディーズガーデン
「カンナシェッド」:約50.5万円 - ディーズガーデン
「リコシスタ」:約28.7万円
ディーズガーデン
「カンナシスタ」:約30.6万円 - マツモト物置
「GM」:約74.4万円 - ガーデナップ
「メタルシェッド TM6」:約34.2万円
今回はそれぞれの商品で、「おすすめする人」「おすすめしない人」を紹介しました。
これで、少なくとも失敗しないようになりました。
ぜひ、自分にマッチした物置を選んでください!
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外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
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だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
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「注文できるかどうか、まだわからなくて…」と言ってもらえれば大丈夫です。
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そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
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ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
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