工事のコストをどうにか削減したいと思っている人
「外構工事で思ったよりも見積金額が高くなってしまった。なにか安くできる方法はないの?商品代も工事代もうまく削減できると嬉しいな。そもそも相場もよく分からないし、どうなのかな?値引きしてもらいたいけど、どう交渉すれば良いポイントがあれば詳しい人、教えて!」
←コストカットには、「施主支給」という制度が広く一般的な手法です!
私は、エクステリア専門商社で働いていました
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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業界に勤めて、はや10年強。良くも悪くも業界の全てを見てきました。
いちばん強く思うこととして、一般の方と業者の人間との情報格差がひどいことです。
もちろん専門性の有無もありますが、出来るだけこの情報の格差を少なくすることで健全な価格で、ぼったくりの少ない建築業界にしていきたいと問屋という立場から思います。
今日は、正しく、コストカットをする手段として「施主支給(せしゅしきゅう)」についてご紹介します。
「施主支給」という制度について
施主支給(せしゅしきゅう)とは、顧客自身が商品を用意する制度のことです。
通常の流れでは、取り付け工事に使うエクステリア商品も・資材も施工業者が一緒に用意することが一般的ですが、商品のみを顧客側が用意して工事手間だけを施工業者さんに依頼して工作物を仕上げることを「施主支給」と言います。
施主(せしゅ)?誰?と思う人はこちらをご覧ください。
業者さんの利益が乗らないのでコストカットに有利
通常商品を手配を業者さんにお任せしていると思いますが、その商品代金にももちろん業者さんの利益が乗っています。
当たり前なのですが、こういう業界の構造であることを知っておくと知らないではまた違いますよね。
商品代にも利益をのせて、工事代にも利益をのせて、トータルで見積書として手元に来る形になります。
なので、見積書の商品代割合が高ければ高いほど、「施主支給」の効力が発揮されます。
その業者さんから商品を買うよりも楽天・amazon・他ネットショップなどで安い金額で購入が可能であれば、そこから購入して業者さんに工事だけをお願いするとその分コストカットが実現できる寸法です。
施主支給を利用しないコストカット・そのほかの値引きテクニックについては、こちらの記事でも紹介しています。
安くなってバンバンザイ!というわけではなく、商品選定の責任は顧客にあり
施主支給はリスクゼロではありません。
購入した商品のサイズが正しいかどうか、取り付けが可能かどうかについての責任は購入者=購入にあるのが一般的です。
ゆえに、施主支給を実施すれば購入者である消費者にその責がある場合があり、この点は要注意です。
解決策として施主支給を行う、実際の購入前に、取り付けに入ってもらう業者さんに注文する商品の仕様やサイズが間違えていないかチェックしてもらうと安心です。
しかしながら、施主支給を嫌がる業者さんがいる。
先ほど、商品代金にも業者さんの利益が乗っているといいました。
施工業者さんによっては、施主支給を行われてしまうとその分の利益がなくなってしまうので、施主支給を嫌がる場合があります。
無理にそこにねじ込んで施主支給制度を入れてしまうと業者さん・職人さんとの関係性が壊れてしまう可能性があるので無理に行うのは得策ではないですね。
無理やり入り込んでしまうよりもそういった場合、
「施主支給を検討しているほど価格に悩んでいる。購入には前向きなのでぜひとも値引きの交渉をさせて欲しい。」
と単刀直入に値引き依頼を出しましょう。
具体的には
「いただいた165万円の見積書を拝見しました。ですが、予算は150万円までなので、ここまで頑張っていただけませんでしょうか?それが無理ならこの商品(カーポート)を施主支給させてもらって、ここのネットショップで資材の購入をさせてもらえるとちょうど150万円以内に収まるので、注文することができます。どうでしょうか?」
などです。
全体の見積書の中で、工事費用と商品代金の割合にもよりますが、10%や15%も落とすことも可能です。
特にアルミのエクステリア商品などは顕著です。
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外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
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実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
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一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
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