そんなあなたに、木目フェンスの中でも安いフェンスについても高いフェンスについても外構専門家が解説します。
実際の施工例や、各メーカーの商品も紹介しますよ!
元・エクステリア商社営業マン、外構の専門家です
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木目フェンス「高いフェンス」と「安いフェンス」の違い
高いフェンスと安いフェンスの違いは、「フレーム」があるかどうかです。
上記の写真は、左側が安いフェンス、右側が高いフェンス。
画像を見比べるとわかりますが、単体で見るとあまり違いはわかりません。
細かく見てみましょう。
- 縦格子(フェンスAB TS2型/フェンスAA TS1型)
- 横格子(フェンスAB YS3型/フェンスAA YS3型)
- 目隠し(フェンスAB YL2型/フェンスAA YL1型)
安いフェンスの「フェンスAB」と、高いフェンスの「フェンスAA」で比べてみます。
フェンスABはフレームありのデザインばかり。
それに比べてフェンスAAはフレームを後ろに隠したフレームレスのデザイン。
フェンスABは固定する金具が見えてしまっていますが、フェンスAAは金具が表には見えません。
こういった細かいところを考慮することで価格が変わってきます。
価格はフェンスABが100%だとすると、フェンスAAは140~150%。
また、フェンスABの柱の色はアルミ色と呼ばれるラインナップしかありませんが、フェンスAAは木調の柱も選択可能。
木目フェンス「高いフェンス」と「安いフェンス」の共通点
- 耐風圧性能
- 耐久性
- 目隠し性能
- 防犯性能
- 工事費
これらは高いフェンスでも、安いフェンスでも変わりません。
違うのはデザインだけ!
また、外構の目隠しフェンス費用について、メーカー変更でできる定番コストカット術も併せて参考にしてください。
実例1:LIXIL フェンスAB vs フェンスAA
安いフェンスと高いフェンスでどう違うのか、CGで合成した画像です。
左側が安いフェンスのフェンスAB。
右側が高いフェンスのフェンスAA。
同じ横ルーバータイプを12m設置した状態で比べてみましょう。
製品代は高いフェンスが、安いフェンスに比べて1.4倍ほど。
工事費は共に3万円として、合計に9万円ほどの差があります。
ブロック積みの費用は含んでいないので、単純に商品代と商品の取付費用の価格です。
実例2:LIXIL フェンスAB vs フェンスAA
つぎに、スクリーンと呼ばれる、2段重ねにした設置タイプで比べてみましょう。
全て横幅6mで設置した状態です。
高いフェンスは約35.1万円。
木目調でも安いフェンスは約26.2万円。
さらにアルミフェンスにすると約19.8万円。
同じ目隠しフェンスでも価格はかなり変わります。
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各社の木目フェンスの商品紹介
エクステリアの木目フェンスを作っている大手3社を紹介します。
- LIXIL
- YKKAP
- 三協アルミ
「木目調のフェンスを付けたいけど価格が高い…。」と思っている方は、安い方のフェンスで見積もりを出すと数万円安くなるかもしれません。
フレームやデザインが変わりますが、木目調という面では安いフェンスでも美しいですよ。
最大手 LIXIL
安いフェンスはフェンスAB。
高いフェンスはフェンスAA。
業界第2位 YKKAP
YKKAPには、木目調の高級シリーズ「ルシアスシリーズ」と言う商品があります。
中でも、「Fシリーズ」が安いフェンス。
「Hシリーズ」が高いフェンス。
業界第3位 三協アルミ
シャトレナシリーズという商品があり、その中でも木目調には「M」が付きます。
シャトレナMシリーズは安いフェンス。
フレイナシリーズは高いフェンスです。
ルシアスシリーズ、シャトレナシリーズの注意点
ルシアスシリーズ、シャトレナシリーズは、木目調になっているのが表面だけです。
裏側はアルミ色の片面使用です。
例えば、道路側に木目(表面)を向けた場合、自宅側はアルミ色(裏側)になります。
木目フェンスより樹脂板という選択肢
折衷案として、樹脂板という選択肢があります。
樹脂板とは、樹脂でできた木目調の板。
合成樹脂でできているので、耐久性も高く、お求めやすい価格です。
本物感がでているのでアルミのギラギラした色が嫌だという方には、樹脂板という選択肢も検討していただけたらなと思います。
専門家が教えるお洒落な木目フェンス!【まとめ】
高いフェンスと安いフェンスの違いを紹介しました。
こんな細かいところは、きっと担当業者さんも教えてくれません。
通常は買ってもらうために、高いフェンスを提案しますが、安いフェンスを知っておくことでコストを下げられます。
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特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
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