「目隠し」対策がフェンスだけ?そんなワケない!
あとから、お庭やお家の目隠ししたい人のために!
「図面では気にならなかったのに…暮らし始めてみてわかったんです。お家の前の通行人からの視線がめっちゃ気になります。結構丸見えなので、落ち着きません。でも後からのフェンス設置工事は高くつきますよね。ガマンして暮らそうかな…」
これ、よくあるんですよね。生活してみないと分からない、周りの環境。
実は意外にもお庭が丸見えだった、お隣さんから家の中が見えちゃう…というお話し。
後からフェンス設置のために基礎工事となると、割高になりがちです。
元・エクステリア商社マン、お庭の対策はおまかせ
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「目隠し」にはいろんな方法があるんです
お家のプライバシーは大切ですよね。
住み始めてから「あれ…意外と目線が気になる」ということは起こり得ます。
そりゃ、普通の人は平面図だけ見て「ん…ここフェンスが低い…」なんて気づきません。
目隠しといえば「目隠しフェンス」ですが、フェンスだけでも種類は恐ろしいほどいろいろあります。
素材もアルミだけではなくスチールや人工木、樹脂製までさまざまです。
どれを選べばいいかわからないのは普通です。
心配ですよね。
価格は適切なのか、見積もりに入っている金額を見ても「これ、ぼったくりなのでは…」と不安に思ったら前に進みません。
目隠しするメリットとデメリット
具体的な対策の前に、メリットとデメリットを見比べてみましょう。
工事するのが得なのか、検証したほうがいいですからね。
メリット1:プライバシーを確保できる
メリットの1つめは、確実にプライバシーを確保できることです。
開放的なお庭は、それはそれでよさもありますが…思ったより通行人が多いと、なかなかくつろげないですね。
目線をふさぐ方法として、ブロック塀や目隠しフェンスが重宝されます。
ペットや小さな子供がいる家庭の場合は、安全性アップにもつながりますよ。
メリット2:外構がおしゃれになる
目隠しフェンスはおしゃれに作られた製品も多いので、外構全体の印象がグッと引き締まりますね。
堅牢に囲われている安心感が得られますし、囲いがスタイリッシュだと建物との相乗効果でお家全体の外観の雰囲気がよくなるでしょう。
デメリット1:工事内容次第で出費がかさむ
もちろん無料ってことはありません。
敷地が広ければ囲いに使うフェンスの材料も多く必要ですし、高さを出そうとすればまたお金がかかります。
高級な素材を選べばさらに値段アップ。
ですから、必要最小限で抑えるのが基本プランになります。
デメリット2:圧迫感が出る…かも
フェンスを設置すると、圧迫感が出やすくなります。
これも高さ、方角、スペースなどによりますが、開放感あるお庭のよさの裏返しですね。
わざわざ壁を増やすわけですから、圧迫感がどうしても出てきてしまいます。
デメリット3:風通しが悪くなる
遮蔽物を置くことで、風通しが悪くなるデメリットもあります。
目隠しをするためにフェンスを建てるだけで、風が通りにくくなります。
その結果、湿気がこもったり、空気がよどんだりという影響が出やすいです。
デメリット4:陽当たりが悪くなる
陽当たりが悪くなるのも…困りものですよね。
目隠しは欲しくても、高さには注意です。
高ければ高くするほど、陽当たりが悪くなってしまう。
角度によって調整したいものですが、人の目の高さまでフェンスを建てるわけですから陽当たりに影響は出ますね。
これは仕方のないところ。
デメリットを解消するお庭の目隠しアイデア【9選】
目隠しを設置することには、デメリットも多くあります。
でも「落ち着かない家」に住むデメリットのほうが大きいと感じたら、やはり対策が必要。
アイデア1:コスパ優先タイプの目隠しフェンス
1つ目は「オーソドックスな目隠しフェンス」の中でも、コストパフォーマンスを優先させたタイプですね。
早速、具体的な商品名を挙げて紹介しましょう。
私が大手アルミフェンスメーカーさんの商品から、いつも推奨しているモデルです。
- LIXILさんの「フェンスAB YL3型」
- YKKAPさんの「シンプレオフェンス 13F型」
- 三協アルミさんの「レジリアフェンス YL1型」
同じ目隠しフェンスで「たて目隠し」「横目隠し」の商品もあるのですが…
私の断然おすすめはルーバータイプの目隠しなんです。
価格は少しルーバーが安い上に風の影響を受けづらいタイプなんです。
フェンスが壊れる原因は、ほぼ台風です。
少しでも風が抜けやすいルーバータイプを、推奨させていただいています。
完全目隠しタイプよりも耐風圧の実力値が高いんですね。
実は、この横ルーバー目隠しと、縦・横目隠しのフェンスの柱は同じ部材です。
。
アイデア2:フレームレスなオシャレ型目隠しフェンス
次に、目隠しフェンスでもおしゃれを優先するタイプです。
各メーカーさんから販売されてるおしゃれな木調のフェンスを紹介しますね。
代表的な3社の製品で比較すると次のようなラインナップです。
- LIXILさん…安い=「フェンスAB」、高い=「フェンスAA」
- YKKAPさん…安い=「ルシアスフェンス」Fシリーズ、高い=Hシリーズ
- 三協アルミさん…安い=「シャトレナフェンス」、高い=「フレイナフェンス」
値段によって、デザインが異なるんです。
左側が安いフェンス、右側が高いフェンスですが、違いが分かりますか?
安いフェンスは上下のフレームが見えますね。
フェンスの板と柱を固定する金具、爪のようなものが露出しています。
また柱も通常のアルミ色になっていますよね。
これが高いフェンスでは、連続性のあるフレームレスデザインになっております。
見た目は高いフェンスの方がいいですよね。
価格は、通常の安いフェンスの140~150%、1.5倍ぐらいは覚悟が必要です。
色も選択肢が豊富です。
外壁やフローリング材の色と合わせられますし、商品によっては柱も木目調に変えられるなどデザイン性は抜群ですね。
台風への強度や耐久性は変わらないので、木目調の美しさにお金を出せるかどうかというのがポイントでしょう。
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アイデア3:通風性を優先した目隠しフェンス
続いては通風性を重視した場合の「縦格子のフェンス」です。
完全な目隠しではありませんが、効果は横格子に比べるとかなり高いんです。
立ち止まって正面からジーッと見ない限りは目隠し効果が高いので、よく私もおすすめします。
具体的な商品としては、
- LIXILさんの「ブログコートフェンス」
- YKKAPさんの「ルシアススクリーンフェンス」
- 三協アルミさんの「エルファードフェンス」
という商品がおすすめです。
商品の型によって縦格子、横格子といろいろな種類があります。
少しでも角度が斜めになっていれば中は見えにくくなります。
仮にお隣さんとこちらのリビングが真正面にあるなんて場合を除けば、縦格子のフェンスを選んでいただきたいです。
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アイデア4:採光性を優先した目隠しフェンス
目隠しするときのデメリットでもある「陽当たり」の問題を解決してくれるのがポリカーボネートタイプのフェンスです。
略して「ポリカ」と呼びますが、明るさを確保してくれる素材のパネルを使用しています。
- LIXILさんの「フェンスAB YT1型」
- YKKAPさんの「シンプレオフェンス P1F型」
- 三協アルミさんの「レジリアフェンス SP1型」
が最適です。
通常のアルミの目隠しフェンスに比べると、倍近い値段になります。
リビングの前など、明るさが必要なところだけポリカーボネートフェンスにするのがいいと思います。
目隠ししたいだけの場所は、安いルーバータイプのアルミフェンスがよいでしょう。
ちなみに同じシリーズなら、違うデザインのフェンスは連結もできます。
なお明るさ確保には、最低限の高さで目隠しするのが最適解です。
必要以上の高さにすると、圧迫感も出てかつ暗くなってしまいます…。
コストパフォーマンスも不利になるので、必要最小限のサイズで設置しましょう。
ここまで、目隠し=フェンスばかり紹介しましたが、そもそもフェンスだけで目隠ししようなんて、かなり無理があります。
アイデア5:カーテンで目隠しした方が安い
圧倒的に価格が安く済むのは、カーテンです。
最近はレースのカーテンで、中は明るく、外からは見えない遮へいカーテンが販売されています。
当たり前ですが、窓(家の中)を隠すにはカーテンが圧倒的に安く済みますし、工事の費用も不要です。
最近はレースのカーテンだけで過ごすご家庭も多いですね。
アイデア6:屋外型カーテンのシェードとオーニング
続いては、屋外のカーテンとも言うべきシェードやオーニングと呼ばれる商品です。
お庭はもちろん、ベランダの目隠しをしたい人にもぴったり。
無地以外にボーダー柄、ボタニカル柄などもあるので、おしゃれさ重視の方にもおすすめです。
テラス屋根であれば、オプションとして取り付け可能です。
LIXILさんやYKKAPさんの窓サッシを使っている場合は、工事不要で「パチン」と固定できる形式の商品もあるんです。
他の商品と違い可動性があるので、必要のないときは外して使うなんて、使い分けできるのが特徴です。
長期優良保証などの外壁保証を取っているお家でも、外壁に穴を開けずにセットできます。
シャッターボックスがあっても取り付け可能なので、オーニングやシェードはぜひ検討いただきたいです。
アイデア7:各オプションの「前面スクリーン」
フェンスを建てるとなると基礎工事も必要ですが、写真のように
- 洗濯物干しの屋根
- カーポート
などの既存の設備の側面や前面にオプションのスクリーンを取り付けることで、目隠しフェンスの代わりになります。
基礎工事が不要なので、取り付けは非常に楽です。
DIYでも十分設置可能なので、カーポートやテラス屋根が建っているお家にはおすすめです。
アイデア8:すりガラスの内窓をつける
内窓・二重窓とは、今すでにある窓の内側にもう1つ窓をつける「窓 in 窓」というちょっと特殊な商品です。
今は補助金の対象にもなっているので、お得ですね。
内側に窓を取り付けると、すりガラス(片ガラス)と呼ばれる不透明なガラスにすればいいんです。
そうすると窓の目隠しにもなりますし、防音性能が高い点がオススメです。
しかも価格は透明ガラスと変わりありません。
内窓を閉めると、外で雨が降っていても、雨音が聞こえなくなるぐらいの防音性能です。
暖房性能も上がるので光熱費ダウンにもつながりますね。
ただ当たり前ですが窓を開けると目隠し効果も防音効果もなくなってしまいます。
真夏も締め切った部屋になってしまうのはデメリットかもしれません。
アイデア9:植栽はコスパがいい!
最もコストパフォーマンスよく目隠しできるのは植栽です。
レッドロビン、ベニカナメモチなどが目隠しとして有能な品種ですね。
ただし目隠しする分、比較的葉っぱが密になっているものが多いです。
そのため成長が早いというデメリットがあり、レッドロビン、ベニカナメモチなどは、1シーズンで2回の剪定は覚悟しないといけません。
植えるには剪定の手間暇を覚悟する、または剪定作業を楽しめる方がいいと思います。
自分のライフスタイルも考えて、取り入れるか考えてみてください。
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「置くだけ」対策はやめたほうがいい…
ご紹介したアイデアに関連して、ちょっとした忠告です。
目隠し用品として「置くだけフェンス」「置くだけラティス」などもありますが、個人的にはやめた方がいいと思っています。
ホームセンターさんなどで販売されている「置くだけ」のものは取り付けも簡単そうで、お手軽な対策に見えるんですよね。
すでにあるメッシュフェンスにラティスをくくりつけて、目隠しフェンスの高さを延長する方もいらっしゃいます。
楽したいがゆえに、台風のときにもつけっぱなしの方がいます。
この置くだけタイプは台風レベルの強風にはまず耐えられないでしょう。
火災保険などで補償がカバーされることもあります。
しかし、なかには「通常の使い方ではなかった」「取り外すなど通常の安全対策義務をしていなかった」と、補償対象外になったケースもあるんです。
もしも、お隣さんの車を傷つけたら、補償費用は全額自腹です。
こうした簡易型のフェンスを設置するなら、台風前には安全対策として取り外しがきる方だけ使っていただきたいなと思います。
まとめ:庭の目隠しに有効なアイデア9選!
さて、本日のまとめです。
- 目隠しのメリット、デメリットを整理
- 目隠しアイデアのおすすめ9選
- 「置くだけ」は危険かも…
エクステリア専門家の立場から言えば、フェンス設置工事をおすすめしたいところです。
しかし、「目隠しをしたい」という目的達成のためにはフェンスだけが手段ではないことを頭に入れて、検討していただけたら嬉しいです!
フェンス以外の目隠し方法は、以下の記事でさらにたくさん紹介しています!
もっとたくさん知りたい!という方は、こちらもぜひ参考にしてくださいね。
≫お庭の【目隠し】方法19選!フェンス以外もプロが解説【2023年保存版】
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