使いづらい散水栓を立水栓に工事不要で交換したい!
庭遊びの後ちょっと手を洗いたいだけなのに、地中に埋まった散水栓だと面倒くさい…。 ちょうど良い高さのおしゃれな立水栓を検討中です。できれば、工事不要で安く簡単にDIYしたい!
やってみるとわかりますが、散水栓を立水栓に交換するのは初心者でも、チョー簡単。
しかも特殊な工具を使わずに1万円以下でも可能です。
今回は、散水栓を立水栓に変更する際のポイントを解説します。
- 工事不要で立水栓にしたければ、商品選びが最重要
- 設置は散水栓と立水栓をホースでつなぐだけ
- マイナス4℃以下になるときは凍結防止対策が必須
おしゃれな立水栓を選ぶポイントや、業者に依頼する場合の選び方まで網羅しました。
これを読めば散水栓の不便さともおさらばできます!
※価格は2025年6月時点の情報です。
外構一筋17年のプロが、散水栓と立水栓を解説!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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散水栓から立水栓に変更するメリット・デメリット
散水栓とは、地面に埋め込まれた給水口のこと。
安く設置できるため建売住宅によく採用されています。フタをすればスペースを取らず、車の乗り入れにも支障がないのが最大のメリットです。
でも、ちょっとだけ手を洗いたいときや、じょうろに少しだけ水を入れたいときってありますよね。
そのたびに、しゃがんで何が出てくるかわからないフタを開けるのは不便ですよ…。
よく使うなら立水栓が便利
一方の立水栓は、蛇口が腰のあたりまで立ち上がっている給水口。工事不要で設置できる商品もあり、1万円以下で手に入るものやオシャレなデザインも多いです。
洗車や植木への水やり、外での手洗いが日常的な方には、気軽に水が使える立水栓をおすすめします。
おすすめの立水栓については、こちらの記事を参考にしてください。
≫ダサい【立水栓】が破格でおしゃれに!プロが厳選!商品ランキング【ベスト7】
立水栓は冬場の凍結防止対策が必須
立水栓を使ううえで注意したいのが、冬の凍結リスクですね。
立水栓内部に残った水は、寒さで凍ると膨張します。
密封された水道管内で膨張すると、破損につながる可能性があります。
地中にある散水栓より、地上に露出している立水栓の方が凍結リスクが高いんです。対策は記事後半で解説します。
DIYで散水栓を立水栓にする方法
散水栓をDIYで立水栓に変えるなら、工事不要タイプがおすすめです。
ここでは、工事不要タイプと工事が必要なタイプ、それぞれの手順を紹介します。
工事不要の散水栓を立水栓にするのはホースでつなぐだけ
工事不要の立水栓なら、設置はとても簡単。
既存の散水栓と、近くに置いた立水栓をホースでつなぐだけです。
基本の手順
- 散水栓のキャップを開け、ホースを蛇口に差し込む
- 差し込んだホースを立水栓本体に接続する
- 元栓を開けて水漏れがないか確認する
散水栓と立水栓の場所が近ければ、同梱のホースだけで接続できます。
ホースをつなぎ、水漏れがないかチェックすれば作業終了です!
ホースが接続できない場合
散水栓と立水栓の距離が離れている場合は、ホームセンターで延長ホースを購入してください。
接続部品が合わない場合も、店頭で対応可能な部品が手に入ります。
工事が必要な立水栓をDIYする方法│トラブルも自己責任!
工事が必要な立水栓の設置をご自身で行う場合は、YouTubeなどの解説動画が参考になります。
立水栓本体のほかに、主に次の資材・道具を用意する必要があります。
- スコップ(散水栓の蛇口を覆う箱を掘り出す)
- 塩ビパイプ・継ぎ手(散水栓と立水栓をつなぐ)
- 塩ビパイプ用接着剤
- シールテープ(蛇口のつなぎ目などを保護)
- 固定金具(立水栓を外壁に固定する際に使用)
- 軍手
- のこぎり
- コンクリートなど
ただし、DIYで立水栓に交換すると、専門家によるトラブル対応やアフターフォローはありません。自己責任となりますので注意してくださいね。
…といっても屋外の水漏れは水道代がちょっと高くなるぐらいなので、リスクはまぁ低いです。
家の中で水漏れが発生すると床が濡れて大変ですが、屋外は…まぁいいでしょ。
ただし、「DIYに自信がない」「がっつりおしゃれな立水栓にしたい」という方は業者さんに依頼するのが安心。
頼りになるプロを探すなら、全国の優良業者さんが加入する「庭Link」がおすすめです。
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※見積は何度でも無料です。
散水栓から立水栓に交換する費用相場│DIY・業者依頼
散水栓を立水栓に交換する費用は、DIYなら7,500円以下でできちゃいます。
後ほど紹介しますが、Hioさんの「ガーデンシンク」は送料・税込みで7,299円。めちゃめちゃ安いです。
追加で必要になる可能性があるのは延長ホース。
散水栓から少し離れた場所に立水栓を設置したい場合、数メートルの延長ホースを買ってくる必要があります。それでも切り売りしてもらえば1,000円しません。
排水は、足元の土に自然排水で流し込んでもらえばOK。ただ、自治体によっては指定の水道業者さんに依頼しないといけないケースもあるので注意してください。
とはいえ、
- 散水栓をホースでつないでいるだけで、正式な立水栓ではない
- そもそも水道工事はしていない
といった理由から、自治体指定の業者さんに依頼しないことについて指摘されたとしても、私は抗弁できると考えています。
業者に依頼する場合の費用相場は約3.3万円~
立水栓への交換工事を業者さんに依頼する場合、商品代金のほかに接続工事だけで3.3万円以上かかります。
工事自体は、とても簡単です。
- 散水栓周辺を掘り起こす
- 水道の元栓を閉じる
- 散水栓の蛇口を外す
- 散水栓から伸ばしたパイプと立水栓を接続する
(ここで元栓を開けます) - 立水栓を外壁などに固定する
- 足元にコンクリートやモルタルなどを流し込んで埋める
作業は早ければ1時間程度で終わりますが、人件費も含めると3万円台は見込んでおくべきです。
さらに、排水先を新しく設ける場合は別途費用が発生するため、見積もり時にしっかり確認しておくことが大切です。
散水栓から立水栓に交換!おすすめ商品4選
「散水栓をコスパよく立水栓に交換したい」という場合、DIYで簡単に対応できます。
DIYの際に大事なのは
- 工事不要の商品を選ぶこと
- 必要なキットがすべて入った商品を選ぶこと
ここでは、工事不要な商品と工事が必要な商品をそれぞれ2つずつ紹介します。
工事不要、置くだけ立水栓:Hio「ガーデンシンク」
デザイン性は高くありませんが、Hioさんの「ガーデンシンク」は散水栓の上に置いてホースをつなぐだけで使える超シンプル設計。
シンクのほか、洗車やガーデングッズを置けるスペースもあり、構造も実用的です。
価格は7,299円(税込・2025年6月時点)とコスパ抜群です。
蛇口やホース、排水トラップ、ゴミ受け、軍手まで付属していて特殊な工具も不要です。
工事不要のおしゃれ立水栓:カクダイ「ウェールズ」
お値段は21,657円(税込、2025年6月)とガーデンシンクに比べるとちょっとお高いですが、おしゃれさ重視なら断然、「ウェールズ」。
散水栓を工事不要で立水栓にできる商品で一番有名です!
本体は陶器製で、ホースや金具類もしっかり付属しています。「とりあえず立水栓にしたい」と言われたら、庭ファンはカクダイ「ウェールズ」を提案することが多いです。
購入前には説明書を一度読んで、作業イメージが湧くかどうかを確認してください。
接続方法や付属品などが、ぜんぶ書いてあります。
難しそうならムリせず、YouTubeで勉強してから挑戦するか、プロに依頼するのがおすすめです。
工事ありのおしゃれ立水栓:ディーズガーデン「スタンドウォッシュカラー」
ここからは、設置工事を必要とするデザイン性の高い製品を紹介します。
なかでも人気なのが、ディーズガーデンの「スタンドウォッシュカラー」。
塗り壁のようなシンプルで上品な見た目が、庭の雰囲気に自然に溶け込みます。
価格は143,000円(税込)と高めですが、工事込みで考えるならデザイン・機能ともに優れた商品を選べるのは大きなメリットです。
このほか、人気のおしゃれな立水栓の特徴と価格相場をまとめた記事がありますので、ぜひ参考にしてください!
≫ダサい【立水栓】が破格でおしゃれに!プロが厳選!商品ランキング【ベスト7】
工事あり、便利な2口タイプ:ユニソン「スプレスタンド60ソリッド」
工事を依頼して立水栓を取り付けるなら、2口タイプが断然便利!
おすすめは、ユニソンさんの「スプレスタンド60ソリッド 」オフブラック色 蛇口2個セット(シルバー)です。
商品価格は57,200円(税込み)で、工事費は別途3.5万円~が目安です。
下の蛇口にホースをつなぎっぱなしにしたり、散水装置をつないだりしておけば、すぐに使いたいときにラク。私のようなズボラさんに最適です。
立水栓の比較表と選び方
「どの立水栓がうちに合うのかわからない」という方のために、おすすめの4商品を比較表にまとめ、選び方のポイントも解説します。
立水栓おすすめ比較表
- Hio:ガーデンシンク
価格7,299円 安い・実用的
工事不要
- カクダイ:ウェールズ
価格21,657円 陶器製・おしゃれ
工事不要
- ディーズガーデン:スタンドウォッシュカラー
価格143,000円 高級感・塗り壁調・2口タイプ
工事要
- ユニソン:スプレスタンド60ソリッド
価格57,200円 かっこいい・2口蛇口
工事要
なお、これらの商品には凍結防止機能がないため、次の章で対策方法を紹介します。
※価格は2025年時点の参考価格。時期や販売店により変動する場合があります。
立水栓の選び方とおすすめタイプ
コスパとデザインを選定基準にして、おすすめ商品を挙げています。
- とにかく安く設置したい
Hio「ガーデンシンク」
コスパ重視でOKな人向け。見た目は控えめでも機能は十分です。 - 見た目と価格のバランス重視
カクダイ「ウェールズ」
おしゃれな陶器製で、初めての立水栓にもおすすめです。 - お庭とのデザイン調和を大切にしたい
ディーズガーデン「スタンドウォッシュカラー」
価格は高めですが、見た目・質感ともに上質。おしゃれガーデンにぴったり。 - 実用性とスタイリッシュさを両立したい
ユニソン「スプレスタンド60ソリッド」
2口蛇口で使い勝手抜群。ホースをつなぎっぱなしにできるので、ズボラさんにOK。
ご自身の予算や好みにあわせて検討してください。
冬場も安心!立水栓の凍結対策とおすすめ商品
寒冷地にお住まいの方は、立水栓の凍結対策が必須です。
ここでは、凍結防止機能付きのおすすめ商品と、機能がない立水栓の対策方法を解説します。
工事あり、凍結防止機能付き立水栓:ユニソン「エインスタンド」
気温がマイナス4℃を下回るエリアでは凍結防止機能のある立水栓を選ぶのが安心。
ユニソンさんの「エインスタンド」は、立ち上がり管の上部にある水抜きハンドルを回すだけで水を抜き、凍結を予防できます。
- 凍結防止機能つき2口タイプ:87,450円(税込)
凍結防止機能がない立水栓の対策方法
凍結防止機能がない場合は、水をチョロチョロと出しておいたり、タオルなどで保温したりする対策が必要です。
立水栓にする一番のリスクは凍結ですね。
水道の凍結リスクが高まる気温はマイナス4℃です。
これを下回るエリアでは対策が必須です。
表面に出ている金属部分を保温材などで保護することをおすすめします。
合わせて対策してもらいたいのは、動いている水は凍りにくい性質を利用して、1秒に1滴ずつくらいチョロチョロと水を出しておくのも効果的です。
ちなみに、水道代が気になる人もいるかも知れませんが、1時間でコップ1杯ぐらいの水量なので、水道代を気にするレベルではないです。
凍結破損の修理代のほうが、圧倒的に高くつくぅ…。
散水栓を立水栓にする際のよくあるQ&A
散水栓を立水栓にDIYで交換する際に、よくある疑問に回答します。
Q1:立水栓が既存の散水栓に合わない場合はどうしますか?
ホースの接続部分が合わない場合、異径アダプターを別途購入します。事前に接続口径を確認し、ホームセンターで相談することをおすすめします。
Q2:排水はどう処理すればいいですか?
用途によって異なります。
- 洗い物などに使う場合
排水管の設置をおすすめ - 水やり・洗車メインの場合
地面への自然排水でもOK
ただし、自治体によっては排水処理に関する規定があるため、事前に確認してください。
Q3:屋外水栓の設置に規制はありますか?
置くだけ・ホースでつなぐだけの簡易タイプなら、ほどんどの自治体で届出不要です。
ただし、以下のケースでは自治体に事前確認してください。
- 地中に配管を延長する
- 水栓を固定設置する
- 排水管の接続工事をする
お住まいの地域の水道局や自治体に、一度相談しておくと安心です。
まとめ:DIYが不安な方は業者さんに依頼して!
今回は散水栓を立水栓にDIYで交換する方法を中心に解説しました。
ポイントは商品選び。必要な部品がそろっている商品を選べば、ホースをつなぐだけで簡単に設置できます。
費用もお手頃で、安い商品なら7,500円前後から。
注意点として、冬の凍結対策は必須です。これはDIYでもプロに工事してもらっても同じです。マイナス4℃以下になるときは、タオルで保温するなど対策をとります。
「DIYが不安」「排水工事もまとめて依頼したい」という場合は、業者さんに相談するのがベスト。
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