防犯カメラは玄関に設置したら良いんじゃないの?
自宅に防犯カメラの設置を検討しているけれど、どこに取り付けるのがいいの!?取り付け方法もわからないし、面倒なのは嫌!安くて簡単に取り付けできる商品はあるのでしょうか?事前に取り付け前の注意点も教えてください。
防犯カメラをあとから付けるお家、増えてますね。
そもそも悪い人を寄せ付けにくくなりますし、何かあったときにも役立ちます。
しかし…、どこに取り付けたらいいかの質問もめちゃくちゃ多いんです。
今回は、防犯カメラの選び方と取り付け方をバッチリ教えます!
外構一筋16年の専門家に防犯カメラも任せて
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防犯カメラの取り付けは「家の角」で決まり!
先に結論を言うと、防犯カメラの設置は「家の角の高いところ」がベストです!
理由は玄関まわりを広範囲に撮影できるからです。
現場によって取り付け位置が変わるときはありますが、まず大原則を覚えておいてください。
侵入経路である窓と玄関と勝手口に対策を
防犯カメラの目的が、ドロボウ対策なら、まずはドロボウの侵入経路をおさえておく必要があります!
「家の角」の高所が取り付け位置としてベストなのは、警察のお墨付きなんです。
こちらは警視庁のデータです。
一番左のグラフが、戸建て住宅への侵入経路を表しています。
参考:警視庁「住まいる防犯110番」侵入窃盗の侵入手口 より
- 第1位:窓
- 第2位:玄関
- 第3位:その他の出入り口(勝手口)
窓からの侵入が半分以上、玄関や勝手口からは約4割を占めています。
侵入の手口の第1位は、なんと「無締り」
続いて、こちらの左のグラフが戸建て住宅の侵入手口を表しています。
参考:警視庁「住まいる防犯110番」侵入窃盗の侵入手口 より
最も多いのが無締り(無施錠)による侵入、つまり鍵を閉めていないことが原因です。
防犯カメラを設置すれば、犯行のターゲットになりにくいのはたしか。
しかし、無締りにより侵入被害にあうケースが非常に多いので施錠は必須です。
普段からちゃんと施錠してくださいね…!
外構の防犯対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
≫防犯上最悪!?ドロボウが最高に喜ぶやったらダメな外構&おすすめの防犯対策な外構【5選】
防犯カメラは高くて目立つところへ設置して
防犯カメラの設置は高い所への設置が重要です!
理由は主に3つあります。
- 画角が広くなるので広範囲を撮影できる
- 手の届く高さだとカメラにイタズラされるかも
- 防犯カメラは目立たせるのが大切
高所だとカメラの画角が広くなるので広範囲を撮影できます。
広範囲の撮影は画質が荒くなると思われるかもしれませんが、最近のカメラは4Kでの撮影も当たり前になってきています。
そのため、広範囲を撮影しても全く問題ありません。
体感として、安い防犯カメラの夜間撮影でもiPhone8ぐらいの画質があります。
また、防犯カメラを手の届く低い位置に取り付けると、イタズラされる可能性があります。
防犯カメラを高い位置に設置しておけば、目立つので犯罪抑止にもなります。
一昔まえは、富裕層世帯の方やとびきり警戒心の高い方が防犯カメラを付けている印象でしたが、昨今では安価な商品が発売されて、一般のお家でも購入しやすくなりました。
防犯カメラのおすすめ商品
さまざまなメーカーから防犯カメラが発売されていますが、中でもTP-Link(ティーピーリンク)さんの製品は高性能で耐久性が高く、かつ安価なのでおすすめです!
モニター付きの製品もあるんですが、モニターの費用が結構高い。
なので、Wi-Fi対応のモデルがいいですよ。
TP-Linkさんの防犯カメラも、スマホアプリで映像チェックできるし、MicroSCカードに録画データも保存できます。
さらにセンサーライト付きのモデルは、人が通った時にセンサーライトが光り、防犯カメラも作動しているので、夜間の防犯対策にもバッチリ。一石二鳥!
一台二役なので、センサーライトの設置も検討している方は、このセンサーライト付きのモデルがおすすめです。
買ってはいけない防犯カメラ
正直、以下のような防犯カメラは買わないでください。
- ソーラータイプ
- ダミータイプ
ソーラータイプのデメリットは、電源を太陽光に頼ることです。
冬場などの日差しが弱い季節だったり、天候が悪い日が続いたりすると、発電量が足りず電池が切れて作動しなくなることがあります。
2~3日雨天が続いて防犯カメラが機能していないタイミングを狙う、空き巣もいるかもしれません。
ダミーの防犯カメラは見た目がしょぼいですし、電源コードがつながっていないなどすぐにバレてしまいます。
防犯の効果は低い…ですね。
おすすめ設置位置!防犯カメラは雨樋に固定して
おすすめの防犯カメラの固定方法は、雨樋に取付バンドで固定する方法です。
この固定方法で、台風でも吹き飛びませんでした。
防犯カメラ固定のため、住宅の外壁に穴を開けるのは雨漏りのリスクが上がってしまいます。
また、防犯カメラはフェンスやカーポートなどエクステリア製品に比べて繊細なので、交換しやすい場所のほうがベター。
のちのち、メンテナンス性を考慮して取付けてください。
いつも提案している取り付け方法として、雨樋にサドルバンドを使って未来工業さんのプールボックスを固定。
≫オススメのプールボックス(未来工業)10cm*10cm*7.5cm
中に防犯カメラのアダプターを設置して、コンセントから延長コードで電源を取る。
万一、防犯カメラが破損した際の交換も、スムーズです。
近くにコンセントがない場合は、屋外用の延長コードを使ってください。
住宅の基礎と外壁の水切り部分にモールをはわせて、雨樋部分で上に立ち上げて、プールボックスの中でコンセント接続するのがいいですよ。
とはいえ、雨水が内部に入らないようにするなどの電気工事の知識は必要です!
設置前に確認しておくべきこと
ワイヤレスタイプの防犯カメラはWi-Fiの電波で通信します。
そのため、購入前にWi-Fiが届いているか現場で確認しておきます。
方法は簡単で、防犯カメラを検討している場所でスマートフォンの画面で電波が届いているのか確認するだけ。
Wi-Fiルーターを増設して電波を飛ばすとか、余計な出費が増えるのは避けたいですよね。
無料でできるので、設置前にぜひ確認してください。
まとめ:防犯カメラは雨樋の高いところに設置
- 防犯カメラはどこに取り付けたら良いのか
- 防犯カメラのおすすめ商品と買ってはいけない商品
- 設置前に確認しておくべきこと
を解説しました。
とりあえず、この3つ+延長コードがあれば大丈夫です!
≫オススメのプールボックス(未来工業)10cm*10cm*7.5cm
結論として、防犯カメラは雨樋にサドルバンドで固定して、プールボックス内で延長コードをつないで近くのコンセントから電源を取るのがおすすめです!
進入経路のデータをみても、窓や玄関・勝手口などからの侵入が大多数を占めていました。
しかも、侵入手口の過半数が無締りですので、戸締りがとても重要です。
Qrio Lockなどのスマートキーを使って、玄関の鍵をきちんと閉めるのが一番大切ですね。
ぜひ参考にして防犯カメラを設置してみてください!