おすすめしない防草シート、絶対買ってはいけない!
庭が雑草だらけでイヤすぎる! でも防草シートを敷けばいいんだって? 一回敷けば長く使えるコスパのよい商品なんてある? DIYで敷く方法や相場も知りたい! え、安いシートはダメなの…?
雑草との戦いに疲れていますよね…?
「なぜ、防草シートをしっかり選ばないといけないのか」「DIYか、プロにお任せするか」が判断できるようになり、メンテナンスフリーのお庭が手に入ります!
この記事では
を紹介します。
「防草シートの辞書」となるように情報を網羅しているので、最後までお読みください。
外構一筋16年!プロが防草シートのすべてを教えます
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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防草シートおすすめランキングTOP5【2024最新版】
防草シートのおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。それぞれの商品の特徴や相場価格についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
評価ポイントはこちら!
- 雑草に対する防御力
- 10〜20年単位で耐用年数の実績があるか
- 取り扱い業者さんの豊富さ
(通販サイトで手に入りやすいか) - 庭ファンが使ったことがあるか
上記を判断基準として、総合的に評価したランキングです。
独断と偏見とはいえ、私の長年の実績やノウハウから導き出した失敗しない鉄板防草シートです。
記載している価格は、20平米を施工するときにかかる材料費・工事費用を基準にしています。
1位:ザバーン240G
- DIYなら
1,800円/平米✕20㎡=36,000円 - プロに依頼なら
3,800円/平米✕20㎡=76,000円
業界で一番売れている防草シートは、グリーンフィールド社が販売する「ザバーン240G」です。
日本では正規代理店のグリーンフィールド社がザバーンを輸入、販売しています。
製造元のデュポン社は、建築資材のスタイロフォームやタイベックが有名な化学繊維の最大手です。
化学繊維の素材では世界最先端を行っているので、正直右に出るものはいません。
ザバーン240Gは質感&価格&耐久性のバランスに優れています。
同社が販売する人工芝「リアリーターフ」も人気商品です!
リアリーターフが気になる方には、こちらの記事もあわせてお読みください。
≫おすすめ人工芝はこれ!失敗しない!耐久×質感×価格がベストバランスの「リアリーターフ」
お庭用には、ザバーン240Gを使うべし
ザバーンのグレードは136G・240G・350Gの3つがあり、数値が上がるほど強度もアップします。
お庭用として、砂利下には136G、お庭には240Gをを使います。
現物が家にあるので、それぞれをテーブルに貼りつけて、硬さを調べてみました。
- 136Gは硬めののり
- 240Gは厚めのクリアファイル
- 350Gは下敷きぐらい
それぐらい硬さのあるしっかりした製品が、No.1の防草シートとして選ばれています。
ザバーンのグレードについてもっと知りたい方は、こちらの記事もぜひお読みください。
≫最強の防草シート「ザバーン」等級・用途・選択方法を徹底解説!\プロも大絶賛/雑草対策
ザバーン240Gの相場価格(DIYまたはプロに依頼)
ザバーン240Gの駐車場1台分(20平米)の材料費・相場価格の内訳はこんな感じです。
1平米あたりの費用は…
- DIYの場合:1,800円/平米(材料費・送料のみ)
- プロ依頼:3,800円/平米(材料費・整地・転圧込み)
- (砕石/砂利:別途上乗せ1000円/平米)
DIY費の1,800円は、楽天・amazonなどで材料を買ったときの価格で、労力にかかる人件費は含まれていません。
手配した材料は以下の通りで、若干余りが出ます。
- 防草シート1m幅×30m(重ね代込み)
- 固定ピン100本(40本ほど余る)
- 専用テープ10cm幅×20m 2本(6mほど余る見込み)
防草シートの工事には、シート本体のほか、固定用のピンとテープの材料費も必要なことを忘れないでくださいね。
ちなみに、砂利下用のザバーン136Gではシート材料費が減額して1500円/平米になります。
防草シートの工事内訳は以下の通りを相場価格として記載しています。
- 整地・転圧+1,500円/平米
- シート敷き+500円/平米
- 砂利・砕石敷き+1,000円/平米
整地・転圧・シート敷きの基本工事で+2,000円/平米かかる感じです!
2位:植樹ニューマットC-3
- DIYなら
1,800円/平米✕20㎡=36,000円 - プロに依頼なら
3,800円/平米✕20㎡=76,000円
第2位は、谷口産業さんが製造・販売する防草シート「植樹ニューマットC-3」です!
厚手の不織布のような素材で、強度と耐久性に優れています。
雑草が生えるのを抑え、土壌の乾燥を防ぐ特徴もあります。
他のメーカーさんの防草シートと比べて柔らかいので、施工しやすいのもよいですね。
公共工事の資材として大人気!
植樹ニューマットC-3はあまり聞き慣れない商品かもしれませんが、公園や街路樹など公共工事でよく使われています。
NEXCO西日本など高速道路の道路脇や中央分離帯の防草用として大活躍しています。
なので、家庭用というよりは公共工事用の資材として大人気な商品です。
公共工事の際には大量の防草シートが必要になるので、それに見合う大量生産できるだけの体力があるメーカーさんなんです。
植樹ニューマットの相場価格(DIYまたはプロに依頼)
植樹ニューマットC-3の1平米あたりの費用はこちらです。
- DIY費用:1,800円/平米(材料費・送料のみ)
- プロ依頼:3,800円/平米(材料費・整地・転圧込み)
- (砕石/砂利:別途上乗せ1000円/平米)
ザバーンと同じ価格ですが、防草シートが50m単位で販売されるので…、1台駐車場で20m余る計算です。
もう少し広く施工するとか、植栽のマルチング材にするのもアリですね。
3位:KOMA250
- DIY
1,900円✕20平米=38,000円 - プロに依頼
3,900円✕20平米=78,000円
第3位は、小泉製麻(こいずみせいま)さんが製造・販売する「KOMA250」です。
「麻」の字が社名に入っているのは、昔は麻袋を作っていたためです。
創業は1890年で、134年の長ーい歴史を持つ老舗メーカーさんです。
梱包資材や農業用品から生まれた豊富なノウハウを活かして防草シートを製造しています。
KOMA250の相場価格(DIYまたはプロに依頼)
KOMA250の1平米あたりの費用はこちらです。
- DIY費用:1,900円/平米(材料費・送料のみ)
- プロ依頼:3,900円/平米(材料費・整地・転圧込み)
- (砕石/砂利:別途上乗せ+1000円/平米)
KOMA250は50m単位の販売なので20平米の施工の場合、20mほど余ります。余剰分も含めて材料費として算出しています。(そうせざるを得ない…)
本当は、1平米あたりの費用はザバーンや植樹ニューマットと比べると安いです。
20平米だと余った分がもったいないので、使い切れるよう20平米よりも若干広く施工する手段もありですね。
4位:ナックスEXエキスパート
- DIY:
1,300円✕20平米=26,000円 - プロに依頼:
3,300円✕20㎡=66,000円
第4位は、白崎コーポレーションさんの「ナックスEXエキスパート」です。
元々インクカートリッジやリサイクルトナー・OA機器を作っているメーカーさんです。
樹脂や繊維の高度な技術力を強みとして、防草・緑化事業に進出しているんです。
ナックスEXエキスパートは、庭やガーデニングに適したリーズナブルな防草シート。
手ごろな価格ながら高品質で、十分な防草力や遮光率、耐久性を備えています。
ナックスEXエキスパートの相場価格(DIYまたはプロに依頼)
ナックスEXエキスパートの1平米あたりの費用はこちらです。
- DIY費用:1,300円/平米(材料費・送料のみ)
- プロ依頼:3,300円/平米(材料費・整地・転圧込み)
- (砕石/砂利:別途上乗せ1000円/平米)
ナックスEXエキスパートは、30m単位だから1台分でムダが出ませんね。
おすすめの防草シート5選のなかでは一番お求めやすい価格です。
若干…テープは余りますが、破れ・はがれの補修に使うのであったほうが便利ですよ。
5位:グラスバスター
- DIY:
2,000円/平米✕20㎡=40,000円 - プロに依頼:
4,000円/平米✕20㎡=80,000円
最後に紹介する「グラスバスター」は、フローリングや建築資材で有名な大建工業さんが販売している商品です。
ボソッ…駐輪場のメーカーさんではないですよ。わかる人にしかわかりませんがw
素材はほかの防草シートと違ってかなり分厚く、水着のようにしなやかな手触りです。
使ってみるとかなり伸び縮みするので、伸縮性が高いのがわかります。
なので、ちぎれや劣化しそうな不安は全くありません。
実家の雑草対策で効果を発揮!
ちなみに、実家の防草対策として採用した経緯があります。
施工して7~8年経ち、苔が生えて、端がよれてますが、ちゃんと使えています。
グラスバスターは、「白&黒」(白よりは薄いグレーに近い)か「緑&黒」のリバーシブルな商品で、どちらの面も防草効果があります。
ただ、白は苔が目立つので、上向きに敷くのはおすすめしません。
実家で白を上に敷いたら、苔に侵食されて汚れが目立ちました。
とはいえ、防草力と耐久性はばっちりですよ!
グラスバスターの相場価格(DIYまたはプロに依頼)
ランキングのなかではもっとも高額ですが、納得の防草力です。
グラスバスターの1平米あたりの費用はこちらです。
- DIY費用:2,000円/平米(材料費・送料のみ)
- プロ依頼:4,000円/平米(材料費・整地・転圧込み)
- (砕石/砂利:別途上乗せ1000円/平米)
50m単位での販売なのでけっこう余ります。
単価もおすすめの防草シートで一番高価ですが、実家の施工実績から防草力・耐久力に太鼓判を押せる商品です。
余ったテープは破れ・はがれの補修用として使えますよ!
以上、プロおすすめの防草シートTOP5でした。
若干、マニアックなメーカーさんもありましたが、実績のある防草シートばかりを紹介しました!
- 1位:ザバーン240G
- 2位:植樹ニューマットC-3
- 3位:KOMA250
- 4位:ナックスEXエキスパート
- 5位:グラスバスター
ぶっちゃけ防草シートは商品が多すぎるため、すべてを紹介しきれませんので厳選しました。こちらから選んでもらえたら間違いありません。
いずれも砂利や砕石を敷く必要がない商品ですが、砂利を敷けば紫外線による劣化を防げ、美観的によいのも間違いなし。
砂利を敷くかは、予算と使い勝手次第で考えてみてください。
さぁ、落とし穴の買ってはいけない防草シート5選
次に紹介するのは誰しもがハマってしまう落とし穴に、選んではいけないシリーズ。
私が防草シートに求める機能は、「手間なく雑草を長い間、生えなくする」だけ。
むしろコレに当てはまらない防草シートは買ってはいけません!
買ってはいけない防草シートの特徴はこちら
- ただ安いだけ
- メーカー名・商品名がない
- 実績を公表していない
- 推奨テープがない
- 防カビ、抗菌などの機能つき
ポイントを押さえれば、よい防草シートを選ぶ基準がわかります。
防草シートを敷くだけだと見た目がよくないので、上に人工芝か砂利を敷くことをおすすめしています。
買わないで1:安い防草シートは、ただの布…。
品質の悪い防草シートを選ぶとすぐに雑草が生えてくるので、そもそも敷く意味がありません。
防御力の高さと値段は比例する
防草シートの雑草に対する防御力は密度に比例します。
密度≒重さは価格に比例するので、防御力の高い防草シートは価格も高いのです。
以下が防御力の高い防草シートの重さの目安です。
- 1m幅×30mで(30平米)7kg以上
- 1m幅×50mで(50平米)11kg以上
もはや限界まで研究しつくされ、激しい価格競争を戦い抜いたメーカーさんはこれ以上安く作れません…。
残酷なことをいいますが「安くて草が生えない防草シートなんてこの世に存在しない」のです。
素材をケチってはいけない
防草シートの耐久性は素材に依存します。
ポリエステル、ポリプロピレン以外の素材はNGです。
- ポリエステル>ポリプロピレン>>>ポリエチエン
耐久性と価格ともに、この式の通りで、ポリエステルが一番強くて値段も高い!
つぎはポリプロピレン、最後にポリエチレンですね。
ポリエチレンは弱いので、防草シートには適していません。
やっすいポリエチレンを混ぜて作った防草シートは、すぐにボロボロになります…。
だから多少高くても、編み目のしっかりした厚みのある防草シートを選んでください!
安い防草シートは耐用年数が短くて、超大変な交換作業と処分費用が繰り返しかかります。
防御力と耐久性の高い防草シートなら雑草は生えないし、交換するスパンも長くなるので結果的にコスパよし!
買わないで2:メーカー名・商品名のない防草シート
メーカー名・商品名のない防草シートを知らないうちに使われちゃうことが一番多いです。
手元に外構工事の見積りがあれば、防草シートの項目を今すぐチェックしてください。
商品名とメーカー名は書いてありますか…?
書いていなければ、やっすい防草シートが使われているのは確実です。
ヤバイぜ!
業者さんがちゃんとした原価の高いメーカー品を使うなら、見積書に書いてアピールするはず。
つまり書く名前がないってことですよね。
お金をかけて外構工事したのに「すぐ雑草が生えてきた」は悲惨です。
そうならないように図面はかならずチェックしてください。
買わないで3:実績を公表していない防草シート
高い品質の防草シートは、メーカーさんが公式サイトで実績を公表しています。
こんな実績が公表されていれば安心!
- 5~10年経過した施工後の写真
- NEXCOさんの指定銘柄である
- 国交省の建材データベースに登録
- 公共工事での採用実績がある
高速道路や公共工事などで、道の端に敷く防草シートには耐用年数の長い質のよい防草シートが使われます。
すぐに雑草が生えるダメな防草シートを使ったら、工事のやり直しにとんでもないコストがかかるので、そんなことが起きないよう発注側も用心するからです。
インフラ工事の入札時には、間違いなく高品質の防草シートが選ばれます。
実績非公表のシートだと、高確率で失敗して雑草が生えることに…。
一般家庭とは文字通り、桁違いの面積を貼るので品質最重要。
施工説明書すらない商品も多数ありますが、決して選ばないでくださいね。
買わないで4:推奨テープがない防草シート
防草シートは指定された推奨テープや、推奨ピンを使うことが大前提。
ちゃんとした防草シートは、推奨ピンやテープがセットで売られていることが多いんです。
買ってはいけない防草シートには、「ピンを打ってください」などの説明があるだけ。
ジョイント部分をピン止めしただけでは無理があり、風でめくれて防草シートが徐々に伸びていきます。
隙間からゴミや種子が入り、雑草が生えてくるのを防ぐために、シートが重なった部分はテープで止めるのが基本です。
まあ、でも純正テープは高いんですよね。
純正の推奨テープだと10cm幅20mで3,200円もします。
買わないで5:防カビなど本来の機能以外がついている
防カビや抗菌などの機能がついた防草シートも売られています。
でも、これ防草の性能とは関係ないので、決しておすすめできません。
何度もいいますが、防草シートに必要な機能はズバリ密度。密度は価格に比例します。
防カビなど余分な機能をプラスするのは、防草シート本来の品質で勝負ができないためですね。
ぶっちゃけホームセンターで売られている安い防草シートの多くがコレです。
値段相応のため、3~5年でやり直しが必要になり、その作業はめちゃくちゃ大変です。
防草シートをはがして処分し、再び新しいのを買わなければいけません。
だったら最初からよいシートのほうが、長い期間防草できるので後悔しなくてすみます。
それに、防カビや抗菌機能はワンシーズンのみしか効きません。
結局「どのメーカーの商品を敷いたのかも忘れてしまう」うえに「防カビとか抗菌機能がついていることも忘れてしまい、コケが生えても気にしなくなる」のがオチ。
以上、買ってはいけない防草シートの特徴5選でした。
防草シートに求めることは長く手間なく雑草を生えなくすることだけ。
合致しないものは省くべきです。
おすすめの防草シート、DIYでの正しい敷き方
DIYで防草シートを施工する際の手順とコツを解説します。
防草シートを自分で敷く場合、整地がなによりも大事です。
プロに依頼した場合でも、業者さんは同じように整地を入念におこないます。
防草シートにかかる労力の目安は「下地7割、敷き込み2割、ときどきメンテの1割」です。
本当は商品選びも、時間と手間がかかる大事な作業です。
私の経験値を皆さんにおすそ分けをしてその労力を減らせていると自負しているので「解決済みの0割」として割愛していますw
いい仕事は、いい地面から。整える
雑草を長く防ぐためには、とにかく下地作りが大事です。
石や根などごつごつした突起物を取り除き、トンボなどを使って地面を平らにします。
それから、地面を踏み固める転圧作業をします。
コレ、面積が広い場合は大変です。
プロは「プレートコンパクター」という転圧機を使います。
DIYするなら、プレートコンパクターはホームセンターや建機のレンタル屋さんで1日5,000円くらいで借りられます。
転圧機を借りたくないなら飛び跳ねる
転圧機を借りる費用がもったいない方は、50cm角ぐらいの板の上でジャンプしてください。
コンクリートブロックにお手製の持ち手をつけて転圧する人もいますが、10キロ近い重さを腕だけの力で持ち上げてトントンならすのは苦行なだけ…。
自分の体重のほうがブロックよりも圧倒的に重いので地面が締まります。
標準体重の私の場合だと、「コンパネの上で10回ジャンプ、終わったら次の場所で10回ジャンプ」を繰り返します。
この工程を3周くらいおこなえば、全体的に締め固められるかと。
地面の締め固めが弱いとピンがしっかりささらず、抜けやヨレの原因になるので抜かりなくおこなってください!
ここまでの整地・転圧作業で、防草シート工事全体の7割にあたります。
DIYだとかなりの労力になるので、正確・早い・楽な下地作りにはプロ依頼がおすすめです。
プロに依頼するときの相場価格は
- 整地・転圧:1,500円/平米
です。
作業量を想像してみて…どう思うか…あなた次第!
排水対策や砂利の全撤去が必要な場合も
前夜の雨でできた水たまりが、翌日の夕方になっても引かなかったり、湿ったままだったりする場合は排水対策が必要です。
DIYでコスパよく排水対策するなら、深さ50cmぐらいの穴を1つ掘ってみてください。これで穴に水が溜まるでしょうか?
掘った穴に雨水が浸透するなら、この穴に砂利を詰めればOK。
水が自然に地中へと引きやすくなります。
3平米に1つくらい穴を掘れば、労力とお金がかからない方法で水はけ対策ができますよ。
すでに砂利が敷いてある場合は全部撤去です。
砂利の上にそのまま防草シートを敷こうとしてもピンがささらず固定できません。
防草シートを後から施工するのは大変なので、砂利を敷くまえによく検討してください。
裏技ですが、すでに敷いた砂利の上に防草シートを施工する方法は、「防草シートのよくある質問5」で回答しています。
防草シートは規定通りに敷く、ケチったらアカン
防草シートは規定通りに敷きます。
今回おすすめの防草シートはすべて硬く、触ると強度が高いことがわかるはず。
やわらかい防草シートより敷きやすくて作業もスムーズに進みますよ。
道具は、カッター・メジャー・接着テープ・固定用ピンがあれば十分です。
まずは仮置き、仮固定
施工する箇所に、防草シートを仮に置いていきます。
その際、余りが出るように防草シートを購入していると思うので、端を20~30cm長めに切って仮置きします。
防草シート同士が重なる部分(重ね代)は10~15cmは必要です。
シートの境目はどうしても強度が下がるので、がっちり重ねて対策してください。
防草シートが余るようなら多めに重ねても問題ありません。
おおよその場所が決まれば、ブロックなどの重りや、ピンを数本使って仮固定します。
端の折り返し処理
防草シートは端の部分が最も弱く、雑草が生えやすいところです。
なので、端は10cmほど折り返して二重にすれば、防草力がアップし、ピンによる破れも防げます。
防草シートと壁が接する場合は、テープを貼って隙間を埋めることが多く、必要に応じてコーキングなどをおこないます。
本固定
設置する場所が決まれば、適度にシワを伸ばしながら端から固定していきます。
ピンは純正品を使い、規定通りの本数で打ちます。50cm間隔が多いです。
シワがあるとチリやホコリが溜まりやすいので、できるだけシワを作らないでください。
ただし引っ張りすぎると、熱収縮などで裂ける原因になるので、無理やり伸ばすのは、禁物。
熱収縮で一定の伸縮はかならず起きるので、あまりピンと張りすぎなくても大丈夫です。
切り込み・カット
テラス・カーポートの柱や雨樋、住宅の基礎に当たる部分には、切込みを入れて端部をカットします。
カットした部分と柱などの境目はテープで塞ぐので、それほど厳密に切らなくても大丈夫です。
カッターよりもハサミを使うことを推奨します。カッターだと切れすぎたり、柱などを傷つけるおそれがあるからです。
テープ処理は、すごく大事
防草シートのジョイント部分には、テープをかならず隙間なく貼ります。
今回紹介した商品では、防草シートのシート部分から雑草が生えてくることがまずありません。
雑草が生えてくるのは、つなぎ目やピン、端の部分、もしくはシートに溜まったホコリから生えてくるのがほとんど。
シート連結部・建物との隙間・ブロック際など、ありとあらゆる隙間を探して貼ってください。
テープの粘着力は超強力! うっかり両面同士を貼りつけないでください!
テープをケチったり、隙間を残したら雑草が顔を出します。後々メンテナンスが大変ですので、かならず隙間なく貼ってください。
テープ処理が終わったら、防草シートの取りつけ完了です。
純正テープが高いなら、汎用テープを使う
こんなことメーカーさんにいったら怒られますが、純正テープはめちゃくちゃ高いです。
純正品は10cm幅✕20mで1本あたり3,200円します。
現場では1施工あたり3~4本使うことが多く、テープだけで1万円を超えてしまいます。
「防草シート代よりもテープ代のほうが高いやないかーーー!!」ってことがあるんです。
テープは余っても補修に使えますが、ぶっちゃけ予算の兼ね合いから代替テープを使っている現場もあったりします…
防草シートのメーカーさんは非推奨ですが…代替品はこちら!
- 3MスコッチプレミアムグレードDUCT-EX18 1,142円:5cm幅×18m
- 岩谷マテリアル防草シート補修テープ 1,019円:8cm幅×10m
テント補修用として使えるような耐久性の高い汎用テープが適しています。
汎用テープをたっぷり使って隙間なく貼れば、防草力はアップ。
きっちり継ぎ目を塞いで、二重貼りにしてでも隙間をなくしてください。
ぶっちゃけ防草シートのグレードを上げて、テープは汎用品…のほうが雑草対策の効果は高いです。
防草シートにおすすめのメンテナンス方法
防草シートを貼り終えたら、基本的にほったらかしでOKです。
雑草はほとんど生えてきませんが、生えてきたらかならず若い芽のうちに抜いてください。
放っておくとそこからどんどん雑草が広がってしまいます。
基本「生えたら抜く」を繰り返します。何度も雑草が生えてくる場所には、穴が空いている場合がありますから、余ったテープを貼って補修してください。
テープは乾燥に弱いので、ジップロックなどで密封して保管することをおすすめします。
防草シートの上に砂利や人工芝を敷く場合
防草シートがむき出しだと、資材感が強すぎて見た目がよくありません。
砂利や人工芝を上に敷けば見た目が美しくなり、防草シートの劣化を防ぐことができます。
この章では砂利などを上に敷く方法や注意点について紹介します。
おすすめした防草シートはすべて「野ざらしOK」な商品ですが、砂利などを敷くとさらに長持ちし、半永久的に使うことができます。
砂利や人工芝を敷く場合でも、防草シートの施工方法は基本通りにおこなってください。
砂利を敷く場合の手順と注意点
防草シートの上に目的の厚さまで砂利を均等に敷き詰めます。
砂利が散乱しやすいシートの端の部分はレンガ・ブロックなどで仕切りを作ります。
しっかり区切っておかないと、雨や歩行時に砂利が流れ出やすくなっちゃうので注意。
砕石を敷く際には、6号(5~15mm)の小さいサイズが破れにくくておすすめです。
大きなサイズの砕石は、とがった角で防草シートを破くおそれがありますので、使わないでください。
玉砂利など丸い形の石なら、大型でも大丈夫です。
防草シートは「砂利下専用」の商品でなくても、砂利を上に敷いてもらってOKです。
むしろ防草シートが長持ち・半永久的に使えるのでおすすめです!
おしゃれな砂利についてもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
≫ただの砂利では、外構はおしゃれにならない。安い&賢く失敗しない敷き方3選
人工芝を敷く場合の手順と注意点
人工芝を取りつける際には、防草シートとの併用が必須です。
人工芝と防草シートを敷く向きは、平行でも直角でもどちらでもOKです。メーカーさんの指定はありません。
ちなみに庭ファンは、直角派。
日光による熱収縮を最小限に抑えたいのと、なんとなくいい感じで好みだから。
防草シートが横なら、人工芝は縦。
人工芝を張る方向を決めてから、それに直角になるように防草シートを施工します。
「人工芝を上手に張る方法」についてもっとくわしく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫人工芝はコレを選べ!プロのおすすめ人気ランキング5選【失敗しない選び方伝授】
おすすめの防草シートによくある質問
質問1:防草シートは何年もつ?耐用年数は?
今回紹介している防草シートであれば、実際に施工して10年以上はもっているので、この先もずっと使えるとにらんでいます。
日当たりのいいところや悪いところなど、施工したすべての事例で10年以上もっているうえに、まだまだ長持ちしそうなタフさがあるからです。
防草シートからは雑草が生えてきませんが、残念ながら端の部分やシートの継ぎ目からは生えてきます。
テープなどの隙間から雑草が生えてきた場合は、一旦テープをはがして新しく貼り直してください。
それでも「メンテナンスが面倒くさい」「半永久的に雑草とおさらばしたい」方は、予算をかけてでも土間コンクリートにすることを推奨します。
「土間コンクリートの相場」についてもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせてお読みください!
≫土間コンクリートの単価はどれぐらい?工事費用の相場を解説!
質問2:防草シートの上に砂利を敷くほうがいいですか?
耐用年数が長いとはいえ、防草シートも直射日光を受けると少しずつ劣化していきます。
野ざらしOKな防草シートでも砂利を上に敷けば、紫外線を防げるため半永久的に長持ちします。
雑草のお手入れを半永久的にしなくてよいのはうれしいですね。
なので、こまめに草むしりをしたくない方は、ぜひ砂利を置いてください。
ただし、一度敷いた砂利の撤去費用は高くつくので、よーく検討してください。
質問3:防草シートと除草剤のどちらが効果的ですか?
短期的には除草剤のほうが効果的で、雑草が本当に生えてきません。
ですが、除草剤は定期的に散布が必要で、費用も手間もかかるのがデメリット。
除草剤の成分は雨などから地面に浸透・流出しますので、近くの農家さんやお隣さんへの影響を考える必要があります。
それらを考慮すると、長期的に見て防草シートのほうが対費用効果は高いといえます。
質問4:水はけが悪い時はどうしたらよいですか?
残念ながら、防草シートを敷いても水はけがよくなることはありません。
水はけが悪い場合のおすすめの対処法は、50cmぐらいの深さの穴を1箇所掘ってみることです。
その際、穴に水が溜まっていくかどうか確認してください。
場合によっては1mくらい掘ることもあります。
掘った穴に雨水が浸透するようでしたら、その穴に砂利を詰めれば自然に地中の水が通るようになるので、水が引きやすくなります。
3平米に1箇所くらいの間隔で穴を作れば、最も少ない労力とお金がかからない方法で水はけ対策ができますよ。
これがダメなら、地中にトンネルを通す暗渠排水という方法か、カーポートやテラスなどの屋根で雨水をお庭に落とさないようにする方法で対策します。
こちらは費用がかかるので、最終手段として活用してください。
質問5:すでに砂利を敷いている場合、防草シートの施工方法は?
固定ピンが効かないので「一度砂利を撤去してから防草シートを敷く。その後再び砂利を敷き直す」のが模範解答です。
「それがムリ…!」なら地面の高さが上がることを覚悟して施工する方法をお伝えします。
今の砂利を転圧したら、さらに砂をまいて転圧し、その上に防草シートを規定通りに敷いてから、最後に3~5cmの厚みで砂利を敷く方法です。
砂をまくのが難しければ、砂利を転圧して防草シートを敷き、その上に砂利を敷く方法もあります。
この方法で施工して3年ほど経つ事例がありますが、今のところ破れや雑草の報告は聞いていませんので、一定の効果はあるようです。
まぁ…荒技のため、メーカーさんも推奨はしていません。
まとめ:プロおすすめの防草シートで、グッバイ雑草
この記事が、防草シートの辞書となるように渾身の力を込めて書きました。
「長く手間なく雑草を生えなくさせる」条件にあう防草シートTOP5から選んでいただければ、雑草とずっとおさらばできます!
プロおすすめ防草シートのおさらい
- 1位:ザバーン240G
- 2位:植樹ニューマットC-3
- 3位:KOMA250
- 4位:ナックスEXエキスパート
- 5位:グラスバスター
商品選定やテープの使用を「ケチったらアカン」ことや、防草シートの上に人工芝や砂利を敷けば外観が美しくなり、劣化を防げるため半永久的に使えることも紹介しました。
商品ごとの相場価格を知って、DIYするかプロに依頼するか判断できるようになったはず。
「下地7割、敷き込2割、メンテ1割」。つまり防草シートの施工には下地作りが超重要。
よい商品を正しく施工して雑草とお別れするには、プロに依頼するのが最も効果的です。
防草シートを施工するにあたって、業者さんに依頼する際には注意が必要です。
同じ現場でも業者さんによってプランが異なるため、1社だけのプランで検討するのはリスクがあるからです。
防草シートの施工方法は、どのプランが最適かお家ごとに異なります。
そのため、複数の業者さんからプラン・見積もりを出してもらって、総合的に判断するほうがコスパよく施工できます。
とはいえ、業者さんとのやりとりが面倒だったり負担に感じる方には、一括見積もり依頼が便利です。
無料で地元の優良業者さんを探せますし、相見積もりでコストダウンできます。
それでも、「業者さんが信用できない」「ぼったくられてるんじゃ…」と不安な方は安心してください!
フォローアップの具体例の一例はこちら。
- 目的にあわせた代替案の紹介
- 相場価格のチェック・コストカット
同じ内容の工事でも、「14万円から10万円以下に削減できた方」や「より満足度の高いお庭づくりが成功した方」が大勢いらっしゃいます。
行動すれば、メンテナンスフリーのお庭が手に入ります。
しかし、何もしなければこれから先も雑草対策に頭を悩ませるだけです。
ぜひ頑張って行動して、雑草のないすてきなお庭を作ってください。
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本当に…良い外構を手に入れる方法
外構工事は、人生でも非常に大きなお買い物です。
だからこそ、安心して外構工事をご依頼いただいてもらえるように庭ファンでは、信頼できる業者のみを厳選してご紹介するようにしました。
審査は、庭ファンがすべて自分で行い合格した優良業者とのみ提携しています。
人気の外構業者さんは、見積もり前の打ち合わせですら数ヶ月先まで埋まっていることもよくあります。
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一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
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それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
検討タイミングでも問題ありません。
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そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
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最後までご覧いただきまして有難うございました!
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!