外構の砂利って安い?本当におすすめ?
外構の予算が足りなくて困っていたら「砂利なら安く済みますよ」と提案されたんです。
でも砂利を敷く程度なら、DIYでやれそうな気もします。
ぶっちゃけ、業者に頼んで節約になるんですか?適正価格がわからないし、不安です。それに砂利敷きって、どこも見栄えがイマイチで期待できない…おしゃれにする方法なんてあるんでしょうか…?
軽い気持ちで砂利に決めると、あとで後悔するケースもあるんです。
砂利を使用するか迷っているなら、以下の記事を読んでから判断しても遅くないですよ?
- 砂利のメリット・デメリット・種類・費用を一挙解説
- 外構に砂利はおすすめできない理由
- オワコン・防草シートという選択肢、知ってます?
外構のプロが解説!砂利の良さと注意点が一発でわかる
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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外構に砂利敷きのメリットとデメリット
庭ファンは、外構に「砂利敷き」は、おすすめしません。
しかしながら場合によっては、砂利敷きを行うメリットが上回る場合もあります。
まずは、砂利のメリット・デメリット、種類や費用をしっかり解説します!
外構で砂利を使うメリット
- 雑草が生えるのを抑えられ、見た目も良い
- 土が露出していないから、雨天の泥ハネを抑えられる
- 歩くとジャリジャリ音がなるので防犯対策になる
- 材料費が安く、敷くだけなので工事費用も抑えられる
- 経年変化で凹んでも、また継ぎ足せば良いだけ
やっぱり手軽で、工事の失敗も考えにくいです。
雨天時、泥だらけの靴で新築の玄関が汚れるのって、考えるだけで憂鬱になりそうですよね…。土むき出しの庭より、砂利を使用するほうが良いことは多いです。
外構で砂利を使うデメリット
砂利のデメリットも結構多いです。それになかなか重大な理由なんですよね。
- 黒ずみが発生する
- 雑草もそこそこ生える
- 歩きづらい。自転車やベビーカーには最悪
- 固定していないため、石が飛散しやすい
- 枯れ葉やゴミが詰まりやすく、掃除しづらい
- 芝生などと比べ殺風景な印象になる
施工時に砂利下に防草シートを敷くので草刈りの手間はだいぶ減りはしますが、それでも隅っこに生える雑草はどうしようもありません。
防草シートは、完全な雑草防止を期待できるわけじゃないんです。
さらに、砂利に混じった枯葉や落ち葉などのゴミ掃除って、ホウキで掃除しずらく、ほとんどが腰を曲げる形での手作業になるので、超しんどい&本当に面倒なんですよね。
デメリットの中でも、歩きずらい・車輪が絡まるというのは致命的。
通路に砂利を敷いてしまった悲劇は、こちらの記事も参考にしてください。
≫やめておけ!雰囲気だけで玄関アプローチに飛び石を選ぶとヤバイ3つの理由
デメリットを解消する方法
砂利の歩きにくさは「グラベルフィックス」というマットを使うと解消できます。
砂利を固定するために公共工事でも使われているマットだから、実績は確かです。
ただしお値段は、約5,000円~/平米とそれなりにかかるので、費用を抑えたい場合は、ちょっと難しいかもしれませんね。
グラベルフィックスを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
≫砂利なのに歩きやすい。グラベルフィックスプロで砂利敷きが美しい
外構の砂利として使われるのは「7種類」
私が提案する場合の参考価格も載せて、7種類の砂利を紹介します。
ちなみに別途、施工費や運搬費が必要になります。一緒に施工されることの多い防草シート代も含まれていません。
施工費+運搬費は平米あたり+2~3,000円程度が目安ですが、運ぶエリアや距離、量によって変わります。
1. 白玉砂利 6,000円~/平米
白色の角が取れた丸みのある形の玉砂利です。砂利の大きさは号数で表され、よく使われるのは3号くらい。
白玉砂利は敷くと明るいので、洋風のお庭にもよく採用されます。
ただ白いため、汚れが目立ちやすいのが難点ですね。周囲に植栽があるところや北側は不向きなので避けたほうが無難です。
2. チャート砂利 7,000円~/平米
チャート砂利は、砕石と雰囲気がやや似ていますが、色は茶系やベージュ系。
写真では、粒のサイズがかなり大きめですが、小さい石もあります。
通常の砂利よりもお値段は高めです。ロックガーデンやブリティッシュガーデンなど、花壇の周りによく採用されます。
大きい石をフェンスの柱元に置いておくのも、ちょっとカッコよかったりするんですよね。
3. 那智黒石砂利 15,000円~/平米
黒い石材の代表格。
純和風なお庭によく採用されている那智黒石砂利は、和風建物のトイレの敷き石や手洗い場に使われていることもありますね。
神舎仏閣にも使われていて、特に雨など水で濡れると石が艶やかに輝いて美しいんです。
夏の日の打ち水なども那智黒石の美しさが引き立つんですよね。
4. 伊勢砂利 7,500円~/平米
伊勢砂利は、昔からよくある砂利ですね。
黄色がかった白や薄茶色の石に黒のまだら模様がついています。
粒は小さめなことが多いです。
5. ウッドチップ 3,500円~/平米
ウッドチップは、砂利ではありませんが、砂利のように敷く繋がりで一緒に紹介します。
ドックランの舗装や、ガーデニングで植木の表面を覆うマルチング材によく使われています。
木材なのでシロアリのリスクが高くなりますが、シロアリが寄り付きづらい、ヒノキ種もあります。
ただ軽くて、砂利よりも飛ばされやすいので、お隣などに迷惑をかけないようにしないといけません。
6. レンガチップ 15,000円~/平米
レンガや瓦などをチップにした舗装材です。ほかの資材では出せない鮮やかな褐色のオレンジが特徴となります。
レンガや瓦などをチップぐらいの大きさに割り、砕いた商品です。
もちろん、鋭い角がないように大きな洗濯機のような物で回して、角の丸みを取って商品化されてます。
ウォッシャブル加工という製法を用いて鋭利な部分をできるだけ取り除いているのが一般的ですが…、鋭い角が完全にゼロではありません。
レンガチップの上を歩くと、どうしても重みで砕かれて鋭い部分ができることもあります。
なので、小さなお子様やペットのいるご家庭には不向きかなと思います。
7. 砕石 600円~/平米
砕石は地味だけど一番安価で、手に入りやすいです。
全国各地どこでも手に入りやすいんですが、私は近くの生コン工場からトラック単位で購入できます。
2tダンプ一杯で5,000円、キロ単位だと2~30円の計算ですね。
広い場所を覆いたいなら、砕石を使うのが一番安く済みます。
どこの生コン工場でも一般向けに販売してもらえると思うので、もしDIYするなら2トントラックをレンタルして直接購入するのが最もコスパのいい方法です。
砕石にするだけなら、ぶっちゃけ人件費・作業費のほうが高くつきます。
砕石敷きのすべてを紹介した記事がこちらです。気になる方はご覧ください。
外構に砂利を取り入れる場合の費用相場
砂利をプロに依頼すると、3,000~5,000円/平米が相場です。
駐車場1台分だと、5万円ぐらいで収まると思っていいです。
費用は、砂利の種類や量、地盤の状態、工事にかかる人件費や材料費などで変わりますがどんなに高くても10万円というところが相場になります。
砂利敷きに必要な作業
実は、外構で砂利を敷砕けではありません。
砂利を敷き詰める以外にも、事前に地面を平らにならす転圧や、防草シートを敷く作業などが必要なことも。
業者に依頼する場合は、転圧やシート敷きなどの作業費が含まれているか確認することが重要です。
砂利敷きをDIYで作業した際の費用
DIYなら、ぶっちゃけ業者に依頼する場合の約半額で施工できます。
5cmの厚みに砂利を敷いた場合の費用ですと、1,500円/平米ぐらい。ホームセンターの砂利袋に換算すると1平米あたり5つ分必要な計算です。
しかし、生コン工場や採石場から直接購入すれば、2tダンブ1杯で約5,000円で売ってもらえるので、キロ単価にすると20円~30円まで下げることができます。
普段の生活では見慣れない、生コン工場・採石場から購入するハードルがありますが、トラックをレンタルしても価値があるぐらい安く買えますね。
駐車場2台分の広さでも、1万円かからず購入できます。
なお、作業する時期は、除草作業・熱中症の危険が少なくなる冬場がおすすめです。
工具はスコップがあれば可能ですが、ひたすら気合と根性が必要な作業になります。
くどいようですが…砂利の敷き詰めをDIYするのは、おすすめできません。
砂利以外で駐車場をできるだけ安く作る方法を紹介している記事はこちらです。気になる方はぜひご覧ください。
≫砂利以外で安くておしゃれなデザインの駐車場がほしい!外構アイデア7選
外構に砂利を思考停止で選ばないで!
砂利敷きの設置はたしかに安いです。
でも、不要になった際、砂利の撤去費用はおそろしくかかるんです。
リフォームする予定がないのなら、敷くのは天然芝をおすすめします。
作業も楽だし、撤去にかかる費用だって安価で済みますからね。
リフォームする予定があるなら、芝より防草シートが最適です。
不要になった防草シートなら、剥がして燃えないゴミ(自治体によって異なります)に出せますから、処分も楽です。
防草シートは、この記事を参考にしてください。
想像したらわかると思うんですが、ダンプ一杯分の砕石をトラックに載せて、捨てに行くんです。
処分費用は、買う時の何倍もかかるんですよね…。
予算がないなら、砕石より「オワコン」のほうがずっといいです。オワコンの正式名称は、造粒ポーラスコンクリートといいます。
見た目はいまいちですが、砂利のように透水性があるし、施工後は固まっているので歩きやすい。価格も砂利並みに安価です。
オワコンについては、以下の2記事で詳しく解説しています。
≫新素材コンクリート「オワコン」が安くて優秀!進化コンクリートを知らずに発注しないで
≫ついに雑草対策が終わります。新しいコンクリート「オワコン」を徹底紹介
外構の砂利はデメリットのほうが上回る
「土のまま」よりも砂利を敷いておけば、雑草が生えるのを抑えられますし、見た目もよくなります。
でも、雑草が全く生えない訳ではありません。
表面は砂利でおおわれるため、泥ハネは抑えられますが、砂埃は発生します。
歩いた際のジャリジャリ音は、多少の防犯対策になるかもしれませんが、高い効果があったという証拠はありません。
また、夜や早朝にお隣さんからジャリジャリ音が聞こえてうるさいと、クレームををもらったお客さんから「音の出ないコンクリート」へのリフォーム依頼をいただいたことがあります。
見積もり金額をみて、撤去費に驚愕されましたが…リフォームはお金がかかります。
生涯の費用を抑えるなら、音も出ないオワコンや防草シートのほうがおすすめです。
砂利よりオワコン・防草シートが良い
砂利はたしかに安いので選びたくなりがちですが、デメリットが大きいことを考えると安易に選ぶのはやめてほしいと思います。
砂利のような特性を持ち、コンクリートの強度もあるオワコンにする。
または、リフォームする予定なら、防草シートのほうが処分は断然楽です。見た目はちょっと悪いかもしれませんが、私がおすすめするメーカーさんなら、施工後10年は持ちますよ。
むしろ、安いから砂利しか考えないのであれば、もう時代遅れだと考えてもいいかもしれません。
本当にいい業者さんを選びたいなら、複数社のプランを比べるのがベスト
同じ現場だったとしても、業者さんによってそれぞれ見るところが違うものです。
見るところが違えば、提案するプランだっていろんなものが出てきます。
提案書が1社分だけでは、本当に良い物か?なんてわかりませんよね。
複数社から提案をもらったほうがプランだってブラッシュアップされて、良い物ができますし、費用だって適正かどうか判断できます。
限られた期間内だけど、納得のいく価格で良い業者さんにお願いしたい。
そう思うなら、一括見積依頼が便利です。
ぜひ、参考にされてみて下さい。
本当に…良い外構を手に入れる方法
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