土間コンクリートの単価はどれぐらい?工事費用の相場
新しくお家を建てています。外構の見積もりを見たら土間コン工事がすごく高い!この見積もりが適正価格かどうかもわからないし、他の業者のほうが安いんじゃないかと不安です。本当のところを教えてください!
昨今、いろいろなものの値段が上がってしまっています。
土間コンクリートも例に漏れず、価格がグングン上がっております。
この記事では、コンクリート土間を打つときの面積ごとの単価について
を解説します。
※2025年9月時点の情報に更新しています。
外構一筋17年のプロが土間コンの単価・相場を語る!
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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え?土間コンクリートの相場?
土間コンクリートの相場は、お住いのエリアによって大きく異なります。
ここでは、私が実際にお客様の見積もりを確認したり、生コンクリート工場から仕入れる際の目安となる基準額をご紹介します。
なお、土間コンクリート工事の手順や工程については、以下の記事で解説しました。気になる方は、あわせてご覧ください。
土間コンの工事費用が高い…単価の相場はいくら?
「外構工事の土間コンクリートは高い!」と思っている方が多いですが、これは大きな誤解です。
実際は見積もりの内訳を精査・チェックすれば適性価格かどうか、さらには値引きのポイントまで見えてきます。
現場ごとに違うから、エリアによって違うから、というのは理由になりませんよ。
土間コンクリートの見積もり項目(内訳)については、以下の記事で詳しく解説しています。
≫土間コンクリート工事関係の見積もり項目解説【生コン×相場】
なぜ相場を知る必要があるのか?
夢のマイホームが完成しても、駐車場を土のまま放ったらかすわけにはいきません。
駐車場の舗装方法として、もっとも一般的なのは土間コンクリートですね。
土間コンが高いからといって、DIYでやろうなんてもってのほか。
うまくいかずに解体となれば、かえって大きな負担になります。
駐車場舗装にはまとまったお金がかかるので、相場を知っておくことが非常に重要です。
土間コンクリートは広く使われているにもかかわらず、その価格帯はブラックボックス化されています。
そこで今回、庭ファンが実際に土間コンクリートの単価を調べました。
結論として、面積が大きくなるほど、平米単価は下がる傾向があります。
一般的な工事面積を5つに区分し、それぞれの相場を調査しました。
- 10平米に満たない土間コン工事の相場
- 車1台分/10〜20平米の土間コン工事の相場
- 車2台分/20〜30平米の土間コン工事の相場
- 車3台分/30〜40平米の土間コン工事の相場
- 50平米を超える土間コン工事の相場
それぞれ内訳も明示しつつ、詳しく解説していきます。
相場を出した条件について
庭ファンが独自の「土間コン価格シミュレーター」を用いて、かなり有利な条件で算出しています。
ただし、お住いの地域によって相場は変動します。
- 都市圏:約1.1倍
- 冬の気温が-5℃以下:約1.2倍
- 寒冷地で厚み10~20cmにする場合:
1.5~2倍
これらを目安にご覧ください。
もし今手元に土間コンクリート工事の見積書がある場合は、明細と相場を比較してみてください。
相場チェックには、庭ファンの「土間コンシミュレーター」が便利です。
10平米に満たない土間コンクリート工事の相場
→10平米に満たない場合は、平米単価1.5~2.0万円が相場
土間コンクリート:¥6,500/平米
→¥32,500
転圧・砕石敷き込み:¥1,000/平米
→¥5,000
鋤取・残土処分:¥1,000/平米
→¥5,000
型枠:¥600/m
→¥4,800
水盛・やり方:¥15,000.-一律
重機回送費:¥20,000.-一律
合計¥82,300※税抜
(平米単価:¥16,460)
土間コン工事をする際、生コン車(タンクローリー)を使用する必要があります。
その生コン車を使う費用や、掘削する時のショベルカー・ユンボなどの輸送費は、重機回送費に含まれ、10平米でも30平米でも面積に関係なく手間はほぼ同じ。
なので、かかる費用も一律です。
また水勾配や施工の範囲などを測量する水盛・やり方も平米数に関係なく必要です。
なので、少ない平米では割高になる傾向があります。
できればまとめて他の場所も土間コンクリートを敷き、10平米以上にするのが平米単価としてはお得です。
駐車場1台分(10〜20平米)の土間コンの価格・相場
→20平米前後の場合は、平米単価1.1~1.3万円が相場
1台分の駐車スペースは、3m×5mで計算されることが多く、だいたい15平米程度です。
土間コンクリート:¥6,500/平米
→¥97,500
転圧・砕石敷き込み:¥1,000/平米
→¥15,000
鋤取・残土処分:¥1,000/平米
→¥15,000
型枠:¥600/m
→¥9,000
水盛・やり方:¥15,000.-一律
重機回送費:¥20,000.-一律
合計¥171,500※税抜
(平米単価:¥11,433)
車1台分だと、15平米×1.2万円で約18万円前後が目安です。
一律にかかる水盛や重機回送費などの費用は平米数で割られていくので、平米単価は安くなります。
とはいえ、総額は高くなりますね><
カースペースだけではなく、道路までのスペースやそのほかの場所も一緒に工事する場合、1台用のスペースは20平米程度になることも多いです。
駐車場2台分(20〜30平米)の土間コンの価格・相場
→30平米前後の場合は、平米単価1~1.2万円が相場
車2台分の広さであれば、5m×5m+αで30平米程度になることが多く、約30~35万円くらいが目安です。
土間コンクリート:¥6,500/平米
→¥195,000
転圧・砕石敷き込み:¥1,000/平米
→¥30,000
鋤取・残土処分:¥1,000/平米
→¥30,000
型枠:¥600/m
→¥12,600
水盛・やり方:¥15,000.-一律
重機回送費:¥20,000.-一律
合計¥302,600※税抜
(平米単価:¥10,087)
平米あたり単価は1万円前後になりました。
とはいえ、お買い得な単価といえます!
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庭Linkのサービスについては、以下の記事をお読みください。
≫外構工事は庭ファンにお任せください!プラン&相場チェックします!
駐車場3台(30〜40平米)の土間コンの価格・相場
→40平米前後の場合は、平米単価1~1.2千円が相場
車3台分で40平米の場合、40~48万円くらいが相場になります。
土間コンクリート:¥6,500/平米
→¥260,000
転圧・砕石敷き込み:¥1,000/平米
→¥40,000
鋤取・残土処分:¥1,000/平米
→¥40,000
型枠:¥600/m
→¥15,000
水盛・やり方:¥15,000.-一律
重機回送費:¥20,000.-一律
合計¥390,000※税抜
(平米単価:¥9,750)
生コン車を呼ぶ費用や掘削する時のショベルカー・ユンボなどの運搬費を平米数で割っていけば、1平米あたりの単価は下がる傾向にあります。
なので、面積が広くなればなるほど単価は下がり有利になりますが、総額はどんどん上がっていきますね。
50平米を超える土間コンクリート工事の費用相場
→50平米前後の場合は、平米単価1万円前後が相場
平米数が広くなると1日で工事が終わらないケースもありますが、平米単価はそこまで変わりません。
例えば、車5台分にあたる75平米の平米単価は1万円くらいです。
土間コンクリート:¥6,500/平米
→¥487,500
転圧・砕石敷き込み:¥1,000/平米
→¥75,000
鋤取・残土処分:¥1,000/平米
→¥75,000
型枠:¥600/m
→¥20,400
水盛・やり方:¥15,000.-一律
重機回送費:¥20,000.-一律
合計¥692,900※税抜
(平米単価:¥9,239)
ここで挙げた土間コンクリート工事の相場は、比較的この工事を得意とする業者さんの価格になります。
平米数が大きくなればなるほど、土間コンクリート工事の平米あたりの相場は下がっていくことがわかります。
土間コンの代替案はオワコン・アスファルト
「土間コンって高い…」と思った方のために、代わりとなる舗装方法を紹介します。
まずは、新素材コンクリートのオワコンです。
1平米当たり7,000円ほどとめちゃくちゃ安く、粒状なので水はけも良好。
勾配をつける必要がありません。
ただし、見た目はゴツゴツしています。
また、アスファルト舗装なら50平米を超える場合、土間コンより安くなるケースがあります。
とはいえ、耐久性は土間コンより劣るので、最終的なおすすめはやはり土間コンです。
土間コンの代替案については、以下の記事もあわせてお読みください。
≫土間コンクリート単価の相場解説│費用20万円で打設できる面積は?【2025】
土間コン工事に付帯する追加費用
土間コンの敷設費用だけでなく、以下のような追加費用が発生するケースがあります。
- 会所マスの調整費用
- 勾配調整のための掘削・残土処理費
- 排水設備の設置費用
会所マスと土間コンの高さを揃えないと、
- 高いとマスに足を引っ掛けて転びやすい
- 低いと水やゴミが溜まりやすい
といったトラブルが生じるため、調整作業が必要です。
マスのサイズ次第ですが、部材費込みで7千~1.1万円/箇所が相場です。
高低差がある土地や地面を切り崩す必要がある場合、掘削・残土処理が上乗せされます。
排水処理がない場合、排水溝などを新設しなくてはならず、この費用が結構高くなることも。
排水設備がなくても敷設できるオワコンという新素材コンクリートもあるので、あわせて検討してください。
お手元の見積もり書、高くないですか?
お手元の見積もり書、相場と比べてちょっと高くないですか?
実は、費用に差が出る要因はいくつかあります。
費用差が生じる代表例はこちら!
- 駐車場用の土間コンクリート
- クルマが乗らない場所へのコンクリート
- 冬季に-4℃以下になる寒冷地用の仕様
特に注目してもらいたいのは、「単価の設定価格」です。
土間コンクリート工事が得意な業者さんは、
- 掘削用の重機を自社で所有
- 工事の段取りがスムーズ
- 質の高い工事を効率よく実施
これにより無駄なコストを削減でき、相場価格に近づけやすくなります。
一方、ハウスメーカーさん経由や工務店さん経由の見積もりは注意が必要です。
紹介料(中間マージン)が20~30%上乗せされていることが多く、100万円相当の工事でも110~130万円の見積もりになるケースがあります。
仕上がりは同じでも、余計なコストがかかってしまうのです。
実際に「土間コンクリート代が高い」と相談を受けると、単価を見れば仲介手数料が含まれているかどうかが判断できます。
工事費や材料費は仕上がりに直結するので理解できますが、紹介料に消えていくのは困りますよね。
ハウスメーカーさんは家づくりが専門で、お庭工事や土間コンクリート工事が得意なわけではありません。
土間コンクリート費用を相場に近づけたいなら、絶対にハウスメーカーさん経由の見積もりでは実現できないことを覚えてください。
今回は平米ごとの単価を紹介しましたが、以下の記事では費用別に工事できる面積を解説しています。
≫土間コンクリートの単価はどれくらい?費用20万円で打設できる面積とは
土間コンクートの単価でよくあるQ&A
土間コンの単価にまつわる代表的な質問に回答します。
Q1:土間コン1平米あたりの費用はいくらですか?
お住まいのエリアや施工条件にもよりますが、相場は1平米あたり1~1.2万円程度です。
ただし、この単価は車2台分30平米の場合。
施工面積が小さいほど平米単価は上がり、広いほど下がります。
Q2:土間コン工事の費用を安くする方法は?
正方形や長方形などシンプルデザインの土間コンなら、費用を抑えられます。
駐車場の両端25cmや後方1mをカットして、人工芝など安い素材と組み合わせてもいいですね。
タイル貼りやスタンプコンクリートなどの装飾工事は上乗せで費用がかかるので、不要なら避けてコストを削減してください。
Q3:土間コン工事で失敗しないための注意点は何ですか?
コンクリートは性質上収縮が起こるため、施工時には目地を入れてひび割れを押さえてください。
勾配が不十分だと雨水が溜まってしまうので、2~3%の勾配をつけて排水性を確保します。
土間コンのDIYはおすすめしません。日数のかかる大掛かりな作業のため、駐車場の広さであれば、業者さんに依頼したほうが早い・きれい・楽ちんです。
まとめ:土間コンクリートの単価…相場より安くできる?
土間コン駐車場の広さごとの相場目安はこちら!
- 1台分約15平米:約15~20万円
- 2台分約30平米:約30~35万円
- 3台分約40平米:約40~48万円
- 5台分約70平米:約70~75万円
※税・諸経費別
近年の物価高の影響で、土間コンの値段も上昇しています。
なかには、安さを売りにする外構業者もありますが、もっとも確実に安くする方法は「土間コンクリート工事が得意な業者さんに相談すること」です。
普段からコンクリート工事に慣れている専門業者さんなら、
- 強度が高い
- 表面のひび割れが少ない
- 工事の段取りがスムーズ
といった、クオリティの高い工事が期待できます。
一時的な安さよりも、長く使えてメンテナンスが不要な高品質施工のほうが、結果的にコスパが良くなります。
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