土間コンクリートの単価に関する質問は多いです
「お隣さんの駐車場は土間コンクリートだけど、どれぐらい費用をかけたんだろう?外構の打ち合わせをして見積もりを取ってみたら、知人から聞いていた平米単価と全然違うことに気がつきました。」
駐車場で一般的に使用される舗装方法といえば、「土間コンクリート」です。
手入れが不要で強度が高いので、迷ったら土間コンを選べば間違いありません。
しかし、砂利敷きと比較すると費用が高いので、「もっと安くならないかな…」と考える方も多いはず。
そもそも単価がわかならければ、見積書の価格が適正なのか判断できませんよね。
そこで今回は、予算別に、どれぐらいの面積の土間コンクリートが工事ができるか比較してみました。
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さて、今日はコンクリートです!
「コンクリート」の費用は?駐車場舗装の定番
土間コンクリート打ちは駐車場の舗装方法の定番です。
車が乗っても変形しない、年月が経っても変質しないのが特徴。
その強度と耐久性に定評高く、広く一般的に採用されている素材です。
しかしながら、どれくらいの費用がかかるのかよくわかっていないケースがほとんど。
多くの方が、見積もりに対して「高いなぁ」「こんなものなのかな?」と疑問を持ちながら費用を支払っていると思います。
そこで、今回は「費用をここまでかければ、これぐらいの面積が工事できる」という目安をご紹介します。
土間コンクリートの施工面積から費用を算出できるシミュレーターも作っているので、おおよその相場感を掴むために合わせてご覧ください。
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費用別に解説!土間コンクリートの工事ができる面積
前提として、土間コンクリートの施工費用の相場は「1平米あたり1万円」です。
これを踏まえて、どのくらいの面積を土間コンクリートにできるのか、費用別に解説します。
土間コンクリート工事ができる面積【費用10万円】
10万円で工事できる土間コンクリートの量は、7平米前後が主流です。
7平米前後とは、車1台用のスペースにも満たない広さです。
施工面積が狭いと平米単価が1.4〜1.5万円と少し割高になるので、スペースを広げた方が費用面では有利になります。
費用10万円の場合、2人で作業すると人件費が高くなるので、1人で対応することが多いです。
施工面積が狭ければ、地面の掘削や、コンクリートを枠の中に流し込む作業は手作業で行うことができます。
ただ手作業でデザインを入れるのは難しいので、本当に土間を打つだけ。
したがって、10万円の費用で工事できるのは、ちょっとした駐車場の隙間や駐輪場・物置の下、ウッドデッキの床下などに限ります。
土間コンクリート工事ができる面積【費用20万円】
20万円で工事できる土間コンクリートの量は、15〜19平米です。
駐車場1台分ぐらいの広さを、土間コンクリートにする費用の目安が20万円ということです。
この広さになると人の手での作業が難しくなるので、重機を持ち込んで掘削作業などをします。
そのため、駐車場用の土間コンクリート工事だけでは若干割高です。
カーポートやウッドデッキ・テラス屋根など、他の工事と抱き合わせにすることで、費用を抑えられますよ。
土間コンクリート工事ができる面積【費用30万円】
30万円で工事できる土間コンクリートの量は、25〜31平米が目安です。
2台分の駐車場は5m×5mの25平米を設計基準にすることが多いので、30万円あれば2台分の駐車場を土間コンにできる計算です。
工事する平米数によって、ショベルカー・ユンボなどの重機を運搬する費用は変わりません。
施工面積が広くなるほど1平米当たりの費用が下がるため、できれば2台分のスペースを確保しておくことをおすすめします。
一般的に土間工事は1平米あたり1万円と言われるのは、これぐらいのサイズ感をいうことが多いです。
土間コンクリート工事ができる面積【費用50万円】
50万円で工事できる土間コンクリートの量は、40〜55平米が目安です。
この辺りになると、土間工事の単価は1万円を切ることが多いです。
40平米になっているのは、あまり土間工事が得意じゃない業者さんの単価、もしくはハウスメーカーさんや工務店さん経由で依頼する工事の場合です。
コンクリートの費用を占める工事費について
駐車場を土間コンクリートで仕上げる場合、コンクリート費用の他に、工事費用がかかります。
国土交通省発布の公共工事設計労働単価 令和5年度 によると、土間コンクリート工事を行う左官工の、標準日当の価格は関東地方でおおよそ2.5万円でした。
たとえば土間コンクリート工事を4人で1日かけて作業した場合、工事費用は2.5万円×4人=10万円と計算できます。
あくまで原価なのでそれ以外の保険代や法定福利費、その他諸経費は別途加算の必要があります。
土間コンクリート工事の作業内容
工事費用の内訳を知るために、作業内容を簡単に解説します。
まずは水盛・やり方と呼ばれる測量をしたあと、地面を掘って残土を運搬します。
掘り起こした土を踏み固める転圧作業をしてから、砕石(小石)を敷き詰めて、枠型を設置します。
このとき、コンクリートのひび割れ防止のために「ワイヤーメッシュ」という鉄筋を入れ流のが一般的です。
最後に生コンクリートを流し込んだら完成です!
土間コンクリートの工事方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫土間コンクリートってどのような手順・工程で設置されるの?【動画解説】
土間コンクリートはエリアによって相場が変わる
工事費用がかかるとはいえ、多くの割合を占めるのが生コンクリートの費用です。
生コンクリートは、いわゆる生コンプラントと呼ばれるところで作られ、ミキサー車で自宅まで運ばれてきます。
運ぶ距離によって運送費用も代わりますし、生コンの注文量が多ければ送料が無料になるプラントさんもあります。
土間コンクリートの費用を抑える方法
土間コンクリートの具体的な単価や、費用の内訳について解説しました。
「相場はわかったけど、もっと安くならないのかな…。」という方に向けて、費用を抑える方法を伝授します!
費用を抑えたいなら、スタンダードな駐車場にする
費用を抑えたいなら、シンプルでスタンダードな土間コンクリートにすることをおすすめします。
今回の単価も、デザインはほぼ無しで、長方形や正方形のような単純な形状を想定しています。
色をつけたり、表面に化粧仕上げをする場合はプラスで費用がかかるので注意してください。
「ドライテック」という特殊コンクリートを使用する
ドライテックは通常の土間コンクリートとは違い、透水性能があるコンクリートです。
排水溝などの設置が不要で、仕上げの手間が少ないため、土間コンクリートよりも工事費を安くできることが魅力です。
まだ取り扱いの工事店さんが少ないようですが、これから期待ができる新素材です。
土間コンクリートより、アスファルトのほうが安い
コストの安さを重視するなら、土間コンよりアルファルトのほうが安く済みます。
土間コン費用の半額ほどで施工できる可能性も。
とくに50平米を超える広い面積の駐車場を工事するときは、アスファルトのほうが有利です。
とはいえデメリットもあるので、土間コンクリートとの違いを知りたい人はコチラの記事をどうぞ!
≫コンクリートとアスファルトの違いがわかる!安く適しているのはどっち?
土間コンの得意な業者さんへ相談すべし
土間コンクリートの工事ができる面積を費用別に解説しました。
私が土間コンクリートを安く工事するための最大のポイントは、「土間コンクリート工事が得意な業者さんに相談すること」だと思っています。
今回お伝えした単価を踏まえて、ぜひ複数業者さんの見積もりを比較してみてください!
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そして、何と言っても見積もりを取ることの最大のメリットは「プランの精度が高くなる」「適正価格が見つかる」ことです。
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実際の訪問までの見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、スケジュールや担当者との相性があるので、まずは相談してみるのをお勧めします。
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