外構の打ち合わせで「ここ空いてますけど、どうしますか」と聞かれて、土のままは嫌だから「とりあえず砂利で」と答えそうになっている方。
予算が足りなくて、残りは全部砂利で安く済ませようと思っている方。
自分で砂利を買ってきて、DIYで敷こうと思っている方。
先に結論を言います。
砂利は、敷くときが一番安くて、やめるときが一番高い素材です。
砕石を10平米敷くのに業者依頼で3万〜4万円。
その砂利をやめて駐車場や人工芝に変えるとき、撤去と処分だけで10万円ぐらいかかることがあります。
業界では当たり前の話ですが、打ち合わせの場ではまず聞けません。
この記事では、庭に砂利を敷くと後悔する5つの理由と、それでも砂利を選ぶなら「どう選んで、どう買って、どう敷けば失敗しないか」まで、2026年10月時点の費用目安つきで全部お話しします。
動画で見たい方はこちらです(約33分)。

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庭ファンは業界歴約20年、外構の見積もりと図面のチェックを10年以上、300件以上やってきました。
外構プランナーとして、砂利を提案する側にいたこともあります。
正直に言うと、打ち合わせの場で「砂利はやめた方がいいですよ」と言うと「なんだこの人」と思われて、結局ほかの会社に注文を取られてしまいます。
なので今回は、商品を作っているメーカーでも、あなたから契約を取りたい営業担当でも、担当プランナーでもない第三者の立場から、業者さんが言いにくいことも含めて忖度なくお話しします。
結論:砂利は「敷くとき3万円、やめるとき10万円」の素材
この記事で一番お伝えしたいのは、この金額の差です。
| 砕石10平米(約3坪) | 費用の目安 |
|---|---|
| 業者に敷いてもらう | 3万〜4万円 |
| DIYで敷く(材料代) | 1万〜2万円前後 |
| やめるとき(撤去・処分) | 10万円ぐらい |
| 比較:防草シートをやめるとき | 丸めて捨てるだけ。撤去費はほぼゼロ |
※庭ファンの想定価格です。地域や業者さんによって変わります。
砂利を敷くこと自体が悪いわけではありません。
「その場所をこれから使うのか、使わないのか」を考えずに、とりあえずで入れるのが危険です。
砂利にしていい場所、しない方がいい場所の分け方は記事の後半にまとめています。
どこを砂利にして、どこを防草シートにして、どこをコンクリートにするかを図面の上で一緒に考えてくれる工事店に出会えるかどうかで、外構の満足度はほとんど決まります。
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先に公平に。砂利のメリット6つ
いきなりデメリットから入る前に、公平に砂利のいいところからお話しします。
いいところを知った上で、それでも安易に選んではいけない理由を読んでいただきたいからです。
1.雑草が生えにくくなる
表面に砂利の層ができるので、飛んできた種が土に根を張りにくくなります。
地面に日光が届かないので、草が育ちにくくなります。
2.見た目が良くなる
色のついた砂利を使えば、土のままよりずっと整って見えます。
3.泥はねが減る
土が出ていないので、屋根から落ちた雨や雨の日の泥はねが少なくなります。
外壁や門柱、車が汚れにくくなります。
4.防犯になる
砂利の上を歩くと、じゃりじゃりと音が鳴ります。
夜に誰かが入ってきたらすぐ分かるので、コンクリートや土のままより防犯効果は高いです。
5.後から足せる
砂利が沈んでしまっても、上から追加すればいい。
後から手を入れやすいのは、他の素材にないいいところです。
6.安い
そして、やっぱり一番の理由はこれです。
コンクリートやインターロッキング、防草シートと比べても、砂利は安いです。
だから「お金がないから砂利にする」という方が多いのですが、この「安いから」で選んだ砂利が、後から一番高くつくことがあります。
庭に砂利を敷くと後悔する5つの理由(デメリット)
ここからが本題です。
お客様の実例を交えてお話しします。
理由1.砂利はやめるときが一番高い
まず、敷くときの費用です。
砕石を10平米、だいたい3坪ぐらいに敷くなら、材料と施工でおおよそ3万〜4万円です。
DIYでやるなら、1万〜2万円前後になります。
外構の素材の中では、かなり安い部類です。
ところが、住んでから「やっぱりここを駐車場にしたい」「人工芝にしたい」「ウッドデッキにしたい」「コンクリートにしたい」となったとき。
砂利は、上に何かを載せる前に、まず全部どけないといけません。
10平米ぐらいの小さい面積でも、車と人の手配が要るので、撤去と処分で10万円ぐらいかかることがあります。
正直、これはDIYでやるレベルの作業ではありません。
敷くのに3万円前後、やめるのに10万円。
なぜこんなに高いかというと、砂利はとにかく重いからです。
スコップですくって、袋かトラックに積んで、処分場まで運んで、処分費を払う。
燃えるゴミにも燃えないゴミにも出せません。
費用のほとんどが、人の手間と運搬費です。
実例:砂利敷き15万円が数年でムダになったお客様
※実際にいただいた写真です。
予算の関係で、お庭と駐車場を砂利敷きで終えたお客様がいました。
砂利敷きに15万円ぐらいかかっていたそうです。
ところが住んでみると、いろいろと面倒が起きて、数年で砂利を撤去して、土間コンクリートに切り替えることになりました。
土間コンクリートは、砂利の上からそのまま打つことはできません。
一度掘り込んで、やり直すことになります。
最初の15万円は、数年でムダになってしまいました。
そのお客様がおっしゃっていたのが「最初から、ちょっと予算を無理してでも土間コンクリートにした方が良かった」という一言です。
これが今でも印象に残っています。
このお客様が砂利をやめた理由は3つあり、理由2と理由3で順番にお話しします。
比べてほしいのが防草シート
防草シートなら、やめるときは丸めて捨てるだけです。
地域によって分別は違いますが、自分で剥がしたものであればゴミとして出せます。
撤去費はほとんどかかりません。
なので、今後リフォームの予定がある場所、たとえば「いずれ人工芝を敷く」「いずれウッドデッキをつける」「いずれ駐車場にする」という場所は、土のまま触らないのが一番安く済みます。
とはいえ、今年と来年はお金がなくてリフォームできない、でも土のままだと草がつらい、という場合もあると思います。
その場合は、安い防草シートで構わないので、シートだけ敷いてしのいでください。
雑草はかなり減りますし、やめるときにお金がかかりません。
では、やめずにずっと砂利のまま使い続けるなら問題ないのか。
そうでもない、というのが2つ目の理由です。
理由2.砂利を敷いても雑草も砂ぼこりも止まらない
砂利のメリットで「雑草が生えにくくなる」と書きました。
生えにくくはなります。
ただ、生えないわけではありません。
そこそこ出ます。
庭ファンの雑草対策の動画で、雑草対策で後悔した77人の体験談を紹介しました。
そのうち20人が、砂利で後悔していました。
しかも、ほぼ全員が同じことを言っています。
砂利を敷いたのに、変わらず生えてくる。
理由1のお客様も同じでした。
裏庭に敷いた砂利のすき間から雑草が生えてきて、結局、手入れが必要になってしまったそうです。
原因は砂利ではなく「厚み」と「下地」
砂利は光をさえぎって草を生えにくくするものなので、厚みが足りないと光が通ります。
最低でも4センチ、できれば5センチは必要です。
そして下に防草シートが無いと、土の中に眠っている種や地下の根っこから、下から草が上がってきます。
| 防草シート(10平米) | 費用の目安 |
|---|---|
| 最初から入れる | プラス1万5千〜2万円 |
| 後から入れ直す(砂利をどけて、シートを敷いて、砂利を戻す) | 追加で3万〜5万円 |
最初の1万5千円をケチって、後から3万円以上払う。
これが一番もったいないパターンです。
それから、防草シートを敷いても、上から飛んできた種が砂利の上にたまった砂や土に根を張ることがあります。
シートで減らすことはできますが、ゼロにはなりません。
砂ぼこりも同じ
砂利のすき間には、どうしても土や砂が入り込みます。
乾燥した日に風が吹くと、そこから砂ぼこりが上がります。
防草シートを下に敷けば多少は減りますが、出ないわけではありません。
ここでお伝えしたいのは、砂利は雑草対策の主役ではないということです。
主役は防草シートで、砂利はシートを守るカバーです。
防草シートの選び方と施工手順は、こちらの記事で詳しく解説しています。
≫防草シートと砂利は最強の雑草対策!メリットやデメリット、施工法を解説
≫おすすめ超耐久防草シートTOP5!雑草のお悩み完全解決、DIY方法や相場価格も
理由3.歩く場所、使う場所には向かない
ここまでは、砂利を置いておくだけの場所の話でした。
次は、砂利の上を人が歩く場所の話です。
砂利の上は、とにかく歩きにくいです。
玄関までのアプローチや勝手口までの通路を砂利にすると、毎日の行き来でけっこう足を取られます。
雨の日も、ぬかるみにはなりませんが、足元を取られたり滑ったりします。
飛び石のアプローチで、石の間を砂利にしている施工例もよく見ます。
見た目はきれいですが、砂利が飛び石の上に乗ってきて邪魔をしたり、すき間から雑草がちらほら出てきたりします。
≫雰囲気だけで飛び石を玄関アプローチに使うとヤバイ3つの理由
ベビーカー、自転車、キャリーケース、車いす。
タイヤのついたものは、砂利の上ではほぼ進みません。
掃除ができない
砂利のすき間に落ち葉や犬の毛、ゴミが入り込むと、ほうきで掃けません。
ブロワーで飛ばすと、砂利ごと飛んでいきます。
結局、手で拾うことになります。
実例:ビニールプールが置けない、砂利が道路に散らばる
理由1のお客様は、ここでも困っていました。
お子さんとビニールプールで遊ぼうとしたら、砂利の上に置くと痛くて使えないし、プールも破れてしまったそうです。
それから、車庫の砂利が車のタイヤで散らばって、ご近所に迷惑をかけているかもしれない、というのも砂利をやめた理由のひとつでした。
余談ですが、私も小学生のころは悪ガキで、駐車場の砂利を1つ蹴り出して家まで蹴って帰り、その辺の庭にコレクションする、なんてことをしていました。
通学路に面した駐車場を砂利のままにしておくと、子どもたちが同じことをするかもしれません。
通学路に面した駐車場、小学校の近くの駐車場は、最初から土間コンクリートを考えていただきたいです。
砂利の固定材で歩きやすくはなる。ただし費用が乗る
この歩きにくさをお金で解決する方法もあります。
砂利の固定材です。
有名なものだとグラベルフィックスという商品があります。
蜂の巣のような形のパネルを地面に置いて、そのマスの中に砂利を入れていきます。
砂利が散らばらなくなり、沈み込みにくくなるので、歩きやすさはかなり良くなります。
パネル自体にも防草の効果があります。
≫砂利なのに歩きやすい。グラベルフィックスプロで砂利敷きが美しい【デメリットも紹介】
ただ、これを入れると、その分の費用が乗ります。
砂利の材料費に固定材の費用を足していくと、正直「もうコンクリートとあまり変わらない」ということがよくあります。
なので私は、毎日歩く場所、自転車や車が通る場所は、最初からコンクリートにします。
砂利は、人があまり入らない場所に使う素材だと思っています。
理由4.一面に敷くと安っぽく見える、そして汚れる
ここまでの3つは、使い勝手とお金の話でした。
4つ目は、見た目の話です。
砂利は、芝生などと比べると、どうしても安っぽく、殺風景に見えます。
余った場所を全部砂利で埋めると、空き地のような未完成な印象になってしまいます。
砂利は主役ではなく「引き立て役」
じゃあ砂利は見た目が悪い素材なのかというと、そうではありません。
私がプランナー時代に教わったのは「砂利は主役ではなく、背景であり引き立て役」ということでした。
砂利は、お庭に色をつける素材の中で一番安い素材です。
だからこそ、使い方で差が出ます。
たとえば、外壁が黒っぽくて床が白いコンクリートの場合、壁と床の間にグレーの砂利を入れると、黒と白のコントラストがうまくつながります。
フェンスが木目調で床が人工芝の場合も、間に中間の色の砂利を入れると、お庭全体のつながりが良くなります。
門柱の足元や花壇の縁に、そっと少しだけ置く。
照明が仕込まれているのが分からないように、配線を隠すように置く。
こういうポイント使いだと、砂利はすごくいい仕事をします。
一面に使うのではなく、ポイントで使っていただきたいです。
おしゃれに見せる敷き方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
≫ただの砂利では、外構はおしゃれにならない。安い&賢く失敗しない敷き方3選
白い砂利は必ず汚れる
砂利は色によって、黒ずんできたり苔が生えたりして、汚れて見えることがあります。
特に白い玉砂利です。
明るくてきれいなのですが、白は必ず汚れます。
端の方が緑色になっていたり、全体がグレーっぽく変わっていたり、皆さんも見たことがあると思います。
車も外壁も同じで、白は汚れが一番目立つ色です。
北側や植栽の近くなど、苔が生えやすい、カビやすい場所に白い砂利を敷くのは、私は選びません。
理由5.「とりあえず砂利」は誰のための提案なのか
ここまでの4つは、買う側から見た話でした。
5つ目は、売る側、業者さん側から見た業界の裏側の話です。
まず、理由1でお話しした撤去の費用。
これを業者さんは、まず言いません。
コストを下げたくて砂利を選んでいるお客様に「やめるときは敷くときより高くつきますよ、土間コンクリートの方がいいですよ」と言ったら、単価を上げようとしているように見えます。
お客様はテンションが下がりますし、なんか、いらっとしますよね。
下手したら喧嘩になります。
だから、このデメリットは伏せられてしまうんです。
図面の空いている場所は「売上に変えられる場所」
あまりここまで話すと怒られるかもしれませんが、正直に言います。
外構の業者さんにとって、図面の空いている場所は売上に変えられる場所です。
私もプランナー時代、土のままの場所があれば、そこを売上に変えるための提案をしたことがあります。
実際には、単価の高いインターロッキングやタイルを提案することの方が多かったです。
逆に、砂利で全部済ませるプランを出すと、トータルの金額が安くなってしまいます。
売上を上げたいプランナーからすると「なんでここを砂利にしたんだ」と、先輩に怒られたこともあります。
単価を上げるためにも、砂利で全部終わらせない、というのが正直なところでした。
つまり、空いている場所に何かを入れる提案は、お客様のためというより、売上のための提案になっていることがあるということです。
これは業者さんが悪いという話ではありません。
商売なので、空いている場所に何かを入れる提案をするのは自然なことです。
大事なのは「ここは今決めなくていい」と知っていること
外構は、後からやっても値段はほとんど変わりません。
むしろ、とりあえず砂利を入れてしまうと、理由1でお話しした通り、撤去費の分だけ高くつきます。
空いている場所を、空いたまま置いておく勇気も必要です。
今すぐ全部決めないといけないわけではありません。
打ち合わせで「ここどうしますか」と聞かれたら「ここは使い道が決まってから考えます」と答えて大丈夫です。
ただ、とりあえず砂利で済ませない業者さんを、打ち合わせの何回かで見分けるのは、正直かなりむずかしいです。
庭ファンの庭Linkでは、庭ファンが審査した工事店だけを紹介しています(記事の最後でご案内します)。
それでも砂利を選ぶなら。よく使われる砂利7種類と費用相場
ここまで読んでも「やっぱりこの場所は砂利がいい」という場所もあると思います。
砂利がいい仕事をする場所も、ちゃんとあります。
ここからは、それでも砂利を選ぶ方のための話です。
先に知っておきたい。砂利は「地産地消」の素材
砂利は、段ボールに詰めて通販のように全国配送する素材ではありません。
袋詰めで配達したり、バケット売りといって、カゴですくってそのままトラックにどさっと入れて販売することが多いです。
重いので、送料がめちゃくちゃかかります。
だから地域によって、その土地で採れる特色のある石があったり、同じ石でも呼び方が違ったりします。
下で紹介する砂利も、必ず現物か施工した写真を見て確認してから注文してください。
敷いたはいいけど思っていたのと違う、となっても、返品や交換はききません。
砂利7種類の費用目安(1平米あたり・2026年10月時点)
| 種類 | DIY(材料代のみ) | 業者依頼(材料+敷く手間) | 向いている使い方 |
|---|---|---|---|
| 白玉砂利 | 6,000円〜 | 8,000〜9,000円 | 明るくしたい庭。北側・植栽の近くは汚れやすいので避ける |
| チャート砂利 | 7,000円〜 | 9,000〜10,000円 | ロックガーデン、花壇、門柱の足元、照明まわり |
| 那智黒砂利 | 15,000円〜 | 17,000〜18,000円 | 和風、高級感。汚れが目立ちにくい |
| 伊勢砂利 | 7,500円〜 | 9,500〜10,500円 | 昔ながらの定番。神社やお寺にも |
| ウッドチップ | 3,500円〜 | 5,500〜6,500円 | 鑑賞用の花壇。遊び場・風の強い地域には不向き |
| レンガチップ | 15,000円〜 | 17,000〜18,000円 | 花壇の表面の飾り。ポイント使い |
| 砕石 | 600円〜 | 3,000〜4,000円 | 広い面積、駐車場。とにかく安く済ませるなら砕石一択 |
※庭ファンの想定価格です。業者依頼は材料代に敷く手間(1平米2,000〜3,000円)を足した目安で、砕石だけは転圧の手間が乗ります。地域・業者・数量で変わります。
1.白玉砂利
DIYなら1平米6,000円ぐらいから、業者さんに頼むと8,000〜9,000円ぐらいです。
よく使われる大きさは3〜4センチぐらいで、比較的大きめです。
地域やテイストによって大きさは変わります。
明るいお庭にしたいときに使います。
床が白くなるので反射光も期待できて、北側を明るくすることもできます。
ただ、理由4でお話しした通り、白は必ず汚れます。
植栽の近くや苔の生えやすい北側は避けた方が無難です。
2.チャート砂利
DIYなら1平米7,000円ぐらいから、業者さんに頼むと9,000〜10,000円ぐらいです。
砕石に似ていますが、少し茶色っぽい色です。
粒は大きいものから小さいものまであります。
ロックガーデンや花壇によく使われていて、大きいものをどんと置くとドライガーデンのような雰囲気になります。
門柱の足元に置くだけでもかっこいいですし、照明のまわりに置いて、照明器具や配線を隠すのにもよく使えます。
採れる場所や大きさで色味にばらつきがあるので、これも現物確認をおすすめします。
3.那智黒砂利
DIYなら1平米15,000円ぐらいから、業者さんに頼むと17,000〜18,000円ぐらいです。
黒い石の代表格で、これだけで一気に和風になります。
高級感があって、汚れも目立ちにくいです。
濡れると艶が出て、とてもきれいです。
料亭や居酒屋の手洗い場、お庭などによく使われている高級な素材です。
ただ、これだけで和風が強く出るので、フェンスなど他の素材との組み合わせには注意してください。
4.伊勢砂利
DIYなら1平米7,500円ぐらいから、業者さんに頼むと9,500〜10,500円ぐらいです。
昔からよくある砂利で、白、グレー、茶色がまだらに混ざったグラデーションのある砂利です。
粒は小さめのものが多いです。
神社やお寺にもよく敷かれていて「砂利といえば伊勢砂利」という方も多い印象です。
5.ウッドチップ
DIYなら1平米3,500円ぐらいから、業者さんに頼むと5,500〜6,500円ぐらいです。
砂利ではありませんが、地面を覆う素材として注文の多いものです。
いわゆるマルチング材で、見た目が柔らかく、照り返しも少ないです。
一方で、木なのでシロアリが寄ってきやすくなります。
ヒノキなどはシロアリが嫌う傾向がありますが、砂利に比べるとリスクは上がります。
粉になって風で飛ばされやすいので、風の強い地域にはおすすめできません。
踏んでいるうちに割れてトゲやささくれが出てくるので、ペットやお子さんの遊び場には向きません。
どちらかというと鑑賞用です。
6.レンガチップ
DIYなら1平米15,000円ぐらいから、業者さんに頼むと17,000〜18,000円ぐらいです。
レンガや瓦を砕いて作った舗装材で、他の石にない鮮やかなオレンジ色が出せます。
ブリティッシュガーデンなどによく合うので、ポイントで使います。
買ったときは、大きな洗濯機のようなものでガシガシ洗われて、角が丸く加工されています。
ただ、歩いているうちに欠けて、鋭い角が出てきます。
小さなお子さんやワンちゃんの遊び場には向かないので、花壇の表面を覆う飾りとして使うのがいいと思います。
7.砕石
DIYなら1平米600円ぐらいから、業者さんに頼むと3,000〜4,000円ぐらいです。
正直、何の面白みもない石です。
ただ、全国どこでも安く手に入るので、広い面積に向いています。
トンパックで買うと、ダンプ1杯5,000円という買い方ができることもあります。
ただ、安く済む分、そのまま安っぽく見えます。
賃貸の駐車場などによく使われているのがこれです。
砂ぼこりもけっこう舞いますし、雑草も生えてきます。
敷きならしの手間や、どこに下ろしてもらうかという問題はありますが、とにかく安く済ませるなら砕石一択です。
砕石と砂利は別物
砕石は岩を砕いた石なので、角がごつごつしています。
踏み固めると角同士がかみ合って締まるので、沈みにくく、駐車場に使われます。
砂利は川や海で採れる石で、角が丸くなっています。
見た目がやわらかく色も選べるのでお庭に使われますが、かみ合わないので沈みやすく、車が乗る場所には向きません。
砂利敷きの見積もりの実例は、こちらの記事で8件公開しています。
砂利を安く買うルート。ホームセンターは実は高い
種類が決まったら、次はどこで買うかです。
ここで買う場所を間違えると、同じ砂利でも倍ぐらい払うことになります。
| 買うルート | 砕石の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ホームセンター(20kg袋) | 1袋300〜400円。1平米5cm厚で4袋前後=1平米1,200〜1,600円(高いと2,000〜3,000円) | 手軽だが、面積が広いとめちゃくちゃ高くつく |
| 地元業者に配達(砕石場・建材屋・生コン工場・造園屋・外構業者) | 砕石1トン=約15平米分をトンパックで配達 | 一番安い。一般向けに売ってくれるかは聞いてみないと分からない |
| プロに敷きならしまで依頼 | 材料代+1平米2,000〜3,000円 | 平らな2台分駐車場30平米の砕石敷きで、運搬・諸経費込み7万〜9万円前後 |
一番安いのは地元の業者さんに配達してもらうこと
具体的には、砕石場、建材屋さん、生コン工場、造園屋さん、外構業者さんです。
なかなか馴染みがないと思いますし、私も個人で注文している人はあまり見たことがありませんが、フレコンとかトンパックと呼ばれる大きな袋で一般向けに販売しているところもあります。
砕石場や建材屋さん、生コン工場が一般向けに売ってくれるかどうかは、聞いてみないと分かりません。
外構業者さんや造園屋さんは、普段から仕入れている素材なので、材料だけ売ってくれるところもあります。
ここは業者さん次第なので、何社か聞いてみるのが正攻法です。
頼み方は、たとえば「砕石を1トン、家まで運んでください」という頼み方です。
1トンで、だいたい15平米ぐらいが目安です。
自分で取りに行くこともできますが、砂利を積める車を持っている方はなかなかいないと思います。
トンパックで運んできてもらって、クレーンのついたトラックで駐車場に下ろしてもらうか、駐車場にブルーシートを敷いてダンプでそのままどさっと下ろしてもらって、そこから自力でお庭に運ぶ。
これがよくあるパターンで、一番安い買い方です。
プロに頼んだ場合の目安
平らな2台分の駐車場、30平米ぐらいに砕石を敷くなら、運搬の諸経費も入れて7万〜9万円前後が相場です。
材料だけでなく、敷きならしまでプロに任せたい場合は、庭Linkの工事店にも相談できます。
毎日車が乗る場所なら、同じ面積の土間コンクリートの見積もりも一緒に取って比べてください。
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※見積は何度でも無料です。
失敗しない砂利の敷き方。転圧と防草シートは省かない
買えたら、最後は敷き方です。
ここを手抜きすると、理由2の雑草と沈み込みの話に戻ってしまいます。
本来の砂利工事の手順は、めちゃくちゃ大変です。
手順1.転圧する
敷きたい場所の地面を締め固めて、ならします。
これをせずに砂利を敷くと、砂利がどんどん地面に沈んでいきます。
必ず転圧してください。
転圧には、プレートやコンパクターと呼ばれる機械を使います。
持っている方はいないと思いますので、ブロックで自力で叩くか、機械を1日レンタルします。
1日数千円で借りられます。
「転圧機 レンタル」で調べると、地元の建築資材のレンタル業者さんが出てきます。
個人でも会員登録すれば借りられますし、借りるときにエンジンのかけ方や使い方を教えてもらえるので、そこは安心してください。
手順2.防草シートを敷く
シートが無いと、砂利がどんどん地面に吸い込まれていきますし、理由2でお話しした通り、下から草が上がってきます。
駐車場でも防草シートは必ず使ってください。
「車が乗ると破れる」と言われますが、それでも敷いてほしいです。
タイヤが載る部分は破れるかもしれませんが、車重がかかるのでそこには雑草は生えにくいです。
生えてくるのは人が歩く部分で、そこはシートが破れにくく、しっかり防草されます。
砕石駐車場でも防草シートは必須、というのが庭ファンの考え方です。
敷く防草シートのグレードは、砂利の下に敷く用のシートで問題ありません。
手順3.砂利を敷きならす
その上に砂利を敷きならして、砕石の場合はもう一度転圧します。
玉砂利の場合は、最後の転圧はなくてもいいと思います。
敷きならして、ようやく完成です。
DIYでやるなら冬がおすすめ
DIYでやる場合は、これを全部自分でやることになります。
正直、機械が無いとめちゃくちゃ大変です。
気力と体力と根性がいります。
しんどいなと思う方は、材料代にプラスして1平米2,000〜3,000円ぐらいで、プロに敷きならしをお願いできます。
面積と予算と用途に応じて、プロに頼むか自分でやるかを選んでください。
もしDIYでやるなら、私は冬をおすすめしています。
理由は、冬は雑草がほとんど生えていないからです。
夏だと、草むしりで1日つぶれて、来週転圧しようと思ったらもう生えている。
また草むしりから始まって1日が終わる。
翌週は雨で作業ができない。
この無限ループに入ります。
体力的にも冬の方が楽ですし、夏は熱中症のリスクがあります。
チャレンジする方は、今の時期に色々調べて、冬に作業していただくのがベストです。
砂利の代わりになる選択肢。防草シート、コンクリート、天然芝
ここまで読んで「思っていたより大変だな」と感じた方もいると思います。
砂利の代わりになる選択肢をお話しします。
| 場所 | 砂利より向いている選択肢 | 理由 |
|---|---|---|
| 使わない場所 | 防草シート(見た目が気になる場所だけ砂利5cmをかぶせる) | 雑草をしっかり止められて、やめるときも丸めて捨てるだけ |
| 毎日歩く・使う場所 | コンクリート | 敷くときは高いが、雑草・飛び散り・歩きにくさからずっと解放される |
| とにかく安く済ませたい場所 | 天然芝 | 砂利より安く済むことがある |
| いずれ人工芝やウッドデッキにする場所 | 土のまま触らない(つらければ安い防草シートだけ) | やめるときにお金がかからない |
使わない場所は、砂利だけより防草シート
私は、砂利よりも防草シートの方がいいと思っています。
これは前からずっと同じ意見です。
防草シートは、理由1と理由2でお話しした通り、雑草をしっかり止められて、やめるときも丸めて捨てるだけです。
見た目が気になる場所だけ、上に砂利を5センチかぶせる。
砂利は主役ではなくカバーとして使う。
これが一番失敗しない使い方です。
砂利をDIYする気力があるなら、私はまず防草シートをきちんと敷くことに、その気力を使っていただきたいです。
毎日使う場所は、砂利よりコンクリート
コンクリートは、敷くときは砂利より高いです。
ただ、ずっとコンクリートのままなので、雑草からも、砂利の飛び散りからも、歩きにくさからも解放されます。
理由3でお話しした固定材を足していくと、砂利でもコンクリートと変わらない金額になることがあるので、毎日使う場所は最初からコンクリートの見積もりも取って比べてください。
土間コンクリートの単価と相場はこちらの記事で解説しています。
≫土間コンクリート単価の相場解説│費用20万円で打設できる面積は?
安く済ませたいだけなら天然芝
安く済ませたいだけなら、天然芝の方が安く済むこともあります。
そして、いずれ人工芝やウッドデッキにする予定がある場所は、土のまま触らないのが一番安いです。
それまでの間がつらいなら、安い防草シートでしのいでください。
思考停止で砂利敷きばかり考えていると、けっこう危険です。
外構の砂利は、私はデメリットの方が上回ると思っています。
砂利にしていい場所、しない方がいい場所の分け方
判断基準はひとつだけです。
その場所を、これから使うのか、使わないのか。
| 場所 | 具体例 | 庭ファンの答え |
|---|---|---|
| 使わない場所 | 家の裏、建物と塀の間、人が通らない隣地境界付近 | 防草シート+砂利。シートが主役、砂利は5cm厚のカバー |
| 毎日使う場所 | 玄関までのアプローチ、自転車置き場、駐車場 | 最初からコンクリート |
| いずれ使う予定がある場所 | 将来の駐車場、人工芝やウッドデッキの予定地 | 砂利を入れない。土のまま触らないか、1〜2年なら防草シートだけでしのぐ |
| 見せたい場所 | 門柱の足元、花壇の縁、照明のまわり | 化粧砂利を少しだけ、引き立て役として |
空いているスペースを「土のままじゃ嫌だから砂利を敷いといてください」と言ってしまったその一言が、後から後悔につながることがあります。
一度思いとどまって、この4つのどれに当たるかを考えてみてください。
庭の砂利に関するよくある質問
砂利敷きの費用は1平米いくらですか?
砕石なら業者依頼で1平米3,000〜4,000円、DIYの材料代なら600円ぐらいからが目安です(2026年10月時点、庭ファンの想定価格)。
白玉砂利や伊勢砂利などの化粧砂利は、業者依頼で1平米8,000〜10,500円ぐらいになります。
砕石10平米なら業者依頼で3万〜4万円、2台分の駐車場30平米なら運搬・諸経費込みで7万〜9万円前後です。
砂利を撤去する費用はいくらですか?
10平米ぐらいの小さい面積でも、車と人の手配が要るので、撤去と処分で10万円ぐらいかかることがあります。
砂利は重く、燃えるゴミにも燃えないゴミにも出せないため、費用のほとんどが人の手間と運搬費です。
砂利を敷けば雑草は生えなくなりますか?
生えにくくはなりますが、生えないわけではありません。
厚みは最低4センチ、できれば5センチ必要で、下に防草シートが無いと土の中の種や根から草が上がってきます。
雑草対策の主役は防草シートで、砂利はシートを守るカバーです。
駐車場に砂利を敷くのはありですか?
毎日車が乗る場所は、最初から土間コンクリートをおすすめします。
砂利は車のタイヤで道路に散らばりますし、固定材を足していくとコンクリートと変わらない金額になることがあります。
それでも砕石駐車場にするなら、転圧と防草シートは省かないでください。
砂利はホームセンターで買うのが安いですか?
いいえ、面積が広いとホームセンターの袋入りは割高です。
砕石の20kg袋は1袋300〜400円ですが、1平米5cm厚で4袋前後必要になり、1平米1,200〜1,600円かかります。
一番安いのは、砕石場・建材屋・生コン工場・造園屋・外構業者など地元の業者さんにトンパックで配達してもらうルートです。
まとめ:「とりあえず砂利」の前に、その場所を使うか使わないかを考える
庭に砂利を敷くと後悔する5つの理由をまとめます。
- 砂利はやめるときが一番高い(敷くのに3万円、やめるのに10万円)
- 砂利を敷いても雑草も砂ぼこりも止まらない(主役は防草シート)
- 歩く場所、使う場所には向かない(毎日使う場所はコンクリート)
- 一面に敷くと安っぽく見える、そして汚れる(砂利は引き立て役)
- 「とりあえず砂利」は売上のための提案になっていることがある(今決めなくていい)
砂利は、敷くときが一番安くて、やめるときが一番高い素材です。
とりあえず砂利の前に、その場所をこれから使うのか、使わないのか、一度考えてみてください。
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どこを砂利にして、どこを防草シートにして、どこをコンクリートにするか。
これを図面の上で一緒に考えてくれる業者さんに出会えるかどうかで、外構の満足度はほとんど決まります。
逆に言うと、ここで業者さん選びを間違えると、理由1そのままになります。
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見積もりと図面のチェックでは、この記事でお話しした内容を全部見ます。
- 砂利の場所が、使わない場所になっているか
- 砂利の下に防草シートが入っているか、その商品名は何か、適正な商品か
- 砂利の厚みが何センチで書かれているか
- 将来、駐車場や人工芝にする予定の場所に砂利が入っていないか
- 毎日使う場所が砂利のままになっていないか
- とりあえずで入っている項目がないか
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「ここ空いてますけど、どうしますか」に「とりあえず砂利で」と答える前に、一度、庭Linkでご相談ください。
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