お洒落デザインをアプローチに入れる施工方法
外構の打ち合わせを始めたところでアプローチのデザインを検討している人
ハウスメーカーの営業マンにそろそろ外構のプランを検討始めましょう!と言われた。
確かに、フローリングの色とか、お風呂や窓のグレードに気を取られてて忘れてた!
予算も無いし、お洒落で安く済ませたい。どういうのが安く済んで、お洒落に出来るんだ?詳しいひと教えて!!
→はい、まずは絶対に必要なアプローチのデザイン手法についてご紹介します
元外構で使う商品・資材を卸売の営業マン
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
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普段、わたしは外構関係で使う資材や商品の卸売り販売をしています。
ハウスメーカーさんだけじゃなく、ホームセンターさんや外構専門業者さんから稀に一般の方向けにも販売してます。
今日、紹介するのは外構工事では必ず必要になるアプローチです。
安く済ませたいだけじゃなく、デザインにも拘って理想のお庭を手に入れるためにも事前に情報を知っておくと打ち合わせでも有利です。
外構の教科書はどこにもありませんので、ぜひこのブログで下調べをしてもらえると嬉しいです。
お洒落デザインをアプローチに入れる施工6選
これから紹介する施工方法は一般的な施工方法ですが、職人さんの腕や経験で仕上がりが左右される施工方法です。
やったことがないという業者さんに無理にやってもらうのはちょっと怖いです。事前に施工実績の確認をしてもらうことをお勧めします。
アプローチをデザインする「スタンプコンクリート」
スタンプコンクリートは、「コンクリートにスタンプのような押し型を付けて凹凸加工をする技術」のことです。
色の付け方や型によりますが石畳のようなものをコンクリートだけで表現できるコスパの良いデザイン技法になります。
なかなかインターロッキングなどでは曲線のデザインが難しいのですが、スタンプコンクリートで多彩なデザインが実現でできるのが魅力です。
一般的にはスタンプコンクリートの施工費用は、平米単価で計算されます。
土間コンクリートと同じで、面積が広いほど割安ですね。
おおよそ、通常の土間コンクリートの設置費用にスタンプコンクリートは1平方メートルあたりの価格は約8,000~1万円加算が相場となっているようです。
2色使いでの打設、エイジング加工など複雑な色付けをする場合や、何かのモチーフのデザインを入れるとその分だけ手間が増えるのでお値段的にはプラスになりますね。
アプローチはだいたい、1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、土間コンクリートの4万~5万円ぐらいの加算想定しておくとよいとおもいます。(土間コンは1平米当たり約1万円です)
土間コンクリートの費用についてはこちらのブログも参考にしてみてください。
アプローチをデザインする「乱石貼り」
「乱して平板石を貼り合わせる・敷き詰める」ので乱石貼り(乱石張り)と呼ばれる技法です。
ちなみに「らんせきばり」と呼ぶのが一般的です。
乱石貼りはセンスとスキルを必要とする施工技法で、正直、、、上手い/下手がわかれます。
業界では石と石の隙間が少ないほうがきれいとされていて目地がほとんどない状態がベストです。乱石と言われながらも緻密な石との会話が必要な作業です。
一般的なお庭・アプローチの面積を乱石貼りをする場合、施工費と石材の材料費がかかります。
材料費と工事費用を合わせて、アプローチの乱石貼りは1平方メートルあたりの価格は約2万5,000~3万円が相場になっています。
アプローチはだいたい、1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、12万5千円~15万円ぐらい想定しておくと良いですね。
アプローチをデザインする「洗い出し」
洗い出しとは、「化粧砂利混ぜたコンクリートの表面を乾く前に洗い流し、化粧砂利を表面に出させる表現技法」です。
百聞は一見にしかず。動画を見てください。
コンクリートの表面を水で洗い流し、化粧砂利の顔を出させています。
難しいのがコンクリートが固まりすぎるとうまく化粧砂利を出すことができないのでダメだし、早すぎるとコンクリートが流出してしまい化粧砂利が剥がれてしまいます。
その時の湿度や水分量などとタイミングが重要な技術と経験が必要な表現技法です。
おおよそ、通常の土間コンクリートの設置費用に洗い出しは1平方メートルあたりの価格は約8,000~1万円加算が相場となっているようです。(土間コンは1平米当たり約1万円です)
化粧砂利の種類によりますが、1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、土間コンクリートの4万~5万円ぐらいの加算想定しておくとよいとおもいます。
アプローチをデザインする「樹脂洗い出し」
先ほどの洗い出しと同じですがこちらは樹脂でコーティングをするタイプです。
樹脂といってもウレタン樹脂が使われることが多く、硬化性と対候性に優れた樹脂です。
先ほどの洗い出しと同じですが、動画のように上から塗り付けるタイプが主流です。
こちらの方が失敗が少なく、特に関東の業者さんが好む傾向にあります。
(関西は左官業が非常に盛んで、あまり工業製品には頼らない?ようです)
おおよそ、通常の土間コンクリートの設置費用に洗い出しは1平方メートルあたりの価格は約1万円~1.5万円加算が相場となっているようです。
樹脂洗い出しの商品の種類によりますが、こちらも1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、土間コンクリートの5万~7万円ぐらいの加算想定しておくとよいとおもいます。(土間コンは1平米当たり約1万円です)
従来のコンクリートで生成する「洗い出し」と工業製品の「樹脂洗い出し」では、樹脂洗い出しのほうが化粧砂利に光沢があり、個人的には好きですね。
アプローチをデザインする「タイル貼り」
玄関などでよく利用されるタイルですが、アプローチや階段などにも採用されます。
耐久性とデザイン性が非常に高く、人気の高い表現技法です。
タイルで注意しないといけない点は、雨の時の滑りです。
屋外が○になっているタイルはほとんどが滑りにくいものになっていますが、それでも他の表現技法に比べて滑りやすい性質は否めません。
まだ年齢が若い時は良いのですが、アプローチは20年~30年間も毎日使うものなので、素材選びは慎重に。
屋外の床用タイル材は、平方メートルあたり約5000円~1万円が相場価格です。
タイルは、いろいろなメーカーからデザイン・サイズや色など・素材など販売されているので悩みもの。
ちなみに高価なタイル材になると、平方メートルあたり約2万円以上の価格になることもあります。
おおよそ、通常の土間コンクリートの設置費用にタイル貼りの場合しは1平方メートルあたりの価格は約1万円~2万円加算が相場となっているようです。
ほんとタイルのグレードに依存する部分もありますが、1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、土間コンクリートの5万~10万円ぐらいの加算想定しておくとよいとおもいます。(土間コンは1平米当たり約1万円です)
アプローチをデザインする「インターロッキング」
インターロッキングとは、レンガを敷き詰めて舗装床をつくる表現技法のひとつです。
レンガは褐色系が多いことからレッドカーペットイメージすることが多く、外構業界では定番中の定番の表現技法でした。
最近では新しい技術や表現技法もあり、採用が減ってきましたが、歩道などでもよくつかわれているなじみのある床ですね。
レンガ1つ1つは、100円~300円で安価ではあるものの1平米施工するのに40個~50個ほど使用するため意外と材料費が高めです。
材料費と工事費用を合わせて、インターロッキングは1平方メートルあたりの価格は約2万5,000~3万円が相場になっています。
アプローチはだいたい、1メートル幅を5メートルぐらいの設置になることが多いので、12万5千円~15万円ぐらい想定しておくと良いですね。
アプローチをデザインする表現技法まとめ
いかがでしたでしょうか。6種類紹介しました。
これ以外にも、たくさん表現方法はありますがオーソドックスなものを紹介しました。
外構は、その家その家でベストな表現技法が変わります。
建物の形であったり、外壁の色、はたまた道路から玄関までの導線まで。
オーダーメイドで設計・プランニングされるのでぜひ外構の専門家に相談して提案・アドバイスをもらうことをお勧めします。
私が今日ブログにしたためたのも一般論にすぎません。
家族構成やアプローチ・外構にかける予算にもよりますので、奥が深いですよね。
またこのブログが良いなと思ったらツイッターなどでシェアしてもったり、外構工事を検討している友人・知人に勧めていただけると幸いです。
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