- 外構を成功させるために知っておくべき7つの勘違い
- 【勘違い1】外構は最後の方なので、最後に検討したらいい
- 【勘違い2】外構は建物と違って、どこに頼んでも同じ
- 【勘違い3】プロはちゃんと素晴らしい外構のプランを提案してくれる
- 【勘違い4】家は3回建てないと理想の家ができない
- 【勘違い5】高い見積もり=良い外構/安い見積もり=悪い外構
- 【勘違い6】外構工事の値引き交渉はコミュ力がないと無理
- 【勘違い7】見積もり依頼をする=注文しないといけない
- 新築外構の場合、どこかでやらないといけない
- 私がこの業界にいるので普段から外構工事のこと把握しています
- まとめ:外構を失敗させてしまう7つの勘違い
- 外構工事を今から見積もりする方に知ってほしいサービス
- いろんな判断するにもやっぱり、情報が必要です。
- 本当に…良い外構を手に入れる方法
外構を成功させるために知っておくべき7つの勘違い
今日は、外構を失敗させてしまう「7つの勘違い」と対策について7つをテーマにご紹介します。
今から外構を検討しないといけない人向け
今、外構工事を検討していたり、マイホームを建築中という方に向けてご紹介します。
ツイッターのDMやYouTubeのコメントなどで外構工事・エクステリアの質問をいくつか頂いているのですが、なんとなく質問の傾向から「正しておきたいポイント」があったのでまとめました。
私はエクステリアを卸し売りする業者の者です。
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
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また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。
特に、ご覧いただいている方々に直接、私がエクステリア商品を売ったり、実際にご自宅まで打ち合わせに出向くこともないのですが、このブログにお問い合わせいただくということは、それだけ不安を抱えているということだと思います。
実際にあったお問い合わせ(一部伏せてます)をもとに私の考えていることをズラーっと紹介します。
アレンジコンクリートやカラーコンクリートを考えています。
外構工事で玄関ポーチの施工も希望です。
ハウスメーカーでの工事見積りはしてもらったのですが、中々予算に見会わずといった感じで…。何社かに見積り依頼をしています。
新築戸建てでもう数日後には引き渡しなのでかなり急いでいます。
ご相談事項となります。
現在、某ハウスメーカで新築建築中です。(番地未決定)
ハウスメーカー側には、外構は最小限にしてもらいその他は別での注文を検討中です。
最小限の部分については現在交渉中ですが、実施対象は以下のとおりです。
・門柱部分:タイル門柱希望
・駐車場部分:駐車コンクリートやカーポート
・タイルデッキ(大体横3m/奥行き0.5-6m、高さ0.4m程度)※家の裏側に設置
・目隠しフェンス(大体横幅3m-8mの間で検討、高さ1m-1.8mの間で検討)
・スペースに物置を設置(奥行き50cm程度、横幅1.2-1.6m、高さ1.3-1.8m程度)
以上になります。
※門柱・駐車場コンクリートあたりはハウスメーカから必須といわれてしまう可能性もございます。
現地調査が必要だと思いますので、詳細はやはり建物引渡し後でないと厳しいと思いますが大まかなプラン/料金は軽度な現地調査もしくは写真や図面で対応できたりするのでしょうか。
できる限り建築完了から外構施工までのリードタイムを短縮したいという思いからです。
また、上記を検討するにあたり確認すべき項目等含めてご指示いただければ幸いです。
以上、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
外構プランや見積もり等を他の外構業者にも聞いてみようと思い、連絡しました。よろしくお願いします。(一部伏せています)
頂いた質問を見ていると外構工事の見積もりから工事完了までの段取りがわからなさすぎて、不安に思ってる人が多いなあと思います。
その中で7の系統が見えてきたかなと思いますので、整理させる意味を含めてテキストにしてみました。
普段、ハウスメーカーさんへ商品を卸したり、外構業者さんに商品を卸す問屋として/商社としての第3者の視点から見たベストな対応について私見を交えながらご紹介します。
【勘違い1】外構は最後の方なので、最後に検討したらいい
まだまだ大丈夫と思うかもですが、外構工事の検討は早い方が圧倒的に有利
「外構工事の見積もりの仕方がわからないからプロに任せよう」
「ハウスメーカーや工務店に任せておけば安心」
と勘違いしてる人多いと思います。
ハウスメーカーに専門家に任すのが大変段取りがとても楽だと思う反面、中間マージンがごっぽり取られてます。
もちろん、じゃぁ簡単に自分で外構工事の見積もりが取れる・・・というわけではないです。
予算がもちろん潤沢にあるわけではないですし、予算内で希望通りに収めたいと思うのは誰しも同じです。私が思うのはどうしても経験頻度が低いお買い物ほど、業者さんと消費者との情報格差が大きく平たくいうと「カモにされている」状態ですね。
ただ1度経験してみると「こういうものなのか」「あのときにこうすればよかった」ということがわかります。
しかし行動して実際に体験してみないと分からないことが多いので、初見殺しと呼ばれてしまってますね。
優秀な営業担当がつけばもちろんしっかりサポート受けられます。
しかし、段取りの悪い担当・出来ない担当が付けば、どうでもいいプラン/悪いプランを押し付けられることもあります。
プランナーの人のプランが良ければあっさりと一発で決まることもありますが、ちゃんとしっかりとヒアリングをしてくれない営業担当がいれば2案も3案も4案も何度もプランを練り直しなどで時間がかかってしまうことが多いです。
今回、私が伝えたいのはできるだけ実績のある業者へ、複数回の相談経験を持つべきだと思います。
少し分野は変わりますが、一度こういったオーダーの見積もりをするスーツやカーテンなどの購入した経験があるということであればわかるかと思います。
営業担当やプランナーさんとの相性や実力って良し悪しを決めるぐらいめっちゃ重要なんですよね。
【勘違い2】外構は建物と違って、どこに頼んでも同じ
「ハウスメーカーの見積もりは高い」と私は前からの主張ですが、ハウスメーカーの外構の見積もりが悪いとは言ってません。
外構業界は、今まではハウスメーカー(建築)の周辺工事の下請けとして外構業界は発展してきました。
ほんとにあくまで建築の下請けと言う構図でしたので、お客様の意見を聞くというよりも、設計したハウスメーカー・工務店のオーダー通りに工事するという毛色が濃かったように思います。
外構業者さんは星の数ほどある、いろんな種類がある
昨今では、そういった構図から脱して独自で集客して、工事する独立した外構工事屋さんも多数います。
今の時代は、自由競争の中で様々な業者さんがの立ち位置の業者さんがいます。
知ってほしいのは、同じ費用・同じ予算で見積もりを取ってもらっても
- ハウスメーカー直属・子会社の外構担当者さん
- ブロックメーカー出身の外構業者さん
- 造園会社の外構部門の担当さん
- 設計事務所、デザイン会社の外構担当者さん
それぞれでプランに入ってくる工事の内容や商品は大きく異なります。
自分がデザインを重視するのか、商品を重視するのかそれとも予算を重視するのかまた工事期間を優先するのか、選ぶ業者さんも変わってきます。
実際、外構工事の見積もりを取ったことがあるしたことがあるという人は意外と少ないかもしれません。
建売のご自宅を購入された場合、外構工事ということを体験せずにお庭をもつ場合もありますね。
ハウスメーカーの見積もりの中に標準として入っていることもあります。
一度、「自分で」見積もりを取って、「自分で」業者を選定して、「自分で」意思決定をしてということをしてるかどうかによってだいぶ変わってくると思います。
- 相見積もりはセカンドオピニオンだ
- 最適な営業・プランナーに出会える可能性が高くなる
- 複数プラスから最適なプランを比較検討、取捨選択できる
【勘違い3】プロはちゃんと素晴らしい外構のプランを提案してくれる
「適当にどこかに依頼しておこうかな~」というのも、世の中にはたくさんの外構業者さんがいてそれぞれに特色がありそれぞれに得意分野が異なります。
- エクステリアが得意な業者さん
- ブロック工事が得意なであったり
- 植栽を得意とする業者さん
- デザインを重要視している、得意としている業者さん
などなど、特色としているところが違います。
外構工事の業者さんを選ぶ場合には、まずは評判の良い外構業者さんを選ぶと間違いないのですが、自分が考えている規模やデザインをお待ちする外構業者さんを選ぶことをおすすめします。
よく私も現場で言うのですが、お医者さんと同じで眼科・皮膚科・小児科など専門分野がちがうように、一口に外構と言っても、土間工事・アルミ工事・植栽・左官工事など外構工事の専門分野もあります。
2社では優劣がついて、3社では平均が出る
一般の方から見てわからないは当たり前です。
なので、複数社に見積もりを取って優劣をつけて、だいたいの費用の平均を見比べてみると相場感であったり、良し悪しの判断が付く知見ができます。
【勘違い4】家は3回建てないと理想の家ができない
よく、お家を建てる時のことわざに「家は3回建てないと理想の家にならない」と言われますよね。
「ワタシに言わせれば、馬鹿じゃない?」
とという感じです。
昔は、昔で。いまはCADの技術も向上してますし、建てる前にどんな仕上がりになるか事前に3Dイメージで分かります。なのでそんなに建て直さなくてもイメージができます。
三回も建てさせられるのは、逆にマジで営業のうまいプランナーですわ。
一回で理想形を完成させるのがほんとのプランナーでしょ。
また相性の良い営業担当がいる業者を選ぶことが重要
- 行ったらゴリゴリと営業してくる業者さん
- プランをあまりガチガチにせずラフスケッチでふわっとした印象で、雰囲気を重視するプランナーさん
- ちゃんときっちりスペック まで説明してくれる営業さん
どれが良いか悪いかはありませんが、担当によって全然内容が違います。
特にエクステリア商品メインとして考えている場合は、エクスショップやガーデンプラスなどのエクステリア工事を得意としている業者を選択するのがお勧めします。
ここは圧倒的にエクステリア商品・アルミ商品を得意としている業者さんですね。
またしっかりとしたプラン、家デザインを重視する場合はシーズンやエスティナなどのよくメーカーのコンテストなどを総ナメするような技術を持っているところをお勧めします。
どちらも外構業界では定評のある会社さんでです、そして相性の良い担当者さんを引き当てるのも重要ですそのためにはどうしても複数社の外構業者さんにお願いすることもあります。同じ業者さんでも複数担当の営業担当がいます。
同じ会社さんの中でも対応によってばらつきがあるのが現実ですね。
- しゃべり方がなんとなく苦手なタイプだった
- グイグイ進めてくれるけど高圧的な感じだった
- とっても親身になってもらえた
など複数の外構業者さんと外構担当の営業さん・プランナーさんと話していると良し悪しの判断取れるようになっています。
外構工事は地産地消の要素が強く、どうしてもエリア/エリアに偏っているので地元の業者さんをやっぱり選択する必要があります。
自分の要望とズレた業者といくら打ち合わせしても意味がない
ぜひ、相談する前に施工実績を確認して、「自分の家と同じような規模」もしくは「同じようなプラン」をしている実例などを確認してから相談するとアンマッチが少なくなります。
資格を持ってコンテストの受賞歴があって、かつ、自分が考えているプランのマッチした内容であればその業者さんが多分間違いないでしょうね!
外構業者さんを選ぶときにコンテストの受賞だけやで決めるのも一つ危険なポイントです。
コンテストに応募する場合、あらかじめ設計士でお金を出すお客様とコンテストを狙うなど設計の段階でスクラムを組んで取り組んでいることが多いです。
特に集合住宅の場合は、バックにハウスメーカーさんの予算など、集客のためにメーカーさんとタイアップしてコンテストに向けてプランニングをすることだってあります。
コンテスト=優良企業というわけでもないことがありますので、念のため。
【勘違い5】高い見積もり=良い外構/安い見積もり=悪い外構
外構工事の場合予算とクオリティというのは必ずしもイコールではないことがあります。
というのも、その自宅に応じたライフスタイル・家族構成に応じた、それぞれのプランニングが必要だからです。
もちろん予算をかければクオリティの高いものも出来上がりますが、記事で紹介させていただいた通り、その業者さんのビジネスモデルや構図によって高くなっているケースもあります。
特にハウスメーカー経由の場合は、紹介料などが内包されていることがあり、見積もりが高くなるケースがあります。
そうなる場合は、外構業者さんを自分で探して相談いただく方が有利です。
ひと昔前までは、「外構工事というものはハウスメーカーさんにお任せ」というのが通例でした。
ハウスメーカーさんが選んだ外構業者さん、指定した外構業者さんで工事することというのがかつてのビジネスモデルでした。
しかしながら、これほどインターネットなどの情報が広がることで、実はハウスメーカーさんの紹介を外して自分で探した方が安く仕上がるということが一般的に認知されるようになってきました。
外構工事の金額を決めるポイントっていうのはプランであったり、商品の使用量材料の量、工事の作業量だけではなく、こういった裏側の構図というものもありますので、こちらの記事もご参照ください 。
【勘違い6】外構工事の値引き交渉はコミュ力がないと無理
見積もりを値引きするにはコミュ力がないといけないと思っている人、ソレ間違いですよ。
ちろん値引き交渉においてコミュニケーション能力が高い方が有利になることは間違いないんですけど、、、それだけで値引き交渉の全てが決まるわけではないです。
なぜならば、もっと値引き交渉ができるポイント・手段があるからです。
相見積もり書をに値引き交渉の代弁をしてもらう
私がよく話ししているのは、「相見積もりを取ることが最大の値引き交渉術である」ということです。
https://springbd.net/always-strongest-is-phase-estimate
同じ内容で別業者さんに見積もりをとってもらうことで、明確に金額として差が出てきます。
その差を明示することで、相見積もり書をに値引き交渉の代弁をしてもらうということができます。
私の実務経験上こういった交渉されると材料を支給している私の方に材料費用の値引き値引きを受けることもあります。
やっぱり業者さんにとっても、前向きに検討していることがわかる値引き交渉手段なので値引きをしてでも取っていきたいと言う意図が伝わります。
なので、堂々と値引き交渉する場合は相見積もりをお勧めします。
【勘違い7】見積もり依頼をする=注文しないといけない
「業者さんに見積を依頼する=購入しないといけない」というわけではありません
まだあなたのところで買うと決めたわけじゃないのに、外構業者さんに現場に来てもらって打ち合わせしても、、、必ずしも購入しないといけないわけではありません。
業者さんに会うのは情報収集のまだスタートの段階で、このまま購入をするのかどうかは別のお話。
- それともプランもう一度考えるのか
- もしくは検討時期を変更するのか
相見積もりを取るのもこのひとつの手段です。
外構工事に関する情報を収集を始めようというような気軽な気持ちでも、全然問題がありません。
ぜひ、外構工事を成功させるためには「情報収集」というのが必ず必要になります。
カタログであったり、こういった私のブログであったり。情報はインターネットでもあります。
ですが、あくまで一般論でしか書いていないことが、多くあなたの家の敷地条件であったりライフスタイルに合ったプランがあるとは限りません。
プロの目から見たプランを考えてくれるのはやはり見積もりを取る以外にちょっと方法論は私は見つかりません。
なので、「見積もりを取る」ということをあまり難しく考えずに
「ちょっと、外構の勉強してみたいから」
「ちょっと、プロのアドバイスを聞いてみたいから」
「ちょっと、どういうプランになるか教えてほしいな」
という風な気軽な気持ちで依頼いただいても、まったく問題ありませんよ。
新築外構の場合、どこかでやらないといけない
- リフォームはやるか/やらないか
- 新築外構の場合は、どこかで工事をしないといけない
業者側からすると新築外構への関心のほうが強いのが分かりますよね。
- 実際にプランを煮詰めて精度の高い見積もりにするのか
- 工事の必要性が感じられずに、そもそも検討をやめる意思決定なのか
- やっぱり予算の関係で延期してもう少しお金を貯めてからするのか
結論は、全部の業者さんから納得のいく見積もりが出てからで大丈夫です。
そして、外構工事の見積もりは早い段階で依頼して相談してみるっていうのもありかと思います。
私がこの業界にいるので普段から外構工事のこと把握しています
しかし、この立ち位置にいるからこそ見積もりを取るということの重要さ重要性は知ってるのできっと見積もりを取りまくると思います。
見積もりを取りながら勉強をしながら、何をポイントにして。何を取捨選択をすればいいのかでの勉強しながら、業者さんに聞いて相見積もりを取って、最安値底値を目指して交渉しまくります。
そうすることが、一番お金を大事に使う方法だと思っています(笑
まとめ:外構を失敗させてしまう7つの勘違い
- 1.外構は最後の方なので、最後に検討したらいい
- 2.外構は建物と違って、どこに頼んでも同じ
- 3.プロはちゃんと素晴らしい提案をしてくれる
- 4.家は3回建てないと理想の家ができない
- 5.高い見積もり=良い外構/安い見積もり=悪い外構
- 6.値引き交渉はコミュ力がないと無理
- 7.見積もり依頼をする=注文しないといけない
ずらーっと、紹介してみましたが、いかがでしょうか。
私から見えている外構業界の世界と、皆さんが見ている外構の世界ではずいぶん見え方が違うと思いますが、家電量販店であったり、外食産業もすくなからず同じような業態になっていると思います。
ちょっと不景気になってきましたが、いつの時代もお金は大事です。
コスパよく生きるためにはぜひこういった「普段買わないもの」だからこそ、しっかりと勉強して、業者さんとの打ち合わせに臨んでいただきたいなと思います。
外構工事を今から見積もりする方に知ってほしいサービス
ぜひ、あなたの家の外構工事の見積もりを検討しているならば、気軽に見積もり相談をしてみることをお勧めします。
リフォームは良心的なサービス・会社だと思います。
いろんな判断するにもやっぱり、情報が必要です。
見積もり・相談だけでは、お金は一切かからないですしノーリスクです。
こういうサービスを併用しながら、優良業者さんに出会って、適正価格で見積もりをして工事をするのがベルトな方法だと思います。
良きお庭ライフをエンジョイするにはまず、見積もりから。
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