DIYで作れる?自転車置き場が必要なの
「引っ越してから、初めて自転車置き場がないのに気がつきました。うちは土地も狭いから、スペースがあまりないので困っています。とはいっても、できればおしゃれにしたいし、防犯対策もしっかりしたい。どうしたらいいのでしょうか?」
そもそも建売住宅の場合は、自転車置き場を設けていません。
そのため、想定外の事態にあわてる方も多いのです。
今回は自転車置き場に必要なサイズ感とおすすめのアイデアを紹介します。
駐輪場のメリットやデメリットを把握して、おしゃれな自転車置き場をつくりましょう!
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自転車置き場で最低限必要なサイズは?
自転車置き場をつくるためには、自転車の大きさを把握しておかなくてはいけません。
自転車を置く場合は、以下のサイズを目安にしてください。
- 1台:幅60cm✕奥行き170~190cm
- 2台:幅120cm✕奥行き170~190cm
- 3台:幅180cm✕奥行き170~190cm
- 4台:幅240cm✕奥行き170~190cm
ちなみに子ども用自転車は、以下のサイズです。
- 補助輪付き:幅50cm✕奥行き107cm~
- 16インチ:幅44cm✕奥行き111cm~
- 18インチ:幅44cm✕奥行き123cm~
- 24インチ:幅54cm✕奥行き158cm~
- 26インチ:幅54cm✕奥行き170cm~
ただし、お子さんの成長に応じて自転車サイズはどんどん大きくなります。
子供サイズで考えてはダメ!
ですから、子ども用も大人用と同サイズで確保するのが正解ですよ!
駐輪場を決めるポイントについては、こちらの記事でも紹介しています。
≫【プロが提案】お庭に駐輪場を作るなら!失敗しないポイント3選!【外構づくり】
自転車置き場の節約アイデア3選
「そもそも自転車置き場にお金をかけたくない」という方も多いはず。
そこで、まずは自転車置き場の節約アイデア3選を紹介しますね。
- 軒の下に置く
- ガレージの中にしまう
- オーバーハングの下に置く
既存のおうちにあるものを利用するので、該当する方は参考にしてください。
自転車置き場アイデア1:軒の下に置く
自転車置き場にコストをかけたくないなら、軒下に置く方法があります。
軒は建物から飛び出している部分で、屋根の代わりにできます。
なので追加でかかる費用は、0円です。
多少であれば雨はかからないし、お子さんも面倒がらずに置いてくれやすいです。
もしも軒がなければ、テラス屋根を利用するのもいいですね。
テラス屋根は狭小地でも設置できるのでおすすめ。
ただし、軒下は強風・突風に弱いため、自転車が転倒する可能性があります。
また、外壁の横を通り過ぎるときに、スタンドや金具で建物を傷つけてしまう恐れがあります。
自転車の破損や外壁損傷には注意してください。
十分自転車が入るサイズで、約10万円前後の予算になります。
自転車置き場アイデア2:カーポートの中にしまう
すでに駐車場が完成しているなら、車と一緒にカーポートで駐輪するのも予算を抑える方法の一つです。
またビルトインガレージであれば、建物の中に自転車を格納できるので盗難の心配もありません。
ただし、都心部の場合はガレージのスペースに限りがあります。
子どもが自転車を置くときに、車を傷つけてしまう恐れもあるので注意が必要です。
カーポートの費用はおおよそ1台用で15万円前後です。
そこから、自転車分プラスαすると20~25万円の予算感になります。
自転車置き場アイデア3:オーバーハングの下に置く
オーバーハングとは建物で、「2階以上の部分が1階よりも外側へ張り出した形状」です。
2階部分を広くする手法で、住宅の庇やベランダ・バルコニーなどに用いられます。
オーバーハングの特徴は雨が入りにくい構造になっているため、広いスペースを確保できる点です。
軒下に置くときより雨風はしのげますが、防犯性は高くないため盗難対策が必要です。
屋根の下に置くだけなので、工事が必要ありません。なので、予算は0万円です!
【専用の自転車置き場】おすすめのアイデア3選
自転車は車と違い、雨の影響でサビやすく劣化が進行します。
高価な自転車や電動自転車の場合は、なおさら気になりますよね。
ですから、自転車専用の置き場を用意してもよいでしょう。
ここでは、おすすめのアイデアを3つ紹介します。
- サイクルポートの下に置く
- 庭に置けるようにする
- 専用車庫を作る
自転車置き場アイデア4:サイクルポートの下に置く
サイクルポートとは、屋根付きの自転車置き場です。
カーポートは駐車場のイメージが定着していますが、自転車版と想像してください。
サイクルポートは、非常に頑丈なつくりで雨風から自転車を守ってくれます。
また、さまざまな種類や大きさがあるため、好みや保管する台数によってサイズを選べます。
ホームセンターでも購入できますが、自分でDIYする場合は安全面で不安が残ります。
台風でサイクルポートが飛ばされるとお隣さんに迷惑をかけてしまいます。
そのため、業者さんに施工してもらう方が安心です。
サイクルポートは、自転車約4台駐輪できるサイズで15万円前後です。
より具体的なサイズや価格帯などについては、こちらの記事が参考になりますよ。
自転車置き場アイデア5:庭に置けるようにする
庭に自転車を置いてカバーをかけるのが、もっともお金がかからない方法です。
しかし、私は「カバーがけだけ」はおすすめしません。
なぜなら、強風のときは風をモロに受けるため非常に危険だからです。
また、雨に濡れた状態でカバーをかけるとサビの原因になります。
そこで物置と駐輪屋根が一緒になったタイプがおすすめです。
物置の屋根が延長された特殊なタイプで、駐輪場と兼用です。
注意してもらいたいのが、「駐輪に最適な場所」と「収納に最適な場所」が同じとは限りません。
設置したけど、
駐輪スペースとして遠くて使いづらい…
物置が道路から目立つ場所に来てしまってかっこ悪い…
という、後悔話も聞いたことがあります。
予算は、物置も含めて約25万円~30万円です。
物置とサイクルポートを、それぞれ別々に設置するよりもお得です!
物置と自転車置き場の一体型タイプについては、私が本音で話しているこちらの記事が参考になります。
自転車置き場アイデア6:DIYもできるサイクルラック
また自転車の台数が多くてお庭に収まらない場合は、サイクルラックの採用も検討してください。
サイクルラックの主なメリットは3つです。
- 置き場所が定まって、省スペースにおさまる
- 強風で、転倒しない
- ロックできるから、盗難リスクも減る
DIYで設置も可能で、コスパが良い特徴があります。
敷地条件によって違いますが、駐輪場を作る際はぜひ検討してくださいね。
1台用のラックで、約2,000円前後です。
自転車置き場アイデア7:専用車庫を作る
専用車庫といっても、特注品の車庫を購入するわけではありません。
普通の大きめな物置を代用して、自転車置き場にする方法です。
大型の物置であれば、自転車の出し入れがスムーズです。
その他にもスペアのタイヤや空気入れなど、備品も置けるので非常に便利です。
ただし、物置の鍵は簡易的なタイプが多く、盗難のリスクがあります。
高額な自転車を所有している場合は、防犯対策が必要です。
ちなみに、地面と物置の床までは10cmぐらい段差があります。
タイヤが大きいため自転車の出し入れがそこまで大変ではありませんが、必要に応じて物置のオプション品の「ミニスロープ」で解決できます!
自転車が十分入る大きさで、15万円~20万円前後。
しかも、物置は工事は一日で終るお手がる商品です。
自転車置き場のおしゃれアイデア2選
「自転車は置き場所にもこだわりたい!」という方は、いらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、非常におしゃれなアイテムを2つ紹介します。
- おしゃれに防犯「TM3」
- 一風変わったおしゃれ駐輪場「ソレヤネ」
自転車置き場アイデア8:おしゃれに防犯「TM3」
自転車置き場をおしゃれ、かつ防犯対策するなら、メタルシェッドTM3がおすすめです。
メタルシェッドTM3は自転車以外にも、以下のような趣味を持つ方に最適です。
- バイク
- ツーリング
- ガーデニング
- アウトドア
ただ単に雨風をしのげるなら、物置で十分。
しかし、趣味として贅沢したい場合は、参考にしてもらいたい商品です。
メタルシェッドTM3について詳しくは、こちらの記事で解説しています。
≫おしゃれな物置?それは、メタルシェッドで決まりでしょ?【英国製ガレージ】
正直、お値段高め。
工事費込で、約17万円~18万円です。
でも、このデザインめっちゃ良い。
自転車置き場アイデア9:一風変わったおしゃれ駐輪場
一風変わったおしゃれ駐輪場がお好みの方は「ソレヤネ」がおすすめです。
ガルバリウム鋼板の屋根がついた新しい形の門柱で、サイクルポートにもなる優れもの。
横板のデザインは、アメリカンスタイルの住宅によくマッチします。
カラーは以下の3種類から選べます。
- グリーン
- レンガ(レッド)
- グレー
駐輪場以外にも趣味のスペースや休憩場所、秘密基地のような使い方もできますよ。
お値段、約55万円~60万円です。
シンボリックなだけあって、強いお値段ですね><
これだけはやめて!ダメな自転車の置き方
ここからは、おすすめできない自転車の置き方について紹介します。
以下2つの置き方は絶対に避けてください。
- 玄関に入れてしまう
- DIYで簡易屋根をつくる
非推奨1:玄関に入れてしまう
これは、おすすめしないのですが玄関の中に自転車を置く方法もあります。
防犯面では、家の中に入れるため心配はありません。
また、小さいお子さんであれば、玄関までの段差や狭いドアを通る際にケガをする恐れもあります。
ですから、なるべく玄関を駐輪場にするのは避けましょう。
非推奨2:DIYで簡易屋根をつくる
自分でDIYが可能な、サイクルガレージといった商品もあります。
サイクルガレージは、つっぱり棒タイプやハウスタイプなど、簡単に組み立てられるものが多いです。
しかし、このような仮設自転車置場は、あくまで簡易的なものです。
安全面を考慮すると、サイクルガレージのような仮設自転車置場はおすすめできません。
自転車置き場の仮設置系は絶対にやめて!
仮設置系の自転車置き場は、「台風時は収納する」ように注意書きがあります。
もしも、台風時にしまうのを忘れてしまうと、お隣さんやご近所さんのお庭に被害を与えるかもしれません。
そのため、常設するサイクルポートでないと非常に危険です。
暮らしと周囲の安全を守るためにも、プロの業者さんに相談して、お家にあった自転車置き場を提案してもらうといいですよ。
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