「置くだけフェンス」はお手軽だけど、代償は大きい
お庭に目隠しフェンスがほしいけど、予算がないからなるべく安く済ませられないかな。置くだけフェンスなら安くて設置も簡単そうだけど、強風時も大丈夫でしょうか? それともほかにオススメはありますか?
結論からいうと「置くだけフェンス」はおすすめできません。
たしかに「置くだけフェンス」は、手軽さが魅力ですが、設置後は強風によって倒れるリスクがつきまとうことになります。
その大きな代償をきちんと理解したうえで選ぶ覚悟が必要です。
そこで今回は「置くだけフェンス」をおすすめしない理由と、フェンス選びの最適解を紹介します。
元・エクステリア商社マン、フェンスにも詳しい
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「置くだけフェンス」とは
「置くだけフェンス」とは、置くだけで完成する簡易的な目隠しフェンスのことです。
ホームセンターさんや、インターネットなどで販売されています。
柱を地面に埋め込む施工型フェンスに比べると、価格が安く設置も簡単なのが特徴です。
種類も豊富で、
- ベンチ付きタイプ
- プランター付きタイプ
- 折りたためるタイプ
などの機能がついた商品もあります。
折りたためるタイプは、強風時だけコンパクトにしておけば風で倒れる心配が少ないです。
フェンスの下部にプランターが付いているタイプは、植栽の重さで転倒しにくくなります。
ただ、強風対策ができるタイプであっても絶対に安全とは言い切れません。
「置くだけフェンス」をおすすめしない3つの理由
「置くだけフェンス」をおすすめしない理由は3つあります。
- 強風で倒れるリスクが高い
- メーカーによる補償がない
- 予算面のメリットも少ない
それぞれ詳しく解説します!
理由1:強風で倒れるリスクが高い
「置くだけフェンス」はその名のとおり地面に置くだけなので、強風で倒れやすいのが最大のデメリットです。
脚をコンクリートで固定する施工型フェンスと比べると、強度の差は言うまでもありません。
また目隠しの高さを延長するために、既存のメッシュフェンスにラティスをくくりつける方もいますが、これもかなり危険です。
フェンスは背の高さに比例して強度が必要になります。しかし、既存のフェンスはその延長分の強度を想定していないので、根本から倒壊する恐れがあるのです。
台風のたびに取り外したり、室内にしまったりできるのなら問題はありませんが「毎回動かすのは面倒かも」と感じる場合は、おすすめできません。
理由2:倒れてもメーカーによる補償が受けられない
置くだけフェンスが倒れると、お隣さんの家の壁や車に傷をつけたり、ケガをさせてしまったりする恐れがあります。
トラブルが起きて損害賠償が必要になった場合、メーカーによる補償はありません。
保険に入っている場合も、安心はできません。
台風で被害が出た場合には火災保険などで補償されることがありますが、安全対策をしていなかったとみなされると補償対象外になるケースもあります。
安くするために置くだけフェンスを選んだのに、損害賠償を払うことになったら本末転倒です。
置くだけフェンスは、台風時には必ず収納してください。
理由3:予算面でもメリットが少ない
「置くだけフェンス」は価格の安さが魅力ですが、実はコストパフォーマンスはあまり良くありません。
置くだけフェンスは施工型フェンスに比べて強度や耐久性が低く、数年単位で買い替えが必要になる可能性があるからです。
何度も買い替えることになれば、そのつど購入費用や粗大ゴミの費用がかかるので、10〜20年ほどの長いスパンで見たときに施工型フェンスのほうが安く済むこともあります。
外構費用は、削っていいところと削ってはいけないところを慎重に判断することが大切です。
置くだけフェンスは設置後のリスクが高いうえに、壊れたら買い替えが必要で結果的にコストも高くつく可能性が高いです。
「置くだけフェンス」が役に立つ場面もある
例外として、ドックランのガードやBBQの目隠しなど、一時的な利用には置くだけフェンスが最適な場合があります。
必要なときだけ設置するので長持ちしますし、風のない日に使用すれば転倒トラブルも起こりにくいです。
使わないときはコンパクトに収納しておける折りたたみタイプが便利ですよ。
倒れないフェンスを自分でDIYする選択肢
フェンスは半完成品の状態で購入できるのでDIYがしやすく、柱を地面やブロックに埋め込むので倒れないように設置できます。
設置方法は大きく分けて2つあります。
- 独立基礎
- ブロック積み
独立基礎は、地面に穴を掘り、基礎石を埋め込んで設置する方法です。
残土や残材が少なく済み、難易度もそれほど高くないので手軽にDIYできます。
ブロック積みは、並べたブロックの中に柱を差し込んでフェンスを固定する方法です。
難易度は非常に高く、必要な資材も多いのでDIYには向きません。
ただし、フェンスは風の影響を受けやすいので、基礎づくりをしっかり行わないと危険です。
特に高さを出したい場合は、強風でも耐えられるように基礎を深く埋め込まなければいけません。
予算をちょっとプラスして倒れないフェンスを入手
実は、少し予算をプラスするだけで良質なメーカー品の施工型フェンスが手に入ります。
プロによる工事で保証が付いて、工事費込みで7万円台から購入できるフェンスもあるのです。
たとえば写真の3商品は、大手メーカー3社の最安値フェンスです。
- 【LIXIL】フェンスAB YL3型
- 【YKKAP】 シンプレオフェンス13型
- 【三協アルミ社】レジリアフェンスYL1型
一度取り付ければ20年は安心して使えるので、長期的に見ればコスパも抜群です。
台風のたびに取り外す必要がなく、なによりお隣さんとトラブルになるリスクを回避できるのなら検討する価値アリだと思います。
≫フェンスを最安値で買うには商品の選び方が重要!独立基礎、ブロック積みについても解決!
専門業者の相見積もりで最安値フェンスも狙える!
まず、施工型フェンスを安く設置するためには専門業者さんに依頼することが大切です。
ハウスメーカーや工務店に工事を依頼すると、実際の工事は外構の専門業者が行うため仲介手数料が加算されてしまうのです。
外構の専門業者さんに依頼すれば仲介手数料がかからないので、見積もりが2~3割安くなることもあります。
さらに複数の専門業者さんに相見積もりをとることで最安値も狙えますよ!
自分でイチから業者さんを探す手間が省けるので、時短にもなっておすすめです。
外構費用は、何もかもカットすればいいというわけではありません。
無駄な装飾など、生活に影響が出ない部分はカットできるポイントですが、毎日の生活が不便になる部分には費用をかけるべきといえます。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
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実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
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