「置くだけフェンス」は手軽だけど代償が大きい
置くだけフェンスを買おうと思っている人
お庭に目隠しフェンスがほしいけど、予算がないからなるべく安く済ませたい人
置くだけフェンスなら安くて設置も簡単だから、倒れない対策を教えてほしい!
結論から言うと、「置くだけフェンス」はおすすめできません。
たしかに「置くだけフェンス」は、手軽ですが、設置後は強風で倒れるリスクがつきまとうことになります。
トラブル防止のためにも、その大きな代償をきちんと理解したうえで選ぶ覚悟が必要です。
そこで今回は「置くだけフェンス」をおすすめしない理由と、フェンス選びの最適解を紹介します。
この記事では、
を解説します。
元・エクステリア商社マン、フェンスにも詳しい
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
総SNSフォロワーは約24万人※1からフォローいただける内容を配信していると自負しています。
※1
YouTube:チャンネル登録者数は12.5万人、総再生数は4,190万回 Instagram:フォロワー数も8.4万人、その他:2024年10月現在
このサイトでは、お得にお庭づくりをするための外構・エクステリア商品情報やコストカットの秘訣などを、すべて無料で配信しています。
外構・エクステリアは、建物の次に高額な買い物です。
絶対に、失敗・後悔してほしくないという私の思いが伝わることを願いながら、お庭づくりで悩んでいるあなたのお役に立てると嬉しいです。
本気で外構について考えたい人は、≫無料メルマガがおすすめです。
また、私の詳しい経歴を知りたい方は、≫わたしのプロフィールをご参照ください。
置くだけフェンスって、そもそも何?
「置くだけフェンス」とは、置くだけで完成する簡易的な目隠しフェンスのことです。
ホームセンターさんや、インターネットなどで販売されています。
柱を地面に埋め込む施工型フェンスに比べると、価格が安く設置も簡単なのが特徴です。
種類も豊富で、
- ベンチ付きタイプ
- プランター付きタイプ
- 折りたためるタイプ
などの機能がついた商品もあります。
折りたためるタイプは、強風時だけコンパクトにしておけば風で倒れる心配が少ないです。
フェンスの下部にプランターが付いているタイプは、植栽の重さで転倒しにくくなります。
ただ、強風対策ができるタイプであっても絶対に安全とは言い切れません。
「置くだけフェンス」をおすすめしない3つの理由
庭ファンが「置くだけフェンス」をおすすめしない理由は3つあります。
- 強風で倒れるリスクが高い
- メーカーによる補償がない
- 予算面のメリットも少ない
それぞれ詳しく解説します!
理由1:置くだけで、フェンスが倒れないわけではない
「置くだけフェンス」はその名のとおり地面に置くだけなので、強風で倒れやすいのが最大のデメリットです。
脚をコンクリートで固定する施工型フェンスと比べると、強度の差は言うまでもありません。
これ、よく見かける高さの延長方法です、かなり危険です。
もともとの高さ80cmぐらいのメッシュフェンス柱は、メッシュフェンスの風圧に耐えられるように強度設計されてます。
それにプラスアルファして、自分の倍ぐらいあるフェンスがくくりつけられるとどうでしょう?
既存のフェンスはその延長分の強度を想定していないので、根本から倒壊する恐れがあるんです。
台風のたびに取り外したり、室内にしまったりできるのなら良いのですが……
理由2:倒れてもメーカーによる補償が受けられない
置くだけフェンスが倒れると、お隣さんの家の壁や車に傷をつけたり、ケガをさせてしまったりする恐れがあります。
トラブルが起きて損害賠償が必要になった場合、メーカーによる補償はありません。
保険に入っている場合も、安心はできません。
台風で被害が出た場合には、火災保険などで補償されることがあります。
ただし「安全対策をしていなかった」とみなされると、補償対象外になるケースもあります。
安くするために置くだけフェンスを選んだのに、損害賠償を払うことになったら本末転倒です。
理由3:予算面でもメリットが少ない
「置くだけフェンス」は価格の安さが魅力ですが、実はコストパフォーマンスはあまり良くありません。
置くだけフェンスは、施工型フェンスに比べて強度や耐久性が低め。
数年単位での買い替えが必要になることもあります。
何度も買い替えることになれば、そのつど購入費用や粗大ゴミの費用がかかります。
10〜20年ほどの長いスパンで見たときに施工型フェンスのほうが安く済むこともあるんです。
外構費用は、削っていいところと削ってはいけないところを慎重に判断することが大切です。
置くだけフェンスは設置後のリスクが高いうえに、壊れたら買い替えが必要で結果的にコストも高くつく可能性が高いです。
おすすめしない理由は、以下の記事でも詳しく紹介しています。
「置くだけフェンス」が役に立つ場面もある
置くだけフェンスの全てがダメっというわけではなくて、置くだけフェンスが最適な場合があります。
それは、
- ドックランのガードに使う
- BBQをするときの目隠し
- 駐車禁止の看板として使う
といった、一時的な目隠しに使いたい場合です。
必要なときだけ設置するので長持ちしますし、風のない日に使用すれば転倒トラブルも起こりにくいです。
使わないときはコンパクトに収納しておける、折りたたみタイプが便利ですよ。
倒れないフェンスを自分でDIYする選択肢
「手軽に置けるから」と木製の置くだけフェンスを選んでいる方も多いです。
でも、実はフェンスってDIYしやすいものなんですよ。
半完成品の状態で購入できますし、柱を地面やブロックに埋め込めれば、自力でも倒れないように設置できます。
設置方法は大きく分けて2つあります。
- 独立基礎
- ブロック積み
独立基礎は、地面に穴を掘り、基礎石を埋め込んで設置する方法です。
残土や残材が少なく済み、難易度もそれほど高くないので手軽にDIYできます。
ブロック積みは、並べたブロックの中に柱を差し込んでフェンスを固定する方法です。
難易度は非常に高く、必要な資材も多いのでDIYには向きません。
ただし、フェンスは風の影響を受けやすいので、基礎づくりをしっかり行わないと危険です。
特に高さを出したい場合は、強風でも耐えられるように基礎を深く埋め込まなければいけません。
倒れないフェンスも予算ちょい足しで買える
実は、少し予算をプラスするだけで良質なメーカー品の施工型フェンスが手に入ります。
プロによる工事で保証が付いて、工事費込みで7万円台から購入できるフェンスも!
たとえば写真の3商品は、大手メーカー3社の最安値フェンスです。
- 【LIXIL】フェンスAB YL3型
- 【YKKAP】 シンプレオフェンス13型
- 【三協アルミ社】レジリアフェンスYL1型
一度取り付ければ20年は安心して使えるので、長期的に見ればコスパも抜群です。
台風のたびに取り外す必要がなく、なによりお隣さんとトラブルになるリスクを回避できるのなら検討する価値アリだと思います。
≫フェンスを最安値で買うには商品の選び方が重要!独立基礎、ブロック積みについても解決!
フェンスの最安値は専門業者の相見積もりで狙える!
まず、施工型フェンスを安く設置するためには専門業者さんに依頼することが大切です。
ハウスメーカーや工務店に工事を依頼すると、実際の工事は外構の専門業者が行うため仲介手数料が加算されます。
外構の専門業者さんに依頼すれば仲介手数料がかからないので、見積もりが2~3割安くなることもあります。
さらに複数の専門業者さんに相見積もりをとることで最安値も狙えますよ!
自分でイチから業者さんを探す手間が省けるので、時短にもなっておすすめです。
外構費用は、何もかもカットすればいいというわけではありません。
無駄な装飾など、生活に影響が出ない部分はカットできるポイントですが、毎日の生活が不便になる部分には費用をかけるべきといえます。
\まずは、無料で優良外構業社を探す/
≫(無料)資料請求・プロに相談する
※見積は何度でも無料です。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
そんなあなたに最強のテクニックをご紹介します。(乱用厳禁です。)
実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
そんないくつも業者さんを探して、つどつど問い合わせるのも面倒だという方は、無料で優良業者さんを簡単に検索できるサービスがありますので、ぜひご利用ください。
≫(無料)外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
一生のうちに外構やエクステリアを購入することは2回・3回と経験するもではないですよね。
だからこそ、後悔してしまわないように、価格を安くするだけではなく、失敗しない外構にするためにも、依頼する会社選びは慎重になりつつ、1社ではなく複数業者に依頼を私は強くオススメしています。
先ほど紹介した外構相談比較ランキングのサイトは、業者さんの登録審査が厳しく、悪徳業者は完全に排除されます。
定期的に見直しが図られているので、登録業者数が少ない地域がありますが…精鋭部隊なので安心してください。
サイトを見ていただけるとわかると思いますが、大手ハウスメーカーから地元の工務店まで網羅し、今まさに家づくりをしている方の「新築外構」にも対応しています。
入力は必要最小限の項目だけでたった1分で終わります。
エンジンをかけて、車に乗って、外構業者さんの店舗に出かける必要もありません。
業者さん探しの手間が省けます!
それに、本来一番重要である商品の検討&プランの検討に時間を使えるようになるので、本質的に、正しく検討ができるようになりますよ。
そうすることで成功に近づき、外構で失敗する可能性が低くなります。
よく聞く話ですが、業者さん探しに億劫になってしまって、商品選びに疲れてしまって・・・結局、何をしたかったか見失ったりしませんか?
「注文できるかどうか、まだわからなくて・・・」と言ってもらえれば大丈夫です。懇切丁寧に相談に乗ってもらえます。
また事前に要望を出すことで、その工事を得意な業者さんを紹介してもらえます。
そして、何と言っても相見積もりを取ることの最大のメリットは前述の通り「プランの精度が高くなる」「価格が安くなる」ことです。
業者さんによって、エクステリア商品・工事費用に大きな差があります。
実際の訪問までの相見積もりは2社ほどでも問題ないのですが、価格や割引率の事前確認は、できるだけ多くの業者さんに相談してみるのをお勧めします。
特にカーポートやフェンスなどは価格が大きくなることが多く、5%の差でも金額にすると2万円~3万円変わってきます。
1時間~2時間の打ち合わせで、この先10年~20年使うお庭が変わるので、ここを手を抜いてしまうともったいない!
≫(無料)外構相談比較ランキングを見て優良業者さんを紹介してもらう
もちろん、新築の外構もバッチリ対応しているので、新築外構の方も気軽に申し込んで下さいね。
ささっと、今、外構についての要望が頭に残っているうちに、一緒にやっておくと楽に終わります!
追伸です。
外構相談比較ランキングのページの最後に、お得なフォローアップキャンペーンについて紹介しています。
カンタンな条件を満たしていただければ、私が、「価格のチェック」&「プランの精査」をいたします。
外構の値段を下げる自信はありますし、値段を下げなかったケースはほとんどありませんので、有料級のサービスかと思います。
最後までご覧いただいた、あなたへお礼のプレゼントです。
詳細は、コチラの≫外構相談比較ランキングの下部を参照してみてください。
最後までご覧いただきまして有難うございました!
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!