カーポートは同じ見た目でも値段が倍になることも
実は、カーポートには10万円〜400万円超まで幅広い種類があります。
見た目は同じでも、値段が倍になることもあるんです!
「見積書のカーポートが自宅に合っているかわからないんです。ぼったくられている気もするけど、相場を知らないのでこのまま受け入れるしかないのでしょうか……」
カーポートは人生で1度購入するかしないかですから、ぼったくられたらどうしよう…! と不安になりますよね。
強度・サイズ・見た目など考えることも多く、初心者には難しいことだらけです。
でも大丈夫です!この記事を読めば、最安値で賢くカーポートが選べる方法がわかります。
カーポート設置は駐車場があってこそ。こちらの記事を併せて参考にしてください。
»憧れのカーポート…駐車場工事のコンクリート費用は安い?実例を交えて解説
元・エクステリア商社マン、カーポートもお任せ
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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最安値カーポートを選ぶなら、定番がおすすめ!
最安値カーポートを選ぶなら、定番商品がおすすめです。
定番商品は販売量が非常に多く、施工のしやすさや、施工トラブルの少なさが格段に違うからです。
それではさっそく
- 1台用
- 2台用
- 3台用
の順に、最安値&定番おすすめカーポートを紹介していきます!
1台用:最安値&定番おすすめカーポート
まずは、1台用の最安値&定番おすすめカーポートを、屋根のタイプ別に紹介します。
- アール屋根
- フラット屋根
アール屋根のカーポートの共通のメリット&特徴
アール屋根は、カーブがかかっているオーソドックスなカーポートです。
圧迫感が少なく、柔らかい印象になるのが特徴で、モダンな住宅から和風の住宅まで、建物のデザインに合わせやすいです。
またカーブがかかっていることで、力学的には強度面でも有利という利点があります。
最安値はカーポートが得意な業者さんの価格、最高値は不得意な業者さんに依頼した価格です。
コスパモデル
ホームセンターさんのオリジナルモデルのカーポートが1番安いです。工事費込みで10〜12万円が相場です。
標準モデル
標準モデルは、LIXILさん、YKKAPさん、三協アルミさんというカーポートの3大メーカーから販売されている商品のラインナップで、これらが「ド定番」になります。
- LIXIL「ネスカR」
- YKKAP「アリュース」(今年の新発売)
- 三協アルミ「カムフィエース」
高強度モデル
- LIXIL フーゴ
- YKKAP アリュースZ
- 三協アルミ カムフィエースZ
フラット屋根カーポート共通のメリット&特徴
フラットの屋根のカーポートは、直線ラインがスタイリッシュでおしゃれなのが特徴的です。
モダンな住宅や、直線ラインを活かしたデザインのお家によく合います。
コスパモデル
一番安いのは、やはりホームセンターで販売されているショップオリジナルモデルです。
標準モデル
こちらも標準モデルと高強度モデルは、カーポート大手3社の定番商品です。
- LIXIL ネスカF
- YKKAP エフルージュZ FIRST
- 三協アルミ セルフィ
高強度モデル
- LIXIL フーゴF
- YKKAP エフルージュZ FIRST
- 三協アルミ スカイリード
実は、コスパモデル、標準モデル、高強度モデルは、並べてみると見た目にはまったく違いがありません。
実は、この3つのモデルの差は「耐風圧強度」です。
- コスパモデル→耐風圧強度が34m/秒
- 標準タイプ→38m/秒
- 高強度タイプ→42m/秒
まずは、各メーカーのカタログページに必要な耐風圧強度の目安が載っているので、この指定値×80%を目安にしましょう。
コストパフォーマンスモデルの34m/秒のカーポートは、家と家の間に建てるなど風の影響が少ない場所向きです。
高強度モデルは、住宅地の端や、角地にあたる部分など風を強く受けやすい場所に向いています。
とくに沿岸部や高台に位置する場合は、高強度モデルがおすすめです。また、火災保険の補修のときにもおすすめすることが多いです。
このほかにも、おしゃれなカーポートがたくさんあります。
- LIXILさん「カーポートSC」
- 四国化成さん「マイポートセブン」
- 三協アルミさん「Mシェード」
- タカショーさん「アートポート」
スタイリッシュなものから、おしゃれな商品までたくさんあります。
気になる方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
≫ハイセンス&超高級&おしゃれなカーポート総まとめ!8つを徹底解説!
2台用:最安値&定番おすすめカーポート
「ワイドタイプ」は、繋ぎ目がなく美しいためサイズが合えばおすすめです。
「M合掌タイプ」は、1台用カーポートを繋ぎ合わせているため連結部分がありますが、片方ずつ幅や奥行が違うタイプを連結できるのがメリットです。
敷地の形にカーポートが合わない場合や、微妙に調整が必要なときに最適です。
どちらも低価格で、差はほとんどありません。
「縦連棟タイプ」は、建物の脇など細いスペースに駐車する場合に活躍します。
奥と手前の柱では高さが10センチほど変わるため、少し余裕を持って高さを選ぶのがおすすめです。
「Y合掌タイプ」は、1台用カーポートを背中合わせで連結するイメージ。左右で違うタイプのカーポートを連結できる商品もあり、敷地形状、車の動線、生活動線に合わせることも可能です。
ここからは、具体的に2台用の最安値&定番おすすめカーポートを、屋根のタイプ別に紹介します。
- アール屋根
- フラット屋根
- 積雪タイプ
2台用:アール屋根
コスパモデル
最安値を狙う場合は、ホームセンターのショップオリジナルカーポートが選択肢に入ります。
標準モデル
- LIXIL ネスカRワイド
- YKKAP アリュースツイン
- 三協アルミ カムフィエースワイド
高強度モデル
- LIXIL フーゴRワイド
- YKKAP アリュースZツイン
- 三協アルミ カムフィエースZワイド
標準モデルと高強度モデルは、1台用と同じラインナップの定番商品です。
2台用:フラット屋根
コスパモデル
ホームセンター各社のオリジナルモデルが1番安いです。
標準モデル
- LIXIL ネスカFワイド
- YKKAP エフルージュFIRSTツイン
- 三協アルミ セルフィM合掌
高強度モデル
- LIXIL フーゴFワイド
- YKKAP エフルージュFIRST M合掌
- 三協アルミ スカイリードワイド
耐風圧強度モデル
- LIXIL カーポートSW
- YKKAP レオンポートneo
- 三協アルミ G1-R
後方支柱モデル
- LIXIL アーキフランワイド
- YKKAP エフルージュツインEX
- 三協アルミ フォーグワイド
柱が2本で後ろ側にあるため、非常に車の出し入れがしやすく、屋根の面積が広く感じるのがメリットです。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。
≫カーポートおすすめ20選。2台用カーポートには実は恐ろしい価格差が存在します。
積雪対応カーポート
今まで紹介してきたのは「ポリカーボネート」と呼ばれる、透明の屋根材を使っているカーポートでした。
これから紹介するのは「折半カーポート」という、薄い鋼鉄板を使った非常に強いカーポートです。
圧倒的な強度を誇る最強モデルで、風や雪にとても強いです。
コスパモデル
- LIXIL カーポートSW
- YKKAP レオンポートneo
- 三協アルミ G1-R
採光モデル
- LIXIL ソルディポート
- YKKAP エフルージュグラン
- 三協アルミ スカイリードZ
高強度モデル
- LIXIL カーポートST
- YKKAP ジーポートneo
- 三協アルミ G1-R
積雪タイプは、鋼鉄の屋根材を使うため、屋根の下が真っ暗になってしまうのが欠点でした。
骨組みを多くすることで「ポリカーボネート」の透明の屋根材を使いながらも、光を取り入れられるモデルです。
とくに、リビング前に設置するから暗くなるのは嫌だけど、積雪対応も欲しいという場合には最適です。
しかし、採光モデルは鉄板カーポートに比べると価格が2〜3割高くなるため、日当たり具合と予算を天秤にかけて選ぶ必要があります。
気象庁には、過去の積雪量のデータベースがあります。
過去20年ほど遡り、一番降ったときの積雪量×80%くらいが実用強度の目安です。
異常気象などのデータも残っているので、自宅エリアに合わせて、必要な積雪強度を決めましょう!
3台用:最安値&定番おすすめカーポート
まずは、3台用の最安値&定番おすすめカーポートを、屋根のタイプ別に紹介します。
- アール屋根
- フラット屋根
- 耐風圧強度
- 積雪タイプ
3台用:アール屋根・フラット屋根
R屋根タイプ
- LIXIL フーゴR 3台用
- YKKAP アリューストリプル
- 三協アルミ カムフィトリプル
F屋根タイプ
- LIXIL フーゴF 3台用
- YKKAP エフルージュトリプル
- 三協アルミ スカイリード3台用
3台用となると、横幅が7〜8mと大きくなり、運搬費や商品代もかなり高額になります。
中柱がないところが魅力的ですが、その分強度が必要でどうしても高くなってしまうんですね。
そこで1つ覚えておいていただきたいのは、最も安く取り付ける方法です。
面白くないかもしれないですが、これが1番安いというのは覚えておきましょう。
例えば「ネスカR」を3台設置する場合は、おそらく40万円くらいの費用で取り付けられると思います。
もしくは、2台用プラス1台用のカーポートを、MY合掌のように取り付ける方法もあります。
ちなみに、これが3台用のカーポートを取り付ける際の定番手法です。
真ん中の柱が邪魔なので、先ほど見ていただいた3台用のカーポートが良く思えてしまうかと思います。
ただし、中柱のない3台用カーポートは70〜80万円と高額です。
3台用:耐風圧強度・積雪タイプ
耐風圧タイプ
- LIXIL カーポートSW 3台用
- YKKAP レオンポートneo 3台用
- 三協アルミ G1-R 3台用
耐積雪タイプ
- LIXIL カーポートST 3台用
- YKKAP ジーポートneo 3台用
- 三協アルミ G1-R 3台用
耐風圧強度が高いタイプは値段がグンと上がり、さらに積雪強度を上げるとまた値段が上がります。
また、光を取り入れる採光タイプになると、通常のカーポートの2〜3倍の価格になります。
このような高額な商品を検討している方も、やっぱり少しでも安く買いたいですよね。
カーポートを1円でも安く買う方法
カーポートを1円でも安く買うために、3つの方法を紹介します。
- 選び方のポイント
- 問い合わせのコツ
- 最安値を狙えるショップ
選び方のポイント
選び方のポイントは、こちらです。
- 強度
- デザイン
- 予算
まずカーポートを選ぶときに一番考えないといけないのは、必要な強度です。
自宅エリアに合った耐風圧強度や積雪強度は、やはり絶対的に必要になります。
次に、気に入ったデザインや、予算をどれくらいにするかで決めましょう。
問い合わせのコツ
一番良い方法は「この表の中から一番安く仕入れできる商品で見積もりしてください」と問い合わせすることです。
私も、LIXILさん、YKKAPさん、三協アルミさんの商品では仕入れ価格が違います。
LIXILさんが若干安いですが、商品の差は正直あまりなく、デザインも似たような感じです。
強度もメーカーによって差が生まれるのはほとんどありません。
最安値を狙えるショップ
最安値を狙うなら、外せないショップがあります。
それがエクスショップさんです。なんと、今ならYKKAPさんの商品を選べば、ローン金利無料で設置できます。
例えば2台用カーポートで紹介した「アリュースツイン」の横幅5.4mの商品で比較してみましょう。
もし私が工事するなら、商品の仕入れ代と運搬費、工事代を加味すると、32.4万円くらいでないと採算が合いません。
しかし、エクスショップさんは、全く同じ条件でやっても21万円を切るんです。
めちゃくちゃ安いですよね。販売数が多いので、その分、商品の仕入れ価格が安いのだと思います。
エクスショップさんに卸す商品と私が購入する商品では、おそらく同じ工場で同じように作られているので、安いからといって品質の差も正直ありません。
まとめ:カーポートは買い方で最安値も狙える
カーポートは、1台用、2台用、3台用とサイズが大きくなるほど高額になります。
さらに耐風圧強度や積雪強度などを加味すると、なかなか悩んでしまう金額ですよね。
しかし、どのショップから買うかによって価格を下げられるのもカーポートの特徴です。
ぜひ、エクスショップさんや、ほかの業者さんに相見積もりをとりながら最安値を狙ってみてください。
また安さだけではなく、自宅の条件に合わせて選ぶことも大切です。自分では探し方がまだまだ分からない、適したカーポートを探したいという方は、ぜひ業者さんに問い合わせてみてください。
無料かつ効率的に、見積もり金額を下げるテクニック
外構・エクステリア商品は人生でも、購入することもほとんどありません。
しかも、普段意識することもないので、急に言われても相場価格・費用感がわからないですよね。
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実は、テクニックは簡単です。
≫ほしい商品/したい工事が決まっている場合
「「○○(商品名)は何%OFFで購入できますか?」」
「「○○(工事名)の過去実績はありますか?」」
≫ほしい商品/したい工事が決まってない場合
「「○○(カーポートなど)で一番安くできる商品は、いくらぐらいで、何%OFFですか?」」
「「○○(工事個所・手法など)の普段対応されていますか?」」
と、複数の業者さんに問い合わせてください。
この質問を投げかけて比較見積もりをすることが≪最も効率的に、最安値に近づける最適解≫と思っています。
いやらしい話、メーカーさんから出荷された商品はどこで買っても、品質は同じです。
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