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【ブロック塀の耐風圧強度は、Vo46m/s以上】というのが私の結論

正しく施工したブロック塀の耐風圧強度は、Vo46m/s以上ある【というのが私の結論】

ブロック塀の耐風圧強度について調べている人

「最近、災害が多くてコンクリートブロック塀の強度とか気になる。工業製品ならメーカーに問い合わせして答えてくれるけど、ブロック塀は商品?じゃないから全然わからないし、耐風圧強度について知りたい。だれか知りませんか??」

←書籍にも記載がなくて、だれも知らなかったの私が調べてみました。

  • ブロック塀の耐風圧強度は「コンクリートブロック塀の設計基準」と「建築基準法施行令」からの類推
  • 結論:ブロック塀の耐風圧強度は、Vo46m/s以上

日本で一番風の強い地域は圧倒的に「沖縄県」

日本で一番風の強い地域は圧倒的に「沖縄県」

また今日も台風20号と21号が発生し、近づいてきたとニュースになっていました。

ラグビーに必死すぎて、台風にはノーマークでした。

さてさて、話が脱線してしまいましたが、日本で最も風の強い沖縄県ですよね。

沖縄県には、アルミフェンスはほとんどついていません。

面積・着工件数の割に各アルミメーカーの出荷実績が圧倒的に低く売れてません。

昔から、家の囲いは、石積みやブロック塀で作り上げられることがほとんどでアルミフェンスは沖縄県の風土とちょっとマッチしないポイントがあるようです。

沖縄は風情豊か、耐風圧強度も高い石積み文化が残る

沖縄は風情豊か、耐風圧強度も高い石積み文化が残る

土地勘もないので、、、沖縄の本当をgoogleマップで見てみて、えい!っとピンを落として、ストリートビューで街並みを見ることにしました。

すると、適当にさしたピンの場所からぐるりと見渡すだけで、石の文化がすごく根強く残っていることがわかります。

風情豊かでホントに沖縄時間が流れているようです。

>>ストリートビュー

もし、私の言っていることに疑問に思う場合は、ここの場所以外にもいくつか沖縄の街を見てみると良いかと思います。

しかし、沖縄にはまだブロック塀が多く存在していて、アルミフェンスがほとんどないということを証明しても「ブロック塀が台風に強い」ことが文化的・実績として判明しても、定量的に数字で強度はなかなか表せないですよね。。。

私が知っている専門書・文献からブロックメーカーさんが公表しているブロック商品の施工指示書や強度試験資料などを読み漁りました。

しかし、載ってないんですよねー耐風圧強度について。

仕方ないので私なりに、ブロック塀の耐風圧強度を調査してみる

どこを探しても載っていないので、自分なりの知見を元に調べてみました。

ブロック塀の耐風圧強度の記載がありそうな書物として日本エクステリア学会より販売されている「エクステリアの施工規準と標準図及び積算」という本

この本の中には、ブロック塀の施工基準や断面図、耐風圧強度の計算式の紹介はありました。

しかし、強度に関する記載が無く、具体的な数字で表現するのが難しそうでした。

困った・・・。

もう、頼る方法がなく類推する他なさそうなので現行の施工基準や制定されているブロック関係の法律より推測してみます。

ブロック塀の法律・施工基準から耐風圧強度を推測する

ブロック塀に関して、建築基準法施行令 第87条第2項・第4項により耐風圧強度の計算方法について規定があります。

平成12年5月31日建設省告示第1454号

建築基準法施行令(昭和25年政令第338号)第87条第2項及び第4項の規定に基づき、Eの数値を算出する方法並びにV0及び風力係数を定める。

出典:国立研究開発法人 建築研究所

とあります。

各地域に必要とされる耐風圧強度が個別に記載されており最も耐風圧強度が必要とされるのは、(期待通り)沖縄県のVo46m/sでした。

ちなみに、ブロック塀も建築基準法で施工方法が制定されています。

ということを踏まえながら、、、続いてコンクリート塀の設計基準について考察します。

続いて「コンクリートブロック塀の設計基準」です。

続いて「コンクリートブロック塀の設計基準」です。

続いての外構・エクステリアの業界スタンダードである日本建築学会より告示されている「コンクリートブロック塀の設計基準」についてです。

>>日本建築学会

>>コンクリートブロック塀の基準(規準)※PDFファイル

ブロック塀の施工方法は建築基準法で定められていると前項で言いました。

しかしながら、建築基準法施行令(明治時代に制定)の規定はブロック塀に対する最低基準であることと、時勢・実情に合わせてこちらはそれよりも厳しい基準で設定されている基準です。

そうすると、「建築基準法で有すべき強度」と、「建築基準法で定められている風圧計算の要件」の両者を満たすハズなので、勘案して私が思うところは、、、

結論:ブロック塀の耐風圧強度は、Vo46m/s以上

結論:ブロック塀の耐風圧強度は、Vo46m/s以上

「コンクリートブロック塀の耐風圧強度を類推するとVo46m/s以上である」

ということになります。

ですので、上記の耐風圧強度を実現したブロック塀を造作するときは必ず施工方法や基準を日本建築学会より告示されている「コンクリートブロック塀の設計基準」を守るようにしてくださいね。

具体的には、わかりやすい資料が国交省からも発布されてますのでご参照ください。

ブロック塀等の点検のチェックポイント

http://www.mlit.go.jp/common/001251611.pdf

出典:建築物の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検等について(国土交通省)
平成30年6月21日(報道発表)

 

今回、根拠となる書物や法律などがネット上や書物でも乱立しています。

コンクリートブロック塀の風圧について、今回の結論に異論や文献などを紹介いただけると非常にありがたく思います。

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