ここが変だよ、外構業界!エクステリアの不思議な習慣と用語解説!
外構エクステリア業界に長く勤めている庭ファンです!
今回は、一般の方にも知ってほしい豆知識、変な風習をご紹介!
元・エクステリア商社営業マン、外構の専門家です
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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この外構用語わかりますか?
- 施主
- 尺(しゃく)・間(けん)
- ショールーム
- お茶出し
- 越境
初めて聞く言葉もあるかもしれませんね。
普段の生活ではあまり出てこない外構用語について解説していきます!
外構用語1:施主
施主(せしゅ)
この外構業界に入って初めて聞いた「施主」といいう言葉。
先輩が「施主の要望で仕様が変わりました」と言っていたのを聞いて、疑問に思ったのです。
先輩の活舌が悪いのかと思っていたら…施主という言葉がちゃんとあったんですね…。
施主とは、一般的に工事を注文するお客様のことを言います。
施工を依頼する主=施主
外構用語2:尺(しゃく)・間(けん)
2.0間の6尺(にけんろくしゃく)という言葉は聞いたことありますか?
現場の採寸に行くと、「にけんろくしゃく」という言葉は普通に使われます。
「にけんろくしゃく」というのは、長さの単位のこと。
昔から大工さんがサイズを表すのに使っている単位です。
畳のサイズを想像してください。
短い方が3尺(90cm)、長い方は1間(180cm)で作られていますよ。
他にも、
- 玄関ドアの扉
- 掃き出し窓1枚分
これらもおよそ3尺1間のサイズです。
業界的には、横幅方向を間(ケン)・奥行き方向を尺(シャク)ということが多いです。
外構用語3:ショールーム
商品を一気にたくさん見られるショールーム。
街中でも見かけますよね。
このショールームでは、実は見積もりをもらえません。
あくまで商品のカタログ価格で展示品を見られるという場所で、見積もりは工務店さんなどでとります。
外構業界、建築業界はこのような構図です。
メーカーさんから一般消費者に商品を卸すことはしません。
よく卸問屋を中抜きするメーカーもいますが、卸問屋からすると嫌なルート。
未だに卸問屋を経由することが商慣習として根強く残っています。
ショールームでは割引価格も提示されないので、ゴリゴリ営業をされることもありませんよ。
外構用語4:お茶出し
工事に来た職人さんにお茶出しをすべきか?という質問はよくあります。
結論から言うと、お茶出しはしないよりもした方が良いです。
私も現場の経験がありますが、お茶出しをしていただけたことで施主さんの印象が良くなります。
もし仮に、この施主さん宅で不備が起きたとしても「即対応しよう!」という気になれます。
作業員からしても「あのお宅だったら安心できる」という良い印象を持たれるので、トラブルの解決にすぐ来ていただけるなど良い待遇をしてもらえることもありますよ。
お茶出しをするということは、返報性の原理と言う心理学が働きます。
現場の職人さんも人です。
外構用語5:越境
敷地には境界ラインが必ずあります。
- 道路との境界
- お隣さんとの境界
どこかに境界杭という印が存在します。
この境界を越えて地面に固着するモノを設置してはいけないと法律で決まっているのです。
では、オーニングや門扉など動くエクステリアはどうなのでしょう?
明文化されてはいないのですが、NGと認識した方が無難です。
商品を使用した際に敷地から出るのはNGと解釈しています。
ここが変だよ!外構・エクステリアの不思議な習慣と用語解説!豆知識まとめ
初めて聞いた言葉があったかもしれませんが、これら5つの用語は家づくり・外構づくりでよく使われます。
ショールームでは見積もりをくれないし、値引き価格の提示もありません。
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