フェンスをどうしても安価に仕上げたい人
「家の周りにブロックを積んでフェンスを建てようかな。お金もないし、フェンスもやっすいフェンスで安価に買って、ブロックも最低限の部分で済ませて安価に仕上げたい。ホームセンターで1個100円でブロック売ってたからそれを使おう!」
←フェンス用のブロックに10cmブロックは使えませんよ!
元・エクステリア外構商社の商社マン、専門家です
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この業界に入り15年経ちました。プロに商品を卸すプロとして商品の提案や、設計なども携わり現場にも経験してきていますので、商品についてカナリ詳しいと思います。
先日こんなツイートをしました。
https://twitter.com/spring_bd/status/1135859802154840065?s=21
フェンス用のブロックには10cmブロックは使えません ✅ブロックは少なくとも12cmブロックを利用下さい ✅12cm以上のブロックを用いて設置することが業界スタンダード ✅でも、エクステリアメーカーの取り付け説明書には記載がない 💀業界の闇💀
フェンスに使えるブロックについて、あまり明記がされているところがなく、経験値的な基準もあっても、強度計算やなにかしら根拠のある基準は公表されていません。
「安価にフェンスを仕上げたい」という方へ基礎用のブロックから考える仕上げをご紹介します。
いくら安価に仕上げたいといっても10cmブロックはフェンスに使えません。
ブロックとフェンスは境界部分に設置しますよね。
万が一、台風の影響で倒れてしまったりするとお隣に被害が出てしまうかもしれません。
ブロックは少なくとも12cmブロックを利用下さい。
フェンスを安価に仕上げるなら最低でも12cmブロック
確かにメーカーの施工基準にもブロック強度基準などの具体的な明記は少ないです。
業界的には、12cm以上のブロックを用いて設置することがスタンダードになってます。
万が一の倒壊した時のリスクを考えれば、10cmブロックから12cmブロックへのグレードアップはそんなに大きな金額ではないと思います。
ちなみに、jisの規格で建設用のコンクリートの規格が決まっています。
規格番号 JISA5406
規格名称 建築用コンクリートブロック
主務大臣 経済産業
制定年月日 1952/08/25
最新改正年月日 2017/03/21
https://www.jisc.go.jp/pdfa6/PDFView/ShowPDF/FAMAAJWA1qb5lLcEbv_g
YKKAPさんのカタログには、ブロックを12cm以上の厚さの物を使用することやC種以上を利用することの規定があります。
安価な10cmブロックはフェンス用以外に使い道がある
一番安価なのでDIYで使いたい気持ちもわかりますが、強度に関わるところなのでケチっちゃダメですね。
10cmブロックは花壇に使う、物置の基礎石にする、重しにするぐらいでしか使えないです。
フェンスなどの建築には、規定のブロックをご利用ください。
大阪北部地震以降、エクステリアメーカーとブロックメーカーの相互製品保証などの議論が進んでいるようです。
具体的な基準化までは数年かかるかもしれませんが、積極的に私のような第三者がグレーな部分に切り込んでいくしかないですね。
強度や保証が心配な人は専門業社に相談が必要です
フェンスやスクリーンの設置にはエクステリア専門業者さんに相談が必要です。
もしお知り合いや地元のエクステリア専門店をご存知でない場合は、是非下記のリンクから工事店さんの検索が可能です。
お住まいの市区町村を入力するだけで、目隠しフェンスやウッドデッキをはじめとする外構やお庭の相談も可能です。
外構費用の比較やデザインが比較も行えるので、ひとつの業者さんで見積もりを依頼するよりも適切なアドバイスやアイディアが複数業者さんからもらえるので失敗するリスクも軽減が可能です。
業者さんによっておすすめする内容が異なるかもしれませんが、提案内容に正解はありません。
私は、損をしないエクステリア見積もりを取るためにも、複数の専門業者さんにアドバイスを受けることをお勧めします。
「この記事に出会えてよかった、価格交渉ができました」「注文する前に確認すべきポイントがわかって助かった」という声を頂いています。事前に知識を仕入れておくとコスト削減にもつながり失敗も少なくなりますよ!