「F2」と「カーポートSC」はどっちがおすすめ?
今回は、三協アルミさんのカーポートF2(エフツー)を紹介します。
2台用と3台用のF2が、2024年6月に発売されました。
これ間違いなく、めちゃくちゃ売れます。
これまでLIXILさんのカーポートSCが大人気でしたが、2台用と3台用ではF2一択になったとみています。
この記事では、F2をおすすめする理由について、次のポイントに分けて解説します。
このほか、F2の弱点・デメリットや、より安く買う方法も紹介します。
カーポートは敷地があるなら1台用より2台用がおすすめです。そして2台用以上ならF2が圧倒的に優秀です。
2台用がおすすめな理由は、以下の記事をぜひ参考にしてください!
≫カーポートは2台用が一番いい。1台用より機能的な失敗しないカーポート選び方
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カーポートの人気商品の価格やデザインを比較!
いまはアルミ製カーポートが大人気。いろんな商品が世に出ています。
ここでは、三協アルミさんのカーポートF2と、よく比較される人気商品のデザインや価格を、タイプ別に解説します。
比べるのは、F2のライバルであるLIXILさんのカーポートSC、そしてYKK APさんのルシアスカーポートです。
≫\永久保存版/カーポートのサイズと色の決め方がわかる!失敗しないための視点・ポイント5選
1台用の最安はカーポートSC
F2の1台用は、2台・3台用より一足早く2023年に発売されました。上の表では、1台用でよく売れているサイズをならべています。
F2の工事費用を含む実売想定価格は42.9万円です。
LIXILさんのカーポートSCは40.3万円、YKK APさんのルシアスカーポートは42.7万円なので、SCがいちばん安いですね。
ルシアスカーポートは、屋根に厚みのある重厚感タイプになっています。
YKK APさんは、2024年秋にもF2やカーポートSCのようにスタイリッシュに寄せた商品を発売するそうです。
2台用ならF2のほうがお買い得!
F2の横並び2台用、いわゆるワイドタイプのカーポートは2024年6月の発売です。
風雪に対する強さは、ライバル商品と大きな違いがありません。
しかし、カタログ価格は117.3万円、実売想定価格は94.3万円と、カーポートSCより2万~3万円ほど安くなっています。
カーポートSCはスタイリッシュさが売りの人気商品です。F2もSCに寄せてスタイリッシュさを追求してきました。
YKK APさんが予定するスタイリッシュ系の新商品も、概要がわかったらレビューしますね!
3台用もF2に軍配!
3台用のF2のカタログ価格は245万円です。
これに対してSCのカタログ価格は236.8万円。F2の方が8万円ほど高いです。
しかし、実売想定価格はF2が188.4万円、カーポートSCが191.4万円と逆転します。
くわしくは記事後半の3台用も4本柱で使いやすく、施工費も安いで解説しますね。
YKK APさんルシアスカーポートには、3台用がないので調査対象外としています。
縦連棟の2台用はカーポートSCに利点あり
最後は、1台用のカーポートを縦に2台分並べた「縦連棟」と呼ばれるタイプです。縦列駐車する方式ですね。
実売想定価格はいずれも80万円を超えており、カーポートとしては高級なタイプになります。
F2はカタログ価格が高い分、カーポートSCに比べると値が張ります。
F2がカーポートSCより魅力的な3つの理由
庭ファンは、これまで大人気だったカーポートSCではなく、2台用3台用ではF2を強くおすすめします。
F2は、SCより後発なので、そりゃいい商品を出さないと売れません。しっかりSCを狙い撃ちしてきましたね。
F2が同じスタイリッシュ系のカーポートSCより魅力的な3つの理由を深掘りします。
理由1:屋根のデザインが美しい
F2の屋根のデザインが美しいことは、業界でとても注目されています。
上の写真の左側がF2、右側がカーポートSCです。屋根のかたむきに注目してください!
左右勾配といって、左右どちらかの雨どいに雨水を集めて排水する方式です。
ただ、家の屋根や軒が水平なのにカーポートの屋根が斜めでは、美しさが損なわれますよね。
最近の建物は、シンプルモダンなデザインが増えています。
道路に対して水平な屋根や軒が多いので、屋根が斜めのカーポートは建物とマッチしにくいんです。
三協アルミさんのF2は、ここを解決しました。屋根のかたむきを、左右ではなく前後にしています。
正面から見ると、屋根が水平に見えて美しいですね!
理由2:柱が細くてスタイリッシュ
F2とSCでは、柱のスタイリッシュさでも大きな差がつきました。
2台用カーポートで見ると、カーポートSCの柱は正面から見た横幅が161mm、奥行きが90mmです。
一方、F2は横幅が75mm、奥行きが125mmになっています。
これ、F2のほうがSCより柱が細いぶん、道路からの見た目が全然かわります。
横幅75mmといえば、テラスなどに使われる柱と同じぐらい。
ちょっと不安に思うほど細いですが、もちろん補強されているので強度は問題ありません。
理由3:3台用も4本柱で使いやすく、施工費も安い
最後は柱の本数です。
F2は3台用でも、柱が左右2本ずつの計4本になっています。
真ん中に柱がないので乗り降りのとき、車のドアを開けやすいですね。
一方、カーポートSCが3台用になると、柱が6本に増えます。片側に3本です。
しかも、柱が6本あると、4本の商品より掘削の手間が1.5倍に増えます。
残土も増えるので工事費用がかさみ、作業スピードにも響きます。
だから、F2の3台用のカタログ価格はSCより高いのに、実売想定価格だとSCより安くなるんです。
1台用や縦連棟はカーポートSCがおすすめ
ここまで紹介してきたように、2台用や3台用で三協アルミさんのF2を選ばない理由は、はっきり言ってありません。
- 屋根のラインの美しさ
- 柱のスタイリッシュさ
- 3台用の柱の少なさ
といったポイントでカーポートSCを圧倒しています。
一方で、LIXILさんのカーポートSCも大人気なだけあって、強みはあります。
たとえば、積雪に強いモデルがあるのはカーポートSC。F2には耐雪用はまだありません。
後ろ側の支柱だけで屋根を支える「後方支柱タイプ」もF2にはありません。
ほかにもカーポートSCには、バルコニーに取り付けられる「バルコニーSC」、テラスに設置する「テラスSC」など、ラインナップが豊富なのは強みですね。
つまり、1台用や縦連棟ではカーポートSC、2台用や3台用ならF2。ざっくり言うと、こんなすみ分けですね。
≫圧倒的デザイン「カーポートSC」のココがすごい!プロの目線で徹底解説!
あえてF2のデメリットを言うと…
三協アルミさんのF2には弱点やデメリットもあるので、ここであえて紹介しておきます。
≫カーポート購入で後悔しない!たった7つの質問【初心者必見】
アルミ製なので暗くなる
三協アルミさんのカーポートF2は、アルミ製なので日光をまったくとおしません。なので、窓がある場所の近くに設置するのは不向きです。
カーポートの屋根で窓が隠れると、家の中に日光が入らず寒くなったり、暗くなったり…。
もちろん暗くなるのは、どのアルミ製カーポートも同じ。アルミの宿命です。
ふつうのカーポートより価格が高い
スタイリッシュな見た目だから、ふつうのカーポートより、値段はお高めですね。
F2だけではなく、一緒に比較したカーポートSCやルシアスカーポートも含めて、ふつうのカーポートの3〜4倍の価格になります。
雨や風をしのぐだけなら、安めの屋根材「ポリカーボネート」を使っている一般的なカーポートでも十分です。
できるだけ安く設置したいなら、ポリカーボネートのカーポートを選んだほうが無難です。
「屋根に透過性があるなら、汚れが目立っちゃうのでは?」と心配に思う方には、三協アルミさんが出している「ブラックポリカ」がおすすめです。
ブラックポリカなら透過性がないのでモノトーン系の建物にもマッチします。
めちゃくちゃ値段が上がるわけではなく、通常価格から+10%~20%の範囲です。
ラインナップがまだ少ない(これからに期待!)
F2は、まだラインナップが少ないこともデメリットです。
50cm、100cmといった積雪に対応できる商品が出ていません。
後方支柱タイプも用意されておらず、選べるタイプが限定されています。
ただ、今の需要を考えると「開発しない」という選択肢はないはずです。ラインナップが充実するのは時間の問題だとみています。
ちなみに、梁を屋根より長くして、玄関アプローチなどと一体感を演出できる梁延長のオプションはすでに出ています。
木目調も2024年秋に発売予定です!
より安くF2を設置したいなら
ここまで、三協アルミさんが発売したF2を紹介してきました。
おしゃれでとにかく目を引くおすすめのカーポートです。
車を出し入れするとき、「フフフ、きょうもスタイリッシュなカーポートに停めたぜ」なんて高い満足感を得られるはずですよ!
カーポートF2を安く買うには、外構業者さんに施工を直接依頼してください。
ハウスメーカーや工務店さんに相談すると、施工業者への仲介手数料をたんまり取られるケースが多いです。
外構業者さんに直接依頼するなら、三協アルミさんの認定工事店が集まっている「庭すまいるショップ」というサイトがおすすめ。推奨業者をエリア別に検索できます。
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