ウッドデッキの屋根で後悔する前に知ってほしい
ウッドデッキに屋根を付けたいけど、ぶっちゃけどうなの? 周りの家も、屋根を付けていたり、いなかったりで正解がわかんない! 屋根がないと、夏場のウッドデッキは暑くて使えないってほんと? でも屋根があると暗くなりそう…後悔はしたくない!
ウッドデッキに屋根を付けるべきか論争は、よく聞かれますね。
一回付けちゃうと、取り外すのは大変だし、慎重になるのはわかります。
そんな屋根で悩んでいる方、迷っている方に向けて、後悔したお家の事例とその対策をご紹介します。
何も考えずに屋根を付けるのはキケンですが、対策を立てれば屋根なしのウッドデッキには戻れませんよ!
庭ファンが思うウッドデッキの屋根の4条件は
- 窓への日差しを遮らない
- 柱が生活動線&視界を邪魔にしない
- 雨の吹き込みをしっかり防ぐ
- 最低限のコストで実現できる
です。
一つでも満たせないと後悔につながるので4つの視点を忘れないで下さいね。
そこで、網羅するために、こんな内容を詳しくお伝えします。
ウッドデッキの屋根で後悔しない選び方を知りたければ、ぜひ最後までお読みください。
外構一筋16年のプロが後悔しないウッドデッキ屋根を選ぶ
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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ウッドデッキに屋根をつけて後悔する理由
適当にウッドデッキの屋根を選ぶと、後悔するポイントが4つあります。
対策もあわせて紹介するので参考にしてくださいね!
後悔1:屋根で日光が遮られて部屋が暗くなる
「1.窓への日差しを遮らない」の後悔を避けるポイントです。
ウッドデッキの屋根は見た目も素敵ですが、直射日光を遮るため室内が少し暗くなります。
透明なポリカーボネート製の屋根でも10〜20%の日光がカットされ、レースカーテンを引いたような明るさになるんです。
冬場は暖房効率が下がり、せっかく南向きの窓でも電気代が増えちゃうかも。
でも屋根が小さすぎると、雨や日差しを十分に防げないので、屋根を付けた意味がないですよね。そのさじ加減が難しい…。
ちなみに、ポリカの屋根でどれぐらい日光が遮られるか気になる方は、こちらの実証実験を参考にしていただけるとわかりやすいと思います。
そこでおすすめなのが、オーニングやシェードといった可動式の屋根です!
季節や天候に応じて開閉を調整できるので、室内の明るさを自在にコントロールできます。
わが家では、クリアマットのポリカーボネートの屋根に、日差しの強い季節にはシェードを追加します。
シェードの脱着は面倒ですが、メンテナンス性と快適性のいいとこ取りですよ!
後悔2:柱が邪魔で庭が狭く感じられる
「2.柱が生活動線&視界を邪魔にしない」の後悔ポイントです。
先ほどのリビングからシェードを見た写真見返してほしいのですが、柱がリビングからは見えづらい配置にしてます。
少しでも広く使いたい、視界を邪魔してほしくないと思いでこういう配置にしてます。
どうしてもウッドデッキに屋根を付けると空を見上げる範囲が遮られるので、お庭が少し狭く感じられるという声もあります。
対策として、屋根のフレームにグレーやホワイトなど明るい色を選ぶと、圧迫感をグッと和らげられます!
わが家ではウッドデッキの高さも考慮して、通常の240cmより少し高めの270cmの屋根にして圧迫感を減らしています。
春や秋など外で過ごしやすい季節にしかウッドデッキを使わないなら、そもそも屋根を付けないのも一つの方法です。
後悔3:屋根についた汚れが目立つ
ポリカーボネート屋根は見た目がスッキリしますが、実は汚れが目立ちやすい素材です。
雨水の流れた跡や落ち葉、鳥のフンが、下から透けて見えるのはなんとも気になります。
そのため、透明タイプではなく「クリアマット」や「トーメイマット」と言われるような半透明の屋根材を選ぶのがおすすめ!
屋根は高い位置にあるので掃除が大変と思われがちですが、雨が降ると自然に汚れも落ちていきます。
ちなみに屋根を付けても、ウッドデッキ自体の雨染み汚れは完全には防げません。
そこで、四国化成さんの「ファンデッキHG」や、グローベンさんの「プラドデッキ」などの汚れが目立ちにくいウッドデッキがおすすめ。
実際に使ったこともあります。
プラスチック感は少し強いものの、メンテナンス性は抜群ですよ。
わが家でも採用しているプラドデッキのメリット・デメリットはこちらで解説しています。
»プラドデッキの使い心地は?メリット・デメリット、DIY方法も解説!
後悔4:風や雪の影響を受けやすい
見落とされがちですが、海沿いや高台など風の強い地域や冬に雪が降る地域では、耐風圧性能や耐積雪強度の高い屋根を選ばないといけません。
私のイチオシは、YKK APさんの「ソラリア 積雪50cm対応タイプ」
フレームの骨組みが多いため、見た目は少しボリューミーな印象になりますが、その分強度は文句なし。
それでいて、価格が他社製品と比べてリーズナブルなんです!
といっても、他のテラス屋根も気になりますよね。こちらの記事で、おすすめのテラス屋根について解説しています。
»テラス屋根の後悔しない選び方!プロも太鼓判を押す価格帯ならコレ!
ウッドデッキに屋根を付けるメリット
これまでデメリットについてお伝えしてきましたが、ウッドデッキに屋根を付けるにはメリットの方が多いんです。
メリット1:ウッドデッキが汚れにくくなる
屋根があると、野ざらしの状態と比べて汚れにくくなるので、裸足で歩いても足が黒くなりません!
毎日の洗濯物干しでも、ウッドデッキの汚れを気にしてスリッパを履く必要なし。
裸足でサッと出られたり、洗濯物を気軽に干せたりするのは、想像以上に便利です!
毎日使う場所だからこそ、こういった小さな利便性が暮らしの質を大きく変えてくれます。
メリット2:雨の日でも使える
突然の雨でも洗濯物を慌てて取り込む必要がないのは、大きな魅力です。
突然の雨でも洗濯物はそのまま、休日のDIYやバーベキューも雨で中断する心配がありません!
お子様の遊び場としても、天候を気にせず安心して使えます。
メリット3:日よけになる
春から夏にかけてのウッドデッキは強い日差しで出番が減りがちですが、屋根があればそんな悩みとはおさらばです。
直射日光を程よく遮ってくれるので、真夏でもウッドデッキの上を素足で歩けるほど快適に!
お子さんのプール遊びでも日差しを和らげるので、紫外線対策にも効果的です。
メリット4:ウッドデッキの劣化を防ぐ
ウッドデッキは雨水や紫外線にさらされることで徐々に劣化しますが、屋根があれば雨水や日差しから守れます。
変色や腐食を防ぐので、見た目の美しさはもちろん、ウッドデッキ本来の質感も長く楽しめます!
メリット5:プライバシーを確保できる
屋根があると、お隣の2階の窓や道路からの視線も自然にカバーしてくれます。
リビングに面したウッドデッキの場合、室内の様子が見えにくくもなります。
さらにオプションで目隠しパネルを付けると、より心地よいプライベート空間を作れますよ。
在宅ワークの休憩時間に外の空気を楽しんだり、家事の合間にホッと一息つくのにもおすすめ!
ウッドデッキの屋根の種類
ウッドデッキの屋根は主に以下の5種類があり、それぞれに特徴があります。
- ポリカーボネート屋根
軽くて丈夫なプラスチックで、透明性が高くて室内を明るく保ちつつ、雨や紫外線をしっかりガードします。 - パーゴラ
格子状のフレームの屋根で、雨よけにはなりませんが、見た目を重視したいお庭のアクセントとしておすすめです。 - オーニング
必要なときだけ広げられる便利な日よけです。収納式なので、季節や天候に応じて調整できます。 - シェード
メッシュ素材などで作られた軽やかな日よけで、程よく光を通しながら紫外線をカットしてくれます。 - ガーデンルーム
屋根と壁を備えた本格的な空間です。雨や風を完全にシャットアウトでき、屋内と屋外の中間的な空間を作れます。
ウッドデッキに合わせる種類別おすすめの屋根は、こちらで解説しています。
»地味だけど、あってよかった!ウッドデッキに屋根を付けるメリット・デメリット&おすすめ商品11選
ウッドデッキに屋根を後付けする際の注意点
後付けを失敗しないための3つのポイントを紹介します。
ウッドデッキよりも大きい屋根を選ぶ必要がある
ウッドデッキに屋根を後付けする場合、屋根サイズをウッドデッキより大きくする必要があるため、設置スペースに余裕があるか要確認です。
「3.雨の吹き込みをしっかり防ぐ」のポイントです。
一般的な目安として、ウッドデッキの端から30cm程度の余裕を設けるのがおすすめ!
斜めから降る雨を防ぐにも、夏の強い日差しをしっかりカットするにも重要です。
ウッドデッキの大きさの決め方について、こちらで解説しています。
»ウッドデッキの大きさで後悔するのは基準を知らないから…正解を教えます!
冬の日当たりを考慮する
屋根の設置を決める前にぜひ確認していただきたいのが、季節による日当たりの変化です。
冬場は日差しが弱くなるため、方角によっては室内が予想以上に暗くなったり、寒くなったりすることも…。
設置前に夏と冬それぞれの季節での日当たりをよく確認し、多少室内が暗くなっても問題ないかシミュレーションするのが大切です。
外壁保証の対象外になる可能性がある
ほとんどのテラス屋根は、外壁に固定する必要がありますが、これでハウスメーカーの外壁保証が受けられなくなるかも。
保証を活かすのにおすすめは、外壁に固定しない「独立タイプ」の屋根です!
外壁に沿って柱を立てる形式で、見た目の美しさも損ないません。
独立式のコスパ最強はこのパターンですね。
こちらの写真を見ていただくと、柱の色を窓サッシと合わせることで、自然な仕上がりなのがお分かりいただけるかと思います。
独立したテラス屋根について、詳しくはこちらで解説しています。
»独立テラスのおすすめ一覧&相場価格も紹介します。ハウスメーカー保証を守る!
ウッドデッキの屋根についてよくある質問
ウッドデッキの屋根選びの際に、多くの方から寄せられる質問についてお答えします。
Q1:ウッドデッキの屋根の最適なサイズはどれくらい?
ウッドデッキを快適に使用するためには、屋根の奥行きは最低でも壁から120cmは確保したいところ。
雨の吹き込みを防ぐため、できればウッドデッキよりも30cmほど大きめにするのがおすすめです。
横幅についても、ウッドデッキの幅より90cmほど大きいのがベストです!
敷地に余裕がある場合は西側の屋根を広めにすると、夕暮れ時の強い西日も優しくカットできます。
Q2:屋根を付けると建ぺい率はどうなる?
建ぺい率の計算方法は、市区町村や設置場所、設置方法によって変わってきます。
外壁から1m以上突き出した屋根は幅1m分が建ぺい率から除外されたり、カーポートの場合は柱から1m分が除外されたりするなど、基準はさまざまなんです。
大切なのは、具体的な設計プランが決まった段階で、必ず行政に相談すること!
この一手間で、工事後のトラブルを防げますよ。
ウッドデッキの屋根は対策すれば後悔しない!
この記事では、
- ウッドデッキの屋根で起こりがちな4つの後悔ポイント
- ウッドデッキに屋根を付ける5つのメリット
- 目的に合わせて選べる5種類の屋根
- 屋根を後付けする際の3つの注意点
について解説してきました。
ウッドデッキの屋根は確かにデメリットもありますが、きちんと対策すれば快適な空間になります。
検討の結果「やっぱり屋根は必要ないかも」という結論もアリです。
優先順位の観点から見ると、カーポートや勝手口など、毎日使う場所の屋根を先に考えるのがおすすめです。
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