駐車場のコンクリート費用が高い!3台分なんて払えない…
今、首都圏以外の一般家庭では、1家に1台車を持つことが当たり前になっています。
私の住んでいる地域の田舎のほうでは、1人に1台が当たり前。
「3台分の駐車場スペースをつくりたい」というご家庭も少なくありません。
駐車場は土間コンクリートで仕上げるのが一般的ですが、見積もりを見てお値段の高さにびっくりした方も多いのでは。
場合によっては、コンクリート費用が外構費用のほとんどを占める…なんてことも。
この記事では、駐車場の費用を安く抑える方法を解説します!
元商社マン!駐車場のコンクリート費用について解説
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駐車場だけで、外構全体の1/3~1/4の費用がかかる
駐車場は、お庭まわりの大部分のスペースを占めることになります。
面積が大きいため、外構工事費用全体の1/3~1/4が、駐車場のコンクリート費用になってしまうケースもあるんです。
土間コンクリートの相場価格は、1平米あたり約10,000~12,000円。
ただし、施工面積や工事内容によって単価は変動します。
基本的な土間コンクリートの価格の内訳は以下の通りです。
コンクリートの工事費用には、現場の測量や、残土処分の費用なども含まれます。
たとえば、駐車場をコンクリート敷きにする場合、工事費用の相場は以下の通りです。
- 1台分:20万円
- 2台分:30万円
- 3台分:40万円
駐車場にかかる費用が、外構工事費用の多くの部分を占めるのは事実。
裏を返せば、駐車場費用を削減することで、外構工事費用を大幅に抑えることが可能ということです!
この記事では駐車場の費用を抑えるためのポイント・テクニックをご紹介します。
浮いた費用でテラス屋根やウッドデッキを設置する、カーポートをアップグレードするなど…夢がふくらみますね。
土間コンクリートの相場費用については、こちらの記事も参考にしてください。
≫土間コンクリートの単価はどれくらい?費用20万円で打設できる面積とは
外構駐車場の一般的な仕上げ方法・素材について
本題に入る前に、駐車場で使われる仕上げ方法・素材をご紹介します。
素材によって、見た目はもちろん、特徴が異なるのがポイントです。
定番の外構駐車場素材「土間コンクリート」
説明は不要ですね。
駐車場に一般的に採用されているのが、土間コンクリートと呼ばれる手法です。
- 手入れが不要で扱いやすい
- デザインの柔軟性がある
- 強度が高い
といったメリットがあるので、一番人気で私もおすすめしています。
しかし、費用が高いのがデメリットです。
最近では、透水性のある「オシコン・オワコン」というコンクリートも販売されています。
土間コンクリート自体が水を吸収してくれるので、排水工事の費用を抑えられますよ。
外構のコストを抑えられる、駐車場の「砂利敷き」
住宅や店舗の駐車場で、コンクリートの他によく採用されているのが砂利敷きです。
砂利敷きは、砕石(さいせき)とも言われます。
砂利敷きは、土地に砕石と呼ばれる石を敷き詰めるだけなので、比較的費用が安いという特徴があります。
ただし、砕石は石を固めずに置いているだけ。
車を出し入れする際に、道路に砂利が飛び散ってしまうというデメリットがあります。
また、駐車時の荷重がかかり、タイヤ部分が沈んで土がむき出しになることも。
音がうるさいので、夜中に出入りする場合はご近所に気を使子わなければなりません…。
もう一つの低コスト案は、駐車場の「芝生敷き」
コストを抑える方法として、駐車場を芝生敷きにする方法もあります。
住んでいる地区によっては、緑化規定で「敷地の何%以上は緑地にしないといけない」と定められている場合があります。
このような場合、駐車場を芝生にして適用させるのもアリですよ!
長期間車を停めている場合や、自動車のタイヤが乗る部分は、芝生が枯れやすくなります。
天然の芝生をきれいな状態に保つのはかなり難しい…。
初心者さんは、こちらの記事で解説しているような人工芝を利用するのがおすすめですよ!
≫人工芝はリアリーターフを選べ!プロも採用するその理由を解説!
駐車場と言えば「アスファルト」広域施工に有利
駐車場の舗装素材として、アスファルトも挙げられます。
月極の駐車場や、道路などはほとんどアスファルトで施工されています。
ただし、アスファルトは特殊な流通・商流体型をしているため、一般的なエクステリア業者さんでは対応できないことが多いんです。
アスファルトは道路業者さんや土木業者さん向けで、施工には特殊な車両(ロードローラー)や器具が必要になります。
一般住宅の駐車場くらいの面積だと、割高になってしまうケースが多いです。
結局、
- 割高になった「アスファルト」
- エクステリア業者さんが得意としている「コンクリート」
の値段は一緒になってしまうんですよね。
東北エリア・北海道エリアなど一部寒冷地を除く地域にお住まいの方は、周りのお家の駐車場を見てみてください。
ほとんど土間コンクリートになってると思います。
駐車場を低予算でコンクリートにする方法は?
できるだけ低予算で、駐車場をコンクリートにする方法が気になりますよね。
よくあるパターンとしては、タイヤが乗る部分だけ土間コンクリートにするという方法があります。
車が乗る部分だけ土間コンクリートにするので、施工面積が少なくなり費用が削減できます。
とくに、駐車場が2台・3台分の面積の場合には、コスト削減のメリットが大きくなります。
駐車場の土間コンクリートじゃない部分はDIY
先ほどの施工法を採用すると、タイヤが乗る部分以外はそのままになってしまいます。
空いている部分には、砕石や芝生を敷くのが一般的です。
土のまま未舗装にしておくと、土埃や泥よごれの原因になるので注意してください。
- 車が乗る部分:専門業者さんに土間コンクリートの施工を依頼する
- その他の部分:DIYで防草シート・芝生、砕石などを設置する
このようなハイブリット式が、最もコストを抑えられると思います。
砕石や芝生は、ホームセンターなどで購入できます。
専門的な知識がなくても、DIYで簡単に設置できるので初心者さんにもおすすめですよ。
まとめ:駐車場のコンクリート工事はプランが重要
駐車場は外構工事費用の多くを占めるので、プランニングは慎重に!
低予算で悪いものを作ると、毎日の生活が不便になってしまいます。
たとえ工事が安くできたとしても、使い勝手が悪いと、補修に余計な費用がかかることも…。
駐車場のプランニングは、必ずプロに頼むことをおすすめします。
駐車場工事を成功させるためには、今後の車の購入予定や、家族構成などを考慮してプランを考えてください。
タイヤの切り回し部分や、生活導線等を考慮して必要な範囲だけをコンクリート敷きにすればコストを抑えられますよ。
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