ウッドデッキを付けるなら良いものをつけたいと考えてる人
「天然木と人工木のウッドデッキはどちらの方が良いのだろう?ネットで検索すると『10年も持たずに腐ってしまった』『毎年の塗装メンテナンスが大変』などの口コミをよく目にして、人工木のほうがよいの?メリット・デメリットを全部教えてほしい!」
←人工木と天然木のメリットとデメリットを一挙に公開します。
ウッドデッキを検討している人により良いお買い物にしてもらうためにそれぞれの要素分解して解説します。
- 私は、エクステリア専門店に商品を卸す商社マンです
- 天然木/人工木のウッドデッキのメンテナンスについて
- そもそも、人工木・樹脂木と呼ばれるのもってどんなもの?
- 人工木ウッドデッキの考慮しておくべきデメリット
- 天気の良い日を一日使って塗装のメンテナンスは結構重労働
- 台風対策にも人工木材が見直されています。
- 人工木に買い替えた人の感想は?
- 【推奨】百聞は一見にしかず、実菅確認はぜひサンプル取り寄せを!
- 木目のデザイン美しい人工木ウッドデッキ LIXIL 樹ら楽ステージ
- 天然木のウッドデッキの魅力
- 天然木ウッドデッキのソフトウッドとハードウッド
- え?ということは、天然木のハードウッドでウッドデッキを作るのが正解?
- 天然木ウッドデッキは経年変化を楽しめる素材
- 人工木ウッドデッキと天然木ウッドデッキはどちらがいい?
- 本当に…良い外構を手に入れる方法
私は、エクステリア専門店に商品を卸す商社マンです
はじめまして、庭ファンと申します。元・外構エクステリア販売の商社マンでした。
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※1
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「人工木と天然木は、ウッドデッキはどっちのほうが良いのか?」という永久のクエッションに対して【耐久性重視/風合い重視】なのか私なりの見解を交えてご紹介します!
ウッドデッキ選びに迷っている方はこちらの記事も参照いただけると幸いです。
天然木/人工木のウッドデッキのメンテナンスについて
ウッドデッキの魅力はその木目や木の質感です。ほとんどが木材で構成されています。
最低でも、1年に一回は防腐剤を塗る・再塗装をするなどのメンテナンスは不可欠になります。
どうしても、しっかりメンテナンスをしても、日光や風雨に晒されたままですし、地面からの湿気や虫害などでどうしても腐食してしまいます。
そんな天然木もウッドデッキのメンテナンスに関してのお悩みを解決してくれた救世主が「人工木ウッドデッキ」(または樹脂木と呼ばれる)ウッドデッキ素材です。
人工木ウッドデッキ素材とは?
製造工程はメーカーによって若干の違いはありますが、おおよその人工木と呼ばれている素材はプラスチック系の樹脂素材と天然木を粉末にした木粉を混ぜ、専用の機械で高温&高圧力で生成された工業製品のことを指します。
ウッドデッキの中に樹脂が配合されているので、メンテナンスしなくても高耐久かつ、腐食することがありません。さらに、プラスチック食べる虫はいないので、虫害の心配もありません。
最近は人工木ウッドデッキ価格が下がってきた。
現在では、取り付ける人も増え、製造量&流通量も増えてきて一般住宅用のウッドデッキは人工木が主流になってきました。
昔は天然木のほうが安かったのですが、大量生産・大量販売により、人工木の製造コストが下がり、人工木ウッドデッキほうが安い逆転現象が起こってきてしまいました。
市民権を得た人工木が闊歩し、天然木のウッドデッキはあまり見る機会が徐々に、無くなってきました。
天然木ウッドデッキの根強い人気の秘密
それでも天然木には天然の魅力があり、根強い人気があります。
表現力が徐々に向上してきたとは言え、天然物には勝てない、人工木には再現できない香りや質感、本物ならではの風合いが特徴です。
耐久力も高い樹種もあり、メンテナンスフリーの天然木ウッドデッキも販売されています。
じゃぁ、天然木と人工木はどちらがいいの?
と、話が二転三転してしまいますが、私個人的な見解となりますが・・・
結論は、天然木よりも断然人工木です!
理由については、それぞれに良いところと注意点があります。
メリットとデメリットについては、後ほど詳しく&詳しく、説明いたします。実際にサンプルをお取り寄せいただいたり、商業施設などにはウッドデッキがあることが多いので実際に見てみたり、質感の好みや生活スタイルに合わせて種類を選択するとウッドデッキ選びに間違いが少なくなります。
そもそも、人工木・樹脂木と呼ばれるのもってどんなもの?
人工木は再生木・樹脂木など、様々な名称で呼ばれています。言い方は違いますが差しているものは同じです。現在、エクステリア商品を製造するLIXIL社、YKKAP社、三協アルミ社の主要ウッドデッキは人工木素材の物がほとんどです。
ちなみにデータとして直近で確認ができる2017年度の出荷統計では、88.6%(212.8億円)を人工木ウッドデッキが占め、11.4%(27.4億円)は天然木が選ばれています。
業界シェアがウッドデッキ商品選定の意思決定にはなりませんが、日本のお庭事情のスタンダードを知っておくことは良いことかと思います。
※数値は、週刊エクステリア 2018.9/30 1589号(6)参照
人工木の最大の特長は、その耐久性と安定性です。
「人工木」というのは天然の木材と違い、木粉とプラスチック樹脂をミックスし。高温・高圧でトコロテンのように押し出した材料です。
可能な限り天然木の質感に近づけつつ、工業製品としてウッドデッキを仕上げた結果です。
完全な木材というわけではないため、虫が食べないのでシロアリに強く、湿気を吸わないので木材特有の「腐る」ということもかなり抑えられます。
人工木ウッドデッキは、安全・安心の素材です。
さらには人工木には、防腐処理やシロアリ対策などで薬剤を塗ったりする必要がありません。
樹脂素材もペットボトルの蓋や食品容器などに使われる樹脂と同じなので有害な物質は含みません。
ウッドデッキの上で遊んでいて、小さなお子様やペットなどが万が一、人工木ウッドデッキを舐めたりしてしまっても危険性は低くなっています。
人工木ウッドデッキは、変色・退色も少ないのも特徴
人工木は日に当たることでの極端な変色・退色も少ないのも特徴です。
ウッドデッキも木粉から製造されているので、トゲやささくれなどでないので「安心・安全・長持ち」という点が改善され、天然木を使ったウッドデッキなどの代わりに、人工木を使ったウッドデッキが増えてきています。
また素材自体の吸水率が低いので、天然木に比べて反りが起こりにくいものとなります。材料の安定性が高く設置後の狂いも少ない事が特徴です。
人工木ウッドデッキの考慮しておくべきデメリット
「人工木」もメリットばかりではありません。弱点もいくつか存在します。
「太陽光を吸収・熱保持しやすい」
「工業製品がゆえに、色むらなどが無く、均一。味気ない」
です。
「太陽光を吸収・熱保持しやすい」
製造時にプラスチックを混ぜ込んでいるため夏の直射日光差を浴び続けた場合には、熱くなり素足では歩くことができないこたがあります。
春先や秋口は大丈夫ですが、真夏のウッドデッキは要注意です。
「工業製品がゆえに、色むらなどが無く、均一。味気ない」
工業製品がゆえに安定した質感・色になります。ウッドデッキの無個性に感じたり、味気や面白みに欠けるという意見もあります。
最近では木目を生かした、再現した人工木ウッドデッキもあるようです。見た目やデザインにこだわる方には是非検討いただきたい一品です。
天気の良い日を一日使って塗装のメンテナンスは結構重労働
天気の良い日を一日使って塗装のメンテナンスは結構重労働です。
毎年土曜日・日曜日を使う必要のないメンテナンスフリーのウッドデッキはいかがでしょうか。
これからの時間的なコストを意外と人口目ウッドデッキも魅力的な値段も見えてくるのではないでしょうか?
台風対策にも人工木材が見直されています。
他にも敷地境界や目隠しに使うフェンスや門袖などにもこの「人工木」が使用されることがあります。
腐食などで危険な状態になった天然木のフェンスや天然木のウッドデッキをリフォームする人も増えています。
台風対策のために、耐久力の高い人工木使ったものに買い替えるという動きが多いように感じます。
人工木に買い替えた人の感想は?
人工木のウッドデッキに買い替えた人の感想をネットで検索すると良かったポイントが多数紹介されています。
「今あるウッドデッキが腐ってしまった。これからも何度も買い換えるのはゴメンだ。耐久力のあるウッドデッキにしたい。」
「歳も歳なので、毎年の再塗装やメンテナンスが大変。次のメンテナンスを目安に耐久力のあるウッドデッキ取り替えよう」
という感想が多いようです。
「人工木」は天然木材とは異なり大量生産が可能なため、比較的安定していつでも購入できるのも魅力のポイントです。天然木の場合、樹種により環境保全の輸入規制が発生することもあります。
【推奨】百聞は一見にしかず、実菅確認はぜひサンプル取り寄せを!
人工木にまだよくわからない、耐久力に関して懐疑的な人は、ぜひサンプル取り寄せを推奨します。
人工木ウッドデッキの正面の硬さや手触り、質感など百聞は一見にしかず。
〇:人工木ウッドデッキのメリットまとめ
1.圧倒的な耐久力でいつまでも美しいウッドデッキ
2.シロアリに強く害虫を寄せ付けない、湿気に強いウッドデッキ
3.ささくれが無い・反りが起こりにくいので安定したウッドデッキ
4.カラーバリエーションが豊富で家に合わせやすいウッドデッキ
×:人工木ウッドデッキのデメリットまとめ
1.熱を吸収しやすく、冷めにくい「熱保有をしやすい」人工木ウッドデッキ
2.工業製品ながら、統一色になりやすく味気ないウッドデッキに見えるかも
木目のデザイン美しい人工木ウッドデッキ LIXIL 樹ら楽ステージ
人工木というと表面が熱くなりやすい、単一色で味気がないと思われる節がありますが、最大手の建材メーカーのLIXILさんから販売されている樹ら楽ステージはそんな二つの課題も解決してくれています。
特殊な素材を使うことで表面を熱くならないよう、熱保有も軽減・解消してくれます。さらに表面を凹凸の特殊加工により木材特有の色むら・揺らぎを表現しています。
人工木なのでこちらは毎年のように必要な塗装の手間もいらないメンテナンスフリーなウッドデッキです。
さてさて、人工木ばかりのお話でしたが、次は天然木のウッドデッキです。
天然木のウッドデッキの魅力
天然には天然でしか表現できない、味わえない天然木のメリットがあります。
天然木は木の風合いを直接感じられるため、自然の中での調和・見た目という点では天然木が圧倒的に有利です。断熱性能に優れた天然木のウッドデッキは「冬暖かく、夏はそれほど熱くならない」といったメリットがあります。
エクステリアメーカーが作るウッドデッキに比べ、自由度や加工性が高くものもあり、敷地への形に合わせて自由な設計ができるというのも魅力の一つです。
手軽に安く、天然木ウッドデッキは市販品で作れる
天然木は価格という点においても、ホームセンターなどで販売されているので、材料や塗料は安くしかも、簡単に手に入るので価格ではエクステリアメーカーの樹脂木より安くなることの方が多いように感じられます。
一般的なホームセンターに置かれている木材は柔らかく加工がしやすい樹種です。
ホワイトウッドデッキやソフトウッドと呼ばれる木材で、安価で加工がしやすい代わりに耐久性については少し劣ります。
「ソフトウッド」は耐久性という点で不安が残ります。
耐久性という点に不安が残りますので、床下からの湿気やシロアリなどに弱く、腐食もしやすい素材です。
ですので、ソフトウッドで作ったウッドデッキは、毎年の塗装・定期的なメンテナンスが必要です。ですが、毎年、定期的なメンテナンスを行っていたとしても、最終的には4~5年でボロボロになってしまうことが多いのです。
天然木ウッドデッキのソフトウッドとハードウッド
ソフトウッドの反対語にあたる、ハードウッドという天然木があります。
ウリンやシダーウッドなど、東南アジアで桟橋や港でも使われる天然木です。ハードウッドはかなりの耐久性を誇ります。
物によっては工業製品の人工木のウッドデッキを凌駕する耐久性。誇るものもあります。そういった超ハードウッドはメンテナンスなども不要なものもあり、元々の木の風合いが生かせるため天然木でウッドデッキを購入するならソフトウッドよりハードウッドが断然おススメです。
え?ということは、天然木のハードウッドでウッドデッキを作るのが正解?
「天然木の質感を生かしながら、耐久力が高いウッドデッキ」というとハードウッドでウッドデッキを作ることが正解にそうですが、ハードウッドは人工木にくらべても、価格も高くなる傾向になります。
ハードウッドは鉄のような硬さを誇る木材で木材をカットするにも専用の刃や技術が必要な内容になります。
天然木のハードウッドは年々規制があり、入手困難に
ハードウッドの天然木は環境保全の観点から輸入規制・伐採規制などがあり、年々入手が困難になりつつあります。
流通も限られてきていますので、どのエクステリア屋さん・ハウスメーカーさんもハードウッドの天然木を扱えるわけではありません。
また、数年後、一部だけ補修しようとしても同じ樹種が手に入らないケースもあります。
ハードウッドも天然木です。腐食や虫害はゼロではありません。
なかには人工木よりつよいハードウッドを謳い文句に販売されているものもあります。
木質が虫を寄せ付けにくい香りを出す樹種であったり、鉄のように固い天然木のウッドデッキの場合は、耐用年数も長くなることもあります。ですが、天然木である以上、湿気や虫害を100%防ぐのは難しいです。
天然木ウッドデッキは経年変化を楽しめる素材
天然木ウッドデッキは経年変化を楽しめる素材です。
気長にゆっくりと付き合いながらメンテナンスを楽しめる方には、ぜひお薦めしたいウッドデッキです。
〇:天然木ウッドデッキのメリットまとめ
1.木の風合いを感じられる
2.表面が熱くなりにくい
3.加工性がいい(ソフトウッドの場合)
4.比較的価格が安い(ソフトウッドの場合)
×:天然木ウッドデッキのデメリットまとめ
1.耐久性が低い
2.シロアリに弱い
3.メンテナンスが大変
4.ハードウッドは価格が高い
人工木ウッドデッキと天然木ウッドデッキはどちらがいい?
それぞれ人工木にも天然木にもいいところがあります。結論は好み!になりますが、好きかどうかは実際にウッドデッキを踏みしめてみるとわかります。
高速のサービスエリアや近くの商業施設の床がウッドデッキになっていることがあるはずです。
触ってみて、踏みしめてみて、気に入った素材があれば購入先を決めてサンプルを取り寄せて確認するのが間違いありません。
安い買い物ではないので、最適な素材を選ぶことに妥協しないことが失敗しないウッドデッキ選びの一番だと思います。
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