インターロッキングはレンガ・ブロックを敷き詰める床の仕上げ方法
正式には、「インターロッキングブロック」と呼ばれ、舗装の仕上げ方法のひとつです。
一般家庭のアプローチなどから公園や商業施設の床などにも採用されているひろく一般的な舗装方法です。
しってました?
貼り方によって、使うレンガブロックの色によって、表情を変えることができ印象を当た価格・明るくできるメリットがあります
ちなみに・・・インターロッキングの歴史
インターロッキングブロックは1950年代に西ドイツで開発されました。
それまで車道は土のままで、舗装されているといえば平たい天然石を並べて敷き詰める舗装方法が当時は、一般的でした。
経済的にかつ安定的に舗装できるようにと開発され、現在では透水性や保水性・美観性または路面温度の低下させる非常に有効的な施工方法だと言われています。
そのインターロッキング施工方法とは
私も調べる前、この業界に入る前はただレンガを敷き詰めて並べてるだけだと思ってたんです。
インターロッキングの施工方法は、ただレンガブロックを並べるだけではありませんでした。
湖の白鳥のように見えないところで相当な苦労がありした。
下地と呼ばれる路盤作りが作業工程の8割ほどを占めていることがわかりました。
ちなみに↑は、ユニソンさんの「ビバラス[ai]洗い出し透水」の施工基準です。
まず施工手順としては施工予定の部分を土を10cmほど掘る
これは土間コンクリートを施工する時とほぼ同じでインターロッキングのブロック厚以上深さを掘り進めます。
特に駐車場や道路など広い部分の作業はショベルカーなどの重機を使って、サクッと機械の力を借りて作業することができるのですが、一般戸建住宅のアプローチやお庭などはユンボなどの作業重機が入らないところもあり手作業となる場合があります。
・・・これが、また大変なんですよね。炎天下の作業になると辛いです。作業費を倍もらいたいぐらいキツイです。
掘り進めた後は、水平を保つため転圧機などで押し固める
この時にしっかり押し固めておかないと時間が経った後にへこみ・ガタツキができる原因になりますので、インターロッキングの施工の下地下準備としては欠かせない作業です。
その後、砕石を敷き詰め・下地を固めたあとさらに砂を敷く
砂は透水性が高くきめの細かいものを使用して、水平を保つように施工しますこれでようやく下準備が完了します。
最後にインターロッキング用のブロックをひとつひとつを手作業で敷き詰める
ブロックは同じ形をしているのでレゴのように埋めていくだけではめていくだけの簡単な仕組みです。
端っこの部分に関してはどうしてもカットが必要になって来るので、敷地の形状や端部の形状に合わせてレンガをカットして敷き詰めていきます。
この時に天端の高さが一定になっているかを常に確認をしながら設置していきます。
最後に敷き詰めが終われば、レンガとレンガの間をブロック同士の隙間を「珪砂」と呼ばれる白い砂で目地を埋めていきます。
この砂が間に入ることで摩擦力によって、ただ置いてあるだけのブロックですが動かなくなります。
最後にもう一度上からガーーーっと転圧をかけて仕上げとなります。
街で見かけるインターロッキングも全く同じ施工方法をしているので、上からブロックを抜けばスポンと取れます。勝手にとっちゃじゃダメなんですけども。。。
インターロッキングはDIYに向いているのか?
DIYでやろうと思うとめちゃくちゃ土仕事なのでしんどいです。
ですが、失敗してもやり直しができたり、セメントなどで固定するわけではなく一発勝負!という感じではないのでとっつきやすい施工法です。
初心者で真っ平らにするのは難しいですが、多少、凹凸ができてしまっても問題のないところ、不陸が起きて気にならないところならお勧めします。
毎日、家族全員が通るアプローチにはできればプロにお任せした仕上げのほうが安全で安心して使えるんじゃないでしょうか?
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