目隠しフェンスに迷うなら縦が正解!その理由を解説
縦格子の目隠しフェンス、オシャレで良いなぁ。でも本当に目隠しできるの? 実は横格子のフェンスの方が良い?
結局同じに見えるけど、どれを選べば良いかわからないです。せっかくのマイホームだから、後悔しないフェンスを選びたいけど、何から考えれば良いんだろう…。
目隠しフェンスを選ぶとき、多くの方が縦格子と横格子で悩みます。
結論から言うと、ほとんどの方におすすめなのは縦格子フェンスです!
防犯性が高く、汚れもたまりにくい。そして、縦のラインが住宅をスマートに見せてくれます。
今回の記事では、以下について詳しく解説します。
どんな目隠しフェンスにしようかお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
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縦格子の目隠しフェンスの特徴
縦格子の目隠しフェンスを、選ぶ前に知っておきたい特徴はこちら。
- スタイリッシュなデザインでモダンな印象を与える
- 隙間の空き具合で目隠し効果が変わる
- 斜めからの目線を防げる
縦格子フェンスは斜めからの目線をシャットアウトできます。
真正面だと隙間から中が見える場合がありますが、少しでも角度がついていれば視線を遮ってくれます。
縦格子フェンスと横格子フェンスのメリット・デメリット
縦格子フェンスと横格子フェンス、それぞれのメリット・デメリットをお伝えします!
縦格子フェンスのメリット
縦格子フェンスは横格子フェンスに比べて掃除がしやすいです。
雨水や埃が自然に洗い流されるため溜まりにくく、メンテナンスの手間が少なくて済みます。
子どもやペットがフェンスに足をかけにくいのもポイント!
縦格子は横方向に足場がないため、登りにくい構造になっています。
不審者が侵入しようとしても足をかけにくいため、横格子フェンスに比べてセキュリティ面でもおすすめ。
縦格子フェンスのデメリット
縦格子フェンスにも弱点はあります。上の写真を見てください!
格子と格子の間に隙間があるため、真正面から見ると掃き出し窓やバルコニーなどが透けて見えることがあるんです。
また、価格が横格子より高くなることも…
これは縦格子フェンスの構造上、横の支持材が必要になるためです。
加えて、デザインのバリエーションも少なめ。
格子の太さが変わる程度しか選択肢がなく、横格子に比べてデザインの幅は限られます。
横格子フェンスのメリット
横格子フェンス最大のメリットは、お庭を広く見せる効果があること!
コンパクトなお庭でも、視覚的に広がりを持たせたい場合におすすめです。
また、外観が重厚感のある仕上がりになりますね。
横格子のデザインは和風や重厚な雰囲気の住宅と相性が良く、落ち着いた印象を与えます。
横格子フェンスのデメリット
横格子フェンスは汚れやすいのがデメリットです。
格子に雨水や埃が溜まりやすく、時間が経つと汚れが目立ちやすくなります!
また、子どもやペットが登りやすいので要注意です。
格子の幅によっては足をかけられるため、子どもが登って転落する危険性があります。
さらに横格子が足場になりフェンスを乗り越えられるため、セキュリティは不利です。
ほんとの目隠し最強フェンス「横ルーバー」
縦か横の格子で目隠しフェンスを検討する際に注意したいのは、どちらの格子タイプも完全な目隠しにはならないということです。
格子の隙間から中が見えるかもしれないので、プライバシーを重視する場合は正直言って微妙です。
ここでは、目隠しフェンスを選ぶ際に気をつけたいポイントを6つご紹介します。
設置の目的と理由を明確にする
目隠しフェンスを選ぶ前に、設置目的を明確にすることが大切です!
上の写真を見ていただくとわかるように、格子タイプは真正面からだと隙間から中が丸見えです。
真正面からの目線がない立地であれば、格子タイプでも十分な効果が得られます。
しかし、道路に面している場合は、より目隠し効果の高いルーバータイプのフェンスの方が安心です。
「どの場所を、どの視線から、どの程度隠したいか」を明確にするのがポイント!
目隠し以外にも、安全確保や防犯などの目的によって最適なフェンスは変わります。
目隠し効果で選ぶなら最強は「横ルーバー」のフェンス
完全に視線を遮り、通風性があるルーバーフェンスは、目隠しでフェンスをつける方にとって最強の選択肢です!
縦格子や横格子のフェンスよりも安価で、目隠し効果が高いんです。
ルーバーフェンスにも縦と横タイプがありますが、横ルーバーのほうが約20%安いこともあります。
設置場所の採光・通風を考慮する
フェンスを設置する際は、採光や通風への影響も忘れずに!
フェンスが高すぎると、お庭に影ができて暗い雰囲気になります。
しかし、縦格子や横格子のフェンスなら、通風性と採光性を両立できます!
格子の隙間から風や光が通るため、庭の快適性を損なわずにプライバシーを確保できるのがポイント。
さらに、目隠しをつつも採光・通風を両立させたい場合は、ポリカーボネートパネルを使ったルーバーフェンスがおすすめです。
しかし、風が強い高台や沿岸部では、破損しないように柱を増やすなどの対策が必要になります。
お住まいの地域の気候に合わせて選んでください。
必要以上に高くしない
フェンスの高さを決める際は、目的に合った必要最小限の高さを選んでください。
フェンスを高くするほど、しっかりした基礎が必要になり、コストと圧迫感が増します。
特に、目的がないのであれば120cmで十分なケースもあります。
フェンスの高さは、道路との高低差も考慮して調整できるとカンペキ!
実際に現場で高さを測り、確認するのがおすすめですよ。
ご夫婦で役割分担をして、家の中から見た視界と、外から見た視界をシミュレーションすると、必要な高さがわかります。
フェンス高さの詳しい決め方については、こちらの記事で解説しています。
状況に応じて設置方法を決める
目隠しフェンスの設置方法には、ブロック上設置と土間設置の2種類があります。
パッとイメージが浮かぶのは、ブロックの上にフェンスが付いているパターンですよね。
しかし上の施工例みたいに、ブロック塀がなくてもフェンスを独立基礎で取り付けできるんです。
どちらの方法が最適かは、現場の状況(ブロック塀の有無、地盤の状態など)によって変わります。
家の外観に馴染むデザインを選ぶ
フェンスは住宅の外観の一部となるため、外壁の色とバランスを取らないと後悔します。
たとえば、上の施工例のように、バルコニーとフェンスのデザイン・色を合わせると統一感が出ます。
さらに、他のエクステリアとの組み合わせも大切です。
門扉やカーポート、ウッドデッキなどとそろえると、全体のバランスが取れます。
外観のバランスを優先して、フェンス以外で目隠しする方法を考えてもいいかも。
植栽や塀・パーゴラなど、フェンス以外の目隠しについて、こちらで詳しく解説しています。
»庭の目隠しに有効なアイデア9選!【まだフェンスだけと思っているの?】
おすすめの縦格子フェンス3選【プロが厳選】
どのフェンスにすれば良いか迷っているあなたに、プロ目線でおすすめの縦格子フェンスを3つ紹介します。
三協アルミ「エルファードフェンス」
三協アルミさんの「エルファードフェンス」は、支柱と格子の区別がほとんどなく、継ぎ目のない美しいデザインが特徴です。
どこが支柱でどこが格子なのか区別がつかないほど統一感があります。
斜めからだと中が見えにくく、目隠し効果にも優れています。
特にひし形格子になっている5型は、特定の方向からの目隠し効果が抜群です!
高さも1.4~3mと幅広く対応しています。
エルファードフェンスについて詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
»知らなきゃ絶対損!「エルファードフェンス」は、プロも愛するハイセンス&高性能な逸品
LIXIL「フェンスAA」
LIXILさんの「フェンスAA」で、木目調の商品は表面に曲線加工がされていて、質感が高いです。
他にも鉄の質感をイメージした金属調のデザインも選べて、コーディネートの幅が広いのも魅力!
住宅の外観や他のエクステリア要素と合わせやすく、統一感のある仕上がりになります。
素材感と機能性を両立させた、バランスの良いフェンスです。
三協アルミ「レジリアフェンス」
三協アルミさんの「レジリアフェンス」は、LIXILさんやYKK APさんの同仕様製品と比べても、比較的安価でありながら強度面で優れています。
実際にフェンスを取り寄せて強度を実験してみたので、気になる方は確認してみてください。
»目隠しフェンスは三協アルミが最強!実験で分かった他社を圧倒する理由とは
目隠しフェンスに関するQ&A
目隠しフェンス選びの際に、多くの方から寄せられる質問にお答えします。
Q.縦格子と横格子はどちらがおすすめ?
断然、縦格子がおすすめです!
価格が変わらないし、防犯性・汚れにくさ・目隠し効果は縦格子が優れています。
縦格子は足場になりにくく、不審者の侵入を防ぎやすいですよ。
ただし、設置目的によってベストな選択は変わります。
防犯・安全性なら縦格子、お庭に広がりを感じさせたいなら横格子など、何を重視するかで選ぶべきフェンスは異なります。
Q. DIYでもフェンスを設置できる?
独立基礎でフェンスを立てる場合は、比較的DIYしやすいです。
ただし、ブロック塀から作る場合は施工が難しく、DIYには向きません。
隣地との境界にフェンスを設置する場合も要注意。
境界線の問題は後々トラブルになりやすいので、正確な測量と設置ができる外構業者さんに依頼することを強くおすすめします!
DIYか外構業者に依頼するかの判断基準について、こちらで解説しています。
»目隠しフェンスはホームセンターで買って安くDIYか、プロの外構業者に依頼かどっち?【判断基準あり】
Q. 縦格子フェンスはどれくらいの隙間が正しいですか?
縦格子フェンスの隙間で一番美しいバランスは、格子と隙間が同じ幅の場合です。
たとえば3cm角の格子で、隙間も3cmだとバランスが取れて見栄えがいいんです。
目隠し効果を高めたい場合は、隙間は5~10mm以内に抑えるのがおすすめ。
隙間が広すぎると、目隠しできなくなるのは当たり前ですよね。
夜間、お部屋が明るく外が暗いと、内側が透けて見える(内照透過)現象が起こります。
この写真、横格子のわずか10mmの隙間でもリビングが透けていますよね…!
目隠し効果とデザイン性、どちらを優先するかでベストな隙間は変わります。
Q.台風や強風に強い目隠しフェンスの選び方は?
台風や強風が心配なら、強度が高い四国化成さんのクレディフェンスがおすすめです。
風対策としては、目の詰まっていないルーバータイプの通風目隠しを選ぶと、風の抵抗を減らせるので倒れにくくなります。
柱の本数を増やすのもポイントですね。標準的な2m間隔(耐風速36m/s)から、1m間隔(耐風速42m/s)に変更すれば、強度が約2割アップしますよ。
ただし、柱を増やすと価格も2割ほど上がります。
クレディフェンスが風に強い理由について、こちらで詳しく解説しています。
»風に強いフェンスは、クレディフェンス!その最強な理由をプロが解説!【目隠しフェンス×台風対策】
Q.縦格子フェンスのメンテナンス方法は?
縦格子フェンスは格子にゴミや汚れが溜まりにくく、普段のメンテナンスは不要です。
格子に雨跡が残ることがありますが、軽く拭き掃除する程度で十分キレイを保てます。
ただ、台風や大雪の後には、ガタつきやネジの緩みがないか確認が必要なのは、他のフェンスと同じです。
デザインも機能も妥協しない!縦格子のフェンスで快適な暮らしを
目隠しフェンスを選ぶ際は、縦格子フェンスが最もバランスの良い選択肢です。
防犯性や清掃性に優れ、スタイリッシュなデザインで住宅の外観を引き立てます。
しかし、完全な目隠しを求める場合は、横ルーバーフェンスがおすすめです。
設置目的や住宅の外観との調和、メンテナンス性など、さまざまな角度から検討したうえでフェンスを選んでください。
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